今回は､「進撃の巨人」に登場するサシャの死亡した理由やエレンの笑いの真相について紹介します。人気キャラクターのサシャの死は、読者に大きな衝撃を与えました。さらに、サシャのスパイ説についても紹介しています。この記事は、進撃の巨人のネタバレを含みますので、ご注意ください。
進撃の巨人・サシャとは？
まずは、進撃の巨人に登場するサシャについて紹介します。サシャは、2013年に開催された公式の第1回進撃の巨人キャラクター人気投票では、第4位にランクインしている人気キャラクターです。親しみやすいキャラクターと戦闘時のギャップがサシャの魅力でしょう。
サシャ・ブラウスのプロフィール
| 名前 | サシャ・ブラウス |
|---|---|
| 誕生日 | 7月26日 |
| 年齢 | 13歳(第104期訓練兵入団)→16歳(調査兵団入団)→20歳(マーレ編) |
| 出身地 | ウォール・ローゼ(南区ダウパー村) |
| 所属 | 第104期訓練兵団→調査兵団 |
| 卒業順位 | 9位 |
| 身長 | 168cm |
| 体重 | 55kg |
| 声優 | 小林ゆう |
サシャのキャラクター像
サシャ・ブラウスは、ロングヘアをポニーテールにしており、髪の色は黒髪(アニメでは焦茶色)です。ウォール・ローゼの外れにあるダウパー村出身で、狩猟民族のため気を抜くと方言で話します。方言を気にしているため、同期に対しても敬語で話していました。
明るく元気な性格ですが、とてもマイペースで野生的な面があります。第104期訓練兵団の入団式では、盗んだ芋を食べてキース教官に怒られるというエピソードが印象に残っている方も多いでしょう。
訓練兵団を卒業する際には、第9位で卒業しており、マイペースな性格ながら戦闘能力が高いのが特徴です。サシャは、すばやい身のこなしで弓矢が得意です。さらに、人よりも耳が良く、巨人の居る場所を特定するシーンもありました。狩猟民族の本能を最大限に使い、調査兵団の一員として活躍しています。
進撃の巨人・サシャの死亡シーンは？
ここからは、サシャの死亡シーンについて紹介します。進撃の巨人の最初から登場している主要メンバーだったことから、突然の死にショックを受けた読者の方も多いでしょう。
サシャの死亡シーンは何巻何話？
サシャが死亡してしまうシーンは、原作漫画の26巻105話で、アニメの4期8話「凶弾」で描かれています。計画は成功し、無事帰れると思って全員が安堵した瞬間の突然の出来事でした。
サシャが死亡した原因は？
サシャの死亡した原因は、マーレのレベリオ収容区を襲撃した後に、飛行船に乗り込んできたガビによって射殺されたことです。ガビは持っていたライフルで、かなりの精度でサシャの左胸を打ち抜きました。
サシャ死亡シーンのネタバレあらすじ
アニメで見て確信したわ。サシャ、この時ガビを目視してるのに逃したんだな…..
なのに….. pic.twitter.com/67CULR97hD— *笑軍*麒麟@石仮面 (@Kimuchi4869) January 18, 2021
単身でマーレに潜伏しているエレンを奪還し、マーレの港を壊すことが目的で、マーレのレベリオ収容区を襲撃することを計画していました。マーレの港を壊すことで、パラディ島侵攻までの時間を稼ぐことができるためです。
サシャを含む104期のメンバーとリヴァイは、レベリオ収容区襲撃作戦に参加することになります。エレンが、戦鎚の巨人を食べることに成功し、リヴァイが、獣の巨人、顎の巨人、車力の巨人を戦闘不能にさせたことで、計画は成功したように思えました。
サシャは、銃や弓を得意としているため、この作戦でスナイパーとして活躍しました。作戦時には、ガビを庇った門兵を射殺し、ガビのことは見逃しています。
ハンジとアルミンが飛行船で合流し、作戦を終えたメンバーが飛行船に乗り込んでいきました。飛び立とうとしている飛行船に執念でガビが飛びつき、持っていたライフルで発砲します。カビが発砲した弾は、サシャの左胸を貫きました。
サシャの最期にエレンが笑った理由は？
原作当時は
「エレンはサシャが死んだことが面白いから笑っている」
と本気で思っている読者がちょいちょいいて驚きだだったエレンの表情がよく見えない作中人物はともかく、自分にはエレンがサシャの死がおかしくて笑っているようには全く見えなかった pic.twitter.com/8ywRC1hoXL
— 進撃attack (@attackReiner) January 31, 2021
ここからは、サシャが死亡したことを聞いたエレンが笑った理由について解説します。その場にいた仲間も驚きを隠せない衝撃のシーンでした。ですが、この時のエレンの笑いには、さまざまな感情が隠されているとも考えられます。
サシャの死亡シーン時のエレン
サシャが死亡したことを聞いた後、エレンは声をあげて笑いました。この瞬間に居合わせたコニーは、「あいつはエレンじゃない」と語っています。レベリオ収容区襲撃作戦前後のエレンの行動や態度には、104期のメンバーや読者も疑問に思っているはずです。
レベリオ収容区襲撃作戦後に、エレンとリヴァイは久しぶりに顔を合わせます。リヴァイは、エレンのことを蹴り、「地下街で腐るほど見てきたクソ野郎のそれだ」と言いました。ですが、リヴァイの言葉にエレンは表情を変えず、人が変わってしまった様子です。
サシャが死亡したことを聞いた時、サシャの生前を思い出し、エレンが一瞬動揺しているように見える描写がありました。その瞬間エレンが下を向いていたため、周りからその表情は見えませんでしたが、サシャの死を悲しんでいることは間違い無いでしょう。
レベリオ収容区襲撃作戦とエレンがマーレに潜伏する1年前には、104期の同期に向かって「お前らが大事だから」と語っています。エレンには、大事だと思っている仲間にも本当のことを打ち明けられない理由があったのでしょう。
サシャが「肉」と言って死亡した
サシャが死ぬ前に、最後に言い残した言葉が「肉」だったことをコビーがエレンに伝えました。その話を聞いたエレンは、俯いた後に声を出して笑い出したのです。
サシャの死を伝えたコビーや周りにいた人から、俯いていたエレンの表情は見えませんでした。そのため、周りからは人からは、サシャらしい最後の言葉にエレンが吹き出して笑い出したように見えてしまったのでしょう。
サシャは、104期訓練兵の入団式に芋を食べたり、超大型巨人の襲来前に食糧庫から肉を盗んできたり、周囲がかなり緊張している場面でも、周りを和ませるほどの食い意地を見せています。
エレンが自分の無力さをあざ笑った
進撃の巨人最終回見てきたが…
ハンネスさん…死亡…泣
エレンよ…恐ろしい力秘めてんな
エルヴィンとリブァイの会話好きだわ pic.twitter.com/JriCzmguW2— akitenTV (@xw0Iqi5XgYNXnDY) June 17, 2017
エレンは、過去にも仲間が死んでしまった時に笑ったことがあります。それは、ハンネスが巨人に食べられて死んでしまった時でした。エレンにとってハンネスが大切な人物であることから、食べられている姿が面白くて笑っている訳ではありません。
ハンネスは、初めてパラディ島の塀の中に巨人たちが侵攻してきた時に、エレンを助けてくれた恩人です。その時ハンネスは、エレンの母を助けることはできませんでしたが、引き換えにエレンを助けることができました。
ハンネスを食べた巨人は、エレンの母のことを食べた巨人と同じ巨人でした。エレンは母が巨人に食べられてしまった時と同様に、無力で何もできなかった自分の無力さをあざ笑っています。そして、エレンは大粒の涙を流して号泣していました。
母やハンネスが食べられた時と同じように、仲間のサシャが死んだことで、自分の無力さに絶望や後悔が込み上げて笑ってしまっている可能性も高いでしょう。
エレンは悪役を演じた
レベリオ収容区襲撃作戦以降のエレンは、人が変わってしまったような行動をとるようになります。この行動は、エレンの思い描く計画を実現するためには、必要なことでした。仲間を守るためにも、エレンは1人で罪を背負い悪役を演じることにしたのです。
サシャが死亡した時にエレンが笑ったのは、弱い部分を仲間に見せないために狂った人格を演じたのでしょう。また、サシャのように大切な仲間をさらに犠牲にしないように、仲間を遠ざけるために悪人を演じようとしている可能性があります。エレンにとって、サシャの死はかなり辛かったはずです。
サシャはスパイだった？
サシャのスパイ説が読者の中で浮上していました。スパイだと噂された理由は、原作漫画5巻21話「開門」でのエピソードが原因です。捕獲していた被験体の巨人のソニーとビーンが殺害されたことで、兵団内の立体機動装置の検査が行われることになりました。
立体機動装置の検査の時、サシャはなぜか額から汗をかいており、明らかに動揺している姿から、サシャのスパイ説が浮上しました。この回では、アルミンがアニの立体起動装置を見ていることで伏線が張られて、アニがスパイであることが原作漫画8巻32話「慈悲」で発覚して伏線が回収されました。
アニがスパイであることが発覚した後に、エレン奪還作戦にサシャが参加していなかったことも、サシャのスパイ説が加速する原因でした。
作者の諌山創先生が、元々サシャは原作漫画9巻36話で子供を助けて死んでしまう予定だったと語っています。そのため、エレン奪還作戦で描かれなかった可能性が高いです。
結果として、アニとライナーとベルトルトの3人がマーレのスパイだったため、サシャはスパイではありませんでした。作者の諌山創先生が、物語をより面白くするためにサシャの怪しい姿を描いた可能性が高いでしょう。
サシャが死亡したときエレンの心情は複雑だった
今回は、サシャのプロフィールや死亡シーンについて解説しました。サシャが死亡した時のエレンの笑いに疑問を思った方も多いでしょう。不思議な笑いには、複雑な心情の現れだったことが明らかになりました。
進撃の巨人は、原作漫画が完結していますので、振り返って読むことで内容を深く理解できるはずです。ぜひ、サシャの活躍を振り返りながら読み直してみてください。
