大ヒット漫画『東京卍リベンジャーズ』は、原作が完結した現在も映画・アニメで盛り上がりを見せており、まだまだ楽しめる作品となります。そんな『東京卍リベンジャーズ』の作者 和久井健先生に死亡説が浮上していたことはご存じでしょうか?
今回は、『東京卍リベンジャーズ』作者 和久井健先生の死亡説について紹介します。和久井健先生の死亡説には、休載や突然の完結による打ち切り説など、様々な理由が関与していました。
目次
東京卍リベンジャーズとは
初めに、『東京卍リベンジャーズ』の概要やあらすじを紹介します。大ヒットコミック『東京卍リベンジャーズ』をまだ観たことがない方は、ぜひこちらの項目で作品の雰囲気をチェックしてみて下さい。
東京卍リベンジャーズの概要
『東京卍リベンジャーズ』は、和久井健先生によるタイムリープ×ヤンキー漫画です。2017年から『少年マガジン』13号で連載が開始され、2022年の51号で完結しました。
2021年からはアニメ化・実写映画化・舞台化もされ、若者を中心とした絶大な人気から2022年4月には成年年齢が20歳から18歳に引き下げられる「民法の一部を改正する法律」により、政府広報キャンペーンも『東京卍リベンジャーズ』が起用されたのです。
また、『東京卍リベンジャーズ』の作中の事件エピソードから、実際に若者による集団バイク窃盗事件や暴走族を激化してしまう事件も起きてしまいました。良い方面でも悪い方面でも大きな影響をもたらす『東京卍リベンジャーズ』はタイムリープものではありますが、今時珍しい不良の絆が見どころの漫画なのです。
東京卍リベンジャーズのあらすじ
主人公の花垣武道は冴えないフリーターで、友達も彼女もいない孤独な日々を過ごしていました。ある日、テレビを流し見していると、ニュースで人生で一度だけできた彼女 橘日向が犯罪集団東京卍會の抗争に巻き込まれ死亡したことを知ります。
衝撃的なニュースを目の当たりにした武道は、いつものようにバイトに向かうのですが、何者かに駅のホームへ突き落されてしまうのです。
迫りくる電車に死を覚悟した武道ですが、目を開けると12年前の2005年の中学2年生の時代にタイムリープしていました。このタイムリープをきっかけに武道は橘日向を救うため、事件の発端となった東京卍會で成りあがっていくのです。
東京卍リベンジャーズの作者死亡⁈
続いて、『東京卍リベンジャーズ』の作者である和久井健先生のプロフィールや経歴・現在の様子について紹介します。『東京卍リベンジャーズ』の作者として知られる和久井健先生ですが、実はあの人気作の作者でもあったのです。
東京卍リベンジャーズの作者
和久井健先生×藤原聡(Official髭男dism)
アニメ放送開始記念対談、完全版を公開🔥先日の「週刊少年マガジン」のインタビューの続きを
アニメ公式サイトにて掲載‼️https://t.co/g6Wi1EynFh#toman_anime #東リベ pic.twitter.com/nV0bg5Z6cX— TVアニメ『東京リベンジャーズ』公式@天竺編10月放送🔥 (@anime_toman) May 7, 2021
『東京卍リベンジャーズ』作者の和久井健先生は、2005年に『別冊ヤングマガジン』でデビューした漫画家です。年齢・出身地・家族構成などのプロフィールは非公開で謎多き人物なのですが、経歴や流出した顔写真から2023年現在で40代に突入していると言われています。
和久井健先生の作品は、不良・ギャング系が多く、自身もヤンチャをしてきたのではないかとも憶測が飛び交ってもいるのです。
素顔は公表していませんが、『東京卍リベンジャーズ』のアニメ主題歌を担当したOfficial髭男dismの藤原聡さんやタレントのヒロミさんと対談しているため、関係者の他に一部の芸能人とも繋がりがあります。
また、和久井健先生の作風や誕生させたキャラクターたちは、『SLAMDUNK』の井上雄彦先生影響を受けていると、読者たちの間で噂されています。もしかすると、和久井健先生が漫画家を目指したきっかけには、井上雄彦先生の作品が関与しているのかもしれません。
和久井健先生の経歴
和久井健先生は、2005年の「別冊ヤングマガジン」にて『新宿ホスト』で漫画家デビューを果たしました。同年に「週刊ヤングマガジン」であの大ヒットコミック『新宿スワン』の連載をスタートさせ、約8年間続いたの超大作を生み出したのです。
『新宿スワン』は和久井健先生が漫画家になる前のスカウトマンの経験を活かし描いた作品で、新宿の裏社会のリアルな物語が大反響を呼びました。連載中の2007年には、テレビ朝日で実写ドラマ化・完結後の2015年には綾野剛さんが主演を務め実写映画化もされたのです。
初の連載にして大ヒットを記録した和久井健先生は、『新宿スワン』完結から4年後に、絵のタッチをガラッと変え、女性読者も惹きつける『東京卍リベンジャーズ』を「週刊少年マガジン」でスタートさせました。
この作画を思い切って変えたことや、不良漫画だけで終わらずタイムリープ要素も取り入れたことで、『東京卍リベンジャーズ』も大ヒットを記録したのです。
和久井健先生はご健在
今日4月21日は実写映画東京リベンジャーズ2の公開日(^^)
いよいよだ―
楽しみすぎる(和) pic.twitter.com/B1yOamQTY2
— 東京卍リベンジャーズ【公式】 (@toman_official) April 20, 2023
様々な理由で死亡説が浮上した和久井健先生ですが、情報はデマで、現在もしっかり御健在です。和久井健先生自身が運営する公式Twitterはないのですが、『東京卍リベンジャーズ』公式のTwitterはあり、(和)と表記されたツイートは和久井健先生による投稿です。
最新の和久井健先生によるツイートは、2023年4月21日の上の画像のものです。『東京リベンジャーズ2』の公開に合わせ、オリジナルのイラストも掲載しており、現在も元気に過ごされていることが分るでしょう。
「東京卍リベンジャーズ 描き下ろし新体験展 最後の世界線」
作品本編では描かれなかった、最後の戦いに臨むキャラクターたちの物語が展覧会オリジナル描き下ろしとして登場!
武道、マイキーたちが展覧会ならではのスケール感で展開されます!
#東京卍リベンジャーズ #東リベ展 #最後の世界線 pic.twitter.com/CYCZdU8w22— 東リベ 描き下ろし新体験展【公式】 (@revengers_ex) June 18, 2023
また、『東京卍リベンジャーズ』は原作がかなり詰まって完結してしまったのですが、短縮された”最後の世界線”部分を和久井健先生自身が描く「描き下ろし新体験展」が2023年から2024年にかけて開催されます。
まだまだ和久井健先生が『東京卍リベンジャーズ』の仕事をされていることが分りますし、読者も心残りだった世界線の詳細が分かる素敵なイベントなので期待大です。
東京卍リベンジャーズの作者死亡と噂になった理由を考察
続いて、何故和久井健先生の死亡説が浮上したのか噂の理由を紹介します。和久井健先生の死亡説が浮上するほど、『東京卍リベンジャーズ』の終わり方は、多くの読者が疑問を抱いたのです。
作者死亡の噂の理由①最終回告知
これまで、
阿離我拓(ありがとう)
ございました。
2022年11月16日発売
週刊少年マガジン51号にて#東京卍リベンジャーズが
最終回を迎えます!
本日よりカウントダウン開始! pic.twitter.com/R0S1lU1fti— 東京卍リベンジャーズ【公式】 (@toman_official) October 18, 2022
約5年半の連載が続いた『東京卍リベンジャーズ』は、とにかく丁寧に毎話描かれており、様々な伏線が張られていたため、読者は今後の展開でどう伏線回収をされていくのか楽しみに読んでいました。
しかし、2022年10月19日にいきなり公式Twitterで、『東京卍リベンジャーズ』が2022年11月16日発売の「週刊少年マガジン」51号で完結することが告知されたのです。
この段階で残り5話しかなく、読者はこれまでたくさん張られてきた伏線が未回収で完結することを悟りました。また、これだけ丁寧に描いてきた作品があと5話で終わるなど無理な話しなので、和久井健先生が死亡した説が浮上してしまったのです。
作者死亡の噂の理由②連載休載
突然の格ゲー画面 そして次回休載#東リべ本誌 #東京リベンジャーズ pic.twitter.com/Z1sWVGJEVY
— のこり湯🛁 (@Nothingday1006) March 22, 2022
主人公 花垣武道がマイキーを救うため結成した二代目東京卍會と、闇落ちしたマイキー率いる関東卍會の抗争は、武道だけでなく他の二代目東京卍會のメンバーたちのリベンジも描かれた熱い回です。
毎週訪れる更新日が待ち遠しい期間だったのですが、2022年17号の「週刊少年マガジン」で来週の18号が休載されることが告知されました。
大注目の展開だったため、ここでも和久井健先生の体調に急変があったのではないかと死亡説が上がれたのです。しかし、実際は関係者のコロナ感染による休載で、翌々週には通常通り連載が再開されました。
作者死亡の噂の理由③検索キーワード
18号の休載告知時点で、SNSでは和久井健先生の死亡説が浮上し、その噂を見た読者が一斉にGoogleで検索したため、「東京卍リベンジャーズ 作者 死亡」と検索ワードに出てくるようになりました。
また、突然の完結告知でも和久井健先生の死亡説が囁かれ、さらにGoogleで検索されてしまったようです。人気な漫画家は読者が想像する以上に締め切りに縛られた生活を送っているため、何人かの漫画家が自殺など突然の死を迎えることがあります。
その為、読者は休載や突然の完結予告に、「和久井健先生の身に何か起きたのでは?」と心配して検索したのでしょう。
東京卍リベンジャーズが打ち切りとの噂も出る⁈
続いて、『東京卍リベンジャーズ』の打ち切り説を紹介します。ここまでも紹介してきた通り、東リべは本当に急な完結予告をし、残り2話辺りはこれまでの丁寧さが嘘かのような、無理くりな終わらせ方をしました。このある意味衝撃的なラストに、読者たちの間では打ち切り説が囁かれたのです。
東京リベンジャーズが打ち切りという噂の真相
2022年10月に残り5話の突然の完結予告をした『東京卍リベンジャーズ』ですが、打ち切り説はデマでした。
無理やりすぎるラストスパートでしたが、原作完結後もアニメ・実写映画2も公開・放送されますし、描き下ろし新体験展 最後の世界線も開催される人気ぶりなので、週刊少年マガジンが人気作を切ることはありません。
また、読者の間では「和久井健先生は本当は関東事変で終わらせたかったのでは」と言われています。その為、実際は打ち切りとは真反対の伸ばして伸ばして限界を迎えたため、急な完結になったのではないでしょうか。
東京リベンジャーズが打ち切りと言われる理由
え、東京リベンジャーズ打ち切りみたいな終わり方
— 須田 (@suda_0721) November 9, 2022
実は和久井健先生は、『新宿スワン』も『東京卍リベンジャーズ』ほどではありませんが、バッドエンドで雑な終わり方だったと言われています。和久井健先生は物語の中盤までは丁寧に描くのですが、いきなりスパッと気力が切れるタイプなのでしょう。
物語の展開も設定も上手ですし、興味深い伏線もたくさん散りばめるのですが、終わり方が弱いのです。また、何年も連載を続ける超大作であればあるほど話が膨れ込むので、終わらせ方が難しいと言われています。
あの『SLAMDUNK』ですら、今となっては最高の終わり方だと讃えられていますが、当時は批判もありました。このように和久井健先生も5年半の連載で伏線を張りすぎて、最後は伏線の収集ができずに終えてしまったため、打ち切り説が浮上したのです。
漫画・アニメの人気作品ほど打ち切りの噂が多い⁈
これが真意なのかわからないが週刊少年マガジンの人気作であるダイヤのAや東京リベンジャーズが引き伸ばされて突然の打ち切りも何か関係ありそうな気がします。
両作者とも打ち切り前は疲弊感が出ていたから尚更。 https://t.co/N1vMMghE8a— 稲美弥彦 (@rosmir1854tb) June 15, 2023
『東京卍リベンジャーズ』は、「週刊少年マガジン」で連載がスタートした当時から打ち切り説が囁かれていました。しかし、この打ち切り説は人気作品だからこそで、現在大ヒットしている「週刊少年ジャンプ」の『呪術廻戦』ですら連載当初は打ち切り説が浮上しています。
漫画と言うものは冒頭からいきなり面白い訳ではなく、メインの登場人物が揃ってからやっと面白くなります。その為、盛り上がりを見せる助走期間はどの漫画も打ち切り説が出るようです。
『東京卍リベンジャーズ』も作品の顔となる過去のマイキー・ドラケンが登場した頃から話が一気に面白くなっています。しかし、マイキー・ドラケンは意外にも4話辺りで登場するのです。3話時点では作品の顔となるキャラクターが凡人武道しか登場していなかったので、打ち切り説が出たのでしょう。
東京卍リベンジャーズは無事フィナーレを迎え完結
続いて、『東京卍リベンジャーズ』の完結について紹介します。こちらでは、「週刊少年マガジン」での連載完結・単行本の最終巻・アニメの第3期など気になる情報をまとめたので、チェックしてみましょう。
東京卍リベンジャーズ完結①マガジン堂々完結
今日11月16日は東京卍リベンジャーズの最終回(^^)
連載開始から5年半、熱い回は号泣しながら、ギャグ回は笑い転げながら気持ちを込めて描き上げました。
東卍メンバーと共に走り抜けた最高の時間、読者の皆様5年半本当にありがとうございました!
(和) pic.twitter.com/mxUMYZNGZn— 東京卍リベンジャーズ【公式】 (@toman_official) November 15, 2022
『東京卍リベンジャーズ』は、2022年11月16日発売の「週刊少年マガジン」で予告通り完結しました。ラストはハッピーエンドで終わり、武道もマイキーも幸せな未来を過ごします。
約5年半の超大作だったため、マガジン51号の表紙はこれまで登場した東リべキャラたちが全員描かれています。
さらに、これまで登場した東京卍會を始めとする全チームステッカーセットが特別付録として同封され、和久井健先生のロングインタビューも掲載されたのです。最後の内容こそ物議をかもしましたが、マガジンでは盛大に完結の祝福が行われました。
東京卍リベンジャーズ完結②コミック最終巻31巻
今日1月17日は東京卍リベンジャーズ31巻の発売日(^^)
「おれが不良の時代を創ってやる」
あれから6年が経ちました。
ここまで応援してくださった読者の皆様、本当にありがとうございました!
漫画本編はここで終わりますがこれから映画やアニメなどまだまだ東卍の時代は続くのでお楽しみに!(和) pic.twitter.com/WdYuXYUjEg
— 東京卍リベンジャーズ【公式】 (@toman_official) January 16, 2023
最終話が収録される単行本31巻は、連載完結から約2ヶ月後の2023年1月17日に発売されました。注目の最後の表紙は、東京卍會の特服に身を包み笑顔を浮かべる武道とマイキーが描かれています。
この最終巻の発売を記念して、朝日新聞朝刊では東リべの1面広告が掲載されました。全国の地域により描かれたキャラが違ったようで、SNSでも大きな話題となったのです。
東京卍リベンジャーズ完結③テレビアニメ
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🔥天竺編🔥
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▶️https://t.co/kCnq1WnJcR#toman_anime #東リベ pic.twitter.com/AaIUOdwr4D— TVアニメ『東京リベンジャーズ』公式@天竺編10月放送🔥 (@anime_toman) June 18, 2023
連載・単行本最終巻が発売された東リべですが、アニメ・実写映画はまだまだ続きます。アニメは2023年1月から4月まで「聖夜決戦編」が放送されましたが、第3期の「天竺編」は2023年10月から放送されることが発表されました。
また、実写映画2は前編・後編と別れて公開されていますし、今後もさらなる盛り上がりを見せてくれるでしょう。
東京卍リベンジャーズの作者死亡情報はデマ
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— 東リベ 描き下ろし新体験展【公式】 (@revengers_ex) June 18, 2023
今回は、『東京卍リベンジャーズ』作者 和久井健先生の死亡説や打ち切り説について紹介しました。アニメ・映画化もされた東リべは、どんどん伏線が張られ面白かったのですが、いきなりの完結に作者 死亡説や打ち切り説が出てしまいました。
しかし、実際は和久井健先生が連載の限界を迎えたからで、打ち切りも死亡説もデマです。2023年10月には最後の世界線の描き下ろし新体験展も開催されるので、完結で溜まった読者のモヤモヤも晴れることでしょう。