「終わりのセラフ」は、ジャンプスクエアで連載されているダークファンタジー漫画です。10年以上長期連載されている作品ですが、一部の読者からは「なかなかストーリーが進まない」「まだ完結していないの？」という声があがっています。そこで今回の記事では「終わりのセラフ」が完結したのか、最新刊までのあらすじを紹介していきます。
目次
終わりのセラフの作品情報
「終わりのセラフ」は、ジャンプスクエア(集英社)の2012年10月号から連載されている漫画です。原作者は鏡貴也さん・作画を山本ヤマトさん・コンテ構成を降矢大輔さんが担当しています。
「終わりのセラフ」は14歳以下の人間が死んでしまう世界を舞台に、人間と吸血鬼の戦いを描くダークファンタジーです。単行本は31巻まで刊行され、シリーズ累計発行部数は1500万部を突破しています。
終わりのセラフは完結した？
「終わりのセラフ」は「完結したの？」という声があがっていますが、2024年2月時点では完結していません。単行本の最新刊は2023年11月に発売され、漫画は現在も連載中です。
終わりのセラフの最新刊で完結した？
最新刊は、2023年11月に発売された31巻です。31巻は、ユウとミカエラの過去や正体といった物語の核心に迫っていく内容となっています。
また、斎藤の実力や策略も見どころです。作中にはさまざまな伏線や謎が散りばめられており、31巻でも少しずつ真相が判明していきます。しかし、まだ全ての謎が明らかになっているわけではなく、最新刊では完結していません。
終わりのセラフはいつ完結するのか？
「終わりのセラフ」がいつ完結するかは公式な発表がないため、完結する時期は不明です。原作者も今のところ物語の完結について語っておらず、2019年のインタビューでは「終わりのセラフは続く」と口にしていました。
漫画は現在もジャンプスクエアで連載中で、ジャンプスクエアは月刊誌であることからも、しばらくは完結しないのではないでしょうか。
終わりのセラフは次号で完結する？
現在の最新刊は31巻で、次号は32巻になります。まだ32巻の発売日は未定ですが、発売日は2024年の3月~5月ごろではないかと考えられます。過去の発売ペースを見ると、4~5ヶ月に1巻程度のペースとなっています。
31巻の発売日が2023年11月2日だったことから、32巻は2024年3月上旬か4月上旬、遅くとも5月上旬には発売されるのではないでしょうか。いずれにしても物語はまだ続いているので、次巻ではまだ完結しません。
終わりのセラフのあらすじを紹介
「終わりのセラフ」は、まだ完結していません。単行本は31巻まで発売されており、物語は続いています。ここからは原作31巻までのあらすじを紹介しますので、ぜひおさらいしてみてください。
あらすじ①第1巻～10巻
未知のウイルスによって人類がほぼ滅び、一部の大人と13歳以下の子供たちだけが生き残りました。しかし、生き残った者達は吸血鬼たちに捕まり血を吸われる日々を送っていました。12歳の少年・百夜優一郎はそんな現状に納得がいかず、脱出して人間の国を作りたいと考えます。
そして友人・ミカエラとともに脱出を試みますがミカエラが重傷を負い、優一郎だけが脱出に成功します。4年後優一郎は日本帝鬼軍に入り、吸血鬼殲滅軍に入隊することになりました。
そして指揮官・グレンの命懸けの試験に合格して武器「阿朱羅丸(あしゅらまる)」と契約し、柊シノア隊のメンバーとして吸血鬼殲滅の任務に出ることになります。しかしそこには、4年前に吸血鬼化して生き延びたミカエラがいたのです。
その後任務で吸血鬼が集結しているという名古屋市役所に行くと、圧倒的強さを持つクローリーたち吸血鬼にグレンも歯が立たず重傷を負います。シノア隊は意識を失った優一郎をミカエラに預け、名古屋空港で合流することにします。
ミカエラは大量出血していて血が必要でしたが、優一郎の血を飲むのを拒みます。ミカエラは吸血鬼化した後も人間の血は飲まず、完全な吸血鬼化を拒んでいたのです。
しかし優一郎は自分の血を飲ませ、ミカエラを人間に戻す方法を探すことを約束するのでした。一方、シノア隊は空港に到着しますが計画が当初と違うことや自分たちが見捨てられたようであることに気づきます。
あらすじ②第11巻～20巻
シノアたちがいる名古屋空港に軍の幹部柊暮人が現れ「終わりのセラフ」実験を開始し、帝鬼軍の隊員たちが次々と犠牲になっていきます。そこに優一郎とミカエラが駆け付けますが、グレンが吸血鬼とともに現れ事態は混乱します。
シノアたちは帝鬼軍から離脱し、ミカエラと共に漁村でひっそりと生活することにしますが、優一郎は1日の半分が鬼になる状態でした。そんな彼らの前に吸血鬼・フェリドとクローリーが現れ、2人の強さに協力せざるを得なくなります。
そして世界を滅亡させたのはグレンだと聞かされフェルドと大阪湾に向かいますが、フェリドは捕らえられクルルとともに日光拷問に処されることになってしまうのでした。彼らを救うためフェリド邸に行くと、グレンが現れ真の黒幕は柊家ではないと語ります。
苦戦の末フェリドを救うことに成功しグレンの実家に向かうと、そこには第六天使が封印されていました。東京に戻ってきたグレンや優一郎たちは柊家当主・暮人に迎え入れられますが、彼は最初の吸血鬼・四鎌童子に憑りつかれており、四鎌童子はシノアを乗っ取ります。
吸血鬼化し目覚めたシノアは真祖に乗っ取られており、フェリドやグレンたちも歯が立ちません。帝鬼軍・百夜教・吸血鬼の争いが激化する中、グレンと真昼が謎の行動を開始するのでした。
あらすじ③第21巻～30巻
グレンを信じつつもミカエラととともに逃走を決意する優一郎ですが、ミカエラの命が消えかけてしまいます。また目を覚ましたクルルは優一郎たちに合流し、シノアや真昼の過去・真昼の企てなどが明かされます。
一方、阿朱羅丸は四鎌童子の命令でミカエラの魂を捕獲しようとし内面世界でミカエラと激戦を繰り広げるのでした。グレンと真昼がクルルに合流し、ミカエラを優一郎の鬼呪装備にしようと考えます。優一郎の心の深くに入り込み彼の過去を見たミカエラは鬼になる決意をします。
優一郎はミカエラを選ぶか全人類蘇生を選ぶかの選択を迫られ、ミカエラは「家族(全人類蘇生)を選べ」と説得しますが、優一郎はミカエラを選びました。優一郎はグレンでも四鎌童子でもなく自分の道を進むことを決め「ぜんぶを救う」ための旅に出るのでした。
あらすじ④最新刊
斎藤(パイモン)は真祖のために天使ミカエラを殺す決断をし、覚悟を持って挑みます。しかし生まれながらにして強力なミカエラは相手を圧倒し、手加減していると伝えます。
しかし、2人とも真祖のことを大切に思っていました。ミカエラは自分の存在が禁忌であると聞き、自分の存在が父を悲しませ窮地に陥れると悟りナイフを首に当てるのでした。
終わりのセラフのアニメ最終回は？
「終わりのセラフ」は2015年にテレビアニメ化され、4月から第1期・10月から第2期が放送されました。アニメは全24話で、最終回は名古屋空港に集まった隊員や吸血鬼をグレンが次々と斬っていくところから始まりました。
コンテナからは血を吸う触手のようなものがあり、コンテナから出てきたのは君月の妹でした。羽が生え天使のような姿をしており、ラッパを吹くと背中からは怪物のようなものが登場します。暮人は天使を拘束し、妹を助けようとした君月はグレンに刺されてしまいます。
優一郎はグレンに詰め寄り、無表情なグレンからは涙がこぼれました。ミカエラもシノアたちも追い詰められ、優一郎はラッパを吹いて「終わりのセラフ」となります。暮人や怪物を止めることに成功しますが、優一郎は自我を失っており阿修羅丸に暴走を止められました。
ミカエラやシノア・鳴海たちは倒れた優一郎を連れて逃げます。4ヶ月後優一郎はミカエラたち家族と過ごしながらグレンを取り戻すため立ち向かうことを決意する、ということろで最終回を迎えました。
アニメ最終回の続きはコミックの何巻？
アニメ最終回の続きは、コミック第11巻の途中からになります。アニメ第2期で放送されたのは、原作漫画の第41話までの内容です。
コミック第11巻には第39話~第43話までが収録されているので、アニメで放送された内容の続きを知りたい方は11巻から読むと良いでしょう。テレビアニメは2015年に第1期・第2期が放送されましたが、第3期の製作は現在のところ未定です。
完結している「終わりのセラフ 一瀬グレン、16歳の破滅」も気になる
「終わりのセラフ」のスピンオフ小説を漫画化した「終わりのセラフ 一瀬グレン、16歳の破滅」という作品もあります。この作品は完結しており、少年時代のグレンを主人公に「終わりのセラフ」の約8年前を描いた漫画です。
呪術師養成学校・第一渋谷高校に入学したグレンが運命に抗いながら、出会いや戦いを経験していく姿を描いています。続編として「終わりのセラフ 一瀬グレン、19歳の世界再誕」も講談社ラノベ文庫より刊行されていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
終わりのセラフの完結はいつになるか？
今回の記事では、漫画「終わりのセラフ」が完結しているか・完結する時期について解説しました。「終わりのセラフ」はまだ完結しておらず、原作漫画は連載中です。
2023年11月には最新刊となるコミック31巻が発売されており、2024年の春ごろには次巻が発売されると考えられます。完結する時期は未定ですが、物語は続いているため完結はまだ先ではないでしょうか。ぜひ原作漫画を読んで「終わりのセラフ」の今後の展開を楽しみましょう。
