ブレイクブレイドは、吉永裕ノ介氏による漫画作品です。ロボット漫画として人気であり原作漫画の単行本も多く存在しているのですが、原作者である吉永氏が逃亡した事によって作品自体が打ち切り完結してしまったという噂があるのです。今回はそんなブレイクブレイドの作品存続にかかわる話を解説します。
ブレイクブレイドとは
『ブレイクブレイド』完結お疲れ様でした。デルフィングもお疲れ様… pic.twitter.com/sPGxv5ZIeh
— 加藤拓弐 (@isiyumi) October 12, 2022
ブレイクブレイドは、長年にわたって連載されてきたロボット漫画です。原作漫画の単行本もかなりの数がある分、追いかけている方もいることでしょう。まずは原作の概要などから解説していきます。
ブレイクブレイドの作品概要
https://twitter.com/kudan4429/status/1583402288533512192?s=20
ブレイクブレイドは、吉永裕ノ介氏原作のWeb漫画配信サービスCOMICメテオにて連載中の漫画作品です。2006年から連載を開始しており、2021年までの合計15年間にわたって連載された作品ということになります。
2009年に劇場アニメ化が発表、さらに翌201年からは全六部作の劇場版アニメが順次公開されるなど、一般的なテレビアニメではない形式で制作されました。
その後は2014年より劇場版を再構成されたテレビアニメの放送も行われ、外伝オンライン小説なども連載が行われています。
ブレイクブレイドのあらすじ
漫画『ブレイクブレイド』1~17巻が3日間限定で無料配信決定。完結巻発売直前キャンペーンが9月19日(月)まで開催
各種配信サイトでテレビアニメの見放題配信も#ブレイクブレイド
https://t.co/BXuGgIG9y7 pic.twitter.com/mMxLnVnF2v
— ファミ通.com (@famitsu) September 16, 2022
地中から化石燃料を取ることができない架空の世界に存在するクルゾン大陸にて、住んでいる人間は生まれつき石英に命令を与える能力「魔力」を有していました。
人々はその能力を利用して石英に命令し発明を行い、やがて人型兵器魔動巨兵、通称ゴゥレムを作り出します。大陸では、このゴゥレムを用いた国家間戦争が続いていました。
そんな世界で、魔力を持たずに生まれた希有な存在の主人公、ライガットは士官学校時代の友人であり現クリシュナ国王であるホズルに召喚、かつて友情で結ばれていた者たちが容赦なく戦乱に巻き込まれていきます。
【ブレイクブレイド】作者逃亡した⁈
#PSO2NGS_SS #キャストはいいぞ #メンテの日なのでssを貼る
__ブレイクブレイド__ pic.twitter.com/jelyXxytY0
— トビウオハンター (@JTlpyk75TOxJ17Z) May 9, 2023
原作はもちろんの事、劇場版アニメに始まり地上波のアニメも放送されるなど人気且つ息の長い作品であるブレイクブレイドですが、そんな同作の作者が逃亡したという噂があるのです。
ブレイクブレイドの作者「吉永 裕ノ介」のプロフィール
ラストはスパロボDDで初参戦のブレイクブレイド、デルフィング
跳ねるように猛スピードで突っ込んでくる恐ろしさよ
第4形態も実装してほしい#スパロボみんなの愛機 pic.twitter.com/rjiDQ68ktJ— YT (@YTkojope) April 1, 2023
- 正式名称:吉永 裕ノ介
- ふりがな:よしなが ゆうのすけ
- 別称:吉永裕介
- 受賞歴:第4回UPPERS勝新人漫画賞 佳作
- 作品:ランペイジ、ブレイクブレイド
ブレイクブレイドの作者「吉永 裕ノ介」は逃亡した?
https://twitter.com/JTlpyk75TOxJ17Z/status/1631410525979676672?s=20
ブレイクブレイドは、吉永 裕ノ介氏による漫画作品である事は冒頭でもご紹介した通りです。では、実際に作者の吉永氏が何らかの理由で逃亡したのかというと、結論としてはそういった事は発生していません。
吉永氏はX、旧ツイッターも利用しており、そちらを見てみると毎月投稿を行っておりその内容も漫画に関することですので漫画化としての仕事もしっかりしている事が分かります。
作者本人に関しても、ツイートの内容を見ると分かる通り健康状態には問題なさそうという事で、健康上の理由で漫画化を離れたといった事も無さそうです。
ブレイクブレイドの作者が逃亡したと言われる理由
ブレイクブレイド完結おめでというございます。画像はコミックメテオ用に描いたブレイクブレイド10周年記念イラスト。 pic.twitter.com/6e7ZRAZ8As
— 米村孝一郎 (@yonemura_kou) October 12, 2022
ブレイクブレイド原作の吉永氏が実際には逃亡したわけではなく、また健康上の理由があったわけではないということでひとまずは安心でした。
では、なぜ作者が逃亡したなどという噂が出てきたかの理由に関してですが、これには作品の掲載などが絡んでいるところもあります。ブレイクブレイドは、幾度か掲載紙を移籍したり、連載を休んだこともありました。
当初こそ2006年より月刊少年ブラッドから連載が開始されたのですが、同年の11月号にて同誌自体が休刊してしまった事を受け、2007年1月よりWebコミック誌であるFlexComixブラッドへの移籍が行われたのです。
その後は月に1回のペースで安定して連載が行われていたわけですが、事態が動いたのは第54話からです。この時から、連載は月1回の定期ではなく不定期へと移行しました。
不定期更新に切り替わるという事は、当然月1での更新よりも頻度が落ちるという事を意味します。実際、ここから連載ペースは格段に下がって数か月から半年ほどの間隔を置いて更新されることになりました。
再度移籍が行われたこともあり、2012年7月から同じくウェブコミック誌、COMIC メテオへ移っての連載が行われていました。この時の頻度は年に1回から多くても3回ほどと、非常に少なくなっていたのです。
間隔が大きく空いた時にはなんと1年もの間配信がされたことのなかった時期もありましたので、あまりに頻度が少ないことからファンの間でも完結が絶望視されていました。
この連載頻度の少なさが、作者が逃亡してしまい連載が難しくなったのではという噂が出る最大の原因であると考えられています。
ただ実際のところは、吉永氏というのはもともとネーム作業に非常に時間をかけるタイプであったらしく、この点については自身のSNSアカウントでも言及されています。
【ブレイクブレイド】作者逃亡で打ち切り完結⁈
コトブキヤ製 CROSS FRAMEシリーズ
1/60 デルフィング完成しました(1/4)
#ブレイクブレイド pic.twitter.com/ydOwmMylzd— G-summer (@Gsummer15) April 7, 2023
この様に、作者逃亡の噂はあくまでも噂であって、作者自身はしっかり連載を継続していました。ブレイクブレイドの作品自体は既に完結しているのですが、そちらにも打ち切りで終わったという噂があります。
ブレイクブレイドは作者逃亡で打ち切り?
ブレイクブレイド完結!吉永先生お疲れ様です!!
ロボットものをあんまり読まない私ですが、何度読み返してみても面白い。同じレーベルの偉大な目標でした。
やっぱり推しはジルグ殿です。このキャラは凄すぎる。#ブレイクブレイド pic.twitter.com/M6qaWKBCAU— 山本アリフレッド@リケ恋アニメ2期多謝! (@man_Arihred) October 19, 2022
当時のSNSを見てみると、作者がギブアップした、気力がないらしくもう漫画を描く気が湧かないんだろうといった声が上がっており、先述した連載頻度の少なさからファンも連載を絶望視していた時があったと思われます。
しかし結論から申し上げますと、ブレイクブレイドは作者逃亡で打ち切りになったわけではありません。そもそも先に述べた通り、作者の吉永氏が逃亡したなどという事実はありません。
そして、作者の吉永氏も連載や先のことについて自身のSNSで語っているところがあり「体力・いつ没するかわからなくなってきた。気力・特にこれが問題で文字で説明すると1万文字ぐらいになるのでいつか言葉で説明したいという感じ」としています。
またその後に「打ち切りでは無いです」という事を明確に言及されていますので、作者自身がそういっているのであれば間違いはありません。
ただ、吉永氏自身の気力と体力に厳しい部分があったというのは本人も語っている通りあったようで、相当息が長い分続けるのには相応に力が必要だったのだと分かります。
作品自他は既に完結を迎えているのですが、ファンの間では「作者の体調不良説」「続きを考えるのが面倒臭い・思い付かない説」など様々な噂がささやかれていました。
ブレイクブレイドは作者逃亡で完結した?最終巻・最終話は?
140ページの原稿は立つ。
おろしたての芯がカラ。
ここからデジタル。 pic.twitter.com/gHhVFHcKC4— 吉永裕ノ介 (@yoshinaga909) April 20, 2022
漫画版については2021年12月に第103話が公開されており、続く第104話を持って完結になるという流れになりました。最終話に関しては紙原稿で140ページにも上る分厚い内容になっているようで、この点についても作者の吉永氏よりSNSにて報告が行われています。
作品自体は最終話が描かれて完結こそしたものの、ファンの間ではモヤモヤの残る終わり方になったようで、例えばライガットが操縦者であるデルフィングがどこで誰に作られたかなどの詳細が語られていません。
これに加えて、デルフィングはなぜ魔力を持たないライガットのような人物でなければ動かすことができないのか、デルフィングの動力源などの詳細部分についても語られていないままに完結しています。最終的な話の内容としては、アッサム編で区切りつけてからその後の展開を文章で説明、解説したところで終わりを迎えています。
ブレイクブレイドの最終話をネタバレ
#WF2023S 展示情報
「運命に抗う。」
Pose+メタルシリーズにてブレイクブレイドBREAK BLADEは商品化決定!!続報を待ってください!!
企業ゾーン:2-11-02
ART STORM/FEWTURE MODELS
ご来場お待ちしております!#poseplus #ブレイクブレイド pic.twitter.com/SHKRLfIe0u— POSE+ (ポーズプラス) (@pose_plus) July 30, 2023
この様に、ブレイクブレイドは打ち切りでも作者逃亡でもなくしっかりと完結を迎えているのですが、最終話に関してはファンの間で賛否両論の形となりました。最後にその内容のネタバレあらすじをご紹介しましょう。
ブレイクブレイド漫画103話のネタバレあらすじ
https://twitter.com/comicmeteor/status/1585981260664446976?s=20
ライガットが操るデルフィングは、プリンスダヴェドの剣の振りに対して跳躍で避けます。そして返す刀で渾身の刀を振りますがプリンスダヴェドの剣に弾かれてしまいます。
これを見越したライガットがプリンスダヴェドの胴体部に蹴撃を叩き込み、キレのある蹴りによってプリンスダヴェドは切断されました。しかし、プリンスダヴェドに搭乗していたアッサムの星の撃破までには至っておらず、本人は機体から降りて逃亡を図りました。
ブレイクブレイド漫画104話の公開は?
【10/26 更新】
◆コミックス最終⑲⑳巻&
吉永先生初画集 好評発売中!◆『ブレイクブレイド』
最終話 未帰還兵(後編)『ブレイクブレイド』完結。
抗い続けた“能無し”と“巨兵”の
運命の終着点を見届けよ――。[COMICメテオ]https://t.co/rcie7bQVEi pic.twitter.com/9cM1M5Yn4q
— COMICメテオ (@comicmeteor) October 26, 2022
ブレイクブレイドの漫画は、冒頭で解説した通りウェブ漫画サイト、COMICメテオにて連載されているのですが、最終話となる104話未帰還兵の前編と後編両方とも公開が終了しています。
これは、以前は同サイトにて公開がされていたのですが、何らかのキャンペーンが終了したか最初から期間が設けられており、それが終了したのではないかと考えられます。
ブレイクブレイドの続編は出るのか?今後に期待
めちゃめちゃかっこい………えっ、ブレイクブレイド次で最終回なんですか!?!?
まだ全然話終わらんやろ!途中で!終わらせるんですか!!??
つらい……まじかよ……やべぇ…… pic.twitter.com/49Ta40ifJz— F@魔法陣(TRPG垢) (@kreh3265) December 1, 2021
作品自体は完結という形を取っているのですが、その終わり方が賛否両論になっていました。続編や関連作品が出るかどうかに期待しつつ、ブレイクブレイドを見直してみてください。