東京リベンジャーズ屈指の人気キャラクターマイキー(佐野万次郎)について、この記事ではそのプロフィールから性格、人気の秘密などをまとめます。ネタバレを多分に含んで紹介するので、未読の方はネタバレにお気をつけください。漫画の振り返りにご活用いただくもよし、予習として先に目を通しておくもよし、お好きにご活用ください。
目次
【東京リベンジャーズ】マイキー(佐野万次郎)とは
漫画【東京リベンジャーズ】の登場キャラクターマイキー(佐野万次郎)とは、どんな人物なのでしょうか。この記事で紹介するマイキー(佐野万次郎)について、まずは基本的なプロフィールをまとめます。彼についてあまりよく知らないという方も、ファンだという方も、まずはこちらからご覧ください。
マイキーのプロフィール
祝7000フォロワー!
マイキー「やっと俺の出番か!」
タケミチ「待って!マイキー君!
気がはやい!!」マイキー「最近本編でも出番がねーぞ!」
(和) pic.twitter.com/t4q7HkUOVD
— 東京卍リベンジャーズ【公式】 (@toman_official) January 28, 2019
マイキーは1990年8月20日生まれの15歳という設定です。なお、過去においては中3で、現代においては27歳です。身長は162cm、体重は56kg、血液型はB型です。東京卍會、関東卍會、梵天というチームに所属しており、イメージカラーは赤です。
オムライス(旗付き)、どら焼き、たい焼きが好物で、辛いものが苦手です。特技は関節を外せることです。尊敬している人は自分で、夢は不良の時代を作ることです。
彼の武勇伝ならぬ失敗談は、酔拳ならぬ睡拳を使えるということです。お気に入りの場所はタオルのはじっこだという彼の担当声優は林勇です。マイキーの人となりを知るために、ある日の日常をご紹介します。
朝はドラケンに起こされて給食を目当てで学校へ行きます。授業中は充電、つまりずっと寝ていて、職員室で佐野取扱書が出回るほどの問題児扱いをされています。なお、昼休みもずっと充電という名の就寝で時間がすぎています。その後、ドラケンと一緒に、東卍の集会へいき、夜通しバイクを乗り回します。
かっこいいマイキーは人気No.1
東京卍リベンジャーズには不良をはじめとして様々なキャラクターが登場しますが、その中でも人気ナンバーワンと呼び声高いのがマイキーです。たびたびコラボカフェやグッズイベントなどが展開されているジャンルですが、マイキーのレートがとても高いことで知られているほどです。
【東京リベンジャーズ】かっこいいマイキーの魅力
東京リベンジャーズの中でも特にかっこいいと人気のマイキーですが、ファンの方にとってはどのあたりが魅力に感じられるのでしょうか。ここからは、人気漫画東京リベンジャーズの中でもさらに一番人気を誇っているマイキーの魅力に迫ります。
魅力①圧倒的な存在感
マイキーの魅力として第一に挙げられるのは、そのカリスマ性です。小学生の頃から年上の不良たち相手に喧嘩を繰り返してきたマイキーですが、その経験値があるだけに、圧倒的な強さを誇ります。さらに強い存在感を誇っており、人を惹きつけることがよくわかるキャラクターです。
また、言葉や行動によって、周りのものを魅了するのもマイキーの特徴です。つまり、カリスマ性があって誰もがついていきたくなるような、高いプライドを持った人物だということです。味方に慕われるのはもちろんのこと、結果的に敵も引き寄せてしまうほど、その魅力は高いのです。
魅力②屈指の美少年
マイキーのわかりやすい魅力として、彼が屈指の美少年であるということも挙げられます。通称「無敵のマイキー」とあだ名される彼ですが、その特徴は強いキックです。この蹴りの威力は他の追随を許さないほどに強く、マイキーの右に出るものはいません。
キヨマサや愛美愛主(メビウス)の長内(おさない)など、とにかく強いことで知られる不良たちも蹴り一撃で仕留めてしまい、場の空気が変わったこともありました。マイキーの強さに惚れているドラケンですが、そのきっかけも、もともと界隈を仕切っていた鮫山の顔をひと蹴りで陥没させたことでした。
コミックス6~8巻にあたる「血のハロウィン」というエピソードでは、敵が太ももにしがみついているのに、その状態でまとめて蹴り倒してしまいます。さらに、コミックス11~12巻の「聖夜決戦」では、柴大寿(しばたいじゅ)と呼ばれる別格のバケモノと噂される男を飛び蹴りで瞬殺しました。
周囲はこのようなマイキーの強さを目の当たりにするたびに、思わず息をハッと飲んでしまうのです。また、マイキーが優れているのは威力だけではありません。そのスピードも持ち味なのです。
『キャラクターブック 天上天下』内での「東卍なんでもBEST3イラスト」コーナーにおいて、「足の速いのは?」というランキングがありましたが、こちらでもマイキーが圧勝しています。
小柄なマイキーですが、そのことを弱点にするのではなく、強みに変えているのです。マイキーは昔から空手も得意で、場地がマイキーの祖父に「アイツはろくに練習しねぇのになんであんなにスゲェの?」と質問した時、「天才だから」と返されています。
マイキーは努力を重ねた秀才タイプではなく、元々センスのある天才だから、カリスマ性が備わっているのだと言えるでしょう。この強さをみた不良たちは、続々と憧れのマイキーの元へ集ってきて、一大勢力を形成します。
作者の和久井健先生は『キャラクターブック 天上天下』のインタビューにて、「ふと『大勢の不良達が総長に向かって一斉に頭を下げるシーンって面白そうだな』と思いついて、いきなりネームに新キャラクターとしてマイキーとドラケンを登場させてみたんです」とコメントしています。
東卍の集会でたくさんの屈強な男たちが、小さなマイキーに頭を下げている絵面は、確かにかなりのインパクトがあります。それにしても、漫画のメインキャラクターであるマイキーとドラケンが後付けのキャラとして創造されたというのは、なんとも驚くべき話です。
また、この小さなマイキーは、『東京リベンジャーズ』でも屈指の美少年として描かれています。和久井先生自身、「マイキーはハンサムに描くと自分で決めていて、毎回、線の一本一本まで気を使って書いています」と話しています。
小さい背丈でスリムな身体、肩まで伸ばした長い髪に整った目鼻立ち、さらにどこか儚げな雰囲気は、中性的な魅力に溢れていて、味方によっては少女のようにも見えるほどです。
第6の世界線(コミックス14巻の未来)における、首に龍の入れ墨をほった黒髪姿はその美しさからファンの間でちょっとした騒ぎになったほどです。
物語のヒロインのヒナはタケミチを守ろうとしますが、一方のマイキーはタケミチに無言で助けを求めるという構図になっています。ここから読みとくに、マイキーは東京リベンジャーズにおいて準ヒロイン的存在であるともいうことができるでしょう。
魅力③仲間思いで優しい性格
マイキーは、とにかく仲間想いの優しい性格の持ち主です。そもそも、東卍を結成した理由も、一虎を救うためでした。パーちんが愛美愛主の長内をナイフで刺してしまった際も、ドラケンと大揉めになってまで、少年院に入らずに済むよう助けようと尽力していました。
ところどころ、常識はずれでやり方に問題がないとは言い切れませんが、そんなところもかっこいいと話題です。さらに、マイキーは女子に対しても態度がイケメンだと言われています。
ある時、マイキーはタケミチと遊ぼうと急に学校へやってきました。その時、ヒナは勘違いしてしまい、マイキーにビンタを食らわせてしまうのです。しかしマイキーは「女に手ぇ出すわけないじゃん」と笑うのみでした。
マイキーの桁外れの強さは、人を守るために使うものなのです。一方、マイキーには無邪気で子供っぽい部分もあります。たい焼きに話しかけることがあったり、温泉で潜って遊んでみたりと、まるで少年のようです。
また、朝が弱いので、ドラケンとエマに支度をお願いしっぱなしです。しかし基本的に気丈な態度のマイキーは、強気に思われます。しかしエマ曰く「今でも使い古したタオルケットを握りしめていないと寝れない弱い男の子」であるとのことです。
実は繊細な部分があるマイキーのギャップにやられるファンの方が多いのではないでしょうか。さらに、マイキーは兄弟愛にも溢れており、真一郎の死を心から悲しみました。エマの誕生日は一緒にお祝いしますし、血の繋がりがないイザナのことも救おうとします。
関東事変の後、タケミチのタイムリープに最悪の未来を知ったマイキーは、東卍を解散させました。“みんなを守る”という約束通り、彼は自分を犠牲にしてみんなの未来を守ったのです。
魅力④信念を最後まで貫く
不良グループである東京卍會は、作中でも喧嘩ばかりです。マイキーも例に漏れず喧嘩に明け暮れる日々を過ごしています。しかし、「愛美愛主(メビウス)」や「天竺(てんじく)」とは違い、マイキーはなんの理由もなくやたらに喧嘩を仕掛けたり、相手の家族に手を出したりしません。
マイキーにはマイキーなりの「不良道」があって、信念に基づいて行動しているのです。武器を手に奇襲を仕掛けてくる相手にも、同じような卑怯な真似はしません。「自分に恥じない喧嘩をする」のが彼のモットーなのです。
【東京リベンジャーズ】かっこいいマイキーの強さ
頼りになってかっこいいマイキーですが、ケンカの実力はどのくらいの強さを誇っているのでしょうか。ここからは、強いと話題のマイキーが、具体的にはどのくらい強いのかについてまとめます。
強さ①キヨマサを瞬殺
漫画1巻の第4話で「喧嘩賭博」をしていたキヨマサこと清水将貴を瞬殺したシーンは、マイキーの強さが際立っています。マイキーの前蹴りが相手の顎にヒットして、一発で失神させたのです。さらに、その後も再起できないほどボコボコにしてしまいます。
強さ②長内を一発KO
東京卍會参番隊隊長であるパーちんこと林田春樹の親友が「愛美愛主」のメンバーに暴行された挙句、彼女をリンチされるという事件が起きました。
これに対し、パーちんは愛美愛主の総長である長内に挑むのですが、彼はボクシングに通じていて、ボコボコにされてしまいます。マイキーは、そんな強い長内を、回し蹴りで一発KOしてしまいました。
強さ③柴大寿を沈める
聖夜決戦にて、黒龍総長の柴大寿相手にタケミチ、千冬、三ツ谷、八戒が戦いましたが、四人がかりでも歯が立ちませんでした。タケミチに言わせると、柴大寿はまさに「別格」の強さを誇っているのです。
しかし、大きな柴大寿に対し、小柄なマイキーはひと蹴りで仕留めてしまいます。なお最初に柴大寿の強烈なパンチをお見舞いされていますが、これは「自分への戒め」として、マイキーはわざと避けなかったそうです。
強さ④黒川イザナより強い
横浜に拠点を置く「天竺」の総長黒川イザナは、エマの実の兄にあたり、マイキーの腹違いの兄とされていました。そんな事情から、イザナはマイキーに一方的に恨み憎しみを募らせていたのです。
そんな二人が戦うことになったのですが、マイキーはイザナをやっつけてしまいます。流石に瞬殺することはできませんでしたが、少しずつ自分のペースに持ち込んでの勝利でした。
強さ⑤暴走族チームを一人で殲滅
なんとマイキーは、暴走族チームを一人で殲滅しています。漫画24巻の第207話で、暴走族チーム数十人を相手にたった一人で撲滅してしまったのです東京卍會解散も、マイキーは異次元の強さを誇っていたのです。
【東京リベンジャーズ】かっこいいマイキーの過去と現代
喧嘩が強くてかっこいいだけではない魅力あふれるキャラクター、マイキーですが、そんな彼には過去と現代ふたつの顔があります。ここからは、マイキーが闇堕ちした理由もあわせてご紹介します。
マイキーの過去
マイキーが中学一年生の時、東京卍會が結成されました。中一で暴走族の総長となったマイキーは、その後もチームの規模を大きくしていきます。タケミチとは8・3抗争前に出会い、兄の真一郎に似ていると気に入ります。
8・3抗争では愛美愛主の半間と戦うも、決着はつきませんでした。東京卍會が東京最強の暴走族になったことで解散を決意しますが、マイキーは関東卍會を結成します。2007年、六波羅単代、ブラフマンと並び立つ三天の一つとなっています。
マイキーの現代
1回目タイムリープ後の現代、タケミチは過去で恋人・橘日向とその弟の直人に再会し、直人に日向と直人が死亡すると話して現代に戻ります。現代に帰ると、死亡したはずの直人は生きていて刑事になっていました。
2回目のタイムリープ後の現代では、タケミチはマイキーに気に入られ、友達になります。現代に戻ると、ドラケンが東京卍會の内部抗争で死亡していると判明しました。
親友の千堂敦は東京卍會の幹部になっていて、「稀咲鉄太の命令でタケミチを線路に突き落としたこと」「ドラケンの死をきっかけにマイキーが変わったこと」を告げ、自殺してしまったのです。
3回目のタイムリープでは、東京卍會は愛美愛主と抗争しようとしていました。現代に戻り、愛美愛主の元総長で現代では建設作業員となっている長内にあって、東京卍會と愛美愛主の抗争は何者かに仕組まれたものだと判明します。
その後、9回目のタイムリープ後、マイキーとドラケンがタケミチが未来を変えるためにタイムリープをしていると知りました。そしてマイキーは東京卍會を解散します。その後現代に戻ることができたタケミチでしたが、パーちんの結婚披露宴にはマイキーだけがいませんでした。
マイキーが闇落ちした理由
マイキーが闇落ちした理由を知るため、過去に戻ったタケミチはナオトに握手を求めますが、タイムリープできなくなってしまいます。みんなを守るため『東卍』を解散させたマイキーがどうして『梵天』の頭になって闇堕ちしているのか、これではわかりません。
タケミチは12年前にマイキーと約束した日にタイムカプセルを開けます。そこに入っていたビデオテープには、もともと自分には黒い衝動があるというマイキーの告白がありました。それを止めていたのは真一郎、エマ、場地だったのです。
彼らを失ったマイキーは自分が怖くてならなくなり、いつかみんなを不幸にすると思ったため、自分の黒い衝動から周囲を守るため、仲間の前から消えたのです。
【東京リベンジャーズ】かっこいいマイキーの名言
マイキーにはたくさんの名言があります。ここからは、マイキーが口にした名言の中でも特に人気の高いものをご紹介します。かっこいいマイキーの名言を知れば、より彼の人となりが見えてくることでしょう。
名言①オレが不良の時代を創ってやる
強い覚悟を感じる「オレが不良の時代を創ってやる」という名言です。自身が道を切り開くというのは相当大きな覚悟であり、上を目指す野心に燃えていたことがわかります。
名言②オレが後ろにいるかぎり誰も負けねぇんだよ
自身の誇りの高さを証明するような「オレが後ろにいるかぎり誰も負けねぇんだよ」という言葉です。自分に相当の自信がないと出てこない言葉ですが、マイキーが口にするとしっくりきます。
名言③オレは場地(ダチ)とは戦えねぇ
マイキーなりの強い信念を持って不良道を進んでいることがわかる、「オレは場地(ダチ)とは戦えねぇ」という名言です。どんな状況であっても、自分の信念を曲げることはできないという彼の考えが伝わります。
名言④本当に大切なことは喧嘩に負けないことじゃねぇ
目先のことに囚われていないことがわかる「本当に大切なことは喧嘩に負けないことじゃねぇ」という言葉です。喧嘩に勝つためだけに不良をしているのではない、人を守るための力を十分に自覚したマイキーだからこその言葉です。
名言⑤本日をもって東京卍會は解散する
「本日をもって東京卍會は解散する」という名言には潔さが感じられます。マイキーもいろいろ思うところはあったはずなのに、みんなを守るため自分を犠牲にしたのです。その全てが詰まった言葉です。
かっこいいマイキーは人間的にも魅力がいっぱい
マイキーは、その人物像を知れば知るほど、人気が出ることにも納得がいくようなキャラクターです。これを機会に、まだ東京リベンジャーズを読んだことがない方はぜひ読んでみてください。また、すでに読んだことのある方も、ぜひマイキーに注目して、もう一度読み返してみてください。
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