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【キングダム】新旧・六大将軍メンバー一覧|新六大将軍6人目の候補は?

人気漫画「キングダム」で中華統一を目指す秦国には、昭王の時代に六代将軍が存在しました。そして現在の秦王・嬴政は六代将軍を復活させると宣言し、再び結成された六代将軍は秦の中華統一を目指す戦いで大いに活躍していきます。今回はそんな新旧・六代将軍のメンバーをご紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください。

【キングダム】とは

今回ご紹介していく六代将軍は、人気漫画「キングダム」で秦国に仕えています。まずは「キングダム」がどのような作品なのか、概要やあらすじをチェックしておきましょう。

キングダムの作品概要

「キングダム」は原泰久さん原作の漫画作品で、古代中国の春秋戦国時代末期を舞台に中華統一を目指す秦の始皇帝・政と、天下の大将軍を目指す信の活躍を描いています。

2006年9月号の「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載がスタートし、2023年9月現在までに単行本69巻を刊行、累計発行部数は9900万部を突破している大人気漫画です。

キングダムの簡単なあらすじ

紀元前3世紀の春秋戦国時代末期、戦争孤児の信と漂は下僕として働きながら、天下の大将軍を目指して日々修練を積んでいました。

そんなある日、漂が秦国の大臣に見込まれて王宮に仕えることになります。しかしその1ヶ月後、瀕死の重傷を負って戻ってきた漂は信に地図と大将軍になる夢を託し命を落としてしまいます。

実は漂は自分と瓜二つだった秦王の影武者となっており、信が地図に記された場所へ行くとそこには秦王・嬴政がいました。そして政は中華統一を、信は天下の大将軍を目指し戦いの幕が上がるのでした。

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【キングダム】六大将軍とは

六大将軍とは昭王の時代、秦で誕生した6人の大将軍です。一人一人が圧倒的強さを誇り、王の命令なしに戦争を行う自由を与えられていました。

これは王の命令を待つよりも前線で戦う将軍の方が的確に判断できるという狙いからで、国内最強の大将軍が中華全土でその力を発揮し、他国に秦の軍事力を見せつけたと言われています。

昭王の死後、亡くなった六大将軍たちの後を継ぐ者が現れませんでしたが、嬴政が復活させ「新六大将軍」を結成することを宣言しました。

六大将軍は史実でも存在している?

「キングダム」は史実をもとに描かれた漫画ですが、史実には六大将軍の名称の記録がなく、自由に戦争ができる特権があったという事実もありませんでした。しかし、六大将軍に名を連ねた大将軍たちは史実で実在した人物です。

そのうち白起は長平の戦いで40万人を生き埋めにし、合わせて100万人を斬首したとも言われています。作中で王騎の恋人であった摎は女性であったという記録はなく、六大将軍を裏で操っていたと言われる胡傷には戦略や戦術に優れているといった活躍がほとんど残っていません。

【キングダム】旧六大将軍のメンバー一覧!強さなど紹介

昭王時代に結成された旧六大将軍は、それぞれが非常に強く国内最強の6人でした。ここでは旧六大将軍のメンバーがどのような人物だったのか、強さなどをご紹介していきます。

旧六大将軍①王騎(おうき)

旧六大将軍最後の生き残りであり、唯一作中で生きている姿が描かれています。「秦の怪鳥」の異名を持ち、さまざまな戦場で猛威を振るいました。独特な笑い方が特徴ですが凛とした性格で、大きな矛を武器とした豪快な戦い方や圧倒的戦闘力、戦闘中の冷静さの持ち主です。

戦友や昭王の死によって戦う意欲を失い一線を退きましたが、その後復帰して秦軍総大将となり主人公・信の師匠ともなりました。

しかし馬陽の戦いにて敵本陣を追い詰め龐煖との一騎打ちとなった際、趙の軍師・李牧の策により不意打ちされ、最後は龐煖から致命傷を受けてしまいます。部下が死力を尽くしその場から離脱することに成功するものの、信に矛を託して息を引き取りました。

旧六大将軍②摎(きょう)

唯一の女性将軍で、剣術の天才です。昭王の実の娘ながら母親の身分が低かったため暗殺される危険があり、王騎に引き取られ召使として働いていました。王騎の近くで活躍を見ていたため自らも武芸の達人となり、王騎と多くの戦場をともにし最年少で六大将軍となります。

王騎と「将軍となりお城を100個とることができたら妻にしてほしい」という約束をしていましたが、強い人間を求め彷徨う龐煖に夜襲をかけられ、応戦するも敗れ殺されてしまいました。

旧六代将軍③白起(はくき)

六大将軍の筆頭であり「真の怪物」「戦いにくい」と恐れられる人物です。目はせり出して血走っているのが特徴で、残虐性が高く史上最も人を殺した者とも言われています。

総大将を務めた長平の戦いでは勝利をおさめましたが、投降した趙兵40万人を兵糧に余裕がないことと反乱を起こしたことを理由に生き埋めにしました。これは趙国が秦を憎む原因となり、幼少期に趙の人質となっていた政は虐げられることになりました。

圧倒的強さを誇りましたが、強さゆえに周囲から手柄を阻止されたり距離を置かれることとなり、最後は戦場から遠ざかり自害に追い込まれました。

旧六代将軍④王齕(おうこつ)

王齕は怪力豪将とも呼ばれた圧倒的強さを誇る将軍で、大斧を振り回して戦っていました。顔には、立派なヒゲと大きな傷があります。

楚の汗明によれば、王齕は独断で楚に侵攻して汗明と一騎打ちになり敗れて逃げたということですが、真偽のほどは不明です。王齕はすでに亡くなっており、死因は明らかになっていません。

旧六代将軍⑤胡傷(こしょう)

六大将軍の中で唯一の軍師出身で、詳細なプロフィールや武器について分かっていない謎の多い将軍です。六大将軍は王の命令を待たずに自由に戦争ができる特権がありましたが、実際は軍略に優れ国内随一の知将と言われていた胡傷が戦略を練り指示を出していたとされています。

作中では死因について描かれていませんが、史実では「紀元前269年に趙の閼与(あつよ)を攻めるが、趙奢(ちょうしゃ)の奇策にはまり大敗した」とあります。

生前は昌平君の師匠でもあり、のちに六大将軍となる王翦(おうせん)を「六大将軍クラスの力がある」と高く評価していました。

旧六代将軍⑥司馬錯(しばさく)

六大将軍の中では最年長で、司馬靳の祖父であり司馬遷の八世の祖でもある人物ですが、作中では具体的なエピソードがなく素性や功績、強さなどは不明です。史実では、将軍として恵文王・武王・昭王の3人に仕えたとあります。

紀元前316年に蜀で内乱が起き韓が秦に侵攻してきた際には、当時の王であった恵文王に対応を相談され、蜀を攻めるべきだという司馬錯の意見が尊重され、大将に任命されて最終的に蜀を攻め滅ぼすことに成功しています。

【キングダム】六大将軍の復活

秦王・嬴政は嫪毐(ろうあい)の反乱軍に勝利し、内政問題が落ち着いて国内統一を果たしました。平和が訪れた咸陽にて、城の塔の上で信と2人で話す政は「あと15年で六国全てを滅ぼし、中華を統一する」と口にします。

そして、かつて昭王の時代に存在した六大将軍の復活を決意するのでした。嬴政は原作62巻で「年明け早々六大将軍を復活する」と宣言し、任命の儀では5名の将軍が任命されました。

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【キングダム】新六大将軍のメンバー一覧!強さなど紹介

最強の将軍で結成されていた旧六大将軍は、昭王が亡くなった後に継ぐものが現れず解体されることとなりましたが、現在の秦王・政によって復活することとなりました。ここでは再び結成されることになった新六大将軍のメンバーをご紹介していきます。

新六大将軍①蒙武(もうぶ)

蒙恬、蒙毅の父であり、呂不韋四柱の1人です。自身が中華最強である事を証明するために六大将軍の復活を政に頼んだ人物で、力業で攻める猪突猛進型の戦い方をします。

軍師・昌平君からは「力で戦略を破る唯一の男」だと称され、王騎からは「これからの秦国の顔となる存在」であると賞賛を受けました。合従軍編では楚将・汗明との一騎打ちで勝利し、傷がまだ癒えていない状態で斉に侵攻しました。

新六大将軍②騰(とう)

王騎軍の副官として常に王騎の側にいた人物で、冷静沈着な性格とポーカーフェイスが特徴です。一方で王騎亡き後に彼の笑い方を真似てみたり、臨武君の戦いで勝利した際に死んでもいない録嗚未の名を挙げたりとお茶目な部分もあります。

趙軍との戦いで大将代理・趙荘を討ち取るほどの実力の持ち主であり、王騎からも「私に見劣りしない」強さや判断力があるとされ、王騎亡き後は王騎軍を任されていました。合従軍編では蒙武と共に楚軍・斉軍と戦い、剣を高速回転させ敵を次々となぎ倒し勝利に貢献しました。

新六大将軍③王翦(おうせん)

王賁の父であり、大将軍・蒙驁の副官を務めていた人物で、武力のみならず知力にも優れています。自らが王になるという野心を持っており、国内では危険人物とみなされ、昭王の時代から活躍していましたが高い地位を与えられませんでした。

常に仮面を付けていて目つきは鋭く、周囲からは「何を考えているのか分からない」「化け物」とも呼ばれています。作中では優れた知力を活かした重厚な戦術で活躍を見せ、国を危機から救い李牧を出し抜いた実績もあります。

新六大将軍④桓騎(かんき)

王翦と同じく蒙驁将軍の副官を務めた武将で、もともとは南方の野盗団の首領だったという変わった経歴の持ち主です。残忍な性格ながら非常に優れた軍才を持っており、かつて秦の討伐軍に対し無敗を誇り化け物と称されています。

常識では考え付かないような奇策や奇襲を得意とし、野盗時代に邑を攻め落とした際、村人全員の首を一人で切り落としたことから「首斬り桓騎」と呼ばれるようになりました。

対合従軍戦では敵軍の中に紛れ込んで総大将を討ち取るなど数多くの功績を残しましたが、肥下の戦いにて趙の李牧に奇襲を仕掛けるも、あと一歩のところで討たれています。

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新六大将軍⑤楊端和(ようたんわ)

山の民の女王で「山界の死王」と称されるほどの実力の持ち主です。政と強固な盟を結び成蟜の反乱鎮圧・王都奪還に協力したり、合従軍編で最後の拠点となった蕞(さい)に援軍として駆け付けたりと、何度も政と秦国の危機を救ってきました。

この功績が認められて大将軍の爵位が与えられ、秦国の六大将軍の一人として正式に軍を率いて中華統一を目指し共に戦うことになります。

【キングダム】新六大将軍の6人目の候補は?

任命の儀で新六大将軍として名前を呼ばれたのは5名で、6人目は空席となっています。これは任命した5名に匹敵する6人目がいなかったためで、かつての六大将軍が絶妙なバランスだったため5人に減らしたり7人に増やしたりはしないということでした。

また桓騎将軍も戦死してしまったため、2人分の席が空いていることになります。では、空席となっている新六大将軍の席に座るのはどの人物なのでしょうか。ここでは候補として考えられる人物をご紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください。

6人目の候補①信(しん)

候補の一人目は、天下の大将軍を目指している主人公・信です。趙軍侵攻編では王騎から「飛信隊」の名を授かり、彼の最期に立ち会い矛を受け継ぎました。そして格上の相手も倒していくなど活躍を続け、自らの隊を持つほどに成長しています。

合従軍編では師匠である王騎の仇・龐煖を撃退、鄴攻略編では壮絶な戦いののちついに討ち取りました。三大天を討ち取った功績に加え、前線で活躍を続ける信は新六大将軍の一人となる可能性が高いのではないでしょうか。

6人目の候補②王賁(おうほん)

信のライバル的存在として描かれている若手で、完全武装をした騎馬隊「玉鳳隊」を率いています。持ち前の才能と努力による達人級の槍術を武器に、変則的軌道を描く突き技「龍指」という必殺技も持っています。

はじめは三百将でしたが著雍編で四千人将に、著雍の戦いで戦果を挙げ独立遊軍の五千人隊となりました。魏火龍・紫伯と戦い重傷を負うものの、最後には紫伯を討ち取り信と共に五千人将に昇進します。王騎とは同族で本家筋になるため、生まれの立場という意味でも可能性の高い候補として名前が上がっています。

6人目の候補③羌瘣(きょうかい)

飛信隊の副将を務める羌族の女武将で、羌族に伝わる巫舞という剣技は圧倒的な強さを誇ります。かつて蚩尤を決める「祭」で姉同然に慕っていた羌象を殺された過去があり、復讐のために生きることを決心しています。

剣術に加え知略にも優れ、作中では羌瘣の活躍で危機を脱したり戦況が好転したりするシーンが多く描かれています。尭雲は彼女について「六将を思い起こさせた」と語っており、論功行賞で三千人将に昇進するなど功績も認められているため、可能性は十分にあるのではないでしょうか。

6人目の候補④羌礼(きょうれい)

羌瘣と同じ民族出身の少女で「祭」で姉のような存在だった羌職を殺し、蚩尤となりました。闇落ちした羌礼は羌瘣を暗殺するために邯鄲の戦いの際に飛信隊に入隊して信たちの前に現れ、羌瘣と決闘します。

決闘では羌瘣と対等に渡り合っていたため、かなりの強さを持っていると言えるでしょう。決闘したことで羌職の遺言を思い出した羌礼は正気を取り戻し、その後は飛信隊メンバーとして活躍しています。

6人目の候補⑤蒙恬(もうてん)

祖父は大将軍・蒙驁、父は新六大将軍の蒙武で、蒙毅の兄です。すでに千人将格だったものの、蒙驁の指示で経験を積むために特殊三百人隊「楽華隊」を率いていました。

対魏攻略戦の途中で千人将不足を補うため臨時に千人隊となり、攻略戦終結後に千人将に昇進、合従軍戦終結後には論功行賞によって二千人将に昇進しています。

知略に優れた武将で昌平君からは「才能の底が見えない」と言われ、作中でも敵の作戦を察知して先回りするなど活躍を見せました。馬南慈と傅抵の攻撃から王翦を守るという功績も残し、将軍にまで昇格しています。

【キングダム】六大将軍の活躍と6人目は誰なのか今後も注目

今回は「キングダム」に登場する六大将軍について解説しました。秦国の昭王時代に誕生した六大将軍は、国王の死後後を継ぐものが現れず解体されましたが、政によって新六大将軍の復活が果たされました。

現時点で任命されているのは5名で、6人目は空席となっています。今後、復活した六大将軍がどのような活躍をしていくのか、そして6人目に任命されるのは誰なのかに注目です。

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