ワンピースの主人公と言えば、言わずもがな我らがモンキー・D・ルフィです。強敵たちと激闘を繰り広げる中で「最高到達点」と自負するギア5を発現したのですが、読者からは「ひどい」という声が上がっているようです。今回はそんなギア5がひどいといわれる理由についてまとめました。
ワンピースのギア5(ニカ)とは
ワンピースのルフィ描いてみた🌼
覚醒=ギア5の発動によってルフィは「太陽の神ニカ」の性質を再現しましたね♪ゴムゴムの実じゃなくて『ヒトヒトの実』だったとは✨✨#ワンピース #相互フォロー #墨絵 pic.twitter.com/QCQ6DZQY6C
— ゆーきっちゃん@ (@moneysapiens53) August 13, 2022
漫画「ワンピース」では、主人公のルフィが新たなる極地への到達点として「ギア5」と名付けた力が備わりました。まずは、どんな能力なのかなどについて詳しく解説をしていきましょう。
ワンピースのギア5の特徴①ヒトヒトの実
ゴムゴムの実が覚醒したあああああ!!!
ルフィぃぃぃぃイイイイ!!!!😭😭#今週のワンピ pic.twitter.com/8uy5H75bCJ— Rererei (@Rei2003_v) March 27, 2022
ギア5とは、ルフィが口にした悪魔の実の力が、覚醒という段階へと至った状態の言葉を指します。元々ルフィはゴムゴムの実を食べたゴム人間であるといわれていましたが、実は本当の名前は「ヒトヒトの実幻獣種モデルニカ」というものだったのです。
この状態に至ったのは、新世界を統べる大海賊が一角、四皇である百獣のカイドウとの一対一の戦いの最中であり、声が消えかけるほどの大ダメージを負った状態の中で、突如として力が覚醒したのです。
この段階では、髪の他衣装を含めたすべてが白色に染まり、ルフィの思考は「楽しい」で埋め尽くされ、そして実の正体を知っていたらしき五老星は「さらなる自由と腕力を与える」と語っています。
ワンピースに登場する悪魔の実は、能力者が実の力に心身ともに追いついたことによって「覚醒」というステージに至れるとされているのですが、ルフィがギア5になれたのはこの覚醒が発生したものであると考えられています。
ワンピースのギア5の特徴②ギア2
加湿器で煙が出るところに手を当てて「ギア2」って遊んでるなう pic.twitter.com/B0JSvuLWDh
— げーまーえす (@Gamer0317) January 23, 2024
これまでのルフィは、戦いの中で「ギア」と呼ばれる能力を次々に生み出しては戦闘に生かしていました。一番最初に生み出されたのが「ギア2」で、全身ゴムとなったルフィが血流を加速させることで発動する強化形態です。
エニエスロビー編にて、世界政府の諜報機関であるCP9が使用する六式と呼ばれる技術の1つ「剃」を見よう見まねで覚え、地面を10回以上蹴ることで瞬間的な移動を実現したのです。
発動中は血流の上昇によって肌は赤みを帯び、体温も上昇したことによって全身から蒸気が立ち上った状態となります。対峙したロブルッチはこれを「一種のドーピング」と例えています。
「剃」をルフィなりに完全再現した高速移動の他、攻撃も全てが高速で発動できる状態となり、技名に「ジェット~」とつくようになったのが特徴的です。
ワンピースのギア5の特徴③ギア3
ギアサードやん pic.twitter.com/2ej6t0Cnev
— やまたろ (@dora_dora555) January 21, 2024
続いて発揮したのは、ギア3です。こちらも同じくエニエスロビーにて初めて披露した戦闘方法で、ゴム故に自由が利く骨に空気を膨らんで巨大化させる「骨風船」なる方法を取り、体の一部を巨人族並に大きくする戦法です。
ギア2がスピードを強化した形態であったのに対して、ギア3はパワー特化といった形態になっています。巨大化したことによって一撃の攻撃力や制圧力は特大になっており、技名には「ギガント~」と付きます。
ワンピースのギア5の特徴④ギア4
バウンドマンらくがき pic.twitter.com/O26TZfNHWq
— よっさん (@yosuyosu_draw) December 11, 2023
頂上戦争の後、2年間の修行の中で身につけた戦法です。習得した武装色の覇気を全身に最大開放して纏わせ、そのうえでギア3で使用していた筋肉風船を発動、空気を体に送り込んで、自らの巨大化と弾力強化を図った形態です。
王下七武海、ドンキホーテ・ドフラミンゴ戦にて初めて発揮され、攻撃は武装色の覇気の最大開放によって大幅強化、防御もゴムの張力を維持しているために維持された状態となっています。
強烈な攻撃を発揮できる「バウンドマン」スピード一点特化の形態となる「スネイクマン」大量に食べた状態のみ発動できる「タンクマン」と形態を使い分けることができますが、覇気を最大開放した状態のために使用後10分覇気が使えません。
ワンピースのルフィはギアを使って強くなる?!
あっひゃっひゃっひゃ!!
奥で笑い転げてるから
大きさがイマイチ伝わらないけど、
大きいし最高すぎて笑いが止まらない🥹💗お気に入りKOAルフィ3体並べてみたら
バウンドマンとスネイクマンが
余計に欲しくなった🤦♀️くぅー!!!!#フィギュア愛でる部 pic.twitter.com/efh6hJgPMw— みみみ🫳🏻🐰🔄🫀 (@06mimimi25) September 27, 2023
これまでにも、ルフィは様々な敵と対峙してきました。それこそ、王下七武海や海軍本部大将、そして新世界の覇者たちである四皇といったように、一人一人が別格の実力者たちでした。
特に、2年前にニコ・ロビンを追っていた海軍大将青雉に敗北して以降、仲間を守るための力として、当初敵対していた世界政府の諜報機関、CP9の戦法を真似たところがきっかけでした。
いずれも全身ゴム人間であるからこそ為すことのできる能力ばかりであり、当然ながらルフィ自身の基礎戦闘力やセンスがあったからこそ成しえる技術ばかりと言えます。
2年後にはギア4の習得の他、覇気を纏った攻撃を可能としたために威力の大幅な向上や、構えを省略してより実践的な能力として昇華しています。
ワンピースのギア5はひどい?
https://twitter.com/Tamago_salad12/status/1667475345069727746?s=20
四皇、カイドウとの決戦のさなか、突然発動したのが今回ご紹介しているギア5でした。初めて発動した時には、ルフィ自身も「俺のやりたかったこと全部できる」とはしゃぐほどで、見た目はもちろん後述する通り自由すぎる戦い方へと大きく変貌を遂げています。
こうした大きな変貌を遂げたルフィのギア5に対して、読者からは様々な声が上がっています。肯定的な意見では「とびぬけすぎて自由なルフィらしい」とするものもあれば「動きが分かりづらい」などのものもあります。
変化があまりにも大きすぎたからか賛否両論になっているようですが、作者の尾田氏自身も「ずっとやりたかったこと」と語っているあたり、構想自体は既に寝られていたものかと思われます。
ワンピースのギア5がひどいと言われる理由
ニカ落書きをまとめてみたhttps://t.co/nfF7xsBmMQ
#イラスト #初描き #ニカ #ルフィ #ワンピース #YouTube #落書き pic.twitter.com/NWcfA3WdFj
— 亞夜十 (@akeboshi_ayato) June 11, 2023
戦法も見た目も大きく変化し、そして「ニカ」という名前も出てきた点から、作中においても重要な存在であることが間違いないギア5ですが、最後に何故ひどいといわれるのかの理由についてそれぞれ解説していきます。
ひどい理由①ふざけすぎ
ギア5 ゴムゴムの猿神銃!!!!#ワンピース #ONEPIECE #イラスト pic.twitter.com/sNichEGd8u
— さとし【SATOSHI】 (@satomaru31000) August 17, 2022
1つは、ギア5になってからの戦闘があまりにもふざけすぎている、というものです。初めてギア5の覚醒能力を発動したルフィは、自分がしたいことすべてができる最高到達点であると語っています。
そして、ルフィが目覚めたことを悟ったカイドウは今度こそ決着を付けるべく戦闘を開始するのですが、それまでの覇気や能力を最大限活用した正面切っての戦いとは180度異なる、自由すぎる戦い方をしていたのです。
いざ戦闘に入れば、龍形態のカイドウを振り回したり縄跳びの縄代わりにしたり、雷をゴムにして飛び回ったりといったように、五老星が言うとおりの「もっともふざけた」戦い方をしているところが受け入れられない人もいたのでしょう。
ひどい理由②分かりずらい
ゴムゴムの雷⚡ pic.twitter.com/ug1dycUHMl
— ほりうちくん (@ver1_29) March 16, 2023
続いて、戦いが自由になりすぎてわかりづらくなっている、というものです。先に述べた通り、ギア5になった状態のルフィはさらなる自由と腕力が与えらえるその能力でもって、それまでとは一線を画する自由が過ぎるほどの戦いを展開します。
しかも、超人系と呼ばれる悪魔の実が覚醒段階に至った時のように、地面がゴムのように伸びたり、攻撃を当てた相手すらゴムのように伸びさせたりと、驚きの描写がされています。
こういった戦い方や描写になったのが、あまりにも自由すぎて相手にしっかりと攻撃のダメージが通っているのかどうかなどが分かりづらいと感じられる理由になっていると思われます。
ひどい理由③変化しすぎ
ギア5のルフィの技、ゴムゴムの風船とか縄跳びとか、技名が普通の状態のになるっぽいね
威力も自由度も桁違いだけどていうかゴムゴムの風船って結構久し振りじゃない?#ワンピース#今週のワンピ pic.twitter.com/DuM1D67JI7
— 千葉生まれのTさん@ゲームと百合とお笑いと富津を愛する何か(元・鮮明なる???) (@danboro9999) April 5, 2022
それまでのルフィが使用できる最大級の能力は、ギア4でした。形態を変化させることで特化した能力を生み出すものですが、ギア5では見た目も戦法も全く違ったものになっています。
戦法はこれまでにも述べてきた通りですが、見た目も白い色に衣装も白くなるなど、ニカのイメージを反映したかのような色味へ変化しています。こうした変化も受け入れがたい理由の1つになっているかもしれません。
ひどい理由④ビジュアルが悪い
ゴムゴムの巨人(ギガント) pic.twitter.com/W5PIf3GuYV
— ゆうすけ (@funasuke3) November 9, 2022
ビジュアルに関してもひどいといわれる理由になっています。先に述べた通りギア5状態のルフィは全身真っ白な状態となり、そしていざ戦いに入れば全てギャグのような描写に変わります。
カイドウなどの最高峰の強者との戦闘でも、まるで「トムとジェリー」のように目が飛び出たり、攻撃をぶつけられたときに星が出て回ったりと、ふざけた描写が多すぎるのは衝撃だったことでしょう。
ひどい理由⑤ニカが良くわからない
ニカの力を覚醒させたルフィの空想は現実になる…極端な話「誰かの空想」すら現実に?🤔つまり“悪魔の実”はこうやって誕生したのでは?と。#今週のワンピ pic.twitter.com/K1SAz3Fz4Y
— .Log【ワンピース考察】 (@manganouA) December 26, 2022
設定の部分としても、ニカという存在がよくわからないという声もありました。ワンピース世界でニカというのは「太陽の神」「伝説の戦士」「解放の戦士」などとも呼ばれており、古き時代に奴隷を開放する戦士として語り継がれてきました。
重要な役割を持つとされるジョイボーイとも同一視されていますが、そのニカという存在の重要さなどがまだよくわかっていない状態で出てきたのがギア5であったため、今後の深堀りに期待が深まります。
ワンピースのギア6も出るか?今後の展開に注目
#ONEPIECE
#ルフィ
太陽神ニカ pic.twitter.com/ChPNiUPeyu— 啄木鳥 (@1918tussan) September 13, 2022
ギアと言えば、車のギアは5までのものもあれば6まである物もあります。もしルフィが今後も進化するのであれば、ギア5の更に上のギア6も見られるかもしれませんから、是非とも期待しつつ本誌を読んでみてください。