【しょせん他人事ですから】怖いネットトラブルのリアル?!あらすじをネタバレ! アイキャッチ画像
記事作成日:

【しょせん他人事ですから】怖いネットトラブルのリアル?!あらすじをネタバレ!

現実にありそうな問題を解決していく「しょせん他人事ですから~とある弁護士の本音の仕事~」本作では怖いネットトラブルを扱っていますが、かなりリアリティがあります。出てくる登場人物たちもどこにでもいそうなキャラクターなのに、実はネットではすごいことをやっていたりします。創作のはずなのに、とてもリアリティがあって読んでいて怖いほどです。今回はそんな「しょせん他人事ですから~とある弁護士の本音の仕事~」の概要や各巻数のあらすじなどをネタバレしちゃいます!

しょせん他人事ですから~とある弁護士の本音の仕事~とは

「しょせん他人事ですから~とある弁護士の本音の仕事~」はネット炎上・SNSトラブルを主に扱っている漫画です。ネット上で炎上してしまった結果、開示請求のために弁護士事務所を訪れることに。

そこで出会った風変わりな弁護士はネットには相当強いのに……?という設定です。弁護士が絡んでくるとかなりリアリティがあります。

昨今、ネットでの誹謗中傷が問題視されています。それらについてかなり具体的な対策方法や、開示請求されたらどうなるか、など弁護士について細かく描かれているのでとてもためになります。

しょせん他人事ですからの主な登場人物

「しょせん他人事ですから~とある弁護士の本音の仕事~」にはどんなキャラクターが登場するのでしょうか。まずは主な主要人物の紹介からしていきます!

登場人物①保田理

本作の主人公かつ、弁護士です。サバサバした性格で、相談者に対しても馴れ馴れしい態度をとりがちです。相談者の気持ちを理解して話すことができず、嘘をつかないという点では信頼できます。しかし逆を言うと、言動のせいで相談者を怒らせることもしばしあります。

態度はへらへらしていますが、仕事モードではしっかりと対処してくれます。口コミは悪いものが多いですが、中にはオススメといわれることもあり、相手によります。

登場人物②加賀見灯

保田理が在籍する事務所のパラリーガルです。パラリーガルとは、弁護士の業務を補助する役割を担っています。弁護士系のドラマなどで見かけることが多いかもしれません。

保田理とは対照的に相談者に好意的で、感情移入しがちな女性です。保田理の態度が悪いために口コミが伸びないことを悩んでおり、常に相談者に寄り添うように助言しつつ、大抵かわされています。

登場人物③桐原こずえ

本作の1話に登場する相談者です。セレブ妻ブロガーとしてネットでは人気があったものの、ある日突然そのブログが炎上してしまいます。

炎上に悩み、最終的に保田理のいる事務所に相談に向かいます。保田理の態度に驚きつつも、開示請求を依頼します。

登場人物④木下優里香

本作の1話に登場し、桐原こずえの開示請求相手です。桐原こずえとは同じマンションで顔なじみなため、彼女がブロガーなことも知っています。

しょせん他人事ですからのあらすじ・ネタバレ

「しょせん他人事ですから~とある弁護士の本音の仕事~」はいったいどんな話なのでしょう。1話~20話までのあらすじ・ネタバレをします!ネタバレを見たくない人はご注意ください。

1話~5話のあらすじ・ネタバレ

https://twitter.com/tochiji_book/status/1441208055316631553

人気主婦ブロガーの桐原こずえはある日、自身が運営しているブログが突然炎上する事態に見舞われます。なんと風俗をしている、というデマが流れてしまいます。どうすべきか迷ったこずえは、ネット案件が得意だという弁護士事務所を訪れることにします。

そこで出会ったのは癖の強い弁護士・保田理という男でした。桐原こずえはブログを炎上させた犯人を捜すため、情報開示請求を頼むも、保田は時間がかかるため、おすすめできないと一蹴してしまいます。

結局自宅に帰ったこずえですが、どうして自分がこんな目に遭うのかと考え直し、後日、再び保田のいる弁護士事務所を再度訪れます。二度目の依頼に対して、保田は前回とは違い、前向きに依頼に取り組んでくれることになりました。

保田が請求した情報開示請求は2か月後、こずえと同じマンションに住むママ友の木下優里香のもとへ届きます。最初、彼女はなんのことかわからず、そのまま送られてきた手紙を放置してしまいます。

保田は手始めに内容証明郵便から始め、相手が応じなければ、2番目の民事裁判、それでも応じなければ最終手段の刑事告訴までの流れを桐原こずえに説明します。実際に手元に内容証明郵便が送られてきた木下優里香ですが、夫にバレると大変ということでこの件を無視することにします。

相手からの返答がないため数か月後、こずえと優里香は東京裁判所で初めてこの件に関して顔を合わせることになります。これで終わった、と思いきや、優里香は決められた金額を払うことなく、なんとバックれてしまうことに!

支払期日を守らなかったということで、裁判所から裁判官が優里香宅に向かうことになりました。そこで裁判官は動産執行(資産の強制差し押さえ)を実行することになります。

たまたま自宅にいた何も知らない夫にはこの瞬間すべてがバレてしまい、優里香はようやく慰謝料を払うことを決めました。そして、この件で夫からこずえへの謝罪もすべきと促され、数か月かけてようやく木下優里香は謝罪をしました。

6話~10話のあらすじ・ネタバレ

新たに保田の事務所を訪れたのは双子アイドルのヌーヌーのメンバーの1人、リオでした。双子のアイドルのもう1人、リホは外出もままならない状態のため、たった一人で依頼に来ました。

とあるサイトでヌーヌーたちのデマのいじめ画像が流出してしまい、大炎上していたのです。リオはこの件に関する該当サイトの削除・リツイートした100件のアカウントの特定を依頼することにします。

弁護士費用を捻出するため、2人はクラウドファンディングを始めることにしました。そこに集まった人々はヌーヌーたちの行動に同意し、彼女たちをこんな目に遭わせた者たちを徹底的に追及、炎上させようとする人まで出てきてしまいました。

後日、ヌーヌーを誹謗中傷した人々に続々と書面が届き始めます。中には会社にこの件がバレてしまい、人生が一変した人もいたそうです。

11話~15話のあらすじ・ネタバレ

デマ画像をきっかけに生活がままならくなった双子アイドル、ヌーヌー。復讐に燃える兄のリオとは別に、妹のリホはある決断を下します。リホは今回この件に手を貸してくれた保田たちと初コンタクトを取り、そこで開示請求の件を聞きます。しかし依頼者は兄であるリオのため、彼の許可がないとできないと断ります。

それを聞いたリホはこれ以上兄が自分のために苦しむところを見たくないと思い、単独で記者会見を開くことにします。アイドル活動ができなかった理由を記者会見で話し、そこで自分たちを誹謗中傷した人々に対して情報開示請求を起こしたこと、今の彼らと自分たちは立場が逆転しており、悪循環に陥っていることを説明します。

その上で情報開示請求はやめないことを宣言します。そのあと、リホが単独で歌う動画が流れ、この動画は反響を呼びました。そしてリホはこれからもファンのために頑張ろうと新たに決意を固めます。

白泉大学法科大学院にて、改正プロバイダ責任制限法のセミナーを受けていた弁護士志望の瀬戸雄大と検察官志望の美里波子は双子アイドル、ヌーヌーを誹謗中傷した人々がどんどん不起訴になっている件について話していました。この件に関して講師として呼ばれた保田は、現在適用されている情報開示の法律は20年前のもので、現代のSNSでの案件に関しては除外であることを説明します。

https://twitter.com/sskameon/status/1618389029401292800

ある日、自宅に見覚えのない郵便物が届いた中学生・優希。彼は2か月前、友達と見ていたゲーム実況者のコメント欄にアンチコメントを残していました。それから数週間後、ゲーム実況者本人からアンチコメントに対して法的処置をすると宣言されることに。それを見た優希はその対象に自分も入っているのでは、と怯え始めます。自宅で不安に駆られていた優希ですが、ついに彼のもとに内容証明が届くことになります。

家族に知られていないことに安堵しつつ、どうすべきか迷った優希は保田のいる弁護士事務所に相談しに行くことにします。しかし優希が未成年ということもあり、保田は依頼を断ることにします。途方に暮れた優希はネットで検索し、見つけたドラゴン星川に依頼することに決めました。

ネットに詳しい星川は優希の話を聞き、未成年のためとりあえず情報開示には保護者の同意が必要だと説明します。話を聞き、事態を重く受け止めた優希は最終的に家族に相談することに決めました。後日、事情を聞いた父はドラゴン星川に電話をして謝罪をすることに。それを聞いた星川はこの件を任せてほしいと伝えます。

16話~20話のあらすじ・ネタバレ

その頃、保田の事務所では加賀見が、なぜ開示拒否が起こるのかと保田理に訪ねていました。開示請求をされてしまうと私生活が不利になることから、少しでも逃げたいがために拒否すると説明します。その瞬間、電話が鳴り響き、出てみると相手は星川でした。

星川が一方的に電話を続けることに違和感を覚えた保田理は、電話から情報を聞き出そうとしていることに気づきます。そのまま保田は電話を切ります。そのあと、星川の事務所に優希たちが訪れます。そこで彼がネットで行ったアンチコメントの内容を目にし、聞いていたものよりも酷い内容だと理解します。

星川は優希から詳しく事情を聞き、心の中では難しいと思いつつ違法性阻却事由という回答書を作成します。星川に作成してもらった回答書はなんと7万もしており、驚きつつも帰路につきます。その頃星川は、この件に関して勝てる自信はないがとりあえず適当に回答書を作成していたのです。

しかしそれから5か月後、優希たち親子は再び星川の事務所を訪れることになりました。開示請求はされないはずだと憤る父親に対して星川は絶対はないと言った、と当時の映像を持ち出してきます。そしてまた新たに依頼をするなら新規案件だと伝えたのです。

途方に暮れていると、優希の姉は事の顛末を母親に話し、再び保田の事務所を訪れることにしました。そこで星川に騙されたことを伝えると、星川は悪くない、むしろその場しのぎの嘘をついた優希を問い詰めます。優希は相手側から和解金150万円の請求が来ていることを伝えると、保田は和解に持ち込んだほうがいいと提案します。

和解にすべき理由を説明し、納得した父親は優希に大学進学を諦めること、貯めていた学資保険を解約し和解金に充てることにしました。そして優希たちは相手の住む北海道に謝罪へと向かったのです。北海道でゲーム実況者、あるじぇの弁護士と逢った優希たちは初めてそこであるじぇのことを確認することができました。

あるじぇは酷くやつれており、唯一の憩いの場所であるゲーム実況という場所を壊されたことに怒っていました。更にあるじぇは食事もできておらず、家族に連れられメンタルクリニックを訪れたことで今回の件に関して弁護士に依頼した旨を伝えました。

予想と違う相手の姿に驚く優希に対し、あるじぇは謝罪の件を持ち出します。そこで父親が謝罪するも、何もしてない父親が謝罪する理由がわからないといい、優希に謝罪させようとします。父親は優希の頭を掴んで謝罪させようとするも、謝罪する意味を彼は理解しているのか、名誉棄損をしていることを自覚しているのかと問いかけます。

それでも優希は謝罪コメントの書かれた紙を読むだけで、見かねた父親が土下座謝罪をすることに。しかしあるじぇはそれでは自分が悪いみたいだからやめてくれと父親を止めることにします。それを見ていた保田は加害者側に誹謗中傷している自覚はなく、加害者の苦しみを理解することはできないと説明します。

それを聞いたあるじぇは今でもゲーム配信が怖いこと、この恐怖は治るのかと不安に思っていることを伝えます。それを聞いた優希の父親はなおも土下座を続けることに。和解が成立し、優希たちが帰っていく姿を見送りながらあるじぇはいつか彼らは自分にしたことを武勇伝みたいに語るんだろうと、と呟きました。

そして姉と母の待つホテルに戻った優希たちは一連の出来事を報告。ホテルに戻り、母は保田に焼き菓子を送りながらお礼を言うと、保田は優希に対してお父さんは君のために一番かっこ悪い姿を見せたね、と伝えます。

その言葉がわからなかった優希ですが、その晩父親と温泉に入った際にその言葉を思い出し、今日の出来事も思い出すことに。そこで父親が自分のために土下座までしたことを思い出し、ついに涙があふれたのです。それを見た父親はこのことは決しては忘れてはいけないと彼に助言しました。

保田の弁護士事務所に新たに泉という女性弁護士がやってきます。保田はとても変わり者で、パラリーガルである加々美はやっとまともな弁護士が来たと思うも、なんと彼女も保田と同じタイプの弁護士だったのです。がっかりしていると事務所の電話が鳴り、加々美が出ると須藤という男性からの電話でした。

彼は保田から連絡が来るのを待っているといわれるも、実はそれは誰かが保田になりすましたことだったのです。弁護士という職業柄、逆恨みされやすいことを理解している保田は特に驚くことなく対処していくことに。なりすまし案件の担当は泉に代わり、相手の男性はスマートフォンを取り出しました。

そこには男性の写真が載っており、しかもパパ活をしているというもの。通報してもすぐに別のアカウントが作られてしまいいたちごっこ状態に困っていたのです。内容を拝見した泉は心当たりを聞くも、男性に心当たりはなく途方に暮れるばかり。そしてアカウントには「セフレ募集」の記載もあったことが判明したのです。

しょせん他人事ですからの見どころは?

「しょせん他人事ですから~とある弁護士の本音の仕事~」の1話~20話までをご紹介しました。それではこちらの漫画の見どころはどこなのでしょうか。

ママ友とのネットトラブルなどリアルな案件

「しょせん他人事ですから~とある弁護士の本音の仕事~」の見どころはリアリティのある設定です。本作ではママ友同士のネットトラブルから始まりますが、ネットを通じているためどこの誰かわからない不安があります。

身近にいる人が実は自分に対してネットを通じて誹謗中傷をしている……リアリティがあるため、現実でもありえそうです。誹謗中傷にあってしまった時の行動方法や、弁護に相談した後どういう流れになっていくのか、ということが細かく描かれているため非常にわかりやすいです。

誹謗中傷をしたら相手がどう感じるのか、自分はどうすべきかのか、加害者・被害者両方の立場が描かれているため、非常に参考になります。現実でも起こり得るものばかりですので、自分がしていることは誹謗中傷にならないか、今一度考えてみる良い機会かもしれません。

しょせん他人事ですからをお得に読む方法

「しょせん他人事ですから」をお得に読む方法があります。読むのであればコミックシーモアという電子書籍サイトがおすすめです!

現在コミックシーモアでは短話版(1話ごとのばら売り)が19話まで、単行本が3巻まで発売されています。1巻辺り5話分が収録されていますので、単行本ですと15話までの話が読めます。

16話以降は2023年1月時点で短話版でしか読めませんので、ばら売りでの購入がおすすめです。内容はどちらも一緒なのでじっくり読みたいか一気にまとめて読むかの違いしかありません。

更にコミックシーモアであれば初回登録で1冊70%オフで読めます!そのため、単行本1巻が715円のところ、214円で読めるのでかなりお得に読めます。気になった方はぜひチェックしてみてください。

身近なトラブルを題材にしたしょせん他人事ですからを読んでみよう

「しょせん他人事ですから」はネットで起こる炎上はネットトラブルを主に扱っている漫画です。ネット内で軽い気持ちで書き込んだ内容がきっかけで裁判を起こされたり、家族を巻き込む大事件に発展したりします。

どれもリアリティがあり、現実でも実際に起こっていることばかりです。自分の身近では起こらないと思っていても、相手から悪意を向けられ被害者になってしまうこともあります。そういった時にどう立ち回ればいいのか、ぜひこの漫画を読んでおくことをおすすめします。

What is Comic One !?
コミックワンは漫画・アニメの最新情報を発信するサイトです。呪術廻戦やチェーンソーマンなど人気の漫画を徹底解説した記事や、世の中にまだあまり知られていないような隠れた名作漫画のあらすじなども解説している記事が満載です。