漫画アプリ「少年ジャンプ+」で連載中の漫画「怪獣8号」は、アプリ内でも屈指の人気作品です。ランキングでも上位にランクインしアニメ化も決定するなど注目の話題作ですが「つまらない」「打ち切りになるのでは」といった声もあがっています。そこで今回は「怪獣8号」がつまらないと言われる理由や打ち切りの噂の真相について徹底調査しました。
【怪獣8号】とは
今回ご紹介していく「怪獣8号」は「少年ジャンプ+」内でもトップクラスの人気を誇る作品です。まずは「怪獣8号」がどのような作品なのか、概要やあらすじをチェックしておきましょう。
怪獣8号の作品概要
「怪獣8号」は、2020年7月3日から集英社の漫画アプリ「少年ジャンプ+」にて毎週金曜日更新で連載されています。原作は松本直也さんで、松本先生の3作目の連載作品です。2023年12月時点で単行本は11巻まで刊行されており、累計発行部数は1,000万部を突破しています。
アプリ内では人気作品「SPY×FAMILY」と並んで看板作品となっており、2021年6月に発売された第3巻で「少年ジャンプ+」史上最速のペースで累計発行部数300万部を記録しました。
同年には「次にくるマンガ大賞2021」Webマンガ部門1位を獲得し、翌年には「このマンガがすごい!2022」オトコ編 第3位に選出されるなど、注目の話題作となっています。また2022年8月5日の「8号の日」には待望のアニメ化が発表され、2024年に放送される予定です。
怪獣8号のあらすじ
怪獣発生率が世界トップクラスで「怪獣大国」と呼ばれる日本を舞台に、幼い頃の主人公・日比野カフカと幼馴染の亜白ミナはともに怪獣を退治する日本防衛隊に入り、怪獣を絶滅させる約束をします。
ミナは約束通り日本防衛隊に見事入隊し、第3部隊の隊長として怪獣を退治しています。一方のカフカは入隊試験を受け続けるも10年以上連続で不合格となり、入隊できる年齢制限の32歳を過ぎてしまったことから、防衛隊が倒した怪獣を処理する専門清掃業者・モンスタースイーパー株式会社で働いていました。
しかし、ある日バイトとして入ってきた市川レノから入隊の年齢制限が引き上げられることを教えられ、カフカは再び入隊試験に挑戦しようと決意します。
そんな矢先カフカは怪獣に襲われてケガをし入院しますが、入院中に謎の小型怪獣が寄生し、意識を保ったまま怪獣化できるようになってしまい「怪獣8号」というコードネームで呼ばれるようになるのでした。
正体を隠しながら防衛隊の入隊試験を受け、なんとか合格を勝ち取ったカフカは清掃業者として働いていた際の知識も駆使しながら、人類を怪獣から守るため奮闘することになります。
【怪獣8号】つまらないと言われる理由
「怪獣8号」は「少年ジャンプ+」の看板作品として高い人気を獲得し、アニメ化も決定している話題作です。しかし一方で、つまらないといった声もあがっています。ここではなぜ「怪獣8号」がつまらないと言われのか、理由について調査しました。
つまらない理由①主人公のカフカが気持ち悪い
つまらないと言われる理由の1つ目は、主人公のカフカが気持ち悪いことです。なぜ気持ち悪いと言われているかというと、カフカが作品のヒロインの一人・四宮キコルに好意を寄せられているからです。
四宮キコルの父親は日本防衛隊の長官・四ノ宮功、母親は防衛隊の前2番隊隊長・四ノ宮ヒカリというエリート一家の出身で、カリフォルニア討伐大学を首席で卒業し、怪獣を倒すことが趣味という才女なのですが、年齢は16歳と高校生にあたります。
そんなキコルに30過ぎのカフカが好意を寄せられていることに、気持ち悪さを感じる読者がいたのでしょう。また幼馴染で現在の第3部隊隊長を務めるミナもカフカの5歳年下であり、彼女を尊敬し憧れつつも執着している様子に気持ち悪いという声もあがっています。
つまらない理由②怪獣9号の存在理由・目的がわからない
ちなみに9号はコイツ。最初読者は皆一様に序盤の一番強い敵だろうと思ってたけど
負けそうになると逃げる→しばらくしてまたリベンジしてくる→負けそうになってまた逃げるを繰り返して最終的に2~4枚目の姿になり現在事実上のラスボス化(未だに目的不明)するという前代未聞(悪い意味で)の敵怪獣。 pic.twitter.com/mW9oaAgVMN— 巨大生物 (@EkakiKaiju98622) December 17, 2023
つまらないと言われる理由の2つ目は、敵として登場する怪獣9号の存在理由や目的が一向にわからないことです。作中に登場する多くの怪獣は知能は高くありませんが、怪獣9号は高い知能を持っており普通に会話もできます。
怪獣9号は物語の早い段階で登場し、他の怪獣を生み出したり支配下に置いたり、一体化や回復、人間への擬態といった能力も持っている厄介な存在です。
作中では防衛隊との戦いで倒された怪獣の破片を回収したり、防衛隊メンバーの能力を分析したりと怪しい行動をとっており何かを企んでいるように見えますが、今のところ目的はわかっていません。
怪獣9号は何度も防衛隊と戦い、負けてもさらに強くなって再び戦いを挑んでくるのですが、一向に存在理由や目的がわからないため「つまらない」と言われているのでしょう。
つまらない理由③他の漫画と似ている
実は連載が始まった当初から「進撃の巨人」に似ているという声があがっていました。「怪獣8号」は主人公が怪獣となり、怪獣を倒す防衛隊に入って討伐していくというストーリーです。しかし「進撃の巨人」も主人公が巨人となり、調査兵団に入って巨人を倒していきます。
また幼馴染が強い女性であること、知能の高い怪獣・巨人が現れることなど、他にも類似点が多く見られるのです。そのため今後の展開も同じように進むのでは、と先が読めてしまい「つまらない」という声が出ています。
つまらない理由④主人公の正体バレが早過ぎた
つまらないと言われる理由の4つ目は、主人公・カフカの正体がバレるのが早過ぎたことです。主人公が怪獣の力を得たのは第1話でしたが、すぐに一緒に入院していた市川レノにバレてしまいます。
人類が憎むべき怪獣になれてしまうという秘密を隠しながらストーリーが展開していくことを期待していた読者は、早すぎる正体バレにつまらなさを感じてしまったのでしょう。
つまらない理由⑤ありきたりな展開
つまらないと言われる理由の5つ目は、ありきたりな展開が多いことです。主人公は怪獣に変身できるという正体が早々にバレてしまったことで、防衛隊の監視下に置かれながらも隊員として所属することになります。この展開は似ていると言われた他の作品と共通する展開だったため、つまらないと言われることになりました。
また幼馴染の女性が遠い存在になる、中年の主人公に女子高生が好意を抱くといった展開もありきたりだという声ががあがっています。さらに、強敵が現れてピンチとなるも新しい技や武器を使って見事勝利するという流れの繰り返しもありきたりで、つまらないと言われてしまう理由とでしょう。
【怪獣8号】打ち切りの噂もある?その真相は?
「少年ジャンプ+」でも屈指の人気を誇りアニメ化も決定している「怪獣8号」ですが、実は打ち切りの噂も出ています。ここでは本当に打ち切りになる可能性があるのか、気になる打ち切りの噂の真相について調査しました。
打ち切りの噂の真相①休みが多い
打ち切りの噂が出たのは、休みが多いためです。当初アプリでは毎週金曜日に更新されていましたが、現在は隔週更新となっており休載時にはイラスト集「怪獣百景」が掲載されています。2022年1月ごろには、新展開準備のため約1ヶ月の休載がありました。
「怪獣8号」に関わらず「ワンピース」「呪術廻戦」「ブラッククローバー」「僕のヒーローアカデミア」など休載する人気漫画は多くあります。
しかし休載が相次いだり次の更新まで期間が空いたりしてしまうと、それまでのストーリーを忘れてしまったり期待感が薄れてしまったりする読者も多く、打ち切りの噂があがるようになったのでしょう。
打ち切りの噂の真相②作者の過去の作品が打ち切りに
原作者の松本直也さんの過去の作品には、打ち切りになったものがありました。「週刊少年ジャンプ」で2009年50号から連載されていた「ねこわっぱ」という作品が13話で打ち切りとなったのです。
また「少年ジャンプNEXT」に掲載された読み切り作品「ポチクロ」が「少年ジャンプ+」で連載されましたが、わずか全4巻で完結となりました。松本先生の過去の作品が打ち切りになったことから「怪獣8号」も打ち切りになるのでは、という噂が出たのでしょう。
【怪獣8号】面白さ・魅力は?
「怪獣8号」はつまらないという声がある一方で、迫力ある戦闘シーンや主人公の性格、魅力的なキャラクター達など面白いという声も多くあります。ここでは「怪獣8号」の面白さや魅力をご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
戦闘シーン
大きな魅力の1つが、怪獣と防衛隊との戦闘シーンです。人間よりもはるかに大きく強い怪獣を相手に、技や武器・チーム力を駆使して戦います。
防衛隊の主要メンバー達は、それぞれ個性あふれる武器を使用して怪獣に立ち向かいます。シンプルながらも迫力と躍動感ある戦闘シーンがかっこよく、作品の見どころと言えるでしょう。
主人公・カフカの性格
主人公であるカフカの性格も、作品の面白さ・魅力の1つです。防衛隊に入るという夢を一度は諦めるものの再び挑戦し、真っ直ぐに努力する姿や大切なものを守りたいという強い気持ちがかっこいいです。
カフカは普通の少年漫画の主人公に比べると年齢が上ですが、挫折を味わった大人ならではの余裕や精神力、年齢を重ねても努力を続ける姿はカフカの大きな魅力と言えるでしょう。
主人公以外のキャラクター
作中には主人公以外にも、魅力的なキャラクターが多く登場します。幼馴染のミナやともに戦うレノやキコルなど、周りを固めるキャラクター達も個性にあふれ高い人気を誇っています。
1人1人に信念があり、作中ではカフカ以外のキャラクターの戦いも丁寧に描かれており見どころです。また敵として登場する怪獣達の能力や姿も不気味で、作品を盛り上げる要素の1つとなっています。
面白いという声も多い!怪獣8号を読んでみよう
今回は「怪獣8号」がつまらないと言われる理由や、打ち切りの噂の真相について調査しました。「怪獣8号」は「少年ジャンプ+」の看板作品であり、アニメ化も決定している話題の人気作品です。
一部ではつまらないという声や打ち切りの噂が出ていますが、戦闘シーンや魅力的なキャラクターなどが面白いという声も多くあり、現時点で打ち切りの可能性は低いでしょう。
「怪獣8号」は人類と怪獣との戦いを描いた作品で、今後の展開も注目されています。気になる方は、ぜひ「怪獣8号」を読んでみてはいかがでしょうか。