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【呪術廻戦】天与呪縛とは?その能力持つキャラクターを徹底解説!

呪術廻戦の中に出てくる「天与呪縛」生まれながらにして強い力を持っているものの、代わりに何かを犠牲しなければいけない、という縛りの総称のことを言います。さらにそれよる上の能力を「フィジカルギフテッド」と言います。呪術廻戦の中では誰が「天与呪縛」を持っているのでしょうか。そこで今回は「天与呪縛」や「フィジカルギフテッド」とは具体的にどんな意味なのか、天与呪縛を持っているキャラについてご紹介していきます。

天与呪縛とは

まず「天与呪縛」とはどんな意味なのでしょうか。

天与呪縛の意味

天与呪縛とは呪術師として、生まれつき強力な力を持っている呪術師のことを言います。しかし、ただ強力な力を持っているだけではなく、その代償として体のどこかが欠損した状態で生まれるケースが多く見られます

呪術廻戦の世界では天与呪縛を持っている呪術師はかなり少ないらしく、得られた力は国全体に適用されるほど強いようです。

フィジカルギフテッドとは?

しかし、「フィジカルギフテッド」とは天与呪縛とは違って欠損などはないものの、呪力が一切なく、代わりに超人的な身体能力を持っている人のことを言います。

天与呪縛が欠損を持って生まれた強い力ならば、フィジカルギフテッドは呪力がない代わりに超人的な身体能力を得ている、と違いがはっきりしています。枠組みとしては一緒で、天与呪縛をさらに強力にした能力、と考えるとわかりやすいかもしれません。

天与呪縛を持つキャラクター

次に天与呪縛を持っているキャラをご紹介します。

キャラクター①究極メカ丸

究極メカ丸は、京都にある呪術師高校に通っているロボット呪術師です。ロボットを操っている「与幸吉」が天与呪縛を持っていると言われています。

ロボット状態の際は、語尾をカタコトにした不思議な話し方をします。性格は冷静沈着で、名前の由来は昔見たロボットアニメの機体から取られています。

欠損している部分は右腕と膝から下、腰の感覚が生まれつきありません。さらに、陽の光に当たると皮膚が焼けてしまうため、日常生活を送ることは困難な体になっています。

本人の見た目は全身包帯だらけになっており、生命維持装置をつけねば生きていけないほどです。さらに、陽の光に当たれないため、日頃は地下室にこもっており、体が元に戻るなら呪力を差し出してもいいと思うほど自分の天与呪縛を毛嫌いしているそうです。

つまり、ロボット本人は天与呪縛を持っておらず、操縦者である与幸吉が天与呪縛の持ち主です。陽の光に当たれないため、代わりに究極メカ丸を使っていると考えられます。

ちなみに、持っている天与呪縛は日本全土に及んでおり、実力以上の呪力を発揮することができます。これは究極メカ丸でも同様の呪力を発揮することができます。

キャラクター②禪院真希

アニメ・映画本編にも登場した禪院真希も天与呪縛の持ち主です。見た目的にはどこも欠損していませんが、彼女の呪力は一般人レベルしかありません。

禪院真希の実家、禪院家は呪術界隈では御三家の1つに数えられています。その家に生まれた禪院真希は天与呪縛を持っていながら呪力が一般人レベルしかありませんが、代わりに身体能力がとても高いです。本来であれば体のどこかに術式を持って生まれる筈ですが、禪院真希にはそれすらもなかったと言われています。

しかし、実家ではその力を認めて貰えず、加えて呪霊を見るためには呪具の眼鏡を使わないと見えないほど力は弱いです。

ですが、身体能力が高いことを生かした戦法を得意としており、呪具の扱いには長けています。力は2級呪術師レベルとなっていますが、1級呪術師に相当する力を持っているようです。

キャラクター③伏黒甚爾

伏黒恵の父親こと伏黒甚爾も天与呪縛の持ち主の1人です。

彼は天与呪縛の中でもさらに特殊な「呪力がまったくない」というレア中のレアを持っています。

そのため戦う際には呪具を用いて戦います。そこは禪院真希と同じのようで、身体能力にも優れています。

しかし禪院真希と違う点があり、それは「呪霊が視えて、さらに耐性もある」ということです。さらに身体能力の強化をし過ぎた結果、呪力なしでも呪霊に対抗する力を得たとも言われています。

結果的に彼は五感の全てを使って、呪霊を見つけることができる上に、呪具を使えば倒せるので、かなり強いキャラクターともいえます。

虎杖悠仁も天与呪縛の持ち主?

それでは、本作の主人公である虎杖悠仁も天与呪縛を持っているのでしょうか。

現時点でこの能力を所持しているかは不明のようです。

本編の最初の頃に、伏黒恵が虎杖悠仁のいる学校に向かった際、呪力なしで卓越した身体能力を披露した経験があります。

このことから、虎枝悠仁も天与呪縛を持っているのではないかと思われましたが、彼に関しては不明瞭な点が多すぎる故に、まだそこまで謎は明かされていないようです。

実は本編130話辺りで、天与呪縛以外の能力保持者である可能性が浮上しています。彼はその体内に、宿儺という呪いが存在していると言う設定です。

130話で、偽夏油こと加茂憲倫が虎杖に呪霊をぶつけられた際、虎枝悠仁はそれでもなお起き上がろうとしていたそうです。そのことを加茂憲倫は、さも当然のように受け入れたそうです。虎枝悠仁が宿儺を所持していため、これ以上の事には発展しなかったそうですが、その際に加茂憲倫から所持しているのは当然的なことを言われます。

所持するのが当然と言う言葉から、天与呪縛ではなく、宿儺を所持する能力を得ている可能性があります。

ですが、これだけでは天与呪縛以外の能力の肯定にはなり得ませんし、否定にもなりません。

今後のストーリー展開次第で、大きく変わる可能性は十分ありえそうです。

天与呪縛のメリット・デメリット

次に天与呪縛のメリット・デメリットについてご紹介していきます。

天与呪縛のメリット

天予呪縛は持った人は色々な特異能力を持つことができます。

特異能力の種類は人によって違いますが、持つだけで他の呪術師以上の能力を発揮できますのでメリットは相当大きいです。もちろん作中には天与呪縛を持っていなくても強い人は多数います。

しかし、天与呪縛のほうが強いとされていますので、持っているだけで相当なメリットと言えるでしょう。

仮に能力的なメリットがなくても、身体能力が常人に比べて相当高いです。呪力を見る力がなくても身体能力が高ければ、それだけで戦いにはかなり有利なはずです。

体の一部が欠損している与幸吉は、自身のために作ったロボット、究極メカ丸を使っています。彼の能力は、日本全土を覆えるほどの呪力を持っています。

禪院真希は一般人レベルの呪力しかありませんが、身体能力が高いが故に素手で弾丸を掴めます。

そして、伏黒甚爾は呪力はないが、呪霊を視ることができ、さらに耐性もあるというメリットがあります。使い勝手は人によりますが、かなりのメリットといえるでしょう。

天与呪縛のデメリット

逆に天与呪縛にはデメリットはあるのでしょうか。

デメリットはなにを得て、なにを捨てるか、というのが選べないところです。

生まれつきの能力とされているため、なにを犠牲にして、どんな能力を得ているかは不明です。

与幸吉のように、体の一部が欠損した状態で生まれたり、禪院真希や伏黒甚爾は見た目には体の欠損はないものの、呪力を視る力が弱い、もしくは全く持っていなかったりと、成長しないとわからない場合があります。

そのためデメリットは人によって異なります。

天与呪縛の元ネタは「ハンターハンター」?

天与呪縛は別のジャンプ漫画「ハンターハンター」が元ネタではないかと言われています。

その理由は、呪術廻戦の「縛り」とハンターハンターの「制約と契約」が一致しているからです。

内容はどちらも「自分で決めた決まり事を守る代わりに自分の能力を高めることが出来る」というものとなっており、天与呪縛は、これに自分では犠牲にするものが決められない、という点が追加されています。

しかし、必ずしも元ネタとは限りません。

作者の芥見下々先生はこのことを明言されていませんので、あくまで推測ということになります。

似たような設定縛りはたまに見かけますし、ハンターハンターの方が先に連載されていたことから元ネタと言われても仕方ないのかもしれません。

自然と似た設定になってしまったのかもしれませんので、そこまで重く考えなくてもいいかもしれません。

天与呪縛は得られる能力が大きいが失うものも大きい

天与呪縛は生まれつきの能力です。

生まれ持ったが故に、なにを得て、なにを犠牲にするのかを自分では選択することが出来ません。能力的には膨大な能力を得られますが、その特異能力もどんなものかは成長し、使用してみないとわかりません。

体の一部の欠損なのか、呪力はないが身体能力が高いのか、成長しないとわからない、まさにギャンブル的な能力と言えるでしょう。

得られるものは大きい、しかし失うものも大きいという、なんとも皮肉な能力です。

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