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【薬屋のひとりごと】壬氏(じんし)の正体や出生の秘密を解説!猫猫との関係は?

「薬屋のひとりごと」は、主人公の少女が薬の知識を駆使して後宮で起こる事件を解決していくストーリーです。ミステリー要素だけではなくラブコメ要素もあり、主人公・猫猫と謎のイケメン宦官・壬氏(じんし)の関係も注目されています。

今回は「薬屋のひとりごと」の謎の人物・壬氏(じんし)の正体や出生の秘密、猫猫との関係について解説していきますので、ぜひチェックしてみてください。

【薬屋のひとりごと】とは

今回解説していくキャラクター・壬氏(じんし)は、2023年にアニメ化され注目されている「薬屋のひとりごと」に登場する人物です。まずは「薬屋のひとりごと」がどのような作品なのか、概要やあらすじをご紹介します。

薬屋のひとりごとの作品概要

「薬屋のひとりごと」は、日向夏さん原作のファンタジーミステリー小説です。架空の古代中国風の帝国「茘(リー)」の後宮を舞台に、下女として働く主人公の少女・猫猫(マオマオ)が謎多きイケメン宦官・壬氏(じんし)とともに、後宮で起こるさまざまな事件を解決していきます。

2011年10月から小説投稿サイト「小説家になろう」にて連載がスタートし、2012年にRayBooks、2014年にヒーロー文庫より書籍化されました。

2017年には「月刊ビッグガンガン」「月刊サンデーGX」にてコミカライズ版が連載が始まり、電子書籍版を含めシリーズ累計2,700万部を突破しています。また2023年10月からは、日本テレビ系列ほかでテレビアニメが放送されました。

薬屋のひとりごとのあらすじ

茘(リー)の国の花街で、大叔父とともに暮らし薬師をしている少女・猫猫は、ある日人さらいにさらわれ後宮に下女として売られてしまいました。年季が明けるまで目立たず大人しくしているつもりでしたが、帝の子供たちが幼くして亡くなり、現在いる二人の子供も衰弱しているという「後宮の呪い」の話を耳にします。

薬や毒に強い興味があり知識も豊富な猫猫は、興味本位で原因を調べ事件を解決するのでした。そしてこの事件でイケメン宦官・壬氏に出会ったことがきっかけで、後宮で巻き起こるさまざまな事件の謎を薬の知識を駆使して解明していくことになります。

【薬屋のひとりごと】壬氏(じんし)とは

「薬屋のひとりごと」は後宮に売られて下女として働く少女・猫猫を中心にストーリーが展開していきますが、彼女とともに事件を解決していくもう一人の主人公が、後宮の宦官・壬氏です。ここでは今回の記事で解説する壬氏がどのような人物なのか、プロフィールや人物像をご紹介していきます。

壬氏(じんし)のプロフィール

壬氏は、猫猫が働く後宮で宦官を務めている人物です。宦官は去勢された官吏で、女性ばかりの後宮の管理をしていますが、壬氏は強い権力を持っていました。

作中では「後宮の呪い」事件を解決した猫猫の才能を買い、玉葉妃の毒見係の侍女に出世させています。非常に美しい容姿の持ち主で「天女の微笑み」とも形容され周囲の注目の的となっており、下級妃や男性武官から声がかかるほどです。

壬氏(じんし)の人物像

天女のような美しい容貌と甘い声を持ち、常に笑顔で一見するとナルシストのようですが、本人は自分の容姿や声が好きではなく仕事用の道具とみなしています。普段の姿とは裏腹に怒ると非常に怖く、相手を震え上がらせるほどです。

後宮をよく歩き回っているため暇人と思われていますが、実は真面目な性格で仕事のために何日も徹夜することもあります。

頭が良く冷静で武芸にも優れるものの、他人と比べて特に秀でた能力がないことをコンプレックスに感じており、時に卑怯だったり泥臭い手を使うこともあります。普段仕事をしている際の一人称は「私」ですが、素になると「俺」呼びに変わるのも特徴です。

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【薬屋のひとりごと】壬氏(じんし)の正体とは

壬氏は、後宮で宦官として働いている美男子です。しかし、実は本当の正体を隠して宦官の仕事をしていました。ここでは、謎に包まれた壬氏の正体について解説していきます。

壬氏(じんし)の正体①帝と阿多妃の息子

本当の正体は、現帝と阿多妃の息子です。しかし壬氏本人は幼少期から皇帝の実の弟・華瑞月(かずいげつ)として育てられたため、息子であるという真実を知りません。

帝の弟は病弱ということになっており表にはほとんど出ることはなく、公の場に出なければいけない際は素顔を隠しているので、壬氏が華瑞月であることを知っている人物はわずかです。本名で呼ぶことを許されている者の身分は限られており、その他の者からは「月の君」「夜の君」と呼ばれています。

本人も自分は弟だと思っていますが、ストーリーが進んでいくと実は息子であることが判明します。つまり、壬氏は本来であれば皇位継承権を持つ人物なのです。

壬氏(じんし)の正体②年齢も本当は19歳

年齢については表向きは24歳としていますが、本当は数え年で19歳です。作中で「壬氏として生きるようになって6年になる」と苦にしているため、後宮には13歳から宦官として入っていることになります。

実年齢と5歳も違いますが、もともと身長が高く顔立ちも中性的であったことから、上手くごまかせていたのでしょう。しかし時に20歳前らしい言動を取ることもあり、作中で猫猫を心配して駆け付けた姿を見た猫猫は、彼のことを「幼く見える」と感じていました。

壬氏(じんし)の正体③ある任務で後宮に潜入

帝の息子であるはずの壬氏が、後宮で宦官をしているのはなぜでしょうか。理由は、帝からある任務を言い渡されたためです。その任務とは、帝に逆心を抱く者をあぶり出すことと、帝の妃にふさわしくない者を除外し、ふさわしい者を見つけ出すことでした。

後宮で事務仕事や事件捜査などをしながら、帝からの任務を密かに遂行しているのです。また壬氏は皇位継承権を持っていますが皇帝になることに興味はなく、帝が早く妃を見つけて跡継ぎができ、自分が皇帝の候補から外れたいという思いもあります。

壬氏は薬で性欲を抑えて仕事をしているので、去勢をしている通常の宦官とは違うと言えるでしょう。後宮に入れるのは女性を除いて皇帝かその血縁のみと非常に限られていますが、十分な身分と美貌を持ってたからこそ偽の宦官として潜入できたのでしょう。

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壬氏(じんし)の正体を知る者

壬氏が帝の息子であるという正体を知っているのは、母親である阿多妃と父親である帝、阿多妃の命令で動く巳の一族・雀(チュエ)、先代皇帝の正室である皇太后・安氏、猫猫の大叔父で後宮の医官をしていた羅門です。

羅門は、壬氏の正体に関わる事件の責任を取らされ失脚しています。また猫猫も壬氏が阿多妃とよく似ていたため「阿多妃の子ではないか?」感づいており、その後に阿多妃から真実を明かされて正体を知ることになりました。

【薬屋のひとりごと】壬氏(じんし)の出生の秘密

帝の弟だとされていた壬氏が、実は息子だったというのはどういうことなのでしょうか。ここでは、壬氏の出生の秘密について解説していきます。阿多妃は壬氏、皇太后は2人目の息子(現皇帝の弟)を同時期に出産しました。

先代皇帝は幼女癖があり皇太后は幼いうちに出産することになったのですが、低年齢での出産には危険が伴うため医官の羅門は皇太后の出産に付きっきりとなります。

当時皇太子妃だった阿多妃の出産はないがしろにされ、なんとか出産するものの子宮を失い2度と子供を産めなくなってしまいました。そして阿多妃は自分の子供を守るために皇太后の赤ちゃんと入れ替え、壬氏は現帝の弟として皇太后の元で育てられたのです。

皇太后と帝が赤ちゃんの入れ替えに気付いた時には、阿多妃の元で育てられた本物の帝の弟はすでに亡くなっており、当時赤ちゃんを取り上げた羅門は責任を取らされ追放されたのでした。

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【薬屋のひとりごと】壬氏(じんし)と猫猫(マオマオ)の関係(ネタバレ)

「薬屋のひとりごと」は宮廷内で起こる事件の謎を解明していくミステリーですが、ラブコメ要素もあります。ドライな性格で恋愛を知らない猫猫と、上手くアプローチできないイケメン・壬氏の恋のゆくえは作品の見どころの1つとなっています。

猫猫に簪をプレゼント

「後宮の呪い」事件をきっかけに、能力を買われた猫猫は壬氏によって玉葉妃の毒見役の侍女となりました。壬氏はその美貌から周囲からちやほやされていますが、猫猫は壬氏の見た目に一切興味を持ちません。そんな猫猫の態度に壬氏は興味を抱き、次第に惹かれていくことになります。

そして壬氏は後宮での園遊会で、猫猫に簪をプレゼントしました。簪は使うことで男性に身元引受人になってもらうことができます。また簪を贈る意味は「自分のもの・自分のお気に入り」と周知させるためでしたが、猫猫はその意味に気付いていませんでした。

猫猫にキス

原作小説第4巻では2人がキスする予兆があり、次巻では初めてのキスシーンがあり読者の間で話題となりました。はじめは下女として働いていた猫猫が成長していき、壬氏直属となっていく中で2人の関係は深まっていきます。

宴の席で他の男性と踊る猫猫を見て壬氏は強い嫉妬心を抱き、2人きりになった際に「お前も(自分の妻の)候補だ」と言ってキスをしたのです。胸キュンなシーンのはずですが、花街育ちの猫猫は軽く流し、甘い展開とはなりませんでした。

猫猫にプロポーズ

原作第7巻では、ついに猫猫にプロポーズをしています。部屋で2人きりになった際、2人は口論になりました。そして伝えたいことがあるなら言えばいいと猫猫に言われ、勢いで「俺はお前を妻にする!」とプロポーズしたのです。

ストレートな男らしい、かっこ良いプロポーズでした。壬氏に言われれば命令と同じで、猫猫は結婚から逃げられない状況ですが、壬氏も立場を利用した結婚は望んでいません。「納得するだけの状況にするから覚悟しろ」と宣言して眠ってしまい、その後は今まで通り普通の日々を送ることになりました。

【薬屋のひとりごと】壬氏の正体は帝の息子!猫猫との結婚の行方も気になる

今回は「薬屋のひとりごと」に登場するキャラクター・壬氏の正体や出生の秘密、猫猫との関係について解説しました。壬氏は実は帝の息子ですが、本人はその真実を知りません。本人は帝の弟として後宮に潜入し、任務のために仕事をしています。

そして猫猫と出会い、ともに事件を解決していく中で関係が深まっていくのでした。今後も猫猫と壬氏の活躍はもちろん、2人の恋の行方にも注目していきましょう。

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