ゾンビを題材にしたホラーギャグ漫画「ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~」の主要登場人物の一人・ケンチョは、主人公・アキラの親友です。アキラとともに旅をする、イケメンでムードメーカー、読者を含めみんなから好かれるキャラとして描かれています。今回は、そんなケンチョのキャラクターや実写版俳優について解説していきます。
目次
【ゾン100】ゾンビになるまでにしたい100のこととは
ケンチョは「ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~」に登場するキャラクターの一人です。まずは「ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~」がどのような作品なのか、概要やあらすじを見ていきましょう。
月刊サンデーGXで連載中の漫画
「ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~」は原作・麻生羽呂さん、作画・高田康太郎さんによる漫画です。2018年11月号の「月刊サンデーGX」(小学館)にて連載がスタートし、単行本は現在までに13巻発売されています。また2023年7月にテレビアニメ化、同年にNetflixにて映画化が予定されています。
ゾン100のあらすじ
ブラック企業に入社して3年目の主人公・アキラは、まともに睡眠もとれない日々を送り、恋も実らない散々な毎日を過ごしています。そんなある日、突然世界がゾンビだらけになってしまいます。
しかしゾンビだらけの世界を目の当たりにしたアキラは、パニックになるより「今日から会社に行かなくてもいいんじゃね?」と前向きに考えるのでした。
ブラック企業から解放され自由になったアキラは、ゾンビライフを楽しむために「ゾンビになるまでにした100のこと」というリストを作り、やりたいことを達成するべく動いていきます。
親友のケンチョに会いに行き朝まで飲んだり親孝行をするため実家に帰るなど、自分がやりたいことをどんどん実現していきました。そして、そんなアキラの周りには次々と個性あふれる仲間が集まり、ともに旅をしていくことになります。
【ゾン100】ケンチョ(竜崎 憲一郎)はどんなキャラクター?
ゾン100買った
推しはケンチョ pic.twitter.com/pSze5cAvef— しろぶどう (@h_uj7l) December 6, 2020
「ゾン100」に登場するケンチョとは、どんなキャラクターなのでしょうか。ケンチョというのはあだ名で、名前は竜崎 憲一郎、年齢は24歳です。作中では、主人公・アキラの親友として登場します。
アキラの大学の同級生
ケンチョは主人公・アキラの大学の同級生で、同じラグビー部で4年間過ごした親友です。アキラが誰よりも気を許せる人物で、イケメンですがサービス精神が旺盛なムードメーカーです。
友達のために自分の体を張って動くことができる、友達思いな一面もあります。アキラのやりたいことに対しては基本「いいと思うぜ!」と賛同し、無茶なことでも一緒に挑戦していく、アキラの心強い親友です。
大手不動産会社で営業マンをしていた
ってかね?昨日「来る」を見て、あんだけ津田さんとひできに騒いだあとに、ブラック企業で働く冴えない男とイケメンの親友の組み合わせ、すごくくるものがあるから……ケンチョ……ケンチョイケメンや…… pic.twitter.com/DRKPtLguCd
— なかつ🌗6/3AiS【H-04】 (@nktu_pdu) January 14, 2019
大学卒業後は、大手不動産会社に入社し営業マンをしていました。持ち前のコミュニケーション能力の高さを活かし順調に仕事をこなしていましたが、仕事が楽しいと思えていませんでした。実はお客さんに嘘を並べ、騙すようにして契約を取っていたのです。
ゾンビパンデミックが起きる前は褒められても虚しさを感じており、それをごまかすためにアキラの前で見栄を張っていましたが、パンデミック後に見栄を張っていたことをアキラに打ち明け、ともに旅をするようになります。
ケンチョの夢はお笑い芸人
不動産会社の営業マンの仕事に充実感を得られず、本心では嫌々続けていたケンチョですが、実はお笑い芸人になりたいという夢がありました。ゾンビパンデミックの1年前、お互いの仕事に口出しして口論になったことを2人とも後悔しており、再会した際にはお互いに謝罪し仲直りします。
「自分は本当はお客さんに心から楽しんでもらえるようなお笑い芸人になりたかった」と告白すると、アキラから「だったら今からなればいい」と言われ、夢だったお笑い芸人になると宣言するのでした。
そして「ゾン100」リストに「お笑い芸人になる」と書き込み、リストを達成するためにともに旅に出ることになります。
女好きでイケメン
ケンチョは女好きなイケメンで、女性からモテます。ゾンビパンデミックを迎えた場所もなんとラブホテルのSMルームで、拘束具に縛り付けていた相手の女性がゾンビになってしまったのです。そんな時、アキラから連絡があったため合流することになりました。
作中では綺麗な女性がいると周りの人間を無視し自分だけ女性と関係を持つシーンがあり、性欲に正直と言えるでしょう。しかし、これまでに特定の女性と恋愛関係になるような描写はなく、今後ケンチョと急接近する女性が現れるのかも注目したいポイントです。
【ゾン100】ケンチョの面白い能力・行動
ケンチョかっけぇ pic.twitter.com/495EFNE3fS
— クソリプおぢさんゆうすけ (@yusuke_ripu) June 2, 2022
ケンチョはイケメンキャラながら場を盛り上げるムードメーカーであり、作品のコメディ要素を支える面白いキャラクターでもあります。ここでは、ケンチョの持つ面白い能力や行動を見ていきましょう。
全裸でピンチを乗り切る
ケンチョの持つ面白い能力、それは全裸です。作中では何度もアキラたちが絶体絶命の曲面を迎えますが、ケンチョの全裸によってピンチを乗り切っていきます。詳しい理由については説明されていませんが、ゾンビたちの前でケンチョが全裸になると、ゾンビたちはケンチョに向かって一斉に襲い掛かります。
そのため、ゾンビから仲間を助けるためにお尻を出したり、ゾンビを一ヶ所に集めるために全裸になったりして自分が囮になるのです。水族館のサメの体内にゾンビが入って暴走したり、敵からゾンビを仕向けられた時にも、ケンチョの全裸によって危機を乗り越えました。
肥溜めに飛び込む
#ゾン100 やっと買ってきた!
元気いっぱいのアキラが良いキャラしてる!
シズカさん 可愛い!
ケンチョ 格好いいのにお馬鹿なところが最高だ!ゾン100は 面白い! pic.twitter.com/PKi1ymn4dN
— かわ (@WfjnNkvDmY2aME) August 30, 2020
読者の中でも面白いと話題になったシーンが、ケンチョが肥溜めに飛び込むシーンです。アキラの実家に帰った一行は穏やかに過ごしていましたが、集落にいたヒグラシを含めた4人の人間たちにゾンビを放たれます。
ケンチョは屋根の上に逃げますが、ヒグラシの仲間の一人にさすまたで落とされそうになり、さすまたを引っ張ると地面に落ちてしまいます。落ちた先には大勢のゾンビたちがおり、絶体絶命のピンチに陥ったケンチョは、驚くほどきれいに肥溜めに飛び込むのでした。
実は冷静に「ゾンビがなぜ人間に反応して襲うのか」考え、動き・匂い・体温に反応していると推測して肥溜めに落ちたのです。この驚きの方法により、ケンチョは無事生き残ることができました。
【ゾン100】ケンチョは死亡するの?
ネット上では「ケンチョが死亡する」という話題が上がっていますが、今の段階では死亡していません。しかし、何度も生命の危機に陥っています。
まず、アキラの実家に向かう途中に大ケガをします。一行はキャンピングカーを手に入れ、高速道路で実家に向かっていました。ケンチョはバイクに乗っていましたが、道路上に合ったスパイクベルトにかかって転倒し、全身血だらけになって大ケガをしてしまったのです。
しかしその時は、サービスエリアにいたアキラの元上司たちに手当をしてもらい、数日後には回復して無事でした。またアキラのリストにある「スーパーヒーローになる」を達成するため、ヒーロースーツがある水族館に行った時もピンチを迎えます。
水族館の中には、肉が裂けて骨が露出し、人間の手足が飛び出た巨大なゾンビザメが泳いでおり、水槽から逃げ出して一行を襲おうとします。ケンチョは全裸になってゾンビザメの注意をひきつけ仲間を助けようとしますが、何度も食べられそうになってしまうのです。
その他にも、大勢のゾンビに囲まれた時には持ち前の体力でピンチを乗り越え、生体兵器となったゾンビには銃器で応戦するなど、死ぬことなく活躍を見せています。
【ゾン100】実写版のケンチョ役は誰?
「ゾン100」は、2022年6月8日Netflixにて実写映画化されることが発表されました。公開は2023年を予定しており、実写版では主人公・アキラ役は赤楚衛二さんが務めます。では、ケンチョ役は誰が務めるのでしょうか。
実写版のケンチョ役は柳俊太郎さん
赤楚衛二が主演の映画『ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』第2弾キャストとメイキングを公開🌟https://t.co/SOCBqhoHOO
シズカ役:白石麻衣さん
ケンチョ役:栁俊太郎さん
小杉役:北村一輝さん の出演が発表赤楚さん演じる主人公・アキラがゾンビに追いかけられるメイキング映像も🧟♂️ pic.twitter.com/aUUrhyR1h3
— numan(ヌーマン) (@numan_edd) September 6, 2022
Netflixで独占配信され、全世界に公開されることで注目されている実写版「ゾン100」ですが、ケンチョ役は柳俊太郎さんです。
柳俊太郎さんはモデルもしているイケメン俳優で「るろうに剣心」乙和瓢湖役や「東京喰種トーキョーグール」四方蓮示役、「ジョジョの奇妙な冒険」第4部の吉沢正哉役など、これまで漫画の実写映画にも多く出演してきました。
2009年に第24回「MEN’S NON-NO」モデルグランプリを受賞してモデルデビューし、2011年にファッション・シューティングで浅野忠信さんと出会い「役者になりたい」と話したことで、浅野さんの事務所「ANORE」に所属することになります。
その後2012年に、映画「ヴァージン ふかくこの性を愛すべし」で俳優デビューを果たしました。「MEN’S NON-NO」の専属モデルは、2015年5月号をもって卒業しています。
名前 | 栁 俊太郎(やなぎ しゅんたろう) |
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生年月日 | 1991年5月16日 |
出身地 | 宮城県仙台市 |
身長 | 183cm |
血液型 | O型 |
職業 | モデル、俳優 |
所属事務所 | スターダストプロモーション |
【ゾン100】ゾンビの世界を楽しむケンチョの今後の活躍に期待
今回は「ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~」に登場するケンチョがどのようなキャラクターなのか、実写版俳優は誰なのかについて解説しました。
アキラの親友であるケンチョは作中に登場する主要キャラの一人で、イケメンで女好きなムードメーカーです。夢であるお笑い芸人を目指し、主人公とともにゾンビの世界を楽しむケンチョの今後の活躍に期待しましょう。