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【ワンピース】イム様の正体とは⁈これまでに登場したヒントから徹底考察!

ワンピースの世界では、世界政府最高権力者として5人の権力者、五老星が登場しますがさらにその上に座る人物として、イム様なる存在が居ます。シルエットのみで謎に包まれた人物なのですが、本記事では存在するはずのないたった一人の世界の王、イム様の正体について探っていきます。

ワンピースとは

世界的な少年漫画として知られているワンピースは、連載から長らく週刊少年ジャンプの代表作として掲載され続けてきました。まずはワンピースの作品概要などからご紹介します。

ワンピースの作品概要

尾田栄一郎氏による漫画作品、ワンピースは海洋冒険ロマンを主題としている漫画になります。連載開始は1997年、1999年にテレビアニメ放送がスタートし、原作連載は既に20年以上続いています。

原作漫画は2021年に1,000話の大台を突破しており、またアニメに関しても1,000話を突破、国内での累計発行部数は4億部を突破し、海外での発行部数も含めると5億部以上に上ります。

ワンピースのあらすじ

ワンピースの世界の中でたった一人、グランドラインの一周を成し遂げこの世におけるもっとも偉大な宝を手に入れたとされる「海賊王」ゴールド・ロジャーは死に際、たった一言で世を大海賊時代へと塗り替えました。

無数の海賊たちが海へと乗り出す大海賊時代が始まった中で、主人公のモンキー・D・ルフィは体がゴムのように伸びる悪魔の実の能力者として、海賊王になるべく大海原へと乗り出します。

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【ワンピース】イム様とは

ワンピース世界においては、世界政府と呼ばれる組織がありこれが世界全体の秩序を保つ存在となっています。イム様は、そんな中でも存在するはずのない世界の王と呼ばれている人物です。

906話で登場

初めてイム様が原作で登場したのは、第906話です。この世界を作り出したとされている20人の王たち、その末裔が天竜人と呼ばれる世界貴族ですが、彼らが住む聖地マリージョアでは4年に一度世界中の王が集まる会議が開かれます。

それこそが「世界会議」レヴェリーであり、丁度作中では会議が開かれようとしていました。そこで初めて登場したイム様はルフィの手配書を持っており、パンゲア城地価の巨大冷凍室に保管された大きな麦わら帽子を見ていました。

その後は、同じく城内の花の部屋と呼ばれている場所にて再登場し、ルフィと2年後の世界で四皇となった黒ひげの写真を切り裂き、しらほし姫の写真には刃を突き立てていました。

また、かつてルフィたちが共に戦ったアラバスタ王国の王女、ビビの写真も持っていましたが、何か思うところがあったのか特に破るような事はなく見つめていたのです。

イム様の特徴

2023年11月現在においてもシルエットのみでしか登場していないために、性別や年齢、具体的な容姿といったプライベートな部分は一切明かされていません。その瞳は赤く輝き、王冠のようにも見える異様に伸びた頭と下から伸びた腕が特徴です。

普段は聖地マリージョアにあるパンゲア城に住んでおり、先述した花の部屋にて虫や花と戯れているようです。その時描かれた手のサイズや頭の長さ、腕の位置、ローブを長々と引きずっている描写から、背丈は子供程度しかない可能性が示唆されています。

またやはり黒いシルエットしか見られないために、種族についても不明のままとなっています。作中では元々マリージョアにいたとされるルナーリア族、バッカニア族などといった特殊な種族が居ますが、イム様もそうなのかはいまだ分かりません。

サボが虚の玉座の間に乱入してきた際には、五老星ともども異形の怪物へと変身しています。これも黒いシルエットのみでしたが、玉座全体を包み込めるほどの巨体へと変身しました。

虚の玉座に座ることが許されている

何よりもイム様を得意な存在たらしめているのは、虚の玉座に座ることができる唯一の人物であるという点に限ります。そもそも虚の玉座というのは、イム様たちがいるパンゲア城にある大きな玉座です。

玉座といえば王様が座る場所ですが、この場所に座ることが許される王は存在しておらず、この座に誰も座らない事によって世界は誰かひとりが支配するものではない、という平和や平等を体現する象徴でした。

これは800年前に世界を創造した王たちが決めたことであり、それを体現するべく現在の世界政府最高権力者、五老星も5人という複数人で構成されている、というのが表向きの各国要人が知るところでした。

しかし、実際のところは誰も座ることができない筈の虚の玉座に座ることができる唯一の存在が秘密裏に存在しており、それこそがイム様だったのです。すなわち、世界のほぼ誰も知らない、存在しない筈のこの世界の王を意味しています。

イム様の名前

長らく彼・または彼女は「イム様」という五老星からの呼び名のみしか出てきていませんでしたが、物語が進んでいき世界政府および五老星らに焦点があてられるようになり、その本名も判明しています。

第107巻の1086話で、サボが世界会議に侵入、更にイム様の存在を知ったことを革命軍拠点に戻ってドラゴンとイワンコフに伝えた際、イワンコフが「800年前にこの世界を創設した最初の20人の中に、ネロナ家のイム聖なる王がいた」と語ります。

これはあくまでもイワンコフが語った推測であり予想の範疇を出るものではありませんが、そうした情報が出てきた以上ほぼ確定といってよく、イム様はネロナ=イム聖というのが本名になります。

この名前の中で「ネロナ」は「神」の文字を解体したもので、イムは両方をつなげ合わせる事で「仏」という漢字になり、合わせて「神仏」となることから人ならざる存在であるという意味があるのかもしれません。

【ワンピース】イム様の正体は?

この様に、存在することそのものが世界にとっての禁忌でありタブーとも言えるイム様はやはり最重要人物という事で現在も詳細は不明のままです。では、正体はいったい何なのでしょうか?

イム様の正体①ネフェルタリ・コブラ説

幾つ仮説がある中で、ネフェルタリ・コブラ説というものがあります。コブラ王といえばアラバスタ王国の国王であり、世界会議変で五老星たちへの謁見をしており突然イム様が出てきたことでその存在を知りました。

アラバスタの先祖は、マリージョアに留まらなかった唯一の世界の創始者でした。新聞では殺害されたと報じられましたが、唯一の一族という事で1つの説として浮上しています。

イム様の正体②リリィ女王説

リリィという20人の王の中の一人としてコブラが名前を上げましたが、彼女の名前をイム様も反芻しています。その行方については、イム様が登場する前に五老星たちに伝えていた中で、突然現れコブラを驚愕させました。

コブラが驚いたのは、存在するはずのない世界の王が居たという事実以外にも、その世界の王が20人の王であり先祖でもあるリリィの外見そのものであったからなのではないか、という説です。

イム様の正体③古代兵器ウラヌス説

作中にしばしば名前が挙がる、神の名を持つ古代兵器が3つあります。世界最強最悪の戦艦でありワノ国に実在するプルトン、海王類を操れる人魚であるポセイドン、そしてウラヌスの3つです。

うち2つは既に存在が明らかになっている中、ウラヌスだけはまだ不明です。ルルシア王国が巨大な影から16発の攻撃を受けて跡形もなくなり、それがイム様による仕業らしきことから、この説が浮上したのです。

イム様の正体④ネフェルタリ・ビビ説

イム様ではないかという考察の中には、コブラではなくビビではないかという説もあります。新聞ではコブラ殺害の報と同時にビビ失踪まで報じられましたが、これがフェイクであるという可能性です。

ただ原作の続きではイム様らの存在と正体を知ったワポルが一目散に逃げだし、そしてそれにビビが乗っかって逃走劇を繰り広げたことから、この線は薄くなりました。

イム様の正体⑤女性説

女性なのではないか、という説もあります。性別が明らかになっておらず、またリリィに関する話やシルエットの華奢さ、もっと言えばルフィの母親という線なども考えられているのです。

ただそうなると、イワンコフが発言したネロナ家のイム聖というセリフで「聖」とつく世界貴族は男性になるのですが、この点がどちらになるのかはイワンコフのホルホルの実の存在もあって両方の可能性があるといえます。

【ワンピース】イム様の目には3本の傷がある

原作漫画のイム様が発言している描写では、目をよく見てみると3本の傷らしきものが確認できます。これが単なる偶然なのか、はたまた本当に傷とする場合には、誰がそこまでできたのかが気になるところです。

傷は誰がつけた?

世界の王たるイム様に謁見どころか傷までつけられる人物は限られますが、一説には太陽の神ニカではないかとされています。ルフィが口にしたのは、実はヒトヒトの実幻獣種モデルニカであったことが判明しています。

太陽の神として絶大な力を発揮し、また数百年以上前に実在した太陽の神とされているという点からも、その可能性としては十分に考えられるものであるといえるでしょう。

シャンクスの左目にも3本の傷

目に3本の傷といえば、ワンピースにおける世界最高峰の海賊、四皇が一角でありルフィにとってあこがれの存在でもあるシャンクスが該当します。彼の場合には、黒ひげの鉤爪によってつけられたものでした。

何の因果か、シャンクスは物語が進むにつれてフィガーランド家という天竜人の一族である可能性が濃厚となっており、同じ世界貴族側の人物としても関係がありそうです。

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【ワンピース】イム様の正体は謎に包まれたまま

作中における存在するはずがない世界の王として、原作ではだんだんと情報が出てきているイム様ですが依然としてその正体は謎のままとなっています。今後に期待しつつ是非とも原作を読んでみてください。

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