裏梅は、呪術廻戦の世界で登場する呪詛師という位置づけになっている登場人物です。作中屈指の呪霊である宿儺とも密接な関係を持っているとされますが、いまだに不明点が多い存在となっています。今回は、そんな謎の多い裏梅の使用する術式や宿儺との関係性などを徹底解説します。
【呪術廻戦】裏梅とは
裏梅ちゃん、見るたびに主の見た目変わってて大変そうだからメモしてて pic.twitter.com/J058c5fZOO
— 年中金欠な宿裏推し(金は足りてます)(企業垢お断り) (@andonnosabu) February 10, 2023
呪術廻戦では、主人公の虎杖たちと対峙している存在である呪霊、および呪詛師たちの存在があります。裏梅もその呪詛師側の一人なのですが、まずはプロフィールなどから見ていきましょう。
裏梅のプロフィール
- 名前:裏梅
- 年齢:1,000歳以上
- 性別:女(推定)
- 身長:172㎝
- 術式:氷凝呪法(ひこりじゅほう)
- 好きな物:宿儺、料理
裏梅の特徴
裏梅
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— ひな (@cav4tv) February 5, 2023
裏梅は現代でも登場し活動している呪詛師側の人物なのですが、年齢は1,000歳以上となっています。1,000年前は平安の時代であり、その時には宿儺も存命であったことから同じ時代を生きていたことが分かります。
初登場したのは、京都校との姉妹交流会の際に偽夏油に協力するなぞの呪詛師として顔のみ明かされた場面です。
本格的に本編で行動を開始するのは作中でも大きな変動が発生した渋谷事変からなのですが、まだ不明点が多かった時や第一印象とは打って変わって残忍さや冷酷さがハッキリと見て取れます。
見た目は可愛らしくまるで女性のようにも見えますし、実際同じ偽夏油に協力するほかの術師からも男なのか女なのか分からない、といった印象を持たれていました。
現時点でも明確な性別は判明していませんが、年齢が1,000歳以上であり宿儺と同じ時代を生きていたこと、そして渋谷事変で圧倒的実力を有している呪詛師である事などは分かっています。
【呪術廻戦】裏梅の正体と謎
呪術師、および呪術界にて期待し害を及ぼす呪詛師たちの目的は、いまだに明確になっていない部分も多いです。裏梅もその一人になっているのですが、ここからは宿儺との関係や謎などを解いていきます。
宿儺の従者
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本格的な登場を果たした渋谷事変で宿儺の従者であるという線が非常に濃厚になっていた裏梅ですが、公式ファンブックにて1,000年前の宿儺存命の時代から従者として仕えていたことが判明しています。
宿儺の好きな事は食べることであり、そしてその中でも人間の肉を食することを趣味のようにしています。本人の術式や言動からも、料理人的な部分が何度も垣間見えていました。
そして人肉に対してのこだわりは人並み以上となっており、専任の料理人を傍に侍らせるほどでした。その人肉の料理人というのが、裏梅だったのです。
人肉専門の美味しい料理を作れるという裏梅のスキルに宿儺は目を付けて、基本誰とも組んだりしない宿儺のそばにいるのを許されているという訳です。
菅原道真との関係は?
菅原道真の子孫たち(呪術廻戦) pic.twitter.com/WpFE4LUsyX
— うすい (@usyui_tnri) December 8, 2020
考察されている関係性としては、菅原道真との線が最も重要視されています。呪術廻戦において菅原道真というのは、日本三大怨霊に数えられるほどの大きな名前となっています。
作中では最強の特級術師である五条悟、および同じく特級術師である乙骨もこの菅原の子孫であり、両者は遠いですが親戚という関係になっていました。
そもそも裏梅というのは、現実世界においても用いられている家紋の名称の1つです。そして裏梅の家紋と深く関係している家系が、菅原道真なのです。
菅原道真本人が梅を非常に好んでいる部分があり、当人を祀っている神社では実際に梅の家紋が用いられているのが確認できます。
呪術廻戦でも同じ名前で登場している菅原と、家紋の名前がそのまま付けられている裏梅という存在から、実は五条家などとも関係しているのではと噂されています。
裏梅は1000年生き続けている?
プロフィールの中でも述べている通り、現代も活動している裏梅は年齢が1,000歳以上となっています。1,000年前は平安時代であり、当時は呪術全盛、そして宿儺も実際に生きていた時代です。
この両者が渋谷事変で顔見知り、そして裏梅が仕えていたことから、宿儺は当然ですが裏梅も現代人ではなく過去の人物である可能性が濃厚です。
服装や言動も現代人のそれとはかけ離れていますが、しかし羂索のように体を乗っ取る様な術式でも使用しない限りはどれだけ優れた術師でも父子とまではいきません。
そこで考察されているのが、渋谷事変において五条が封印された獄門彊に裏梅が封印されていたという説です。獄門彊の中では物理的時間が流れておらず、封印された人物は老いる事がありません。
これを用いれば、はるか昔の人物が現代によみがえって活動するということも物理的に可能になります。その為、五条を封印する前には裏梅が封印されていたという説があります。
【呪術廻戦】裏梅の術式・強さ
裏梅© pic.twitter.com/qEnfq1zf1o
— be🫠 (@be70570721) February 6, 2023
はるか1,000年前の平安時代は呪術全盛とも言われており、現代よりも呪術のレベルがはるかに高かったのです。そんな時代に生きていた裏梅も、やはり相当の実力を有していました。
氷凝呪法
氷凝呪法「霜凪」#呪術廻戦ファンアート #裏梅 #呪術廻戦 #Jjkfanart #Uraume https://t.co/8JoUDoNBHz pic.twitter.com/rNo8LwUa5E
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主な使用術式は「氷凝呪法(ひこりじゅほう)」になります。絶対零度の氷を生み出して相手の動きを止めたり、氷を鋭利な刃に変形させて攻撃させるといった手法を用います。
汎用性に優れ範囲制圧も可能となっているこの術式は実際非常に強力で、渋谷事変で術師たちと相対した際には5名以上の術師たちを一撃で行動不能にさせてしまうほどでした。
霜凪
手のひらに息を吹き付け、そこから拡散する冷気によって広範囲を凍結させる戦法です。攻撃の範囲が非常に広い面制圧が可能な技であり、大人の体を丸々凍らせてしまうほどです。
渋谷事変では相対した虎杖、パンダ、加茂、日下部、脹相がこの技に巻き込まれており、特級呪霊であるはずの脹相がすぐに脱出できないほどの威力でした。
直瀑
巨大な氷を生み出す技であり、相手にぶつければ攻撃に、自分の回りに展開すれば防御にも使える攻防一体の技です。敵の頭上に生み出しての落下、鋭利な高利の生成など汎用性は高いです。
反転術式
・裏梅の術式「氷凝術式」
・全力でお兄ちゃん遂行する脹相
・反転術式使えるほ程の実力者の裏梅
・九十九由基参戦
えこんな面白い展開ある???
#呪術廻戦 pic.twitter.com/L8ymOK92qZ— マジ・カヨォ (@monstoooo0411) January 17, 2021
本来負の力である呪力同士を掛け合わせて、正のエネルギーを作り出す術式です。呪術師が使用すれば、自分や他人の傷を回復させることができます。
更には負の力の集合体である呪霊に対してはぶつけるだけで問答無用で祓う事が出来ますが、使用できる術者は非常に限られています。
裏梅の反転術式は非常に連弩の高いもので、自らの欠損した指もすぐさま元通りにするほどのレベルでした。ただ、流石に脹相の血の毒を解毒させるのは難しい模様です。
【呪術廻戦】裏梅の登場シーン
裏梅が反転術式したところで、日下部が「呪術のスケールが段違いだ」って考えるの、ここまでで反転術式を使える術師の希少性を保って、しっかりその技術のヤバさに説得力を出せてて好き pic.twitter.com/VBHqNqKZZ4
— ぴよ堂@呪術本誌 (@1_27mayo) January 18, 2021
いまだに謎が多いのは最初期から登場している宿儺にも同じことが言えますが、彼に使えている裏梅自身も登場回数がそこまで多くない事もあって同じく謎が多いです。最後に、実際に裏梅が登場したシーンを見ていきましょう。
7巻53話
裏梅ちゃん pic.twitter.com/VeqwR0KiVZ
— メ子 (@kameko0116y) January 10, 2023
最初に裏梅が登場したのは、漫画7巻の53話です。京都校と東京校の姉妹交流会が開催される中、夏油一派が襲来した事によって呪術高専は大きな被害を被ることとなります。
その時、夏油一派の呪詛師として捉えられた組屋に「性別不詳の白髪のおかっぱのガキに命令された」と白状します。
交流会への襲撃を終えた特級呪霊や夏油一派が、南国のビーチ風の結界へと帰還してきます。そこで初めて、裏梅が現代で生きている姿が描かれました。
11巻92話
#wj07#呪術廻戦
※本誌ネタ 裏梅 pic.twitter.com/abJeugZxBV— の主 (@no_nushi) January 18, 2021
続いて2回目の登場は、11巻92話になります。ここから本格的に裏梅が動き出し、かつ初めて会話をするシーンが描かれていますが、重面春太とともに帳の外で活動し、帳を維持する「窓」を襲撃します。
その帳を維持していた一人である伊地知を倒したのち、重面に対してこのまま窓の人間たちを襲撃し続けるよう指示し、自分はまた別の場所へと向かっていきます。
14巻116~117話
My Uraume fanart ❄️ from the oldest to the latest#裏梅 pic.twitter.com/7o9SgKcCqM
— Nae °moving to @ramyunae (@NANAK0YAKI_) April 12, 2021
再度登場したのは、14巻の116話と117話です。この回では虎杖が漏瑚から大量の宿儺の指を入れられ、一時的に宿儺が主導権を得て表に現れますが、漏瑚を圧倒し完膚なきまでに討ち果たします。
漏瑚との戦闘終了後、宿儺の前に裏梅が登場します。膝をついて宿儺を敬っている姿勢から、宿儺の従者である事がよく分かります。
ただ、この場面では宿儺が一目見ただけでは裏梅であると分からないという描写がなされていて、1,000年前の存命時とは裏梅の顔が変わっている可能性が浮上しています。
【呪術廻戦】裏梅は謎の多いキャラクター
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— 呪術廻戦【公式】 (@jujutsu_PR) March 29, 2022
呪術廻戦において最初期から登場しながら、いまだに目的などがつかめていない宿儺に使えている裏梅もまた、謎が多いキャラクターでした。作中の動向が気になる方は、ぜひ本誌を読んでみてください。