1980年代に大ヒット作となった漫画「キャッツアイ」。美術品を専門に狙う美女3姉妹のストーリーですが、最終回での結末を知っていますか?この記事では、キャッツアイの最終回ネタバレを解説しています。また簡単なあらすじや登場人物の特徴、続編の有無、アニメ版の声優陣についても紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
目次
キャッツアイとは
キャッツアイは、1981年~1984年に「週刊少年ジャンプ」に連載されていた北条司氏によるマンガ作品です。レオタード姿のセクシーな女性や泥棒と刑事の恋愛などといった描写が人気になり、マンガだけでなくアニメやラジオドラマ、実写映画にもなりました。それでは、キャッツアイの概要と簡単なあらすじを紹介します。
キャッツアイの概要
キャッツアイは、北条氏のデビュー作ですが、同時に出世作にもなりました。北条氏は、マンガ作品を書き始めたばかりであったため、練習をかねて執筆していたため、「苦い思い出しかない」と語っています。
予告状を送りつけ、美術品を狙うのがキャッツアイですが、彼女たちを捕まえようとする刑事の内海俊夫の対立を描いています。
しかしメンバーの一人である来世瞳は、キャッツアイということを隠しながら俊夫と交際しています。泥棒と刑事が恋人同士の設定は、「母親が泥棒で父親が警察」といった友人との会話のヒントから生まれたものです。
キャッツアイの簡単なあらすじ
続いてキャッツアイのあらすじを紹介します。来生姉妹は、「キャッツアイ」という名前の喫茶店を経営しています。しかし三姉妹には裏の顔があり、自ら「キャッツアイ」と名乗り、犯行声明を出し、怪盗をはたらきます。
犯行声明の文書は、左目をウィンクしている黒ねこをマークにしたカードになっています。キャッツアイはミケール・ハインツという画家の作品だけでなく遺品も狙っています。三姉妹の次女は、怪盗キャッツアイを追っている刑事と交際しています。
次女は恋人に正体を知られないように隠し続けています。刑事は、キャッツアイをいつも取り逃がしてしましい、上司に怒られる日々を送り、ついに左遷の危機にさらされています。
キャッツアイの主な登場人物
キャッツアイには、主に来生(きすぎ)三姉妹と、内海俊夫という人物が登場します。来生三姉妹の名前にはそれぞれ、「目」に関する文字がつけられています。それでは、それぞれ性格や特徴を紹介します。
来生瞳(きすぎ ひとみ)
来生瞳(きすぎひとみ)は、三姉妹の次女で中心人物になっています。ストレートの長い髪が特徴的でさわやかでセクシーさが特徴の女性です。
作中では、髪の一部に金髪が混じっていて、刑事に特定されそうになったことから、髪全体を金髪にチェンジしています。キャッツアイであるのを避けるために姉妹の中でも行動力や運動神経に長けている一方で、ドジで涙もろい一面も持ち合わせています。
明るくてしっかりしていますが、恋愛に関しては少し奥手な部分もあります。瞳のキャッツアイコスチュームは、スカイブルーのレオタードに黄色のリボン状の紐をウエストマークとしています。
作中の後期では、長袖タイプではなく袖なしで胸元をV字カットしたデザインを愛用しています。愛用の香水はゲランの「夜間飛行(Vol de Nuit)」というものです。
来生泪(きすぎ るい)
来生泪(きすぎるい)は、三姉妹の長女で、身長が高くウェーブのかかった髪型がトレードマークです。泪は成熟した大人な雰囲気を醸し出す一方で、無邪気さを持っています。
そのためたくさんの男性からアプローチを受けますが、本人は特定の恋人を作ることに関してあまり興味がありません。顔の左あごには母親ゆずりのほくろがあります。
キャッツアイのオーナーで、妹たちが成人するのを見守る保護者的な立ち位置です。キャッツアイの仕事では、冷静沈着で慎重な性格であることから、的確な判断や情報収集、司令塔などの役割をになっています。
他にも、ターゲットを特定することや、事前調査をしますが、目的達成のために関係のある人物を切り捨てることもいとわない一面があります。
来生愛(きすぎ あい)
来生愛(きすぎあい)は、三姉妹の一番下の妹です。大きな目とショートカットの髪が特徴的で、ボーイッシュな一面を持つ美少女です。いつも笑顔を絶やさず明るい性格をしています。姉妹では唯一、父親の姿や顔を知らないため、ファザコン気味になっています。
愛は、キャッツアイの仕事を遊びの一面として考えていることがあり、行動が危ないときが多々あります。三姉妹の末っ子ということもあり、気に入らないことがあったり、怒ったりすると機嫌が直りにくいこともあります。
愛は、コンピューターなどの機械に強い一面があり、操作や制作を担当していますが、失敗作が出来上がったり、ミッション中にアクシデントを起こしたりしています。また、美術品を見極める力に長けていて、姉たちもその部分では絶大な信頼をおいています。
内海俊夫(うつみ としお)
内海俊夫(うちみとしお)は、瞳の恋人でキャッツアイ特捜班のメンバーです。キャッツアイ特捜班は、キャッツを捕まえるための専属班であり、逮捕するまで他の事件を任されず、携わることができません。
内海は特捜班の主任に抜擢されており、キャッツアイ逮捕へ向けて執念を燃やしている。内海の性格は、明るくてポジティブです。
前向きですがお調子者の一面もあり、気を許した相手に対しておしゃべりになってしまうことがあります。真面目で優しく、面倒見も良いので、周りの人からの信頼は厚く、どの人からも慕われています。
高校卒業後に警察官となり、階級は巡査部長になりました。警部補昇任の話もありましたが、白紙答案を提出したため、昇任はありませんでした。
【ネタバレ】キャッツアイの最終回はどうなった？
TVアニメ放送から40年の『キャッツ・アイ』の主題歌をおぼえている人は今も多いのではないでしょうか？ 印象的な歌だけではない、その影響力について紐解いてみました。#キャッツアイhttps://t.co/OoKb2AzS95
— マグミクス編集部 (@magmixjp) July 11, 2023
続いてネタバレを含む、キャッツアイの最終回について紹介します。ここでは大きく3つの内容に分けて解説しています。父救出から三姉妹の正体が判明し、瞳と俊夫のその後について描かれています。気になる方はぜひチェックしてみてください。
最終回の内容①3姉妹は父・ハインツ救出へ
キャッツアイの最終回の内容一つ目は、父親であるハインツの救出です。父親であるミケ―ル・ハインツは幽閉されていますが、その場所に辿り着くと顔がそっくりな双子の兄、クラナッフを発見します。
クラナッフは三姉妹に、弟のハインツを陥れたことや三姉妹を不幸にしたことについて謝り、ハインツは生きていることを告げました。その後、自爆してしまい三姉妹とハインツは狙われることがなくなりました。
最終回の内容②神谷から事情を聞き瞳を追う俊夫
キャッツアイの最終回の内容二つ目は、内海の友人である神谷という人物からキャッツアイの正体が判明することです。神谷はキャッツアイの正体を知っている人物で、事情を聞いた内海は警察官の辞表を神谷に託し、空港へと向かいます。
空港では、父親を救いに行くために三姉妹が飛行機に乗ろうとしています。しかし内海が着くと飛行機は離陸寸前で、連絡路を切り離されていました。内海は、切り離された部分に飛び乗り、瞳も内海に気が付き、乗降口で対面します。
内海は、「俺から逃げられると思っているのか」と言ったあと、「辞表を提出してきたから手錠が変わった」などと言い、婚約指輪を瞳へ投げます。瞳は驚きましたが、「待ってるわよ」と心の中で言い、指輪を受け取りました。
最終回の内容③結末・瞳と俊夫の再会
キャッツアイの最終回の内容三つ目は、瞳と俊夫の再会です。俊夫は神谷から三姉妹がロサンゼルスにいることを知らされます。
そこで瞳と再会しますが、ウィルス性の脳炎にかかっており、記憶を失っていました。俊夫は、二人の思い出であるオルゴールを聞かせました。
その後、瞳に笑顔が戻り俊夫は「もう一度恋ができる」と確信し、優しく瞳の肩を抱きました。そして二人は海辺で追いかけ合いました。
最終回・完結編以降キャッツアイの続編は描かれていない？
キャッツアイは、最終回で完結以降、続編が描かれていません。「続編を読みたい」というファンの声がありましたが、作者である北条氏は、「希望の先は皆さんに想像してほしい」と語っており、続編を描こうと思ったことはないとのことです。
キャッアイはアニメも人気だった
それでは最後に、キャッツアイのアニメについて紹介します。アニメは、歌手の杏里さんが主題歌を担当したことでも注目されました。また豪華な声優陣が出演していて、現在でも人気の方々がいるので最後に紹介していきます。
アニメ版の声優
来生瞳役は戸田恵子さん、泪役は藤田淑子さん、愛役は坂本千夏さんです。内海俊夫役は安原義人さん、課長役は内海賢二さん、浅谷光子役は榊原良子さん、永石定嗣役は大木民夫さんです。戸田さんはアンパンマン、藤田さんは一休さん、坂本さんはとなりのトトロのメイ役などが代表作です。
1980年代の人気漫画・キャッツアイを読んでみよう
いかがでしたか?今回はキャッツアイの最終回内容について解説しました。女怪盗団「キャッツアイ」である来生姉妹の美術品を華麗に盗む姿は見応えたっぷりです。まだ読んでいない方は、是非1巻から漫画を読んでみてください。瞳と俊夫の恋愛模様も必見です!
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