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【鬼滅の刃】猗窩座(あかざ)の過去と最後が泣ける!ネタバレ解説

猗窩座は、鬼滅の刃に登場する鬼の一人です。十二鬼月の上弦の鬼として初めて登場した鬼ではあるのですが、人間時代の過去にも悲しい物語があり、そして最期には炭治郎たちの前で消えることになりました。今回はそんな猗窩座の人間時代の過去や最期についてご紹介していきます。

【鬼滅の刃】猗窩座(あかざ)とは

鬼滅の刃には、十二鬼月と呼ばれる強力な選ばれし鬼たちが登場します。猗窩座もその一人であり、かつ十二鬼月の中でもとりわけ上位に存在している上弦と呼ばれる鬼の一人です。

猗窩座のプロフィール

https://twitter.com/ij2ou/status/1690996061761097728?s=20

  • 鬼の名前:猗窩座
  • 人間時代の名前:狛治
  • 身長:173㎝
  • 体重:74㎏
  • 趣味:鍛錬
  • 数字:十二鬼月 上弦の参
  • 血鬼術:破壊殺
  • 一人称:俺

猗窩座の性格

https://twitter.com/tomafuwa254/status/1689933963631214592?s=20

猗窩座は、鬼舞辻が従えている鬼、その中でも精鋭部隊とも言える十二鬼月の中で、更に序列6番目以上の6人を指す「上弦の鬼」の一角を担っている鬼です。

下弦を含めた他の鬼とは比較にならない程の個体戦闘能力を有しており、下弦の鬼たちは度々鬼殺隊の柱や隊士たちに倒され首が変わっていく中で、100年もの間顔触れが変わっていないのが上限の鬼たちです。

基本的に鬼というのは自らの狩場、テリトリーにこもって人間を喰らいますが、猗窩座に関しては鬼舞辻より直々に特別な任を与えられており非常に広いテリトリーを有しています。

飢餓・闘争本能・生前の執着といったものに捕らわれて精神が崩壊状態となっていることが多い鬼ですが、猗窩座の言動は理路整然としておりかつ至高の領域の強さをひたすらに求める武人気質な面があります。

戦闘となればからめ手を用いることなく「拳鬼」という異名の通り徒手空拳でもって正面からの勝負を開始し、強者と認めればたとえ相手が人間であろうとも敬意を払うほどです。

すぐに死んでしまう人間に関しては基本的に見下しており、例え煉獄のような強者であろうとも「衰えていくのは見たくないから死んでほしい」などあくまでも強さを基準にしている所があります。

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【鬼滅の刃】猗窩座の過去が泣ける⁈

鬼滅の刃に登場する鬼たちは、首魁である鬼舞辻を含めて過去には元人間であった者たちばかりとなっています。そして、猗窩座にも人間であった時代があり、その過去は悲惨なものでした。

猗窩座の過去①少年期

猗窩座の人間時代の名前は狛治(はくじ)といい、元々は江戸時代に生きていた人間の一人です。父親は病弱で床に伏せがち、母も死別したのか元を離れたのか分かりませんが、素顔を見せた事はありません。

こうした状況の中では当然ながら人並みの生活もかなう事はありませんでしたが、そんな貧しく過酷な環境においても何とか生きていました。

狛治自身は喧嘩っ早く気が強めな性格をしてはいたものの、だからといって誰彼構わず暴力をふるうような事をせず、自分の家族をはじめとして自分の愛する人ならばその身で守る好漢でした。

暮らしの貧しさはいかんともしがたく、また貧しい狛治では碌に働き先も無かったことから大人からスリを働くことで父を養い、薬を買って病気を治そうとしていました。

ですが毎度層上手くいく事も無く、捕まるたびに厳しい罰を受け続けておりその身には罪人である事を示す入れ墨を腕に施されていました。

6本目の罪の証を刻まれた帰り、知り合いより狛治の父が自害したという信じがたい話を聞き入れます。息子を犯罪に走らせた自責の念によって自害した事を知った狛治は、行く当てをなくしてしまいます。

猗窩座の過去②恋雪

喧嘩に明け暮れていた狛治は、その先で子供ながらに素手で7人の大の大人を倒したのに対し興味を持った慶蔵という男に自身の武術道場へと勧誘を持ち掛けます。

一度手合わせをしたところボロボロにやられてしまったところで、生活費を稼ぐべく家を空けがちな自分の代わりに、道場と娘の看病をしてもらえないかと頼まれます。

そして慶蔵の娘、恋雪という少女は床に伏せがちで、かつての病弱であった父親と姿が重なったことからおとなしくその傍らに腰を下ろし、慶蔵からの頼みを承諾することとなります。

小雪の看病及び慶蔵との稽古に明け暮れる狛治ですが、看病自体は苦ではなく稽古と合わせて救いになっており、また恋雪にとっても狛治の言動が救いになり、いつか二人で花火を見に行く約束をするのです。

猗窩座の過去③恋雪と慶蔵

狛治が18になった頃、恋雪の体調は安定しやや病弱程度の容態で生活ができるようになりました。そんな折、慶蔵から恋雪は狛治を好いているから道場を継いでほしいと告げられます。

父の遺言を思い出し、二人を命に代えても守ろうと思った狛治は、ある夜に初めて会った頃の約束通り、一緒に花火を見に行って恋雪からのプロポーズを受けます。

しかし、祝言を上げると父の墓に報告した帰り、家の前に立っていた一人の知り合いらしき人物から、かつて難癖をつけてきた剣術道場の輩が井戸に毒を入れ、慶蔵と恋雪を毒殺した事を知ります。

帰ってきたときにはすでに事切れており、復讐の鬼となった狛治は敵である剣術道場へと単身乗り込み、騒動の元凶となった跡取り息子を含めた門下生67人全員を素手で惨殺します。

猗窩座の過去④鬼になる

復讐を完遂しても、実父のみならず恩人も守るべき人も失ってしまった事から茫然自失状態となり、あてもなく夜をさまよっていたところで鬼舞辻と遭遇します。

道場襲撃事件で「鬼が出た」といううわさを聞きつけてやってきており、反射的に殺そうとした狛治ですが次の瞬間には手刀に顔を貫かれ、大量の血を注ぎ込まれてしまいます。

すべてを失ってしまった当人にとっては血に耐えられるかなどどうでも良いことでしたが、皮肉にも適応した事によって鬼「猗窩座」へとなり果ててしまいます。

【鬼滅の刃】猗窩座の最後が泣ける⁈

かくして強さだけを求めることとなり、人間時代の記憶を失った猗窩座は、数百年以上その理由を失っていたにもかかわらず修羅として殺戮を繰り返してきましたが、無限城での決戦にて最期を迎えることになります。

猗窩座の最後のシーンは?

柱を含む多くの鬼殺隊士たちが突入した無限城における決戦にて、まず炭治郎と対峙します。そこに水柱、冨岡を加えての闘いとなりますが、2対1の不利をものともせずに優勢に立ち続けます。

富岡の痣の発現、透き通る世界に至った炭治郎による猛攻によって、ついにヒノカミ神楽 斜陽転身」によって首を落とされます

普通ならば日輪刀で切った鬼は消滅するのですが、強さに対する執念から頸を落とされたにもかかわらず消滅せず、別の生き物へと進化しようとします。

しかし、後述する人間時代の記憶の再生、およびかつて守れなかった恋雪をはじめとする今は亡き人たちからの生死の声を聞き、自らの現状を恥じて自壊という最期をたどることになりました。

猗窩座の最後のシーンは何巻何話?

そんな猗窩座の炭治郎および富岡との決戦、および過去と最後に関しては鬼滅の刃単行本第18巻で読むことができます。

猗窩座の最期に関するエピソードについては、この18巻の154話から156話までの3話のうちに描かれています。話数は少ないですが、その中に描かれているもの多が利の密度は非常に大きく、そして濃くなっています。

また単行本では、設定こぼれ話として本編には入りきらなかった人間時代の剣術道場とのいさかい、および恋雪や慶蔵が毒を盛られた後のエピソードなども詳細に生々しく描かれています。

猗窩座の最後のネタバレあらすじ

首を落とされてもなお、強さへの執着故に鬼を超越した高次生物へと進化しかける猗窩座ですが、そこで自らの人間時代の記憶が思い起こされます。

そんな記憶も今となってはどうしようもないと炭治郎に対して攻撃の構えをした直後、かつて人間時代に自分が慶蔵にされたように拳で殴られます。

この時、自らが嫌っていた弱者とは「父の遺言を守る事も無く、師範の守ってきた素流も汚し、守る者を守れなかった自分自身」であったことを自覚、炭治郎に感謝の意を込めて微笑み、打ち込もうとしていた滅式を自分の体へと打ち込みます。

体は意思に反し再生していく中で、実父及び慶蔵の姿が思い起こされます。父は二人に対して頭を下げますが、二人とも優しく頭に手を置いて語りかけてくれます。

しかし無惨が現れ、強さに対する執着を説かれたことで体を起こそうとしますが、最後に恋雪の姿を見ます。まるで子供のように泣きつき、守れなかったことを謝罪し続けました。

思い出してくれたこと、元の狛治に戻ってくれたことに歓喜した恋雪は狛治を抱きとめ、そして現実の猗窩座は体を再生させることなく霧散、両者の魂は地獄の炎に包まれていきました。

猗窩座の最後!ネットで泣いたと話題に

劇場版では頼れる柱であった煉獄の命を奪ったラスボスとしてヘイトを集めることになった猗窩座でしたが、本編では人間時代のあまりにも救いのない内容に感激したという声がネットでもあふれていました。

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猗窩座の過去にも最後にも泣いてしまう

鬼滅の刃本誌では、猗窩座の人間時代のエピソードや何故鬼になったかなども詳細を知ることができます。内容が気になる方は是非とも本誌を読んでみてください。

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