映画、名探偵コナンの「純黒のナイトメア」がひどいと酷評されているというのは実実なのでしょうか?そしてなぜ、そのように言われているのでしょうか? この記事ではひどいと酷評されている原因を解明し、それと共に「純黒のナイトメア」の見どころなどをご紹介しています。記事を読めば「純黒のナイトメア」を楽しく鑑賞できるはず!気になる方は是非ご覧ください!
目次
名探偵コナン 映画『純黒のナイトメア』の作品概要
純黒のナイトメア(じゅんこくのナイトメア)が公開されたのは2016年の4月16日です。名探偵コナンの映画では20作目にあたる映画となっています。興行収入は前作に比べ20億円近く上乗せした63億3,000万円を記録しており、20周年記念作品として話題にもなりました。
上映時間は112分で、大人から子供まで飽きることなく楽しめる時間設定です。また、キャッチコピーは「黒に染まれ」「ダブルフェイスはここまでだ」「暴かれるダブルフェイス」「暴かれたダブルフェイス!宿命が導く、頂上決戦(バトルロイヤル)ミステリー!!」などがありました。
純黒のナイトメアがひどいと酷評される理由
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名探偵コナンの20周年を記念した作品の純黒のナイトメアですが、実は上映後から「純黒のナイトメアがひどい」などと酷評されてしまうこともありました。
興行収入が63億3,000万円をいう成績を叩き出しているにも関わらず、なぜこのように酷い評価をされているのでしょうか?そこには隠された理由があるようです。その理由を3つにまとめてみましたのでご覧ください。
ひどい理由①黒の組織を知らないから
名探偵コナンには必ず登場する通称「黒の組織」ですが、今作に登場するのはキュラソーと呼ばれる謎の女が登場します。
これまで漫画やアニメ、映画をみていたコナンファンにとってはお馴染みの悪役ですが、初めてコナンをみる方やあまりコナンを知らない方からすると内容を把握するのに少しややこしい部分があるようです。
例えば、黒の組織や安室(バーボン)、公安、また、FBIが関わってきたりと、それぞれの関係性などは、やはりコナンの内容をある程度把握していないと分かりづらいようで、初めて鑑賞した方は面白くないという感想になってしまったようです。
ひどい理由②安室と赤井の関係を知らないから
コナンファンには人気のある2人のキャラクター、安室と赤井。純黒のナイトメアでは冒頭のシーンからこの2人がカーチェイスや観覧車の上で戦うシーンがあります。コナンファンからすればハラハラ、ドキドキで今後の展開が気になる、惹きつけられるといったシーンからのスタートだったでしょう。
しかし、あまりコナンに詳しくない方からすれば「誰なんだろう?」「何が起こっているの?」といった映画のスタートになってしまったのでしょう。
黒の組織と同じように、コナンシリーズの登場人物やある程度の知識がない方にとっては物語に入り込めず、面白いと感じることが出来なかったのかもしれません。
ひどい理由③推理がなくアクションが多いから
ひどいと言われている理由の3つ目は推理が少ない点です。名探偵コナンというタイトルが付いているのもそうですが、やはりコナンの見せ場は事件を解決する推理も見ている人が楽しみにしている1つでしょう。しかし、今作はアクションを多く取り込んでいます。
というのも劇場版のコナンは年々とアクションシーンが過激になっており、純黒のナイトメアではアクションがメインなのではないかというほどアクションに力を入れています。
もちろんアクションがあるからこそ、映画の内容に釘付けになり、目が離せない!という事もありますが、その反面、アクションに力を入れてしまいすぎて、推理のシーンが今までに比べ少なくなってしまったようです。
アクションが好きな方は楽しめたかもしれませんが、推理をメインに映画を楽しみにしていた方には少し物足りない内容となってしまったのでしょう。
純黒のナイトメアのあらすじをネタバレ
ここからは名探偵コナンの映画「純黒のナイトメア」のあらすじをネタバレしていきます。まだ作品を鑑賞していない方、これから鑑賞予定の方、内容を知りたくないという方は「純黒のナイトメアの見どころ」まで飛ばしてください!
酷評の純黒のナイトメアのあらすじ
物語は何者かが警視庁に侵入し、そのことに気づいた公安警察の安室透とFBIの赤井秀一が犯人を追いかけるシーンからスタートします。犯人は車で逃走しますが、FBIの赤井の銃撃によって車は橋から落下します。
その結果、犯人の身柄を確保することはできず、犯人を取り逃してしまうのです。一方、車から脱走することに成功した犯人の女は東都水族館へと行き着きます。
しかし、ライトアップされた水族館を見た犯人は頭を抱え、苦しみだします。場面は変わり、翌日、犯人の逃走劇そして爆発事件が話題となる中、リニューアルオープンを迎えた東都水族館にはコナン達の姿がありました。そして、コナンはここで、記憶を失ったオッドアイの女性と遭遇するのでした。
純黒のナイトメアのラストをネタバレ
純黒のナイトメアのラストは本作で登場する黒の組織のメンバーであるキュラソーの悲しい結末が待っています。キュラソーがどのような思いを抱いて黒の組織を裏切る決意を固めたのか、少年探偵団とともにどのような時間を過ごしたのかといった物語も本作の見どころとなっています。
純黒のナイトメアの見どころ
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ここからは劇場版名探偵コナンの「純黒のナイトメア」の見どころについてご紹介していきます。以下に挙げる6つの見どころを押さえておけば、より楽しく映画を鑑賞できることは間違いないでしょう。
見どころ①安室と赤井のバトル
記事の冒頭でもお伝えしたように純黒のナイトメアは安室と赤井のアクションシーンから物語がスタートします。安室と赤井は因縁の関係でもあり、2人が共演するシーンは今までにありませんでした。
そんな2人の共演という事もあり、コナンファンが楽しみにしていたシーンの1つでもあります。派手なカーチェイスから始まり、観覧車の上でのバトル、などなど迫力満点のシーンからは目が離せません!
見どころ②黒の組織の真実
物語の中でも未だに謎も多い黒の組織ですが、もちろん「純黒のナイトメア」でも登場します。本作の見どころとなる場面はキュラソーが黒の組織のノックリストを盗み出すというシーンです。
そして、今回も黒の組織のメンバーが複数人登場します。コナンや公安、FBIはどの様に黒の組織と戦うのでしょうか。その結末も見どころの1つです。
見どころ③カーチェイス
本作ではアクションシーンが多く含まれていますが、そのアクションシーンの中でも映画を盛り上げるシーンがキュラソーと安室、赤井によるカーチェイスのシーンです。キュラソーは警察庁から逃れるために車で逃亡します。
そして、キュラソーを捕まえるために安室と赤井はぞれぞれの車でキュラソーを追うのですが、お互いの存在を意識している安室と赤井もどちらが先にキュラソーを捕まえるかと勢いよく張り合います。
このカーチェイスシーンは、今までのコナンでは見れないほどの迫力とアニメとは思えないほどの衝撃を受けるでしょう。この息を呑むバトルシーンを是非ご覧ください。
見どころ④松田刑事
名探偵コナンの人気キャラクターで忘れてはいけないのが松田刑事です。松田刑事といえば既に亡くなっているキャラクターですが、純黒のナイトメアに回想シーンで登場しています。悲しい最後を迎えた松田刑事ですが本作で突然登場したシーンに驚いたファンも多かったことでしょう。
見どころ⑤スナイパー姿の赤井
FBIの赤井といえば凄腕のスナイパーというのはファンの方ならご存知でしょう。ではどの程度凄いのかというと、700ヤード(640m)ほどの距離から、黒の組織のメンバーであるジンが持っていた盗聴器を撃ち落とした過去があるほどの腕前なのです。
今までなかなか見ることがなかった赤井の腕前を堪能できるのも、アクションシーンをふんだんに盛り込んだ純黒のナイトメアだからこそです!
映画冒頭のカーチェイスでは見事に犯人の車のタイヤを打ち抜き、クライマックスではオスプレイのローター部分(回転翼)を完璧に撃ち抜きます。赤井の最高にかっこいいシーンを堪能してください。
見どころ⑥悲しいラスト
本作で登場する黒の組織のメンバーの一員であるキュラソー。実はキュラソーは任務の最中に事故に遭ってしまい、それが原因で記憶喪失になってしまうのです。
そんな中、キュラソーは少年探偵団と出会い、親しくなるのですが、徐々に記憶を取り戻します。そして、記憶を取り戻したキュラソーは少年探偵団と過ごした時間を思い出し、組織を裏切ることを決めます。そして、最後は命懸けで少年探偵団を助け、悲しい結末へと物語は進みます。
純黒のナイトメアはアクションシーンに見応えがある
いかがだったでしょうか?この記事では劇場版名探偵コナンの「純黒のナイトメア」が酷いと酷評されている理由から、映画の見どころ、そしてネタバレなどをご紹介しました。酷評されていると言われていますが、実際には見どころが満載の映画です!
アクションが好きな方、ハラハラ、ドキドキンボ映画を楽しみたい方は是非ご鑑賞ください。今までに体験できなかった新しいコナンを見ることが出来るかもしれません。
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