週刊ヤングマガジンで連載されている漫画『LILI-MEN(リリーメン)』。世界観が面白い!と話題沸騰中ですが、一部の読者からは「あの漫画と似てない…?」という声が多く挙がり、パクり疑惑が浮上しています。そこで今回は、似ている漫画とその内容について調査し、パクりと言われる理由を詳しく解説していきます。果たして『LILI-MEN(リリーメン)』は本当にパクりなのか?!真相を追求していきましょう!
目次
LILI-MEN(リリーメン)とは
『LILI-MEN(リリーメン)』は比較的新しい漫画のため、知らない方もいるでしょう。そんな方のために、まずは概要や簡単なあらすじなど、『LILI-MEN(リリーメン)』の基本情報からご紹介します。
LILI-MENの作品情報
『LILI-MEN』は2022年9月から週刊少年マガジンで連載されている、渡嘉敷拓馬氏による漫画作品です。2024年3月現在、単行本コミックは1~6巻まで発売されており、次巻となる7巻の発売日はまだ未定です。
作者の渡嘉敷拓馬氏はハリウッドでCGアーティストとして活躍していた異色の経歴の持ち主。そんな作者が描いた独特の世界観が面白いと話題になり、瞬く間に注目される人気漫画となりました。
LILI-MENのあらすじ
ストーリーは人類と人類を苗床に繁殖する「殖魔(サキュバス)」と呼ばれる種族の、緊張と争いに満ち溢れた世界が舞台。サキュバスを根絶しようする人類VS生き残るために戦うサキュバス、相容れない2つの種族が長年闘争を続けていた。
生まれた時から療養施設で暮らしている主人公の青年・ニト。「検査に合格したら外の世界に行ける」と聞かされていたニトは、いつか外の世界で自由に生きることを夢みて訓練と検査の日々を送っていた。
ある日ニトは仲間の4人が繭のようにくるまれているところを目撃し、施設の恐ろしい実態を知ることに…。ニトが育った施設は、サキュバスを繁殖させることを目的とした人間の飼育場だったのだ。秘密を知ったニトは施設管理者によって、身体をズタズタに引き裂かれ瀕死状態に陥ってしまう。
しかし繭になっていた仲間を糧にし、強靭な肉体と力をもったサキュバスとして復活。施設に潜入していた公安殖魔対策局(マルサ)のヒイロに助けられ、身柄を確保される。
ヒイロから協力を頼まれたニトは、人間とサキュバスが共存し平和に暮らすための使命を背負うことになる。そんな中、人類とサキュバスの戦いを終結できる「王」と呼ばれる存在が誕生する。王に選ばれた勝者は果たして…!?今、戦いを終わらせる「最後の全面戦争」が幕を開ける!!
LILI-MENの面白さをネタバレ
リリーメン29話今週のヤンマガに載ってます!
ようやくお披露目の終局!
血戦術が序・破・急・終の並びで構成されているのは当時見ていた映画の影響ですね2巻発売中! https://t.co/iAnflH9Zn7 pic.twitter.com/XkxXZzuZL1
— 渡嘉敷拓馬 週刊ヤングマガジンで「LILI-MEN」連載中。 (@TakumaTokashiki) May 8, 2023
『LILI-MEN』の面白さは、人類を苗床に繁殖する「殖魔(サキュバス)」という斬新なキャラ設定に加え、人類VSサキュバスの壮絶なアクションシーンでしょう。
サキュバスの血を利用する血戦術はハラハラドキドキし、バトル漫画好きはたまらない魅力があります。登場キャラクターたちはとてつもない戦闘力を持ち、攻撃術は多種多様。圧巻で迫力満点の戦闘シーンは見応えたっぷりで、とにかくカッコイイです。
作者がハリウッドでCGアーティストとして活躍した経験が、『LILI-MEN』の圧倒的なビジュアルシーンに活かされています。また、『LILI-MEN』の魅力はアクションシーンだけではありません。人類VSサキュバスの戦いを軸に、愛・友情・裏切り・そして希望と絶望が交錯する複雑な人間模様も大きな見どころです。
LILI-MEN(リリーメン)とチェンソーマンの似てるところ
ここからは、早速『LILI-MEN(リリーメン)』のパクり疑惑について検証していきます。LILI-MENに似ていると指摘されている作品のひとつが、あの人気漫画『チェンソーマン』です。一体どのような部分がパクりと言われてしまっているのか、2作品の類似点をチェックしてみましょう。
チェンソーマンの概要
『チェンソーマン』は藤本タツキ氏による漫画作品で、第1部が2019年1号から2021年2号まで「週刊少年ジャンプ」で連載され、第2部が2022年7月より「少年ジャンプ+」で連載中です。単行本コミックスは16巻まで発売、TVアニメ化もされた大人気作品で、劇場版の制作も決定しています。
物語の主人公は亡くなった父親の借金を背負わされ、極貧生活をしている少年・デンジ。デンジが住む世界では、「悪魔」と呼ばれる存在が日常の中に普通に存在しています。
デンジは父が残した巨額な借金を返済するために、チェーンソーの悪魔のポチタと共にデビルハンターとして働いていますが、ある日残虐な悪魔に狙われてしまい.…。といったストーリー展開です。
チェンソーマンのパクり点①生活感
チェンソーマン本誌、マキマさんは普通の生活をすることがポチタの契約と言ってるけど実際はデンジの夢を見せることが契約だよね。
だから今までは普通の生活をすることが夢だったけどマキマさんを殺すことが夢になる展開はきそう。じゃあ夢バトルしようぜ!夢バトル!! pic.twitter.com/EDHbjQtoCE— となりのしば (@serimei0) August 30, 2020
チェンソーマンの主人公・ デンジは「普通に生きて普通に死ぬ」という、平凡な生活を追い求めています。一方、LILI-MENの主人公・ニトもまた、「外の世界で自由に生きること」を夢見て奮闘しています。2人は「普通の生活を送ること」が戦う原動力となっており、目標が同じなのです。
また、チェンソーマンに登場する悪魔とLILI-MENに登場するサキュバスの特殊なキャラ設定も類似しており、2作とも化け物と戦う日々が描かれています。
チェンソーマンのパクり点②主人公
LILI−MEN(リリーメン) 今日買った漫画じゃないけど紹介。チェンソーマン、東京喰種、約束のネバーランドが混ざったようだと評されることもある本作。
果たしてそうだろうか?
上記ヒット作の影響下にあるのは否定しないが非常にうまく『アレンジ』して独自の世界観を築いてる。#今日買った漫画 pic.twitter.com/SG3U8PNhWn
— チャキオ (@chakio_fight) April 19, 2023
LILI-MENがチェンソーマンのパクりと言われる理由は、主人公のキャラ設定がよく似ていることでしょう。チェンソーマンの主人公・ デンジは悪魔との戦いに敗れ、無残に殺されてしまいます。しかし相棒のポチタから心臓をもらい復活。チェンソーの悪魔に変身する特異能力を身につけます。
LILI-MENの主人公・ニトも、施設の実態を知ったことで襲われ瀕死の重傷を負いますか、繭になっていた仲間を糧にすることで復活を果たします。そして強靭な肉体と力をもったサキュバスになりました。
普通の暮らしを求めること、死の淵から復活して人ならざる者へ変貌するストーリー展開、この主人公2人の共通点がパクりと思わせる要素です。
LILI-MEN(リリーメン)と東京喰種の似てるところ
もう1作品、パクり疑惑の元となる作品が『東京喰種(トーキョーグール)』です。こちらも、『LILI-MEN』との類似点・共通点を比較してみましょう。
東京喰種の概要
『東京喰種(トーキョーグール)』は石田スイ氏による漫画作品で、作者のデビュー作として2011年41号から2014年42号まで『週刊ヤングジャンプ』にて連載された後、新編となる『東京喰種(トーキョーグール):re』が同誌2014年46号から2018年31号まで連載されました。
単行本コミックは『東京喰種(トーキョーグール)』が全14巻、『東京喰種(トーキョーグール):re』が全16巻発売されており、全世界発行部数は累計4400万超えを記録。アニメ・ゲーム・舞台・実写映画化もされ、2018年7月の連載終了後も熱狂的な人気を誇っています。
物語の舞台は、人間社会に紛れ込み、人を喰らう正体不明の怪人喰種(グール)が蔓延する東京。喰種の臓器を移植されたことで、人肉を欲する怪人として生きることを宿命付けられた大学生の青年・カネキの苦悩と戦いを描いた作品です。
東京喰種のパクり点①混ざり合い
【TVアニメ第2期追加情報公開①】タイトルは「東京喰種トーキョーグール√A」!新ビジュアルも併せて公開いたしました!http://t.co/TtWGZdXpIp pic.twitter.com/bdkPSauKiz
— 【BD&DVD好評リリース中!】アニメ「東京喰種:re」公式 (@tkg_anime) November 30, 2014
LILI-MENと東京喰種の主人公は、「混ざり合い」という設定が共通しています。両主人公とも人間離れした能力を偶然手に入れ、混ざり者になりました。
半分人間ではなくなった主人公が、この先どう生きていくのか…。そんなストーリー展開がよく似ていると指摘されています。また、LILI-MENの人間と殖魔の共存を目的としたテーマは、東京喰種の人間と喰種の関係性に酷似しています。
東京喰種のパクり点②戦闘シーン
3/6リリーメンの2巻出るのかぁ🤗✨
最初、これは東京喰種ですか⁉️って思いながら読んでたけど、毎週読む毎にドンドン引き込まれてしまってる😆✨
今日発売のヤンマガも超良かったぁ‼️
ヒイロが美しくカッコイイ🥰 pic.twitter.com/ixUs58DN3G— ヒコレット (@Hikoleto) February 26, 2023
LILI-MENでは、戦う際に血・骨・筋肉・脂など、体の一部を覚醒して能力を発揮します。この戦闘シーンや主人公の戦闘能力が、東京喰種を連想させるといった声が多く挙がっているようです。混ざり合いや化け物との共存、そして戦闘シーンや戦闘能力、これらの共通点がパクり疑惑の要因と考えられます。
LILI-MEN(リリーメン)のアニメは?
チェンソーマンや東京喰種など、これまで多くの人気漫画がアニメ化されています。では、『LILI-MEN(リリーメン)』はアニメ化されているのか、またその予定があるのでしょうか?
アニメ化はある?
現在『LILI-MEN(リリーメン)』はアニメ化されていません。今後についても調査してみましたが、残念ながら今のところ公式発表はありませんでした。
しかし、『LILI-MEN(リリーメン)』は若者を中心にファンを多く獲得しており、今間違いなく注目されている作品です。今後アニメ化される可能性は十分にあり得るでしょう。
アニメ化を期待する声
リリーメンもうちょいしたらアニメ化するやろこれ
— しーぜる (@4_zr2) October 23, 2023
ネットやSNSでは、 『LILI-MEN(リリーメン)』のアニメ化を確信する声、また期待する声が多く見受けられました。『LILI-MEN(リリーメン)』は「週刊ヤングマガジン」の大人気作品であり、話題の漫画です。アニメ化されることを願って、まずは原作を楽しみましょう。
LILI-MEN(リリーメン)はパクりと言われてしまう
『LILI-MEN(リリーメン)』のパクり疑惑を調査したところ、確かにチェンソーマンや東京喰種と共通点が多い作品でした。しかし独自性もしっかり表現されており、作者が描く世界観、戦闘シーンは読者を引き付けるものがあります。
パクりと指摘されている反面、「めちゃくちゃ面白い!」「次巻が待ちどおしい!」など高い評価が大半を占めているのも事実。これから物語が進むにつれてチェンソーマンや東京喰種と違ったオリジナリティが確立されていくでしょう。今後のストーリー展開に注目です!