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【呪術廻戦】九十九由基は戦犯?その正体とは?

呪術廻戦では、九十九由基という人物が登場します。五条悟たちと同じ日本に4人しか存在しない特級術師なのですが、作中での動向から「戦犯じゃないのか」といった声が少なからず上がっています。今回は、九十九がなぜ戦犯と呼ばれてしまうようになったのかの理由などを詳しく解説していきます。

呪術廻戦の九十九由基とは

九十九といえば、作中でわずか数人しか登場しない特級術師に数えられている人物です。まずは、どんな人物であるかをプロフィールや使用する術式などからご紹介していきます。

九十九由基のプロフィール

  • 本名:九十九由基
  • 等級:特級呪術師
  • 趣味:バイク
  • 好きな食べ物:チキンブリトー
  • ストレス:任務

日本呪術界にわずか4人のみという特級に数えられている術師の一人です。女性の特級術師は彼女ただ一人で、初登場は京都校の東堂の回想シーンでした。

相手のことを早く知るための手段らしく、初対面の相手に異性の好みをいきなり聞くのが特徴的で、これは弟子とした東堂にもそのまま受け継がれています。

夏油曰く「海外にばかり行っていて碌に任務を受けることのない特級術師」といったイメージが付いているようですが、本人は前線に出るのではなく研究者肌のようです。

九十九由基の術式と強さ

有する術式は「星の怒り(ボンバイエ)」です。自分の呪力操作から自分自身の体を対象として仮想重量を付加するというもので、呪力があるだけ質量はいくらでも増やせます。

付与された質量は本人の身体能力で生み出せるものをはるかに凌駕しており、打撃一発で人体を用意に粉々にしてしまうほどの威力となります。そして、仮想質量であるため本物の重量がなく、動きは全く重くならないのです。

これによって、対人、対物関係なく容赦なく破壊可能な質量を生み出しながら、当人は機動力を落とすことなく稼働できるということです。

基本は自分のみが質量付与の対象ですが、自身が従えている呪具化した式神「凰輪(ガルダ)」は九十九以外で唯一質量を付与できる対象です。

ただし、仮想である分機動力には影響を出さないものの、肉体に変化が出ることはないので防御力が向上するわけではありませんから、あくまでもそこは自身の呪力頼りとなります。

術式で調整した質量を本人が受けることは「ある一定」まではありませんが、それを超えた超高密度の質量を発生させると、極小のブラックホールの生成まで可能になります。

当人の手加減や結界術に秀でた人物がいなければ世界全土にまで影響を及ぼすほどの威力であったあたり、特級の条件である「単独で国家転覆」を用意に可能にさせてしまえる人物であることが分かります。

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九十九由基は戦犯なのか考察

数人しか存在していない特級術師の一人ともなれば、さぞ活躍も多く重要な人物と思われるでしょう。そんな九十九がなぜ「戦犯」呼ばわりされてしまっているのかを解説します。

九十九由基の戦犯理由①夏油傑を闇落ちさせた

その最大の理由として、夏油傑を闇堕ちさせてしまったことが挙げられます。元々夏油は「呪術は弱者(非術師)を守るためにある」という考えを持っていたものの、盤星教の手によって護衛していた天内理子を殺害されてしまいました。

そこで信者の非術師たちが天内の遺体を喝采で迎えたことから自らの信念に疑問を持ち始めました。そんな中で自身と五条の噂を聞き付けてやってきたのが、九十九だったのです。

苦悩していた夏油に対して、自らは「呪霊が生まれない世界を作ろうとしていること」「その為に全人類の呪力からの脱却」を目指していることを告げました。

それだけならよかったのですが、その後夏油の「非術師を皆殺しにすればいい」という発言に対して「アリだ」と言ってしまったのです。

もちろん、人道に基づいてそんな行いをするはずがないとしたうえで、本音はどちらかを選ぶのは当人自身であると説きました。

このやりとりを経てから、単独任務で訪れた村での出来事から完全に夏油が離反することとなり、間接的とはいえ呪詛師にさせてしまったことが戦犯呼ばわりの一番の理由なのです。

九十九由基の戦犯理由②百鬼夜行を起す

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九十九が夏油に関わったのは先述した問答だけでここからは結果として引き起こされた出来事ですが、2017年12月24日、呪術史上最悪の呪術テロである百鬼夜行を夏油とその一派が起こしたのです。

ここに至るまでに夏油は盤星教を乗っ取って金と呪いの呼び水とし、自身に賛同する者たちを集めて「夏油一派」として勢力を持つと共に「呪いの女王」たる里香を狙って高専の乙骨を狙っていたのです。

この大規模テロは、京都及び新宿にて自身が操る呪霊たちを大量に放っての大戦争と見せかけて、本命は先述した里香を狙っていました。

九十九由基の正体はやはり戦犯か?

この様に、九十九は間接的ではありますが夏油を闇堕ち、呪詛師にさせてしまった遠因であるとして「戦犯」扱いになってしまっていたのです。では、本当に九十九は戦犯なのかといったところを知るためにもっと詳しく掘り下げていきます。

九十九由基の正体①特級術師

これまでに紹介している通り、九十九は数少ない特級術師に名を連ねている人物の一人です。他の特級は、五条悟、夏油傑、乙骨憂太の3名で合計4人のみです。

五条は言わずもがなの現代最強、夏油はその親友であり最悪の呪詛師になってしまった遠因ある人物、そして乙骨も五条に次ぐ現代の異能と称されていて、ここに名前が並ぶだけでも半端ではない人物であると分かります。

本来の呪術師のトップレベルは「一級呪術師」なのですが、個人で国を落とす事が可能な異能とも言えるほどの実力を有する人物だけが、この特級の枠組みに入ることになります。

これは呪術界全体のパワーバランスを左右するほどの重要かつ貴重な人物であると同時に、呪術上層部から国さえ滅ぼしかねない危険人物という扱いを受けることと同義です。

九十九由基の正体②天元との関係

天元は、日本呪術界の中枢とも呼ばれている存在です。不死の術式を持った数百年以上生き続けている、もはや人間かどうかも定かではない外見をしていますが、結界術の第一人者です。

元々九十九は「星漿体」であったことが明らかになっています。これは、天元が自らの術式によって進化し、人を捨てた高次の存在にならないように、自身と適合する人物と同一化するための対象人物のことです。

単行本23巻202話にてその関係が明かされており、それまで天元に対して敵対的な態度を取っていたのは、人としての人生の終わりを意味する星漿体を必要とする天元を良く思っていなかったからでしょう。

九十九由基の正体③東堂葵の師匠

京都高専に在籍している呪術師の一人であり、学生の身でありながら普通の呪術師であれば最高峰とされる一級術師に上り詰めている実力者、東堂葵の師匠でもあります。

当時小学生であった東堂はその時点で高校生を相手にして完膚なきまでに打ちのめすほど才能の片鱗を見せており、それを見ていた九十九がスカウトという形で呪術師の道へ進ませました。

初対面の相手には好みのタイプを尋ねるというスタイルを彼はそのまま受け継いでおり「ケツとタッパがでかい女」を好みとしていると公言していますが、両方とも九十九が当てはまります。

九十九由基の目的は何だったのか?

少なくとも九十九が虎杖ら主人公たちに対して敵対した様子は全く見られておらず、それどころか共闘していますが、結局彼女の目的や何を理由に海外を飛び回っていたのかが気になるところでしょう。

九十九由基は呪力をなくしたかった⁈

九十九が海外を飛び回って碌に任務を受けようとしていなかったのは「この世を呪霊が生まれない世界にする」という目的を達成するためです。

若いころから、現在の呪術師がやっているのは対症療法であり、根本治療が必要であると考えており、その具体策を求めて色々と奔走していたのです。

呪霊は非術師たちがわずかに漏れ出している呪力から発生しているものであるために、術師は言ってしまえばその犠牲になっている、だからこそ根本から治すことで、呪力からの脱却を目指していました。

夏油との会話の中でも、それを実現するには「全人類が呪力をコントロールできるようになる」か「全人類から呪力を無くすこと」を目的実現のための手段としていました。

夏油が言った「非術師を皆殺しにすれば良い」というのは後者に該当していて、それが手っ取り早いとしたものの、本人は平和的な呪力からの脱却を目指しています。

九十九由基はいけにえをなくしたかった⁈

先述した通り、彼女は元星漿体であり天元とは非常に折り合いが悪いです。そして、天元と既に同化した星漿体達の意思を感じ取ることができます。

天内との同化が失敗しても、天元が進化して理性を保てたことには、これまでの星漿体達の犠牲を容認してきた歴史から怒りを向けている描写もありました。

自身も同じ境遇であったことから、こうした星漿体という形で「生贄」を容認している世界を変えたかったというのも、呪力からの脱却の理由の1つなのかもしれません。

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九十九由基は戦犯なのか?!

九十九は夏油を闇堕ちさせてしまった原因の1つであることは、結果から見れば間違いありません。しかし、虎杖らに協力している見方側であるのもまた事実です。活躍が気になる方は是非本誌を読んでみてください。

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