呪術廻戦における天元様という存在は、呪術師たちが活動する呪術界においても極めて重要な役割を担っています。作中序盤辺りから名前は出ていましたが、原作の物語が進むにつれてその存在が具体性をもって浮き彫りになってきました。今回は天元様の正体や役割、星漿体とのかかわりなどを解説します。
【呪術廻戦】天元様の正体は?
天元様も待っていた!?
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— ジョーカルビ😺 (@bellmaron0408) August 2, 2021
呪術廻戦の世界では様々な呪樹脂たちが活動をしています。呪術界という世界そのものの根幹を担っている重要な存在とされていますが、まずはどんな存在なのかを解説していきましょう。
薨星宮本殿に隠遁する呪術師
https://twitter.com/nozomi_aica_jjt/status/1376213731479150601?s=20
主人公である虎杖たちが在籍している都立呪術高等専門学校東京校、その地下最深部に存在している「薨星宮(こうせいぐう)」本殿に存在している呪術師です。
後に解説する通り外見は通常の人間から大きく逸脱していますが、それでも虎杖や五条などと同じ呪術師である事は変わりない様です。
日本という呪術国家では、国内の主要な箇所に張り巡らされている結界によって平安という古来の時代から長く国を守護し続けてきました。
その結界を張り巡らし維持することを担っているのが天元様であり、存在そのものが日本における呪術界の根幹をなしているというのは、この日本国内のあらゆる結界の行使、強化などを担っています。
天元様の人格
天元様に対して「六眼が封印されたから接触できる」ってどういうことや
天元様にとって六眼は何かしら悪影響が有るのか、五条悟自体に何かあるのか
それか、六眼持ちの人間に見られたくない何かを隠しているのか…
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後述する不死化の術式によって、太古の昔から悠久の時を死ぬことなく生き続けている日本呪術界の生き字引とも言える存在です。
普通の人間では計り知れない年月を生き永らえ続けてきた長寿の術者としての尊厳ある穏やかな性格をしていますが、威厳や厳格さも感じられる言動をしています。
見た目は普通の人間とはかけ離れている一方で、会話をしに来た相手に関しては誠実かつ丁寧に会話を行ってくれます。
悠久の時を生きあらゆる事象を把握する超然とした立場の人物としては意外なことながら、言葉遊びをしたり遠回しな言い方をしたりといった事はせず、質問などに対し丁寧な説明や解説をしてくれます。
虎杖が外見に関して無遠慮な感想を言った事に関しても笑顔で茶目っ気のある言い返しをしたり、自らが自在にコントロールできる結界内でバーを作って自分がバーテンダーに変身するなど、意外にもノリの良さを伺わせます。
天元様の年齢・顔
https://twitter.com/OGAMI_NABARI/status/1381290480298651648?s=20
特筆すべきはその外見で、円柱の形をした頭部に2対4つの目、幅の広い口を持っているというおよそ普通の人間とは言えない外見をしています。
耳や髪などといった器官は存在しておらず、元の人間から進化した事によって変容しているようです。虎杖に対しても「500年老いれば君もこうなる」と言っており、星漿体との同化が失敗した12年前はもう少し人間に近い容姿だった模様です。
年齢に関しては詳細は明らかになっていないものの、生きていたことが確認される中で最も古い時代は奈良時代であるとされます。この時代、天元様が当時の術師たちに対し呪術師としての道徳基盤を解いていたと明かされています。
現実の西暦では奈良時代は西暦710年から794年ですから、少なくとも1,200年以上もの時を生きているのは明らかです。
【呪術廻戦】天元様の能力・術式
笑顔が素敵
このコマだけで天元様好きになってしまった…#呪術本誌 pic.twitter.com/mFcJWSlyuS— かがり (@blacktuna_K) April 12, 2021
一応は虎杖や乙骨、五条などといったように現代を生きる者たちと同じ呪術師という立場ではあるものの、先に解説した通り外見は大きく異なります。その理由が、天元様の有する術式にあります。
不死化術式
天元様の話が難しすぎて、こうなったwww
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まず有しているのが、不死化の術式です。天元様が1,200年以上もの長き時を生きている理由であり、文字通り使用する術者が不死となる術式です。
これによって、少なくとも寿命によって死亡するようなことはなくなっています。ただ、切り刻まれるなど生命を脅かすような状態になっても元通りになるような不死なのかまでは、現段階ではまだ明らかになっていません。
また「不死」であって「不老」ではないので一定以上、500年の年月が経過すると肉体が術式効果によって自動的に進化という形での老いを始めてしまいます。
人間よりも高次の存在へと進化していくようで、これが行われると天元様自身の意思も失われ「天元様が天元様でなくなる」ようです。
もしも実際に進化が行われた場合、呪術界の結界運用などもままならなくなるばかりか、呪霊に近い存在へ換わるので最悪人類にとっての敵になる可能性すらあります。
最高の結界術の使い手
天元様が自我を保てているのは結界術(ATフィールド)のお陰
羂索の目的は天元と人類全体の同化、同化した人間はそこにいてそこにいない新しい存在となる(人類補完計画)
gg先生エヴァを卒業するために真人VS与幸吉戦を描いたと仰ってた矢先に一般教養としてエヴァぶち込んでくるの面白#呪術本誌#wj19 pic.twitter.com/4PsujachrM— 隠居仙人@呪術本誌 (@sennindesuzo) April 11, 2021
天元様が呪術界にとって欠かすことのできない存在とされているのが、結界術です。日本国内にある呪術的結界を常時発動させている張本人であり、維持と強化も可能な他の追随を許さない圧倒的な結界術を発揮します。
夏油曰く、天元様がいないと呪術的な防護セキュリティシステムや任務の消化すらままならないとまで言われていて、例えば危険な呪具を集めた「薨星宮・忌庫」のセキュリティも担っています。
薨星宮・忌庫はシャッフルが常時行われる1,000以上の扉の中から、1つだけが正解として忌庫へとつながるようになっています。これをはじめとして、天元様の結界は「守り」というよりも「隠す」方面に特化しています。
【呪術廻戦】天内理子は天元様の星漿体
本日金曜日とあちゃんりんくるおります!
後半合流です!
呪術廻戦2期始まるの楽しみすぎるので本日の衣装は天内理子ちゃん風で行きます( * ॑꒳ ॑*)
お姫様抱っこシーン早くみたい‼️
アーティスト開放デーラストなので優理とB’zも沢山聞きたい👂
ぜひお待ちしてます! pic.twitter.com/30EQQMqSMm— とあ@りんくる静岡 (@toa_shizuoka) March 31, 2023
天元様を語る上で欠かすことができないのが、星漿体の存在です。不死化の術式の影響によって500年ごとに適合する肉体である星漿体との同化を果たす必要がある中、作中で初めて星漿体として名前が出たのが、天内理子です。
天内理子とは
願わくば、いつでも一緒にいたい。 #天内理子 #呪術廻戦 #呪術二期 #イラスト#呪術廻戦イラスト #呪術廻戦好きな人と繋がりたい #呪術廻戦絵描きさんと繋がりたい pic.twitter.com/a7uGae8Wkw
— 伊本 (@ibn_ibun) April 4, 2023
現代最強の呪術師、五条悟と最悪の呪詛師、夏油傑がまだ高専時代に、星漿体として同化をする予定だった少女です。
本人は星漿体であること以外は呪術的な素養なども何も持たない、ごく一般的な少女でした。五条などと接する時には、一人称に妾を使い初対面の五条相手でも尊大に振舞うようなお嬢様的な接し方をします。
天元は500年に一度星漿体と同化
天内理子
#呪術廻戦 #illustrationartists #illustration #絵描きさんとつながりたい #絵師さんとつながりたい pic.twitter.com/BsyWRQpMt5— hina (@boochieed) April 3, 2023
すでに何度も触れている通り、天元様は不死化の術式によって死ぬことはないものの、老いは発生しそれが進化という形で自動的に表れますあ。500年に一度これが行われ、進化し続ければ人間を離れた存在になってしまいます。
こうなると結界の維持などもままならなくなり、最終的には人間の敵になってしまう可能性も示唆されているために、500年に一度の星漿体との同化によって老化カウントを初期化しなければなりませんでした。
その500年に一度の同化を行う星漿体が天内理子であり、彼女を護衛し無事に同化を成功させる任務を担っていたのが当時高専生であった五条、そして夏油のコンビでした。
実は星漿体と五条家の六眼とは因果によってつながっており、同化を行う際には必ずこの両者が揃うようになっています。すなわち、天内と六眼を持つ五条は因果によって行動を共にするようになっていたのです。
天内理子の切ない最期
伏黒甚爾どこ切り取っても悪い顔で最高! pic.twitter.com/MZZJHzRXmW
— よふ (@0042_2400) March 25, 2023
元々天内は星漿体として同化することに何1つ疑いを持っていなかったものの、一度同化をしてしまえば高専最下層で結界の基となって二度と大切な誰かと会う事も出来なくなると知ります。
普段は気丈に振舞っている中、内心では同化を行うことによって友達や世話係にして唯一の家族である黒井とも会えなくなるのを心残りにしており、最終的には天元様との同化を拒否する意向を固めました。
しかし、突如として襲撃してきた伏黒甚爾の手によって銃殺されてしまい、結局同化を果たすことも普通の人間として生きていくことも不可能となってしまいました。
【呪術廻戦】現在の天元様はどうなった?
頼む…お兄ちゃん死なないでくれ…
天元とかどうでも良いから…#呪術本誌 pic.twitter.com/Fqdv3ZxLuo— 燐 (@fps_lucy) October 30, 2022
伏黒甚爾によって同化が失敗してしまったのは、後に暗躍する偽夏油を皮肉にも補助するような形になってしまいました。同かが失敗した以上、天元様は進化を果たしてしまうしかなくなります。
高次元の存在へと既に進化
この天元が傾いてるのなんか好き#呪術本誌 #wj20 pic.twitter.com/ODIP13xfyt
— suke_硝 (@suke_iri) April 18, 2021
伏黒甚爾の手により星漿体との同化が失敗した事で、天元様は望まない進化を果たします。これによってより高次元な肉体の進化を許してしまい、人間というよりも呪霊に近い状態となります。
進化した天元を偽夏油傑が狙う
天元様この期に及んで何隠し事してるの?羂索は知ってて、九十九達が知らされてないことを更に分かってる。まさか死滅回游の終わらせ方とか言わないよね?
#呪術本誌 pic.twitter.com/MSjCZdCA5k
— すぱいしーまみ@コナンおおい済 (@puccinilove) December 4, 2022
この高次への存在へと進化するのを心待ちにしていたのが、偽夏油です。元々同化をさせずに妨害しようとしていましたが、星漿体と六眼の因果によって過去に何度も失敗しており、それが果たせずにいました。
しかし、伏黒甚爾は天与の暴君と言われる完全な呪力から脱した存在であるために、その因果の外に存在し妨害に成功、皮肉にも偽夏油の目的を後押しする結果となりました。
そして進化した天元様は呪霊に近い存在となったわけですが、こうなると元々の夏油の術式である呪霊操術の対象となってしまい、実際に偽夏油が狙う流れになっています。
【呪術廻戦】今後天元様がどうなるか目が離せない
羂索が言った「まるで…」とは天元が宿儺に似ているという意味だよね…?
2人とも人ではない"何か"である訳だけれど、この2人の関係性…兄弟…とか思ってもいいのか?
#呪術本誌 pic.twitter.com/ufETSlG7R2— 🏹͙ (@satoru_tx) December 25, 2022
呪術界の根幹をなしている存在であるだけに、偽夏油の手に落ちてしまえば今後呪術界がどうなってしまうかは予想ができない展開になっています。続きが気になる方は是非とも本誌を読んでみてください。