呪術廻戦の中で登場する主要な人物の一人である伏黒恵。彼が使用する術式の中で「ふるべゆらゆら」という言葉が何度も使われてきました。非常に強大な能力を利用できるのですが、その能力に対して伏黒自体はその方法を自爆気味に用いている描写が見られます。今回の記事では、呪術廻戦におけるふるべゆらゆらの意味や、その能力の詳細を解説します。
ふるべゆらゆらを使う伏黒恵とは
「ふるべゆらゆら」という言葉だけを見ても、知らない方にとっては何をしているのか中々に想像しにくい部分があるでしょう。伏黒恵が使用する術式の中で使われる言葉の1つなのですが、まずは伏黒恵という人物について知っていきましょう。
伏黒恵のプロフィール
— 伏黒恵名言bot (@zyuzyutsu_bot) October 23, 2022
- 名前:伏黒恵
- 身長:175㎝くらい
- 所属:東京都立呪術専門高等学校
- 出身地:埼玉県
- 術師等級:2級
- 趣味:読書
- 好きな食べ物:生姜に合う物
- 嫌いな食べ物:パプリカと甘いおかず
- 好みの女性:なし(揺るがない人間性さえあれば良い)
- ストレス:人間
- 術式:十種影法術
伏黒恵は、都立呪術専門高校に通う1年生です。本作品の主人公である虎杖悠仁と同学年の生徒であり、そして虎杖が初めて邂逅した呪術師でもあります。
術師としての等級は2級であり、これは単独で呪霊の対処が認められる級でもあります。この段階に呪術高校1年で到達している辺り、彼の優秀さが伺えます。
使用している術式は、十種陰法術というものになります。伏黒恵の父は禪院甚爾(ぜんいんとうじ)であり、呪術廻戦世界における御三家といわれている名家の出身です。
術式もその禪院家相伝のもので、手で動物の形を作り、その陰から使役できる式神を召喚するというものです。合計で10種の式神が使用でき、調伏の儀で倒したのちに使用可能となります。
ふるべゆらゆらとは
伏黒恵は主人公の虎杖が最初に出会った呪術師であるという事、更に今回は深堀しませんが、その生い立ちや虎杖の中に居る宿儺が目をかけている事もあって、非常に重要な人物であることが分かります。
ふるべゆらゆらの意味
劇中では、伏黒が「ふるべゆらゆら」と唱えるシーンが何度も見られました。これは、伏黒自身が霊力を増強させ、後述する最強の式神を降ろすためのものです。
この後ご紹介するように、元は布瑠の言の最後の言葉を使ったものです。伏黒の言葉は、死者を蘇らせるほどの強大な霊力を引き上げるために用いていたわけです。
ふるべゆらゆらの元ネタ
そもそも伏黒が使用する十種陰法術は、名前通り10の式神を使役するものです。そして、その元となったのが「十種神宝(とくさのかんだから)」というもので、先代旧事本紀に登場する10種の霊力がこもった宝を意味しています。
- 沖津鏡…蝦蟇
- 辺津鏡…万象
- 道返玉…玉犬「白」
- 足玉…玉犬「黒」
- 生玉…大蛇
- 蛇比礼…魔虚羅の頭上にあるもの
- 八握剣…魔虚羅の持つ剣
10の宝を伏黒の十種陰法術にあてはめると、上記の通りとなります。まだ鵺や脱兎などに関しては、当てはまっているものがどれなのかは明確に分かっていません。
そして、この十種神宝それぞれが持っている霊力を最大限まで高めるのが「布瑠の言」です。この中の一句に「ふるべゆらゆら」があります。
- ひと ふた み よ いつ むゆ なな や ここのたり ふるべ ゆらゆらと ふるべ
全く同じという訳ではありませんが「ひと」から始まるこの言葉では1から10の十種神宝それぞれの宝を指しています。「ひと」は1で「ふた」が2と続きます。
「ここのたり」が9と10に該当し、一番最後の「ふるべゆらゆらとふるべ」とは死者をこの世によみがえらせる効果があるとされます「ふるべ」は震えろという意味を持ち、魂を奮い起こして蘇らせるのです。