鬼滅の刃に登場する鬼たちの中でも、上位の力を持っている実力者である十二鬼月。その中でも上位6体の内上弦の肆に位置している半天狗は、非常に厄介な血鬼術を使用する極めて面倒な存在となっていました。今回は、そんな上弦の肆、半天狗の能力などについて詳しく解説していきます。
目次
【鬼滅の刃】上弦の肆・半天狗とは
https://twitter.com/Of4dx/status/1629366264140533760?s=20
鬼滅の刃において、上弦の鬼たちは数百年間も顔触れが変わっていないという化け物が揃っている集団です。その中でも、非常に厄介な鬼として鬼殺隊を苦しめてきたのが、上弦の肆である半天狗です。
上弦の肆・半天狗のプロフィール
半天狗色合い判明記念
模様は省略されつつも額当たりの生々しい色彩とか服の色みから出る傲慢さがベリーグット
あとゴブリン味のある感じも好き
他の姿カラーリングも早く観たい pic.twitter.com/iYVALQgDQO— ポストロ (@postromanism) February 26, 2023
- 人間時の名前:本人も忘れてしまった
- 身長:166㎝、縮小可能
- 体重:56㎏
- 趣味:人の家に入り込んで物を盗む
- 序列:十二鬼月、上弦の肆
- 血鬼術:分裂能力
上弦の肆・半天狗の特徴
https://twitter.com/home08771582/status/1630111797675188224?s=20
上弦の鬼の中で第4位という位になっているのが、半天狗です。人間時の名前は忘れてしまっているものの、見た目は老いさらばえた老人のようで年齢としては87歳前後です。
常に涙を流しおびえている小鬼のような姿をしていて、半天狗という名前に反して額には角と大きなコブを持っています。瞳には「上弦」「肆」と刻まれていますが、常に白目をむいているので後述の分身体に刻まれているのが確認できます。
非常に小心者且つ卑屈な性格をしており、常に「恐ろしい」と言いながら何かに対して怯えている様子を見せており、無惨や柱はおろか鬼殺隊の一般的な隊士を相手にしても悲鳴を上げつつ逃げ惑うほどです。
強く厄介な上弦の威厳など全く感じられなさそうではありますが、上弦の鬼として名を連ねる実力者であるうえに本性は外道そのもので、これまでに多くの一般人を殺しながらも自らを「力のない弱い者」とします。
そして、そんな自分を攻撃する鬼殺隊たちを弱いものをいじめる悪党どもと決めつけるなど極端に被害者意識しか持っていない鬼となっています。
【鬼滅の刃】上弦の肆・半天狗の過去
【交換】鬼滅の刃 刀鍛冶の里 上弦集結 ufotableDINING ダイニング コースターカフェ ポスカ
譲→★童磨、○半天狗、○玉壺、★無惨2
求→★堕姫>○妓夫太郎無惨は2枚あります
ポスカ同士、★⇔★、○⇔○での交換
童磨は○を同数以上含めてのみ
難しいと思いますがお気軽にお声掛けください。 pic.twitter.com/WYQ63hbEgd— らいち (@rai_chi_09) February 21, 2023
どんな鬼であっても人間時代というのは存在しています。過去が遠く人間時代の名前を忘れてしまった半天狗ではありますが、過去は明らかになっています。
幼いころから嘘ばかりつく
https://twitter.com/brainsmeatX/status/1629118159923056641?s=20
人間のころからも、半天狗はずっと嘘ばかりついていました。このころから被害者意識が非常に強い性格をしており、自分は悪くない、全ては周りの人間のせいであると主張し続けていたのです。且つ、自分が攻められる事のないようにみじめに振舞い、周りから同情を引いていたこともあります。
現実で言うところの虚言癖を持っていたとも言え、全ての物事を自分の良いように捻じ曲げることばかりしていました。現実と嘘の区別がつかない病気なのですが、半天狗の場合にはもはや精神異常とすら言えます。
こうした嘘を重ね続けた結果なのかは定かではないものの、半天狗は人間時代の名前すら確かに憶えていないほどにまで至ってしまいました。
目の見えないふりをして盗みと殺人を繰り返す
https://twitter.com/Kinggotoo/status/1628687171598290945?s=20
人間時代のある日、老齢に半天狗がガラの悪い男に街中でぶつかってしまいます。そこで何もしなければ殴られてしまうと思った半天狗は、即座に目の見えない盲人のフリをしたのです。
これによってガラの悪い男には見逃してもらえたのですが、味を占めた半天狗は自分が弱い者のふりをする事によって周りが親切にしてくれる事を覚えたのです。
これ以降、白目をむいて目が見えない盲人のフリをするようになり、ここからは善意で世話をしてくれたり親切にしてくれる人に取り入っては、盗みを働いたり殺人を犯すといった事を繰り返す外道となりました。
死刑宣告を受け無惨により鬼化
https://twitter.com/masaki_anemura/status/1628388314675048449?s=20
犯罪行為を繰り返す中、世話になっていた共通の恩人から盗みを繰り返していたという悪事を告発しようとした盲人が居たのですが、この人物を殺害した事によってとうとうこれまでの悪事が露見することとなります。
それでも刑を軽くしようと、か弱い老人のふりをし続けるのですが当時の奉行に嘘と本性を見抜かれてしまい、罪状から当然のことながら打ち首を言い渡されます。
ここで鬼の首魁である無惨と初めて出会い、鬼へとなり果てました。鬼になったことによって報復とばかりに自分を裁いた奉行を惨殺しますが、奉行が最後に「その薄汚い命をもって罪を償う時が必ずくる」と残します。
【鬼滅の刃】上弦の肆・半天狗の強すぎる血鬼術
【ufotable Cafe Tokushima】
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半天狗を含めて、十二鬼月の中でも上位に位置している6人の鬼、上弦の鬼たちは数百年間も顔触れが変わっておらず、それほどに強大な実力を持っている事が分かります。
半天狗も当然その一人であり、使用する血鬼術は「分裂能力」です。その名の通り、自身から分身を作り出して複数体で相手と戦う事が出来る能力になります。
積怒
https://twitter.com/K88ptHWI4mY8HBE/status/1438474250935947269?s=20
その分裂能力によって生み出される分身の一体が、積怒です。気性が荒く何かにつけて腹立たしさを覚えているのを常に口に出しており、喜怒哀楽の内の「怒」を表す分裂体であると言えます。
怒の感情を切り取った分裂体のように見えてその思考は冷静沈着であり、常に本体の半天狗を守るのを優先し他の分裂体に指示を出すなど、司令塔的な役割を担っています。
前線からはやや離れた位置を陣取って手にした錫杖から強烈な雷撃を放つ能力を持ちます。この電撃の殺傷力は低いものの、広範囲に広がり当たった相手は確実にしびれて身動きが取れなくなってしまうのです。
可楽
https://twitter.com/mnmnmn333mnmnmn/status/1505480421697462273?s=20
続いての分裂体は、可楽です。積怒が怒りの感情を切り取ったような分裂体であるのに対して可楽は常に楽しむ事を考えており、戦いにおいても楽しさを見出す戦闘狂のような性格です。
突風を巻き起こす八つ手の葉の団扇を武器に持っており、人間一人を容易く吹き飛ばして建物すら風圧によって押しつぶすほどの威力を発揮します。
空喜
https://twitter.com/meisy_illust/status/1625976972903092224?s=20
空喜は可楽に似てハイテンションな性格をしており、喜びの感情をつかさどった分裂体と言えます。体は半人半鳥となっていて、最も天狗に近い見た目をしています。
笑顔のまま人を傷めつける悪辣な性格であり、背中から生えている翼によって飛行します。そして、金剛石をも砕くという爪と口から繰り出される音波攻撃が武器となります。
哀絶
勝手に上弦チャレンジ
上弦 肆 半天狗
憎珀天 空喜 積怒 哀絶 可楽 pic.twitter.com/pecp3uZ2V1
— 切ないみほ@背中痛いの治らないぴえん (@mipomaru111831) January 8, 2021
哀絶は、可楽や空喜とは対照的に冷徹で冷めた性格をしており、哀の感情の分裂体と見られます。武器は十文字槍で、そう術に関しては卓越しています。
4体の分身だけでも単純な殺傷力で言えば抜群となっていて、前方方向に武器の十文字槍で5方向につきを繰り出す「激涙刺突」といった攻撃を行います。
憎珀天
https://twitter.com/mak1ak1mak1/status/1629407263185342465?s=20
分身を出しても一向に相手を追い詰められなかった場合、切り札として出してくるのが憎拍天です。分身体4体を1対に融合させたものであり、見た目は最も若々しい半天狗の幼少期の姿をしています。
背中には雷神のように「憎」の刻まれた太鼓を5つ持っており、これまでの分身体を集合させただけあって戦闘力はそれぞれの分身とは比べられないものになっています。
恨の鬼
ここのアーマード恨の鬼半天狗、マジで説得力が無さすぎる pic.twitter.com/TfUUfNI00L
— リュウビ(18禁版) (@mark1822234883) September 29, 2019
半天狗の老人の見た目の本体を巨大化させたような見た目の分身体です。分身同様に首を斬っても意味はなく、心臓の中に半天狗の本体を隠しており土壇場で巨大化させたように見せかけて逃げたりする算段を作る分身です。
【鬼滅の刃】上弦の肆・半天狗の正体
弱いものいじめ駄目!!て言うてるくらいだからきっと小さき者には優しいはずなんや…憎珀天×ポン治郎 pic.twitter.com/o0rSFXdkJA
— とも (@tomoo1213) February 23, 2020
これまでにご紹介してきた通り、半天狗が上弦としてこれまで生き残ってきたのはこの厄介な血鬼術によって、柱一人だけでは対応しようのない卑怯な戦法を取ってくるからというのは間違いありません。
本体はネズミ程の大きさ
https://twitter.com/nonbirisiteerai/status/1420300274325876740?s=20
ですが、更なる厄介さを秘めているのは本体が老体の個体ではなく、野ネズミ程度の大きさしかない方になります。こちらは攻撃力こそないものの、非常にすばしっこく首も異常に硬くなっています。
斬ろうとした日輪刀の方が折れてしまうほどの硬さとなっており、更にこの本体を狙うためには他の分身体をやり過ごさなければならないなど、多数での対応を強いられるようになっているのです。
【鬼滅の刃】上弦の肆・半天狗の若い頃はイケメン?
半天狗の走馬灯、
『今まで他人や自分の体(腕とか)に罪を擦り付けてきた半天狗が、憎珀天たちも消えて罪を擦り付ける相手もおらず、本体も“恨の鬼“の内部にいるから逃げることもできず、走馬灯という形で本体自身に自分の罪を突きつけられる』
っていうシリアスなシーンなんですよね pic.twitter.com/wtnKX8A1so— リュウビ (@Aa12ikusaGa) September 19, 2019
基本の形態が醜い子鬼のような老体になっており、更に人間時の名前なども分からないなど青年期の描写が無い分分からない点が多い半天狗ですが、分裂した個体が若いころの姿をかたどっているのは判明しています。
これをもとにすれば、青年期の半天狗はそれなりに容姿に優れていたという事が分かります。加えて人間時代は何度か結婚をし子を設けていたこともあるため、若い頃は容姿に優れていた可能性は高いと言えます。
【鬼滅の刃】上弦の肆・半天狗は酷い過去を持つ強い鬼
https://twitter.com/saori0311k/status/1449925684915179520?s=20
鬼も人間時代に悲しい過去を持っていたりするケースは多かったものの、半天狗はそういった同情の余地が見られない鬼であり、かつ厄介な存在でした。動向が気になる方は、ぜひ本誌および今後のアニメを期待していてください。