呪術廻戦に登場するキャラクター、呪術師の一人である禪院真希は、フィジカルギフテッドと呼ばれる能力を有しています。作中では不幸ないきさつによって、不本意ながらもその力が覚醒する運びとなりました。今回は禪院真希の力の覚醒やその詳細についてご紹介していきます。
【呪術廻戦】禅院真希とは
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禪院真希は、主人公である虎杖らが在籍している呪術高専の生徒であり、呪霊を祓う呪術師の一人でもあります。まずはどんな人物なのかの解説からしていきましょう。
禅院真希のプロフィール
今週の呪術廻戦、ここの乙骨くんと真希パイセンの視線が互いに合ってる感じめっちゃ好きなんやけど
いやもう、デキてるやろ君ら(邪推)#呪術廻戦 pic.twitter.com/nA5KqJfb4n
— 黒夜叉 (@02KuRoYaSya) May 16, 2023
- 名前:禪院真希
- 誕生日:1月20日
- 所属:東京都立呪術専門高等学校二年
- 身長:170㎝位
- 等級:四級呪術師
- 好きな食べ物:ジャンクフード
- ストレス:禪院家絡みの手続き
禅院真希の人物像
スパファ民ですが、友人からリクエストされ気分転換に呪術のゆたまきを描いてみました。上の娘も呪術好きなので私も観てますが、基本的に人が沢山◯ぬ作品が苦手な人とこあって今回呪術自体を描くのが初めて💦
強い女性好きなので1番推しは真希さん💕 pic.twitter.com/QH2Iarcuoa— mich (@mich_kj) May 14, 2023
呪術界における御三家と呼ばれる名門、禪院家出身の呪術師です。男勝りで後述する天与呪縛および家系とその中での扱いからか、非常に反骨精神の強い性格をしています。
相手を基本的に下の名前で呼んでおり、初対面の虎杖に対しても名前で呼んだり教師である五条に対しても「悟」と呼ぶなど出自故か苗字では呼ばず、自身のことも名前で呼ぶようにしています。
同級生であるパンダや狗巻とは関係も良好で、よくつるんで3人で行動している姿が描かれていました。また自身を慕う釘崎や伏黒を含めた下級生の面倒見もしっかりと見ています。
生まれながらに受けていた天与呪縛
天与呪縛 pic.twitter.com/ujCySFaqUN
— Asano (@mp0328) May 31, 2021
呪術師としての戦闘スタイルは、呪具を用いての接近戦です。本来呪術師であれば何かしら有している筈の術式は、天与呪縛によって存在せず一般人程度の呪力しか有していないために用いることができません。
天与呪縛は、生まれながらにしてその人物にかけられた呪術的な縛りです。真希は一般人程度の呪力しか持たず、呪霊も特殊な眼鏡を使わなければ見えず呪具を使わないと倒せないゆえに、呪具を用いています。
そうした縛りが設けられている代わりに、常人をはるかに凌駕する身体能力を得ています。四級でありながらも、二級呪霊なら平気で倒せると称される実力を有しています。
【呪術廻戦】禅院真希と禪院真依の関係
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この天与呪縛によって、御三家の一家である禪院家での扱いは冷遇という言葉がそのまま似合うようなものになっていました。そして、同じ禪院家の血のつながった妹、真依がいます。
禪院真依も同じく呪術師であり、真希とは異なり京都の呪術高専に在籍しています。一卵性双生児、すなわち双子の姉妹であるために、髪形や眼鏡などを外せば二人ともうり二つの外見です。
幼少期こそ仲の良かった二人なのですが、真希が禪院家内での扱いに辟易して出家することになってから真依の方から憎まれるようになっていました。しかし、真希にとっては依然変わらない可愛い妹でした。
真希も禪院家を見返して当主になるという目論みで出家したのですが、それは表向きの理由で本来は真依が安心して実家で暮らせるよう居場所を作るためという、優しい理由でした。
【呪術廻戦】禅院真希が覚醒した理由
天与呪縛のフィジカルギフテッド pic.twitter.com/2Nma8CtoNj
— 零田ナリ (@0da7rizm) June 26, 2021
ここからは、禪院真希の力が覚醒した理由、経緯について解説していきます。真依もその力の覚醒に関与しているどころが文字通りのトリガーになっており、非常に陰惨な話になっています。
真依が自らの命と引き換えに「構築術式」を発動
覚醒!! そして瞬殺!!
人は何かを失って強くなるんですね!
#呪術本誌 #呪術廻戦 #禪院真希 #伏黒甚爾 pic.twitter.com/9sfZzSHddg— りつ (@rituritu1209) May 23, 2021
渋谷事変後、真希は禪院家の忌庫に呪具を取りに来ていました。しかしそこにあったのは呪具ではなく、父扇と倒れ伏して瀕死の状態になっている真依でした。
自身も扇打倒に奮戦しますが一歩及ばず、呪霊が跋扈する部屋に放り込まれこのままでは二人とも死してしまう、となった中で、真依が自身の術式「構築術式」を命を賭して用いる形で死亡します。
呪術の世界において、一卵性双生児で生まれた存在は同一人物として扱われるのです。それゆえに例え真希が天与呪縛を持っていたとしても、双子の真依が術式を扱える状態では、真なる天与呪縛とはなれなかったのです。
片一方が強くなりたいと思っていても、意に反してもう片方が足を引っ張ってしまっている状態でした。それを理解した真依の方から、呪力や術式一切を取り去って「全部壊して」という呪いと術式で生み出した刀を残して逝ったのです。
その結果、完全に呪力から脱却した存在であり、かつて禪院家に存在していた「天与の暴君」と呼ばれた逸脱者である伏黒甚爾と同一の天与呪縛となり覚醒を果たしました。
父・禪院扇の存在も覚醒のきっかけに
#呪術廻戦 150話
149話
⇒真希がフィジカルギフテッド覚醒!150話
⇒真希 vs 禪院真希無双なるか…
⤵︎⤵︎ネタバレを読む⤵︎⤵︎https://t.co/nXv2pTziG5#ネタバレ注意#wj #wj26 pic.twitter.com/exfT4wJWaD
— ショート@相互フォロー100% (@shoohto) May 31, 2021
真希が天与呪縛の恩恵を完全に受けられるようになったのは、妹である真依の死がトリガーになっているのは言うまでもありません。ですが、これを発生させたのは父である扇もまた関係しています。
そもそも扇が娘である真依に手をかけたのは、前当主によって伏黒恵が当主に据えられた状況から成り代わるべく、五条悟の開放を目論んだ謀反者として真依と真希、そして恵を誅殺しようとしたからです。
五条の開放、および新たに始まった死滅回遊の呪霊やプレイヤー打破のためにも必ず忌庫に来るであろうと踏んでいた扇は、その場で待ち構えていたという訳です。
ためらうことなく二人を切り捨てた扇ですが、その後に完全覚醒した真希の手によって圧倒、自らも奥義の術式を発動し迎え撃とうとするのですが、太刀打ちする暇もなく後述の通り一瞬で討ち果たされました。
【呪術廻戦】禪院真希の覚醒後の強さ
禪院家の27代目当主は天与呪縛を二人連れているらしいって噂したい pic.twitter.com/f5MfnD2i9D
— ゆ (@jj59u) April 21, 2021
かつて存在していた伏黒甚爾は天与の暴君と呼ばれ、現在の禪院家があるのは彼の気まぐれであるとされるほどに大きなトラウマとなっています。そして真希は、何の因果か同じ天与呪縛を得て、そして覚醒しました。
特別1級である術師を一瞬で倒す
#呪術廻戦 キャラクターファイル No.76
禪院 扇
【特別1級術師】
【ずっとちょっとキレてる】 pic.twitter.com/HirBcXxhb6— 呪術廻戦【公式】 (@jujutsu_PR) November 16, 2022
忌庫に到着した当時の真希ではあと一歩というところで特別一級術師である扇に及びませんでしたが、覚醒して戻ってきた真希はまるで別人であり、扇も伏黒甚爾の姿を重ねます。
それを見て奥義の術式「焦眉之赳」でもって対応しようとするのですが「来い!出来損ない!」の言葉を発したと思った次の瞬間には、顔半分が分断された状態になっていました。
特別一級術師である扇の他にも、禪院家の戦闘部隊である丙、そして躯倶留隊の一級術師、および特別一級術師たちを一人で相手取って圧倒するなど、フィジカルギフテッドの覚醒を感じさせる強さになったのです。
禪院直哉を左ストレートで瞬殺
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その後、扇と同じく特別一級術師にして丙の筆頭である禪院直哉と対戦します。投射呪法によって拘束で動き回る直哉に対し、不知火型でもって捨て身のカウンター勝負に出ます。
直哉が真希にタッチすることで24分の1の動きを強制、失敗すれば1秒間完全フリーズするというスキを作り出そうとします。しかし、身体能力が極まった真希はその24分の1秒の動きにすら完全対応します。
投射呪法を攻略されてしまった直哉はなすすべもなく圧倒され、返すカウンターの左ストレート一撃で瀕死状態に陥ってしまいました。
伏黒甚爾に並ぶ強さ
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すでに何度か触れている通り、禪院家にはもともと伏黒甚爾という存在がいました。またの名を禪院甚爾と言い、真希とは違って生まれたその時から完全に呪力から脱却した天与呪縛を得ていたのです。
彼も呪具を用いなければ呪霊を討つことはできないのですが、人間である術師相手であれば2級術師程度であれば素手のみで難なく圧倒、高専時代の五条悟の「赫」を受けても致命打にならないほどでした。
現在の禪院家があるのは甚爾の気まぐれである、とされており、その気になれば禪院家壊滅も容易かったと認識されていて、真依の命を賭した献身と願いによって完全に呪力から脱却した存在となった真希も並ぶ強さになる可能性があります。
特級術師を倒す可能性もあり
#呪術廻戦 #呪術本誌#五条悟 #五条先生
呪術廻戦 本誌 最新話
五条先生と虎杖の関係 めちゃ好き
ピリピリしてるんだぜ?
今から宿儺(伏黒恵)と戦うのに
にも関わらず虎杖『先生!!術式邪魔!』
五条先生『ばっちこい!』
虎杖から始まり乙骨や真希
皆に背中叩かれ皆の思いも背負ってるんだな pic.twitter.com/JM5kjNZc9G
— ネコイヌ🍻🐾 (@kawahaya12) May 14, 2023
過去、伏黒甚爾は高専時代の五条悟、および夏油傑を圧倒した事があります。当時こそまだ特級認定されていた描写が無いとはいえ、最強コンビと目される相手を呪力も無しに圧倒したのです。
その後五条は死の淵で反転術式を得て復活するのですが、それでも特級呪具を用いて奮戦、強力な「赫」を受けても致命傷にならないなどの流石のフィジカルを見せています。
これだけでも驚愕ものですが、加えて作中の特級呪術師たちはいずれも呪術の極致である領域展開を用いています。引き込めば勝ち、といったような反則的な術式もある中、フィジカルギフテッドを有する存在は天敵になっています。
完全に呪力から脱却しているがために、領域の必中効果が認識することができないのです。これによって領域の効果を受けず、消耗した相手を一方的に叩ける可能性も出てきたことから、特級術師相手でも優位に立ち回れると考察されています。
覚醒し禅院家を壊滅させる強さとなった禪院真希の今後の活躍に期待
天与呪縛のフィジカルギフテッドを持つの横顔
#wj26
#呪術本誌 pic.twitter.com/JXbyaRZqBQ— すみ。低浮上 (@sumii524) May 30, 2021
完全にフィジカルギフテッドとして覚醒した真希は、現在も死滅回遊編以降で切った張ったの大活躍を見せています。その後が気になる方は是非とも本誌を読んでみてください。