日本には多くのサッカー漫画の名作が存在しますが、令和のサッカー漫画【ブルーロック】はこれまでのスポコン漫画の概念を覆す作品です。そんな【ブルーロック】に登場する絵心甚八は、知れば知るほど魅力のあるキャラクターなのです。
今回は、【ブルーロック】絵心甚八(えごじんぱち)のプロフィールや正体・過去・名言について紹介します。謎多き男 絵心甚八は何のために青い監獄プロジェクトを遂行したのでしょうか。
目次
【ブルーロック】とは
初めに、【ブルーロック】の作品概要とあらすじを紹介します。令和のサッカー漫画【ブルーロック】の人気ぶりやメディア展開・基本的な設定などをチェックしてみましょう。
ブルーロックの作品概要
原作:金城宗幸先生・作画:ノ村優介先生による【ブルーロック】は、2018年から「週刊少年マガジン」で連載されるサバイバルサッカー漫画です。連載開始から3年後の2021年には第45回講談社漫画賞の少年部門を受賞しており、プロサッカー選手の大久保嘉人選手や岡崎慎司選手も作品を大絶賛しています。
これまでに誕生したスポーツ漫画の数々はチームプレイの大切さや仲間との絆が描かれがちでしたが、【ブルーロック】はいかに自分がシュートを入れれるかに重きを置いており、青い監獄の中ではどれだけ強いエゴを持ちサッカーができるかが課題となっています。
これまでにない我を出せるかがメインの内容が、プロ選手から絶賛される理由なのです。また、計26巻の単行本は2023年8月時点で累計部数は2800万部を突破し、2022年10月から放送されたアニメも人気に拍車をかけました。アニメは2期の制作も発表され、これからまだまだ盛り上がる作品となります。
ブルーロックのあらすじ
2018年開催のサッカーワールドカップで、日本はベスト16で敗退しました。日本中が大健闘だと騒ぐ中、フットボール連合の新人職員 帝襟アンリは、「またしても世界の壁を置けられなかった。このままの新人育成では日本は変わらない」と幹部たちに訴えます。
日本が世界一など獲れる訳がないと諦める幹部たちでしたが、帝襟アンリの熱意にやれら青い監獄プロジェクト遂行を許可しました。青い監獄プロジェクトのコーチに選ばれた謎多き無名の男 絵心甚八は、全国からストライカーの素質がある男子高校生300人を集め、隔離された施設でサバイバル形式の育成プログラムを決行します。
参加者300人のうち最初のランクが299位だった潔世一は、地元のサッカー強豪校に進学し県大会決勝で敗北してしまいました。高校サッカーのチームプレイ重視の考えに違和感を覚えていた潔世一は、温厚な性格とは裏腹に青い監獄で世界一のストレイカ―になるために一番重要なエゴを見出していくのです。
【ブルーロック】絵心甚八(えごじんぱち)とは
続いて、【ブルーロック】に登場する謎多きコーチ 絵心甚八(えごじんぱち)のプロフィールや人物像について紹介します。サッカーに狂っている絵心甚八の年齢から好きな食べ物、性格などの基本情報を見てみましょう。
絵心甚八(えごじんぱち)のプロフィール
氏名 | 絵心 甚八(えご じんぱち) |
---|---|
誕生日 | 3月31日(30歳) |
好きな食べ物 | カップ焼きそば・カップ麺 |
自分が思う長所と短所 | サッカー以外興味がないところ |
趣味 | サッカー観戦(おもにヨーロッパのリーグ) |
得意科目 | 体育・心理学 |
好きな人物 | 落合博満(理性型の天才と思うから) |
されたら喜ぶこと | 日本代表W杯優勝 |
絵心甚八(えごじんぱち)は、青い監獄プロジェクトのためにフットボール連合から雇われたコーチです。黒髪マッシュにメガネで色白と文系っぽい見た目をしていますが、身長は以外にも189㎝もあります。集められた選手たちは、名前も知らない絵心甚八にざわつきますが、実はすごい経歴の持ち主でした。
また、青い監獄は将来有望な選手を集めているにも関わらず、脱落したら一生プロになることができない過酷なルールが設けられているのですが、世界一しか考えていない絵心甚八は、青年たちの夢を奪うことに何も感じていません。
しかし、サッカーのことを誰よりも愛しており、サッカーのことしか考えていないので、青い監獄で行われている試練は選手たちをメキメキと成長させているのです。
絵心甚八(えごじんぱち)の人物像
絵心甚八はとにかくサッカーを愛しており、青い監獄プロジェクト始動後はどうやったら日本サッカーが世界で1位を取れるかしか考えていません。選手たちの人間性などを重視しているわけではなく、それぞれの個性がいかに世界一のストレイカ―としての素質があるのかを見ています。
それ故に、選手たちを煽ったり、雑な扱いをしていますが、仲良しグループを作ろうと言う考えが鼻からないため、潔世一が一難高校で学んだチームプレイ重視のサッカーとは真逆の考えの持ち主なのです。また、エゴをどれだけ持てるかに特化した試練の数々で、潔世一はU-20日本代表戦で絵心甚八の期待を上回るエゴを見せます。
その後、潔世一が決勝ゴールを決め込み、絵心甚八は小さくガッツポーズをしました。この時、自身の実験的青い監獄の試練の数々の方向性が間違いではなかったと確信したのでしょう。
【ブルーロック】絵心甚八(えごじんぱち)の正体・過去
【#ブルーロックキャラクターに1問1答!】
Q.きのこ派orたけのこ派
絵心 甚八(えご じんぱち)#ブルーロック #エゴい pic.twitter.com/YkSaAFfGZH— ブルーロック【公式】 (@BLUELOCK_WM) September 29, 2023
続いて、【ブルーロック】絵心甚八(えごじんぱち)の正体や過去について紹介します。謎多き無名コーチとして登場した絵心甚八ですが、実は物凄い選手だったのです。
正体は元プロサッカー選手
Didn’t expect to get tagged in the kids’.. game? You lot aren’t getting extra points.. or any special treatment, if that’s what you’re expecting. pic.twitter.com/gMQ7GwjDTx
— 絵心甚八 : EGO (@EG0TISME) April 30, 2023
30歳の現在は黒髪マッシュに色白で細身な絵心甚八ですが、過去はプロのサッカー選手だったのです。公式で発表されている好きな食べ物は、「カップ焼きそば・カップ麺」なのですが、理由が現役時代は食べられなかったからと明かされています。
何故、300人もいるサッカー少年が絵心甚八がプロの選手だったと気づかなかったと言うと、どうやら海外で活躍した選手だったからでした。これだけ選手の才能や欠点を見抜く能力があり、サッカーを熟知している人物なので、おそらく現役時代も相当頭のキレる選手だったのではないでしょうか。
ノエル・ノアの元チームメイト
絵心がプレーヤーだった事に驚いたけどノエル・ノアのライバルだったというのは盛りすぎで草。#ブルーロック pic.twitter.com/d01fFwYqYB
— わた飴🦋五等分のぼく勉 (@barbe_papa_) February 7, 2023
絵心甚八は、フランス代表で世界一のストライカーと言われるノエル・ノア選手の元チームメイトだったのです。ノエル・ノア選手と言えば、「味方にアシストして1-0で勝つより俺がハットトリック決めて3-4で負ける方が気持ちいい」の超エゴニストな発言で幼い潔世一に衝撃を与えた選手です。
そのノエル・ノア選手が絵心甚八のことを”最初のライバル”だと明かしているので、プロ選手時代はノエル・ノア選手のライバルになれるくらいのストライカーだったのかもしれません。
【ブルーロック】絵心甚八(えごじんぱち)の目的
岸田文雄、絵心甚八説を推したい pic.twitter.com/10thgXm2Ar
— みく (@mikumiku6443) October 15, 2023
続いて、【ブルーロック】絵心甚八(えごじんぱち)の目的について紹介します。元サッカー選手だった絵心甚八は何故30歳にして少年たちを育成するため、青い監獄のプロジェクトへの参加を決意したのでしょうか?
世界一のストライカーを創る実験をする
なぜ急にこんな事を語り出したかというと、最近見たブルーロックというアニメがめちゃくちゃ面白かったからです。笑
今はGBBのワイルドカードが盛り上がっていて、毎日YouTubeを観るのが楽しいですね!
ちなみに最近よくブルーロックの絵心甚八に似ていると言われます。俺こんな怖いか…? pic.twitter.com/O1gVwVQbDx
— SO-SO (@SO_SO_LOOPER) February 13, 2023
絵心甚八の青い監獄プロジェクトでの目的は、『全国の優秀な高校生FW300人の中から世界一のストライカーを創ること』です。自身も挑戦したことがないプロジェクトなので、青い監獄で行われる試練の数々は実験に近く、保証のあるものではありません。
しかし、サッカーにしか興味がなく、毎日サッカーのことばかり考えている人物が考案した試練なので、今の所選手たちはメキメキとストレイカ―としての才能を開花させています。また、世界一のストライカーにこだわりを持つ理由は、自身が選手のことやっていたサッカーを世の中に認めさせたいからでしょう。
絵心甚八の指導者としての実力は本物
サッカーをこよなく愛する絵心甚八のコーチとしての器は本物です。最短・最速・効率化・最適化に重きを置き、世界一のストライカーを養成する目的を果たすには、今の所絵心甚八のやり方で上手くいっています。
その証拠にチームプレイ優先の高校サッカーでくすぶっていた主人公の潔世一は、青の監獄で空間認識能力・超越視界という武器を身に着け、299位のランクから三次選考の現在は1位に輝きました。ストライカーはエゴニストでなければならない考えは、正しかったのです。
大久保嘉人選手は番組で、「日本に足りないものを的確に描いている」と称賛しており、リアルなプロの選手も我を出すことは非常に大事だと考えています。
【ブルーロック】絵心甚八(えごじんぱち)の活躍
セルフ前髪カットを何度チャレンジしても絵心甚八みたいになる✂️
YouTubeで勉強しまくったのになー。 pic.twitter.com/mbtaM0uamJ
— たぁらす (@taaaalas30xx) August 12, 2023
続いて、【ブルーロック】絵心甚八(えごじんぱち)のこれまでの活躍を紹介します。極悪非道なコーチに見えるキャラクターではありますが、大のサッカー好きであることに変わりはなく、全て意味のある試練だったのです。
一次選考
少年マガジン25号本日発売!
『ブルーロック』も掲載!【単行本派の方ネタバレご注意】
潔が無駄を廃したダイレクトシュートを見事ゴールに突き刺し、最強のチームVに勝利!!
一次選考を突破したチームZは、悲喜こもごもの伍号棟で勝利を噛み締める!
二次へ向け、彼らを待つものは? pic.twitter.com/eIZ3EAjJpN— ブルーロック【公式】 (@BLUELOCK_WM) May 22, 2019
入寮テスト「オニごっこ」を終え、一次選考前では選手たちに「総当たりリーグ戦」を課しました。ルールは従来のサッカーと変わり有りませんが、勝ち残った2チームが二次選考に行けるとし、さらに負けた3チームの中でも一番得点した選手も生き残るというものです。
青い監獄で脱落した選手は、いくらこれまで注目されていた選手だとしても、二度と日本代表選手に慣れることはありません。また、多くの高校サッカーで教えられるチームプレイの大切さなどは一切無視した考えのため、青い監獄でのサッカーの考えを否定する選手もいましたが、早々に脱落していきました。
入門テストで脱落した吉良涼介は、潔世一が県大会決勝で負けた相手チームのエースでヒーローインタビューもされていた注目度の高い選手でしたが、絵心甚八は脱落した事実だけを告げ、残りの選手たちに青い監獄での過酷さを見せつけたのです。
二次選考
【ネタバレツイートです!単行本派の方ご注意!】
少年マガジン30号本日発売!
『ブルーロック』も掲載!二次選考1stステージを見事突破した潔!
次なる課題は3人チームを作ること!?
同じ関門を突破したメンバーの中で、潔が組む相手は誰だ!? pic.twitter.com/qNUM4Ig87s— ブルーロック【公式】 (@BLUELOCK_WM) June 26, 2019
二次選考は、奪敵決戦(ライバルリー・バトル)です。奪敵決戦は3人一組でチームを作り、勝ったチームは負けたチームから1人引き抜き人数を多くしていく内容で、誰かからも引き抜かれず1人になった選手は脱落になります。
同年代の選手たちに人選びをさせるだけでなく、自分がいかに需要のある選手なのか分からせるメンタルトレーニングに重きを置いた試練でした。試合を見守りながら、絵心は奇跡や敗北のカラクリを解説したのです。
潔世一は自身に運がなかったことで、糸師凛に負けたと聞かされ反抗しますが、絵心は冷静に「全てを尽くした者だけが、運を掴める」と単なるラッキーではないと教えました。
三次選考
少年マガジン46号、発売中!!
『ブルーロック』も掲載してます!三次選考”適性試験”は
潔のスーパーゴールで
潔たちが勝利!!潔のスーパープレーの
カラクリとはーー!?是非ご一読ください!!! pic.twitter.com/HmanHKeEUN
— ブルーロック【公式】 (@BLUELOCK_WM) October 14, 2020
三次選考は、U-20日本代表の適性試験(トライアウト)です。二次選考までは実際のサッカーの人数よりも少ない人数でプレイしていたため、それぞれがボールを触るチャンスも多く、生き残った選手たちは自らの個人としての才能を次々と見出していきました。
そして、三次選考は実際の試合形式で行われたため、個人の武器を実際の試合で通用するものに磨いたのです。ここまで全て絵心の計画だったとすると、選手たちそれぞれが短期間で身に着けた武器を見ればコーチとしていかに優秀なのか一目瞭然です。
【ブルーロック】絵心甚八(えごじんぱち)の名言
とある先輩に教えて貰った「ブルーロック」っていうマンガが超熱かった!!!!!!
特に、絵心甚八の言葉がぐぐぐぐっと心に刺さる…
「再現性のある成功の先にしか進化はないと思い知れ」 pic.twitter.com/zCMkKtVUoP
— ひがししゅうた/コーチング (@higashimaru111) August 3, 2020
続いて、【ブルーロック】絵心甚八(えごじんぱち)の名言を紹介します。【ブルーロック】は多くの名言がある作品ですが、中でも絵心甚八の明言は的を得ていて、ファンからも愛される名言ばかりなのです。
名言①「見極めろ…」
⚽原作紹介📕
ノ村優介先生が描く
『ブルーロック』の原作イラストをご紹介🔥今回は第2巻第8話「啓示」の中から1コマをお届け
🥅原作試し読みはこちら!https://t.co/8ISTvs4pND
TVアニメ・ #ブルーロック は2022年放送✨https://t.co/Xz9bb1Pj6L#エゴい pic.twitter.com/Nml6qnSJwc
— 「ブルーロック」TVアニメ公式|TVシリーズ第2期&劇場版制作決定! (@BLUELOCK_PR) April 23, 2022
『見極めろ!!思考しろ!!その肉体と脳でお前に何ができるかを』と選手たちを鼓舞するシーンがあります。このシーンは、ストライカーはいかに個人としての武器が大事かを教えており、自分だけの武器を持てと伝えているのです。主人公の潔世一はこの言葉で、自分にゴールの匂いがわかる能力があることに気づきました。
名言②「“たまたま”勝つな 勝つべくして勝ち奪れ」
トッププレイヤーのプレーを運ゲーだと思っている人へ
ブルーロック絵心甚八より pic.twitter.com/ae9dHWV5kS
— ポン太の放浪記 (@GYANTAROSS) March 15, 2021
一次選考で絵心はチームZの選手たちに、『”たまたま”勝つな。勝つべくして勝ち奪れ」と放ちました。この言葉は、たまたま入ったゴールや、仕組まれたゴール・再現性のないゴールに意味はないと教えているのです。
世界一のストライカーになりたいのあれば、運よく入るゴールなど数に入れていては到底目標を達成できません。自分がいつでも確実に入れられるシュートを身に着けないと、世界一のストライカーにはなれないのです。
名言③「世界一のエゴイストでなければ 世界一のストライカーになれない」
『世界一のエゴイストでなければ 世界一のストライカーになれない』は絵心の代表的な名言でしょう。チームプレイのサッカーですが、どれだけ上手なディフェンスをしても、どれだけ綺麗なパス回しをしても、結局は点を取らなければ勝つことはできません。
勝利するには、「自分が点を取る」という強い気持ちのあるストライカーが必要不可欠なのです。このことを絵心はエゴイストと例えています。
名言④「人は見たいモノしか見えない」
ブルーロックの名言。
「人は見たいモノしか見えない」というのは痛いところを突かれた気がします…問題から目をそらさず明確にすることで、人は成長“進化”するのかもしれませんね。#ブルーロック pic.twitter.com/GaLnivelXz— ゴーゴーケンゴ/マンガ垢 (@G5KN5) July 27, 2019
帝襟アンリが急激に成長した潔世一に驚いている時に、『人は見たいモノしか見えない生き物だからな』と返しました。この台詞の意味は、潔世一が自身の欠点を受け止め、課題を見つけたことで、これまでに見えなかった景色や思考を持ったことを表しています。
名言⑤「俺はこの”青い監獄”で天才を創る」
絵心はフットボール連合幹部たちに自分のサッカーを認めさせるために、青い監獄で世界一のストライカーを創ろうとしています。その時のセリフが『俺はこの”青い監獄”で天才を創る これは俺の人生を懸けた証明だ』です。絵心が青い監獄プロジェクトをする理由も、エゴなのです。
【ブルーロック】絵心甚八(えごじんぱち)の活躍に注目しよう
【#ブルーロックキャラクターに1問1答!】
Q.お風呂で最初にどこから洗うか
絵心 甚八(えご じんぱち)#ブルーロック #エゴい pic.twitter.com/89CMfvPlbQ— ブルーロック【公式】 (@BLUELOCK_WM) September 16, 2023
今回は、【ブルーロック】絵心甚八のプロフィールや正体・過去・名言について紹介しました。大人としては最低な絵心甚八ですが、ストライカー育成のコーチとしては確かな才能が有ります。
それは、過去に世界一のストライカー ノエル・ノアのライバル選手という凄い経歴の持ち主だったからで、選手を引退した後も、自身のサッカーを世に認めてもらいたいのです。最終的に、絵心が納得する形でブルーロックは終わるのか、必見です。