転スラは、数ある転生系小説の中でも、常に上位にランクインしている作品です。今回は、ひどいと噂されている転スラの最終回について紹介します。この記事には、最終回のネタバレを含みますので、原作版およびアニメ版の最終回を見ていない方は、ご注意ください。
目次
そもそも【転スラ】とは?
転生したらスライムだった件は、「転スラ」の愛称で親しまれている「なろう系小説」が原作の作品です。ここからは、転スラのストーリーや連載されている媒体などを見ていきましょう。
転スラのあらすじ
主人公の中年男性は、現代の日本に生きていましたが、突然襲いかかってきた通り魔に殺害されてしまいました。再び目を覚ました先は、魔法やモンスターが登場する異世界だったのです。そして、自らの姿は「スライム」になっていました。
前世では、スライムは最弱のイメージだったため、主人公はやや転生した姿が不満でした。急に発生するサポートの機械音を頼りに、周囲を探索することにします。探索中に大きな龍に話しかけられ、名前は暴風龍ヴェルドラと名乗っていました。
この大きな龍は、転生先の世界に4体しか現れないうちの1体でとても強い魔物です。ですが、約300年前に突如現れた転生者に封印されてしまいました。そのため、薄暗くて狭い洞窟から出ることが出来ずにいたのです。
とても強く気高いヴェルドラは、恐ろしい見た目の反面、とても寂しがり屋で話すことが大好きな龍でした。この話を聞いた主人公のスライムは、友人になることを提案します。友好の証として、ヴェルドラはスライムに「リムル」という名前を付けました。
そして、リムルもヴェルドラに「テンペスト」というファミリーネームを付けました。2匹は、同じファミリーネームを名乗ることにします。転生先の世界で出来た初めての友人を放っておくことのできなかったリムルは、スキルを使い自らの身体の中に、ヴェルドラを宿しました。
ヴェルドラの封印を解く鍵を探すために、リムルは旅に出ることを決意しました。リムルは、高い発想力を利用して、旅の中で出会った人々や魔物の悩みを解決していきます。
転スラにはいくつかの作品がある
シリーズの全世界累計発行部数は、4,000万部を突破しています。転スラシリーズには、いくつかの作品があるのが特徴です。好きな媒体で転スラを楽しむことができます。
転スラの原作は、「小説家になろう」で連載されており、現在は完結しています。アマチュアの作者たちが、誰でも小説を投稿できるサイトのため、編集者などの手が加えられていません。漫画やアニメと異なる部分もあるので、転スラのことをさらに知りたいという方はぜひ目を通してみてください。
原作の内容を修正し、原作に登場していないキャラクターやストーリーが追加されたのが、書籍版です。全年齢を対象した内容に編集された児童書籍版も存在します。書籍版は、戦闘や情景が細かく描写されており、より楽しめる内容となっているのが特徴です。
小説に馴染みのない人におすすめなのが漫画版です。漫画版では、アニメ版で省略されているストーリーも描かれています。また、転スラ日記などのスピンオフ作品が6作発売されており、転スラファンの方もまだ読んだことのない方も楽しめる内容です。
転スラのことをアニメ版で知った方も多いでしょう。2018年10月からアニメ版1期が放送され、2021年1月からアニメ版2期が放送されました。また、劇場版アニメも2022年11月に公開されています。スピンオフの作品となる転スラ日記もアニメ化されました。
転スラの作者は?
転スラの原作者は、誰でも気軽に小説を投稿できる「小説家になろう」で、2013年から2015年に渡って執筆していた伏瀬さんです。書籍版の表紙及び漫画版の作画を川上泰樹さんが担当しています。
【ネタバレ】転スラの原作漫画の最終回がひどいと言われている理由
転スラ見始めた人には是非ともこの順で見て欲しい…!!
1 Web版小説(3年前に完結済)(無料)
2 原作ノベルズ(Web版と少し違った場面も、大まかな内容は同じ)
3 漫画版
4 原作ノベルズ8.5巻&13.5巻(公式設定資料集)
5 アニメ
6 魔物の国の歩き方
7 転スラ日記 pic.twitter.com/VWvwmuP0aS
— さすりむ▷転スラ歴約7年💧 (@Tensuradaisuki) February 12, 2019
転スラは原作以外は完結しておらず、書籍版以降の漫画版とアニメ版はまだ最終回を迎えていません。転スラの原作版の最終回がひどいと言われている理由について見ていきましょう。
気になる最終回のあらすじとは
転スラの原作版と書籍版以降の漫画版とアニメ版は、新たなキャラクターやストーリーが追加されているため内容が異なります。そのため、最終回の内容は原作版とその他の媒体では異なる可能性が高いです。
原作版の最終回では、神楽坂優樹(かぐらざかゆうき)との戦いに勝利した魔国連邦(テンペスト)が描かれます。壮絶な戦いの後に、生き残った魔王によって区画整理が新たに行われ、民も移動を始めました。ハイオークのための街とリザードマンのための街の建設を始めます。
リムルは、前世の世界に戻り、後輩を庇って死亡する運命だった前世の自分である三上悟を救いました。そして、リムルとして生きてきた記憶の一部を前世の自分に残して、異世界へ戻ります。目を覚ました三上悟は、リムルとしての記憶を長い夢の話のようにして、起きた出来事を後輩に語り出しました。
最終回がひどい理由①ありきたりな夢オチのような展開
原作版の最終回がひどいと言われる理由は、ありきたりな夢オチであることです。最終回では、リムルは記憶の一部を前世の三上悟の身体に残し、三上悟から異世界で起きたことを夢の話のように語られます。
その後、リムルは異世界に戻っているため、リムルとしての人生と三上悟としての人生が別々に始まることになりました。壮絶な戦いを仲間と共に乗り越えてきたため、大切な記憶が夢の話のように語られたことが、ファンの間で納得がいかないと声が上がっています。
最終回がひどい理由②生き返りがチート能力すぎた
原作版の最終回がひどいと言われるもう一つの理由は、リムルの前世の姿である三上悟を生き返らせる能力がチート級だったことです。死んでしまうほどの致命傷を追っている三上悟に対して、回復薬をかけるだけで身体の傷口が塞がっています。
そして、一瞬で傷口の塞がった三上悟は、リムルの多重並列存在というスキルを使って、記憶の一部を残し生き返らせました。現実世界ではありえないチート級の能力によって、自らを生き返らせる展開に冷めてしまったと感じるファンも多いようです。
【ネタバレ】転スラのアニメ1期最終回がひどいと言われている理由
2020年に転スラ2期やるから今web小説で転スラ読んでるんだけど驚きの連続だわw まさかね‼ まさかねw#転スラ pic.twitter.com/8kQrT8K0bD
— ほたる。ホタル。 (@H0__taru) August 10, 2019
転スラのアニメ版1期は、2018年10月から2019年3月に渡って全25話が放送されました。ここからは、転スラのアニメ版1期の最終回がひどいと言われている理由について見ていきましょう。
アニメ1期最終回がひどい理由①総集編がいらない
転スラ 25話
総集編でしたが、ヴェルドラとイフリートの会話が面白く観ることが出来ました!
(総集編は大体見ないで流してます!)
イフリートて喋れたんだなぁ〜キャラも全然思ってた感じと違うしアニメならではという感じですよね!!
2期楽しみです😁#転生したらスライムだった件 pic.twitter.com/cIJH0TSuGA— マッキー NO anime NO life (@traveller_anime) March 26, 2019
アニメ版1期の物語自体は、本編の内容は23話で終了しています。そのため、25話に総集編として放送された「ヴェルドラ日記」がいらないという声がファンの間で上がっています。
24話では、ディアブロの強さを示すために必要な回ですが、25話はヴェルドラとイフリートの会話がメインのため退屈に感じる方が多かったでしょう。
アニメ1期最終回がひどい理由②キリの悪い終わり方
転スラ最終回か…まじでこの先をアニメで見たい😣2期やって欲しいな〜ww pic.twitter.com/hoSw6k7Ub9
— はる (@tobi_mimimi) March 11, 2019
アニメ版1期の最終回は、キリが悪い終わり方だという声もあります。アニメ版1期の最終回では、坂口日向(さかぐちひなた)が意味深な言葉を残しており、続きの展開が気になるものでした。最終回放送時点では、アニメ版2期の制作が決定しておらず、アニメ派にとっては、キリの悪い終わり方となっています。
【転スラ】の気になる評判
#アニメ好きと繋がりたい #転スラ
最終回!
うん、やっぱ無難に楽しめたね転スラ。3期や劇場版も楽しみだ!個人的には魔物の国のアニメ化を一番希望してるが…これ3期で町を完全にしてからじゃないと意味不明だから当面先だよなぁ。制作陣石田さんの声で遊んでるだろw pic.twitter.com/mQrdyHVil6
— sayama (@Sayama01Sayama) September 22, 2021
原作版とアニメ版1期の最終回がひどいと言われていますが、良い評判も悪い評判もファンからは上がっています。ここからは、転スラの評判を見ていきましょう。
転スラについての良い評判
転スラ2期も最終回。物語はまだまだ続くけど、次は来年の劇場版なのだろうか。せめて転スラ日記だけでもやってくれないかな。あの「のんのんびより」的な空気がたまらなく好きなんだけど。#転スラ pic.twitter.com/zadHzvLTN8
— 夢沢那智 (@Nachi_Yumesawa) September 29, 2021
転スラの良い評判として多いのが、「安心して見られる」という点です。シリーズの全世界累計発行部数が4,000万部を超えているのも、多くのファンがいる証でしょう。書籍版は、現在20巻まで発売されており、アニメ版は1期と2期を合わせて4クール分とかなりのボリュームです。
すべて見た後に、満足感の得られるところが転スラの良いところです。また、厨二病心を持っている方には、とても刺さる作品とも言われています。最初から主人公が最強なわけではなく、最弱のスライムからスタートするのも、転スラが他のなろう系小説とは違う特徴の1つです。
原作版は完結していますが、書籍版はまだ完結していません。書籍版は、2022年9月に20巻が発売されており、次巻となる21巻が2023年10月に発売される予定です。人気作であることから、書籍版が最終回に近づいていることを惜しむ声も多く上がっています。
転スラについての悪い評判
転スラの悪い評判として多いのが、「主人公のスキルがチートすぎる」という点です。主人公のリムルが強すぎるがゆえに、物語があっさりと進むことに見応えを感じないという意見も上がっています。また、原作版のファンは、アニメ版の物語が修正されていることが不満のようです。
賛否両論ある話題の作品【転スラ】をチェックしよう
今回は、転スラの最終回の評判やひどいと言われている理由について紹介しました。さまざまな意見がSNS上で見受けられますが、転スラのアニメ版3期に注目が集まっています。まだ転スラを見ていない方は、ぜひチェックして見てください。