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【あたしンち】母死亡説の理由は最終回にある⁈噂の真相を調査!

国民的アニメ『あたしンち』の原作漫画を読んだことはありますか?実は原作漫画の『あたしンち』は一度最終回を迎えており、その内容が母親死亡説を匂わせていると話題になっているのです。

今回は、漫画『あたしンち』の最終回の内容や、何故母親死亡説が囁かれているのか紹介します。また、やばい母親死亡説の真相や、最終回を迎えた理由など、気になる情報も深堀していくので、ぜひ最後までご覧ください。

【あたしンち】どんな漫画?

初めに、漫画『あたしンち』の作品情報や大まかなあらすじを紹介します。アニメを観たことがある方は多いでしょうが、原作のコミックがどのような内容なのかチェックしてみましょう。

あたしンちの作品情報

『あたしンち』は、けらえいこ先生による1994年6月5日から2012年3月11日まで読売新聞日曜版で連載された漫画です。1995年にはメディアファクトリーでコミック化し、累計1200万部のベストセラーを果たしています。

1996年には文藝春秋漫画賞も受賞し、2002年からはテレビ朝日にてアニメ化され『ドラえもん』や『クレヨンしんちゃん』に続く毎週金曜日19時30分から放送され、地上波の放送は2009年9月19日で最終回を迎えました。

また、2003年には母とみかんが入れ替わる『映画 あたしち』が公開、2010年の映画第2弾では3D作品の『劇場版3D あたしンち 情熱のちょ~超能力♪ 母大暴走!』も公開し、その人気ぶりから日本以外にも台湾・香港で上映されたのです。

あたしンちのあらすじ

西東京市田無に住む立花家は、大雑把で節約志向の母無口な父地味でのんびり屋の女子高生みかんシャイで倫理的な中学生ユズヒコの4人家族です。ごく一般的な家族なのですが、倹約志向な癖が強い母のおかげで何気ない日常生活の中に、どこか笑えるエピソードが満載です。

また、家族だけのやり取り以外にも、みかんやユズヒコの学校生活や、母の御近所付き合いも魅力的で、作りすぎないリアルなやり取りが、視聴者や読者からの共感を得ています。

【あたしンち】主な登場人物

続いて、『あたしンち』の主なキャラクターを紹介します。立花家の母・父・みかん・ユズヒコの性格や意外と知られていない設定を見てみましょう。

登場人物①母

立花家の強烈キャラである母は、物語で名前が明かされておらず、家族からは「お母さん」・近所のママ共たちからは「立花さん」と呼ばれています。出身は大分で兄と弟がおり、現在は専業主婦をしています。

見て分かる通り他のキャラクターと比較しても、人間離れした見た目をしていますが、本人は自分の容姿を気にしていません。父とは恋愛結婚ではなくお見合い婚で、結婚理由は「人助け」と明かしています。

恋愛感情がないようにも見えますが、日常の中でも父のことを最優先する昭和の女な一面も見せており、休日はデートに出かけるなど夫婦仲は良好です。さらに、がめつい性格で自己主張が強いイメージがありますが、外では世間体や礼儀を重んじる性格で、常識人でもあります。

登場人物②立花みかん

主人公の立花みかん(あたし)は、草井高校に通う高校2年生のごく一般的な女子高生です。見た目も内面も強烈な母に比べると地味で、おっとりした一面もあるため、授業中先生に当てられても、内容を把握していないことが多いです。

また、感情はあるのですが、その感情を外にあまり出さない人物で、友人が爆笑するシーンでも、みかんはあまり笑っていません(本人曰く、頬の肉が人一倍厚いため、心が笑っていても顔に出ない)。さらに、恥ずかしがり屋で、友人のしみちゃんやゆかりんに褒められたとしても、全力で否定し話を変えてしまいます。

通常の女子高生よりは大人しいみかんですが、しっかり恋愛もしており、クラスメートの岩木に絶賛片思い中なのです。

登場人物③立花ユズヒコ

みかんの弟の中学生ユズヒコは、母と姉のトラブルをよく見ているため、喧嘩に巻き込まれないよう静かに過ごしています。低燃費系な男子ですが、意外にも野球部に所属しています。(野球部でも弱小なので、週に2回しか部活がない)

また、秀才な人物なので、母や姉の言い間違いを訂正することが多く、物静かではありますが気弱な訳ではありません。読書とアイドルの”丸野丸美”を好み、自分の世界に没頭することも多いですが、実はクラスの女子たちからモテています

登場人物④父

立花家の大黒柱である父は、無口でマイペースな会社員です。母同様に大分出身で、年齢は40代後半と言われています。メガネを常にかけているので、真面目な印象がありますが、酒やたばこを嗜み、趣味はパチンコとTHEおじさんです。

また、「はっはっは」とよく笑っており、円滑にコミュニケーションをするタイプではありませんが、子供たちとの関係は良好で、母が上手く仲介しているからこそ問題なく過ごせているのでしょう。

さらに、お見合い婚ではありますが、母の奇行をよく面白がっており、実はしっかり母を愛しているのです。また、母のことを「お前」と呼ぶなど以外に亭主関白で、男のロマンに弱い一面もあります。

【あたしンち】母は最終回で死亡したの?

続いて、原作コミック『あたしンち』の最終回の母の死亡説について紹介します。原作コミックの最終回は、母の人間離れした奇行が死亡説に繋がり、やばいと大きな話題となっていました。

死亡の噂の原因は最終回の母の異様な行動

読売新聞日曜版での『あたしンち』の連載は、2012年3月11日に終了しました。その注目の最終回では、これまでに登場したキャラクターたちが次々と登場した後、母がエプロンをマントにして空を飛び始めたのです。

また、そんな母を見て、父は「いつから空飛べるようになったんだ、オマエは…」とこぼしました。これまで物語は全て、立花家の日常を描くリアルな内容だっただけに、いきなりの母が空を飛ぶ演出は、「天に召された=母が死亡した」と様々な憶測が飛び交ったのです。

母死亡の噂となった最終回のやばいあらすじネタバレ

冒頭の題名が描かれるコマから、母はスーパーマンの恰好をし空を飛んでいました。そして、「はなはだ、とーとつですが、」のナレーションが添えられる中、これまでに登場したキャラクターたちが、空飛ぶ母を見て驚いています。

様々なキャラクターたちが空飛ぶ母にざわつく中、ナレーションでこれまでの感謝の言葉を綴ると、母は何事もなく自宅マンションへ降り立ち、窓から帰宅しました。そして、マントをエプロンに戻すと、家にいた父に「今日は遠い方のスーパーが特売だったのよ」と笑顔を向け、物語は終了したのです。

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【あたしンち】母死亡の噂の真相は?

続いて、『あたしンち』の母親死亡説の真相について紹介します。やばいと話題の最終回はまさかのスーパーマンの恰好をし、空を飛ぶ奇想天外な内容でしたが、本当に母は死亡してしまったのでしょうか。

作者は心身の不調により連載を終了

約20年間の連載を続けた『あたしンち』は、作者のけらえいこさんの心身ともに至る体調不良が理由で最終回を迎えました。

世間がこれまでの物語とは一味違う最終回にざわついたため、けらえいこさんは最終回について自身のTwitterで「体力的に毎週の連載がきつくなってきた」「共同制作していた夫も体調不良」「東日本大震災のショックから連載が苦しくなった」と明かしています。

20年間も毎週『あたしンち』を連載できたこと自体が凄いですし、20年の時が経てばもちろん作者も20歳年齢を重ねているので、体力が落ちることも無理ないです。また、2011年の東日本大震災は本当に悲惨な災害でしたから、けらえいこさんのようにショックから中々立ち直れずにいた方は多いでしょう。

ミュージカル風に終わらせたつもりが死亡の噂に

また、最終回の内容についても、「最終回にふさわしい、立花家の日常が思いつかなったため、ラストはミュージカル調にした」と言及しています。

えらけいこさんは最終回の内容をとても気に入っていたようですが、一部の読者から母死亡説が出たと聞いた時は大変驚かれたとのことです。しかし、2022年のインタビューにて、最終回の母死亡説について完全に否定されました。

2019年より連載を再開!母は死亡していない

2012年に読売新聞での連載を終了させた『あたしンち』ですが、2019年12月23日から掲載場所を雑誌『AERA』に変え、連載が再開されたのです。記念すべき再開の1発目の物語は、12月23日にちなんでクリスマスイブの立花家が描かれています

みかんが電車で帰宅途中、母から「クリスマスやるから、ケーキ買ってきて」とLINEが来ました。クリスマスをやらないと思っていたみかんはチキンなどのクリスマスディナーを期待し、ワクワクしながら家に帰ると、食卓に並んでいたのは”おでん”だったのです。

母は大根や卵、じゃがいもを見て「クリスマス オーナメントみたいでしょ!」と相変わらずです。そんな母を見て、みかんを始めとしたユズヒコや父は大笑いするのでした。

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今回は、漫画『あたしンち』の最終回での母親死亡説の真相について紹介しました。最終回は、作者がふさわしい日常生活が思いつかなかったため、ミュージカル調に母を飛ばせた結果、死亡説が浮上してしまったようです。

しかし、2019年には連載が再開し、2022年のインタビューで母死亡説を完全否定したので、母は無事生きていました。これからも続く、『あたしンち』は更なる面白エピソードを展開していくでしょう。

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