能力バトル漫画は、登場キャラクター達がさまざまな能力を使ってバトルを繰り広げていく漫画です。能力バトル漫画には超能力系や魔法系、超人系などのジャンルがあり、高い人気を誇っています。今回は名作を含め、面白いおすすめの能力バトル漫画をジャンル別にご紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください。
目次
能力バトル漫画とは
【コミック】
裸多めの不死な男と不運な少女!
異能なふたりの異色バディコミック「アンデッドアンラック」
練られた設定と激しい能力バトル、少女漫画にも負けないキュンが同居するこの面白さはクセになる!!
当店おすすめです!#アンデッドアンラック #アンディカッコイイ pic.twitter.com/TB7vuAqtwP— 文教堂横須賀MORE’S店 (@bunkyodomores) July 14, 2021
能力バトル漫画とは、キャラクター達がそれぞれ持つ能力を駆使して戦う漫画のことです。キャラクターごとの個性ある能力や、相手の能力を探ったり相性を考慮したりして戦略を練っていくバトルが見どころとなっており、高い人気を獲得しています。
異能力を持つ者達のバトル
能力バトル漫画は、人並外れた特別な力である異能力を持った者達がバトルを繰り広げていくのが特徴です。努力して得たり筋力や物理・科学に基づく能力というよりも、生まれつきや何らかのきっかけで特殊能力に目覚めたり、誰かから託されるといったケースが多くなっています。
超能力や魔法など身体能力とはほぼ無関係な能力が多く、鍛えられた身体ではなかったり見た目は強くなさそうだったりしても実は強かったりします。また個性的なキャラクター達の異能力に強い憧れを抱いたり妄想したりする読者も多い、人気ジャンルです。
【超能力系】人気おすすめ能力バトル漫画
ではここからは、面白いおすすめの能力バトル漫画を見ていきましょう。まずは、常人にはない力を持つ超能力系の人気漫画をご紹介していきます。
おすすめ能力バトル漫画①絶対可憐チルドレン
椎名高志さん原作の漫画で、「週刊少年サンデー」にて連載され2021年33号で完結しています。単行本は63巻までで、累計発行部数は600万部を突破し2008年4月にはアニメ化もされました。
「絶対可憐チルドレン」はテレポートやサイコメトリー、予知や予言などの超能力を持つエスパー達が増え、軍事・外交・経済などで活躍し国際競争の鍵を握っている世界が舞台です。
薫、葵、志穂は日本国内で3人しか確認されていない最高ランクのエスパーですが、3人とも10歳の少女です。彼女たちは現場主任で20歳の天才科学者・皆本とともに特務エスパーチーム「ザ・チルドレン」として、さまざまな難事件を解決していきます。
主人公の少女たちの可愛らしさや他の魅力的なキャラクター達、監督役の青年が3人の少女に振り回されるコメディ要素に加え、ストーリー展開やバトルも面白いと人気の作品です。
おすすめ能力バトル漫画②刻刻
2008年の「増刊モーニング2」第10号から不定期連載された、堀尾省太さんによる超能力系バトル漫画です。単行本は全8巻で「ゲゲゲの鬼太郎」で知られる水木しげるさんが高得点を付け、小説家・伊坂幸太郎さんからも高評価を得ています。
失業中の28歳・佑河樹里の家では、父と兄、じいさんの3代のダメ男がヒマを持て余していましたが、ある日突然、甥の真が兄の翼とともに誘拐されてしまいます。身代金の支払い期限に間に合わないとなった時、じいさんが佑河家に代々伝わる「止界術」を使って世界を止めました。
世界で動けるのは佑河家だけのはずでしたが、甥たちを救出するため向かった先で自分たちの他に動く人間の襲撃に遭い、時の静止した世界・止界への出入りが可能となる石を巡る戦いが繰り広げられていきます。
おすすめ能力バトル漫画③ファイアパンチ
藤本タツキさんの初連載作品「ファイアパンチ」はWEBコミック「少年ジャンプ+」にて2016年20号から連載され、単行本は全8巻で完結しています。
「氷の女王」によって雪と飢餓と狂気に覆われた世界で、アグニとルナの兄妹が暮らす村も飢えに苦しみ、村人たちは人肉を食べることを選びました。
アグニは怪我をしても再生する特殊能力を持っており、皆でアグニの肉を食べていたのですが、村が焼かれ妹も殺されてしまいます。アグニは復讐するため、消えない炎に焼かれた身体で戦うダークヒーロー・ファイアパンチとなるのでした。
グロテスクな表現や超展開が特徴で、復讐劇ながらもところどころにあるコメディ要素も魅力です。「ファイアパンチ」の制作現場には、遠藤達哉さんや賀来ゆうじさんなどもアシスタントとして入っていました。
おすすめ能力バトル漫画④新世界より
2012年6月号から2014年7月号まで「別冊少年マガジン」で連載された漫画で、貴志祐介さんの小説「新世界より」を及川徹がコミカライズした作品です。1000年後の日本では、子供たちが神の力「呪力」の鍛錬に励み、大人たちはそれを優しく見守っています。
それは完璧な人類の理想郷に思えましたが、実はこの世界には隠された秘密があり、渡辺早季たちは自分の済む町の外を冒険することでその秘密に気づいてしまうのでした。平和で美しく見える世界に衝撃の秘密が隠された、SF漫画の最高傑作ともいえる注目作です。
おすすめ能力バトル漫画⑤ダーウィンズゲーム
FLIPFLOPsさん原作の異能力サバイバル漫画「ダーウィンズゲーム」は、2013年1月号から「別冊少年チャンピオン」にて連載されています。
友達から招待されアプリ「ダーウィンズゲーム」を起動すると、他のプレイヤーと殺し合うゲームに強制的に巻き込まれるというストーリーです。このゲームではシギルという異能力を与えられ、その能力を使って他のプレイヤーとチームを組み協力しながらクリアを目指します。
殺されたりポイントがなくなったりするとゲームオーバーという、命がけのソーシャルゲームをどう攻略していくかが注目です。画力の高さやストーリーのテンポの良さが高く評価されており、飽きずに読めると人気の漫画です。
【魔法系】人気おすすめ能力バトル漫画
魔法系の能力バトル漫画は、現実世界とかけ離れたファンタジーな世界観が魅力です。ここからは面白いと人気の魔法系おすすめ能力バトル漫画をご紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください。
おすすめ能力バトル漫画①転生したら剣でした
もともとは棚架ユウさんによるライトノベルで、2016年の第4回ネット小説大賞を受賞しています。2016年12月からは「デンシバーズ」で漫画版の連載がスタートし、現在は「comicブースト」にて連載中です。
ある男が車にはねられて死亡しますが、気が付くと異世界に剣として転生していました。主人公の男は剣とし生きていくことを決意し、魔物を狩っていきます。
ある時、彼の前に名無しの奴隷・黒猫族の少女が現れて剣の所有者となり、何も持たない1人の少女と1本の剣は異世界で活躍していくことになるのでした。
おすすめ能力バトル漫画②七つの大罪
2012年から2020年まで「週刊少年マガジン」で連載された鈴木央さんによるダークファンタジーです。累計発行部数3700万部を突破した人気作で、テレビアニメ化もされました。
かつて王国の転覆をはかったといわれる伝説の逆賊「七つの大罪」を、今なお王国の聖騎士たちは執拗に追い続けていますが、その「七つの大罪」を探す1人の少女が現れた時、運命が動き出します。
高い画力と個性的なキャラクターに加え、ファンタジー要素の強い中世の世界観や派手なバトルが魅力のストレートな正統派能力バトル漫画です。
おすすめ能力バトル漫画③骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中
「小説家になろう」で2014年10月から2018年7月まで連載されたライトノベルで、原作は秤猿鬼さん、イラストはKeGさんです。
漫画版は2017年2月からWEBコミックサイト「コミックガルド」にて連載されています。男が目覚めると、寝る直前までプレイしていたMMORPGのキャラ・骸骨騎士として異世界にいました。
骸骨騎士は正体がバレてしまうとモンスターとみなされ討伐される可能性があるため、自分の姿を隠しながら人間に戻る方法を探しますが、その道中でチート能力を駆使し、悪を倒していくのでした。
おすすめ能力バトル漫画④幼女戦記
小説投稿サイト「arcadia」にて連載されている、カルロ・ゼンによるweb小説の漫画版です。漫画版は2016年6月号の「コンプエース」で連載され、作画は「コードギアス双貌のオズ」で知られる東條チカさんが担当しています。
2017年にはBOOK☆WALKER大賞を受賞し、シリーズ累計発行部数は650万部を突破しました。「幼女」というタイトルとは裏腹に本格的な戦争もので、超合理主義のエリートサラリーマンが幼女として転生するところから物語が始まります。
幼女でありながら異世界の軍隊で、エリート軍人として魔法を駆使しながら戦乱の世を生き抜いていく姿を描いた作品です。
おすすめ能力バトル漫画⑤極黒のブリュンヒルデ
岡本倫さんによるサイエンス・ファンタジーで「週刊ヤングジャンプ」にて2012年9号から2016年18号まで連載されました。カテゴリとしてはサイエンス・ファンタジーですが、ダーク要素を取り入れたSF漫画でもあります。
コミックスの累計発行部数は170万部を超え、2014年にはTOKYO MXほかにてテレビアニメも放送されました。子供の頃に事故死した幼馴染が忘れられない高校生・村上良太のクラスに、幼馴染とそっくりの美少女・黒羽寧子が転校してきます。
寧子が実は魔法使いであることを知った良太は、共に研究所から命を狙われることになるのでした。魔法を使ったバトルが見どころですが、ハーレム展開やギャグ・下ネタ、少しグロい表現もあります。
【超人系】人気おすすめ能力バトル漫画
#呪術廻戦 じゅじゅずかん
十劃呪法(術式)
【相手の長さを10で線分し、7:3の分割点を弱点と化す】 pic.twitter.com/K72thkuXLH— 呪術廻戦【公式】 (@jujutsu_PR) October 11, 2023
次は、超人系のおすすめ能力バトル漫画を見ていきましょう。超人系は、人並外れた能力を持つキャラクターの活躍がポイントです。大ヒットした人気作品も多いので、ぜひチェックしてみてください。
おすすめ能力バトル漫画①呪術廻戦
2018年より「週刊少年ジャンプ」にて連載されている、芥見下々さんによるダークファンタジー・バトル漫画です。2020年に放送されたアニメがヒットして注目され、アツい展開や読み応えのあるストーリーが魅力となっています。
類稀な身体能力を持つ主人公の高校生・虎杖悠仁は、あるきっかけで特級呪物を体に取り込み、人間の負の感情から生まれた存在「呪い」を宿すことになりました。
呪いの王「両面宿儺」を身体に宿したことで危険人物とされながらも、祖父の遺言でもある「弱いものを守れ」という言葉を胸に「呪術高等専門学校」に転入し、呪術師として呪いと戦っていきます。
主人公たちの友情や成長に加え、魅力的なキャラクターが多かったり、人間や呪いのえげつない部分を描いたりしているのも見どころでしょう。
おすすめ能力バトル漫画②チェンソーマン
2019年から「週刊少年ジャンプ」で連載されたダークバイオレンス・バトル漫画で、原作は藤本タツキさんです。第一部は完結しており、第二部は「ジャンプ+」にて連載されています。
連載スタート時から高い画力やストーリー展開が話題となり、迫力ある激しいバトルシーンも魅力で「このマンガがすごい2020大賞」を受賞しました。
極貧の少年・デンジは悪魔のポチタとともにデビルハンターとして借金取りにこき使われていましたが、ある日悪魔にハメられて殺されてしまいます。しかし死なずにチェンソーの悪魔を身に宿したデンジは、公安のデビルハンターとして悪魔を狩っていくのでした。
残虐な描写や予想を裏切る展開、狂気に満ちたセリフの合間には日常の描写もあり、SNSでも注目を浴びたおすすめ作品です。
おすすめ能力バトル漫画③ワンパンマン
ONEさん原作・村田雄介さん作画の能力バトル漫画で、2012年6月から「となりのヤングジャンプ」にて連載されています。どんな敵も1発(ワンパン)で倒してしまうヒーロー・サイタマが活躍する、チート主人公漫画です。
サイタマ以外にも個性的なキャラクターが多く登場し、圧倒的画力で描かれる迫力満点のバトルや強めのギャグ要素、爽快で頭を使わず楽しめる面白さが魅力でしょう。2015年にはテレビアニメ化もされています。
おすすめ能力バトル漫画④出会って5秒でバトル
「裏サンデー」「マンガワン」で連載されている「出会って5秒でバトル」は、はらわたさいぞうさんが原作、みやこかしわさんが作画を担当しています。白柳啓はゲームと金平糖が好きな普通の高校生でしたが、ある日突然謎の組織に拉致され、殺し合いのバトルに巻き込まれてしまいます。
そこでは一人一人に特殊能力が与えられ、その能力を使ったデスゲームを強いられていました。啓は自分に与えられた能力を駆使してゲームをクリアしていき、謎の組織を潰すことを決意します。頭脳戦を中心としたバトルが面白く、読み応えのあるバトル漫画となっています。
おすすめ能力バトル漫画⑤僕のヒーローアカデミア
堀越耕平さんによる「僕のヒーローアカデミア」は2014年32号から「週刊少年ジャンプ」で連載されており、2016年4月にはアニメ化もされました。
個性という力を持つ者たちがヒーローとして活躍する世界で、個性を持たない少年・緑谷出久が伝説のナンバー1ヒーロー・オールマイトと出会い運命が大きく変わっていきます。
出久はオールマイトの弟子となり、ヒーローを養成する高校に入学するためトレーニングをすることになります。個性を悪用する敵(ヴィラン)と、それを取り締まるヒーローたちの熱いバトルが繰り広げられる王道ヒーロー漫画で、アメコミのような画風と学園要素も魅力です。
【名作】人気おすすめ能力バトル漫画
ドラゴンボール超漫画で見始めたけどやっぱアツいな pic.twitter.com/hpG4wGlV8f
— 紅葉 (@kureha180sx) October 11, 2023
次は、名作と言われるおすすめの能力バトル漫画を見ていきましょう。連載終了後も今なお高い人気を誇る名作漫画や長年連載されている大人気漫画をご紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください。
おすすめ能力バトル漫画①DRAGON BALL
1984年51号から1985年25号まで連載された鳥山明さんによるバトル漫画で、単行本の累計発行部数は全世界累計で2億6000万部を記録しています。アニメも世界的に高い人気を誇り、映画やゲームなども製作されています。
山奥で暮らす怪力で元気な少年・孫悟空は、ある日7つ揃うとどんな願いも叶うというドラゴンボールを探している少女・ブルマに出会いました。
孫悟空も冒険に旅立つことになり、あらゆる敵やライバルたちと戦いながら成長していく姿を描いています。少年バトル漫画の金字塔と言われる作品であり、魅力的なキャラクターも多く世代を超えて愛されている名作です。
おすすめ能力バトル漫画②北斗の拳
「北斗の拳」は1983年から1988年まで「週刊少年ジャンプ」で連載された漫画で、作者は武論尊さん、原哲夫さんです。パチンコ「CR北斗の拳」でも有名な名作漫画であり、名セリフ「お前はもう死んでいる」や作り込まれたストーリーや設定が魅力でしょう。
核戦争で文明と秩序が失われ暴力がはびこる世界で、伝説の暗殺拳「北斗神拳」の使い手・ケンシロウが悪党たちと戦い成敗していくバトル漫画です。抜群の読み応えに加え、キャラクターたちの濃い画風、敵キャラたちのやられ方も北斗の拳の楽しみの一つです。
おすすめ能力バトル漫画③NARUTO
岸本斉史さんによる「NARUTO」は長年「週刊少年ジャンプ」の看板漫画として連載され、世界的にも大ヒットした名作です。
落ちこぼれ忍者・うずまきナルトは伝説の勇者・火影の名を受け継ぐことを目指していますが、自分に火影を殺した九尾の妖狐が封印されていることを知ります。忍者たちが忍術や仙術を駆使して戦う、迫力のバトルシーンは目が離せません。
おすすめ能力バトル漫画④ONE PIECE
尾田栄一郎さんによる言わずと知れた人気海賊バトル漫画で、全世界で3億部以上を売り上げている名作です。1997年から「週刊少年ジャンプ」で連載され看板漫画となっており、冒険やバトルはもちろん感動シーンも高く評価されています。
海賊たちが「ひとつなぎの大秘宝」を求め戦う中、ゴムゴムの実を食べたルフィは海賊王を目指し仲間を探しながら冒険に出ます。単なるバトルではなく緻密に構成された伏線が大人も魅了し「悪魔の実」を食べた者たちがそれぞれの能力を使って戦うバトルも見どころです。
おすすめ能力バトル漫画⑤BLEACH
2001年から2016年まで「週刊少年ジャンプ」で連載された能力バトル漫画で、原作は久保帯人さんです。霊が見える少年・黒崎一護はある日虚(ホロウ)に襲われたところを死神の少女に救われ、それをきっかけに自身も死神となり悪霊と戦うことになります。
死神たちが「斬魄刀」という武器を使い、その能力を使って繰り広げる圧巻のバトルシーンが見どころです。個性的で魅力的なキャラクターが多く、斬魄刀の能力発動シーンがかっこいいという声も多く挙がっています。
人気作品がいっぱい!能力バトル漫画を楽しもう
今回は、人気のおすすめ能力バトル漫画をジャンル別にご紹介しました。能力バトル漫画は超能力系や魔法系、超人系などがあり、名作も多くあります。ぜひ今回の記事を参考に、気になった能力バトル漫画を楽しんでみてはいかがでしょうか。