1998年から連載がスタートした『HUNTER×HUNTER』は、魅力あふれるキャラクターが多くいますが、中でも海賊集団 幻影旅団は悪役ですが根強い人気を持ちます。
今回は、『HUNTER×HUNTER』に登場する海賊集団 幻影旅団(げんえいりょだん)の全メンバーについて紹介します。死亡したメンバーや生存・消息不明のメンバーも深堀していくので、ぜひ最後までご覧ください。
ハンターハンターの概要
初めに、『HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)』の概要を紹介します。『HUNTER×HUNTER』は冨樫義博先生によるバトル・ファンタジー漫画で、1998年から『週刊少年ジャンプ』で連載されています。
主人公のゴン=フリークスは幼い頃からすでに両親がいなかったため、叔従母であるミトに育てられてきました。父親は死んだと聞かされていたゴンでしたが、ある日獣に襲われたところをハンターのカイトに助けてもらい、父親が生きていることを知らされます。
また、父親もカイトと同じハンターであることが判明しました。衝撃の事実を聞いたゴンは父と同じハンターになり再開するため、冒険に繰り出すのです。
幻影旅団について
『HUNTER×HUNTER』の悪役で海賊の幻影旅団(げんえいりょだん)は、盗み殺人を繰り返す極悪集団です。幻影旅団は団長と13人の団員で構成されており、0(団長)~12番と担当番号を持ちます。
メンバー全員が念能力者としてトップクラスの強さなのですが、欠番が出たところか、団員を倒せば組織に入ることができ、団の入れ替わりも頻繁に行われているのです。
アニメのアンテナ : 幻影旅団「揉めたらコイン」←こいつらレベルなら裏表くらい目視できるよね https://t.co/uz9aWFErME pic.twitter.com/vKCU9tsNuI
— アニテンプ (@anitenpu) July 1, 2017
幻影旅団には絶対的ルールが存在し、「仲間内で喧嘩しない。揉め事はコインで決める」「団長・団員の命より、組織存続を優先する」を承諾の元結成されています。また、幻影旅団の初期メンバーは流星街(町自体が巨大な廃棄場)で育った幼馴染で構成されていました。
流星街には人が住まないと言われているのですが、実際は800万人もの社会的に存在しない扱いを受ける者たちが生活をしています。そのような過酷な環境で、幻影旅団は誕生したのです。
幻影旅団に入るには蜘蛛の刺青が必須
幻影旅団好き過ぎて
クモのタトゥーいれたい pic.twitter.com/3fkX5JJhcZ— 💩㌠ (@pachimushoku) January 31, 2022
幻影旅団は、メンバー全員が蜘蛛の刺青をいれています。蜘蛛の刺青には団員の番号も彫られており、番号が早いほど初期から居るメンバーになっています。
また、この蜘蛛の刺青から幻影旅団は通称”クモ”とも呼ばれており、幻影旅団の根強いファンの中にはリアルで蜘蛛のタトゥーを入れるほどのトレードマークなのです。
ハンターハンター「幻影旅団メンバー」を紹介
さっそく、幻影旅団の現在のメンバーを紹介します。こちらでは、現在幻影旅団に在籍するメンバーの基本的なプロフィールや特徴を記載していくので、チェックしてみて下さい。
幻影旅団メンバー①クロロ=ルシルフル
幻影旅団の団長で00番は、クロロ=ルシルフルです。クロロは特質系能力者で、他人の力を奪い自らが使用する「盗賊の極意 」を繰り出します。また、年齢は26歳で、流星街出身の幻影旅団創設者でもあります。
幼いころから読書好きなので、あらゆる国の字を読むことができ、幻影旅団を創設するきっかけのエピソードでも他メンバーが読み取れない文字を読んでいます。
性格は無慈悲で冷静で邪魔者は情を捨て排除する一見クールな人物なのですが、幻影旅団のメンバーに対しては熱く、団員が死亡した際は涙を流すシーンもありました。普段は上の画像のようにオールバックをしていることが多いですが、たまに前髪を下ろすクロロはイケメンすぎてファンからも好評です。
幻影旅団メンバー②フェイタン
幻影旅団の団員No.2は、初期メンバーのフェイタン=ポートオです。フェイタンは変化系能力者で、「許されざる者」「太陽に灼かれて」を使います。口元まで黒いマントをし、身長が155㎝と小柄でアニメの声も女性が演じられているため、かなりジェンダーレスな男キャラでもあります。
また、口調は語尾に必ず「~ね」と付けカタコトで、怒ると漢語のような言葉を使い、中国人をイメージしているのかもしれません。性格は残虐・陰湿で、趣味は拷問とTHE悪役ですが、クロロのことは慕っており、団長の命令に背いたヒソカを嫌っています。
幻影旅団メンバー③フィンクス
幻影旅団の団員No.5は、初期メンバーのフィンクス=マグカブです。フィンクスは強化系能力者で、廻天を扱います。短期で喧嘩っぱやい性格ですが、仲間や同郷の者には情深い一面もあります。
幻影旅団メンバー④ノブナガ=ハザマ
幻影旅団の団員No.1は、初期メンバーのノブナガ=ハザマです。強化系能力者のノブナガは、刀にチョンマゲで居合いの達人と侍のようなキャラです。
短期で我が強い性格をしていますが、一度認めた者に対しては非常に義理堅く、まさに武士のような男なのです。また、同じく幻影旅団の団員で居合いの達人だったウボォーギンとは親友でした。
幻影旅団メンバー⑤マチ=コマティネイト
幻影旅団の団員No.3は、初期メンバーのマチ=コマティネイトです。マチは変化系能力者で「念糸」「念糸縫合」を使います。女性キャラではありますが、勝気で勘が鋭くクロロよりも腕力があり、筋肉量を始めとした肉体的な強さは相当なものです。
幻影旅団メンバー⑥フランクリン
幻影旅団の団員No.7は、初期メンバーのフランクリン=ボルドーです。フランクリンは放出系能力者で、「俺の両手は機関銃」と言う10本の指の全てから機関銃のようにオーラの塊を放出する技を使います。
身長219㎝・体重225㎏に加え、長すぎる耳など幻影旅団の中でも人間離れしたビジュアルですが、中身は非常に冷静で思慮深く、物事に動じない性格をしているのです。その為、クロロが不在時には、代理で団員のまとめ役を担っていました。
幻影旅団メンバー⑦シズク
幻影旅団の団員No.8はシズク=ムラサキです。シズクは具現化系能力者で、団員の中では新人となります。メガネ女子で感情を表に出す人物ではなく、天然と強そうには見えませんが、邪魔者においては瞬時に「消しますか?」と尋ねる冷酷な一面もあります。
幻影旅団メンバー⑧ボノレノフ
幻影旅団の団員No.10は、ボノレノフ=ンドンです。ボノレノフは具現化系能力者で、上の画像の左側のキャラとなります。全身に包帯を巻き、ボクシンググローブとボクサーパンツを身に着けていることが特徴です。
ボノレノフは少数部族ギュドンドンド族の生き残りにして舞闘士で、身体には無数の穴が開いており、そこから音を奏で「戦闘演武曲」を発動させます。また、部族に対しての誇りが高いため、部族を侮辱されたときに怒りを見せます。
幻影旅団メンバー⑨カルト=ゾルディック
幻影旅団の団員No.4(ヒソカ脱退後)は、ゾルディック家5人兄弟の末っ子のカルト=ゾルディックです。カルトは10歳の操作系能力者で、兄を取り戻すため幻影旅団に入団しました。
幻影旅団元メンバーの現在は?【生存者・消息不明】
幻影旅団 pic.twitter.com/DmvM92UyTr
— 理央 (@br_sss921) June 26, 2016
続いて、死亡していない幻影旅団元メンバーの現在について紹介します。幻影旅団元メンバーで死亡していない(生き返った)のはヒソカ1人だけなのですが、今後どのような動きを見せるのか注目のキャラなのです。
幻影旅団元メンバー①ヒソカ=モロウ
幻影旅団の元No.4のヒソカ=モロウは、戦闘狂のハンターです。強い相手と戦うことが生きがいなので、幻影旅団に入ったのもクロロと戦う為でした。また、背中に大きくあった蜘蛛のタトゥーは「薄っぺらな嘘」で張り付けていたフェイクだったのです。
会長選挙編の後に念願のクロロに戦いを挑みましたが、敗北し死に追い込まれました。しかし、事前に用意していた念で蘇生に成功し、生き返っています。主人公のゴンやキルアに付き合うこともある気まぐれな性格をしており、人気も高いキャラですが、現在の消息は不明です。
幻影旅団元メンバーの現在は?【死亡者】
コンテンツなんてものは作ったもの勝ちさ。ルールなんてない。 pic.twitter.com/ck6hfBhc3o
— 幻影旅団 (@GENE1RY0DAN) March 9, 2016
続いて、幻影旅団の元メンバーで死亡したキャラについて紹介します。作者の冨樫義博先生は幻影旅団は最終的に全員死ぬと公言していますが、現在の時点で死亡してるキャラがこちらとなります。
幻影旅団元メンバー②ウボォーギン
幻影旅団の元メンバーで団員No.11は、初期メンバーだったウボォーギンです。ウボォーギンは旅団最強のオーラ量を持つキャラで、肉体の強さも旅団1でした。
核ミサイル同等の威力を持つと言われる「超破壊拳」を使うパワー系の能力者で、親友ノブナガとタッグを組んだ時が一番力を発揮したようです。幻影旅団でも厚い信頼を得ていたウボォーギンですが、クラピカとのタイマン戦で破れ、死亡してしまいました。
幻影旅団元メンバー③パクノダ
幻影旅団の元メンバーで団員No.9は、初期メンバーだったパクノダです。「記憶を読み取る能力」「記憶弾」の使い手で、団では情報・処理担当でした。クラピカ戦で、自分の命と引き換えに、鎖野郎の情報を仲間に伝え死亡しました。
幻影旅団元メンバー④コルトピ=トノフメイル
幻影旅団の元メンバーで団員No.12は、コルトピ=トノフメイルです。コルトピは団の中でも一番背の低いキャラクターで、長い髪に覆われています。
クロロVSヒソカ戦では、能力をクロロに貸すなど貢献しましたが、蘇生し生き返ったヒソカにより首を切り落とされ死亡したのです。また、死亡した時長い髪で覆われていた素顔が初めて明かされ、読者の間で話題になりました。
幻影旅団元メンバー⑤シャルナーク=リュウセイ
幻影旅団の元メンバーで団員No.6は、初期メンバーだったシャルナーク=リュウセイです。シャルナークは操作系能力者で、「携帯する他人の運命」の使い手でした。
悪役には似つかわしくない明るく爽やかな好青年でしたが、邪魔者は容赦なく殺害する性格です。クロロVSヒソカ戦で、コルトピ同様に能力を貸したため、生き返ったヒソカに殺害されています。
今後も幻影旅団から目が離せない!
今宵も我らは夜に繰り出す。by幻影旅団 pic.twitter.com/Bd9zRz8Kxx
— 幻影旅団 (@GENE1RY0DAN) June 3, 2016
今回は、幻影旅団の現在のメンバー・死亡/脱退メンバーのプロフィールなどの基本情報を紹介しました。作者の冨樫義博先生は「最終的に幻影旅団は全員死亡する」と答えていますが、今後どのような動きを見せるのでしょうか。メインキャラを超す人気を持つ幻影旅団にも注目しつつ、「ハンターハンタ―」の連載を楽しみましょう。