チェンソーマンは、単行本第11巻から第2部として別の悪魔や登場人物が出張ってくるのですが、第1部の終盤からナユタという人物が登場し、ラスボスであったマキマこと支配の悪魔の生まれ変わりとされているのです。今回はそんなナユタの詳細な部分に関して詳しく解説していきます。
目次
チェンソーマンの概要
テレビ東京他にて『#チェンソーマン』
第11話「作戦開始」をご視聴頂きありがとうございました。いよいよ来週は最終回…!このあと25:00よりPrime Videoにて第11話が#チェンソーマン見放題最速配信 開始となります。
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チェンソーマンは、2019年から2021年まで週刊少年ジャンプに掲載されていた漫画作品です。原作マンガは藤本タツキ氏が手掛けており、少年ジャンプに掲載されていたのは第1部ということになります。
単行本13巻までの累計発行部数は2023年4月時点で2400万部を突破しており、第2部以降に関してはジャンププラスに移籍しての連載が引き続き行われています。
人間に害をなす悪魔が出現する世界において、同じく悪魔の力や超人的な力を持っているデビルハンターが討伐するといった点が主軸になっており、主人公のデンジもマキマに導かれる形でデビルハンターの世界に入ります。
物語の全体的な雰囲気としても原作の藤本氏が映画好きという点が非常に分かりやすく反映されており、Z級映画やB級ホラーといった映画を想起させるような世界観で描かれています。
チェンソーマン「ナユタ」とは
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先にご紹介した通り、チェンソーマンは少年ジャンプで掲載されていた単行本第10巻までの内容が第1部、以降は第2部として連載されているのですが、2部以降はナユタという人物がデンジと関係を持っています。
ナユタのプロフィール
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- 名前:ナユタ
- 住処:デンジの家
- 身長:不明
- 年齢:不明
- 初登場回:第97話「愛・ラブ・チェンソー」
- 能力:支配の悪魔
主人公、デンジと共に暮らす三つ編みの髪型が特徴的な少女です。デンジが言うに「友達みてーな…妹みてえなヤツ」としており、明確な家族という訳ではありません。
デンジの主観によれば大学に行けるほどに頭がいいらしく、デンジ自身がまだあまり教養が無い分正確性に欠けますが正直に言うデンジですので相当頭はよいことが分かります。
デンジに非常に懐いていますが、デンジ自身に対しては「私のモン」と言い張るなど独占欲が強く嫉妬深い様子を見せており「破ったら死ぬルール」の第3条に「ナユタの前でデンジとイチャイチャしてはいけない」を設けています。
ナユタは第1部のラスボス!支配の悪魔の転生体
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第1部にて、公安の上司でありながらデンジことチェンソーマンを利用しようとしていたマキマが実質的なラスボスとなり、デンジの中にいるチェンソーマンを我がものに使用と対立しました。
これに対してデンジも通称「マキマ定食」を利用するなど奇想天外な作戦によって、何とかマキマを滅ぼし切ることに成功しました。
つかの間の平穏な日常を過ごしていたデンジの元に、ある一人の少女が現れます。その少女こそがナユタであり、いきなり自身の指を噛みに来ますがこれが1部でマキマにされた時と同じ感触である事を想起させます。
一緒にいた公安のデビルハンター、岸辺から彼女こそがマキマに代わる次世代の支配の悪魔であることを告げられ、命によって同棲することになったのです。
チェンソーマンに登場する悪魔は、地獄で生まれて地獄で死ぬと現世へ転生し、そして現世で死ぬとまた地獄に生き戻るという輪廻を繰り返しています。
これによってマキマはしっかりと現世で滅ぼすことに成功した事、および地獄からよみがえったことが分かります。あれほど兄妹に見えた支配の悪魔も、地獄ではそれ以上の超越者が存在していた故に太刀打ちできなかったのでしょう。
ナユタはマキマではない?共通点を考察
ナユタちゃん、あまりにもデンジくんが育てた子すぎる…#チェンソーマン pic.twitter.com/EdfYpwFXdq
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岸辺の口から、ナユタは次世代の支配の悪魔であるということが明かされています。支配の悪魔といえば第1部のマキマがそうでしたが、完全なる同一人物という訳ではないらしいのです。
先にご紹介した通り、悪魔は地獄と現世で転生を繰り返しています。よってチェンソーマンに食われて存在自体が抹消しない限り、本当の意味で死ぬという事はありません。
ただ、どちらかから転生をした際には死亡する前の記憶や人格といったものが引き継がれることはないために、同じ名前を冠する悪魔であったとしても同一人物にはならないのです。
ナユタとマキマの共通点①ぐるぐるとした目
どのコマの背景もデンジとナユタの生活感出てて好き#チェンソーマン #chainsawman pic.twitter.com/CP35WTpCi9
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それでもデンジがナユタを支配の悪魔であると確信できた理由はいくつか存在しており、まずは彼女たちの共通点、瞳です。マキマは同心円状のぐるぐるとした瞳をしていました。
そしてナユタも、同様に同心円状の瞳を持ってデンジの目の前に現れています。支配の悪魔の力を持つ人物は、この瞳を持っている事が共通点であると分かります。
またこの同心円状の瞳はマキマ、ナユタだけではなく、戦争の悪魔ことヨルや飢餓の悪魔ことキガちゃんにも同じ特徴がみられているため、元ネタである黙示録の四騎士の悪魔たちはみな同じ瞳をしている可能性が高いです。
ナユタとマキマの共通点②嚙む力
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続いては、ナユタの噛む力です。初めてデンジが岸辺に連れられたナユタと出会った時には、マキマとは全く別人であるためにすぐに転生体であると気づくことはできませんでした。
しかし、出会い頭にナユタの方からデンジの指を噛むという行動に出てきます。その時デンジが思い出していたのは、マキマが自分に対して同じように指を噛んだ行為でした。
マキマが存命の時には「デンジ君の目が見えなくなっても噛む力で私だと分かるように覚えて」と言って行っており、その噛む力をデンジが体で覚えていたためにナユタに噛まれたときもマキマの事を想起していたのです。
ナユタとマキマの共通点③犬好き
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犬が好きであるという点も共通点の1つです。デンジとの出会い頭に指をさして「わんわん」と言っているあたり、支配の悪魔らしい本能と犬好きである事が分かります。
そしてデンジとの同性がスタートして以降も、ペットとして犬が7匹にパワーが生前可愛がっていた猫のニャーコを飼育しています。
犬7匹というのは一般的に考えても間違いなく多い方ではありますが、過去にマキマも同じく大型犬を複数頭ペットとして飼っていましたから、犬好きな点はマキマとナユタで共通しています。
またマキマが犬好きであるのは、従順で言うことにしっかり従ってくれるからだとしており、ナユタもそういった点は受け継いでいる可能性が高いです。
ナユタとマキマの共通点④願いは対等の関係
極主夫道 X CSM 🤭
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支配の悪魔の能力は、自分よりも程度が低いと思った対象を思うがままに操ることができるといったものでした。ですがこの能力によって、マキマは自身よりも上か下かという価値判断しかできなかった可能性があります。
支配という概念がある故に得られなかった対等な関係を望んでいた、ということがデンジの夢に出てきたポチタによって語られており、どうしたらよいか問うたデンジに「抱きしめてあげて」と諭します。
無意識からか布団を抜け出していたナユタは、デンジを抱き枕のようにしてしがみついており、デンジもまたポチタにしていたようにナユタを抱いていました。
ナユタとマキマの共通点⑤食事は食パン
デンジから食べたいものは何かと聞かれたときに、真っ先に「食パン」と答えています。既に岸辺から支配の悪魔である事を告げられていたために、これを聞いた時には「安上がりな悪魔」と感想を口にしていました。
第1巻第1話でデンジがマキマに対してどんな食事ができるのかを聞いた時にも、マキマは「食パンにバターとジャム塗って」と答えていますし、マキマ自身も朝食にパンを食べている事からパン好きの可能性が高いです。
チェンソーマン「ナユタ」の能力を考察
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マキマは第1部にて反則とも言えるであろう支配の悪魔の能力を惜しげもなく活用してデンジを苦しめていました。そして、同じ能力を持っているナユタもまた次世代の支配の悪魔である片鱗を見せています。
ナユタの能力
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— Re.. (@rewrite_e) March 18, 2023
前世のマキマは手を銃の形にして相手を打ち抜いたりといった殺傷的な力を用いていましたが、現状そこまでの殺傷能力は見せていません。しかし指先から鎖を放って対象を全く別物に変化させるなど、支配の悪魔らしい力を見せています。
別のものに変えるだけではなく、その対象の記憶まで改ざんすることも可能なようで、アサに対して使用した際には完全に犬化させていました。
ナユタのマキマと同じ能力
makima pic.twitter.com/USiSo4wHrw
— HY (@Hem_Oo_) May 2, 2023
鎖でもって対象を自分の意のままに操るといった能力は前世のマキマも披露しており、アキや天使の悪魔らを自分の出した鎖とつないで契約悪魔や当人の能力を思うがままに活用していました。
また嗅覚による感知能力に関しても受け継いでいるのか、同じ黙示録の四騎士らしい戦争の悪魔ことヨルもその嗅覚で嗅ぎ分けているために、悪魔を嗅覚で感知できるようです。
チェンソーマン「ナユタ」には元ネタがあった
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— 時鳥(ホトトギス) (@hottgis73) March 11, 2023
マキマやナユタの持っている支配の悪魔、および戦争の悪魔ことヨルたちがヨハネの黙示録の四騎士を元ネタにしているように、ナユタという名前にも元ネタがある様です。
『予言のナユタ』
予言のナユタ pic.twitter.com/6vSueRW54C
— Blár (@atlas7211) January 9, 2023
チェンソーマンの作者・藤本タツキ氏自身の読み切り作品として「予言のナユタ」があります。この作品には主人公の妹として全く同じ名前の妹であるナユタが登場します。
加えて角も生えており、世界を滅ぼす妹などとも称されています。同心円状の瞳など共通点も多いことからこのナユタを元ネタにしている可能性は非常に高いと言えます。
『ABARA』の那由多
ABARA
那由多かわいいです。 pic.twitter.com/ex7oWb9r84
— MUFFET and YOG(Commission open) (@lmmuffetart) April 10, 2016
名前に関してはもう1つ元ネタがある様で、それが「ABARA」という作品です。チェンソーマンの世界観も、同作品の影響を強く受けています。
この作品には「那由多」という漢字のキャラクターが登場しており、同作に影響を受けているというのであればナユタの名前もここを元ネタにしていても一向におかしくはないでしょう。
登場回数は少ないが絶大な人気を誇っているナユタ
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— Re.. (@rewrite_e) August 29, 2022
ナユタは第2部になって登場回数こそそこまで多い訳ではありませんが、それでも支配の悪魔の生まれ変わりであるという点もあって非常に大きな人気を集めています。動向が気になる方は是非とも本誌を読んでみてください。