人気漫画「呪術廻戦」に登場するキャラクター・日下部篤也をご存知でしょうか。日下部篤也は渋谷事変で登場した人物で、目立つキャラクターではないものの「実は強くてカッコいい」と注目されています。また、日下部には死亡説も浮上していますが、本当に死亡したのでしょうか。今回の記事では呪術廻戦の日下部篤也の強さ・術式・死亡説を解説するので、気になる方はぜひご覧ください。
呪術廻戦とは
呪術廻戦は、週刊少年ジャンプで連載中の大人気漫画です。呪霊と呪術師との戦いを描いたバトル作品で、今回紹介するキャラクター・日下部篤也も呪術師の一人として登場します。まずは呪術廻戦がどのような作品なのか、作品の基本情報やあらすじを確認しておきましょう。
呪術廻戦の作品情報
2018年から週刊少年ジャンプにて連載されている、ダークファンタジー・バトル漫画です。主人公・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)を中心に、呪霊と呪術師の戦いや虎杖たちの成長を描いています。
原作者は芥見下々(あくたみげげ)さんで、デビューは2014年です。初めての連載は2017年にジャンプGIGAにて連載された「呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校」で、呪術廻戦のプロトタイプ兼正式な前日譚とされています。
呪術廻戦は原作者にとって実質初めての連載作品ですが、2024年1月時点でのデジタル版を含めた累計発行部数は9000万部を突破し、大ヒットを記録しています。「ジャンプを背負っていく作品」と評されたり、おすすめコミックに選ばれ受賞したりと注目されており、テレビアニメも好評です。
呪術廻戦のあらすじ
呪霊は、人間の憎悪・後悔などの負の感情が化け物となったもののことです。主人公の高校生・虎杖悠仁(いたどり ゆうじ)は祖父に育てられていましたが、祖父は病に倒れ「オマエは強いから人を助けろ」という言葉を残し亡くなってしまいます。
虎杖は普通の高校生でしたが、実は人並み外れた驚異的な身体能力を持っていました。そんなある日、虎杖の通う学校に呪霊を防ぐために置かれていた呪物の封印が解かれ、呪霊たちが現れます。
祖父の遺言に従い、学校に取り残された先輩たちを呪霊から助けるため学校に乗り込む虎杖ですが、呪霊との戦いに苦戦します。呪霊を倒し先輩たちを救うため、虎杖は呪物・両面宿儺(りょうめんすくな)の指を飲み込んでしまうのでした。
【呪術廻戦】日下部篤也のキャラを紹介
日下部篤也は、はじめから登場していたわけではなく渋谷事変から登場した人物です。登場シーンが多いわけではないため、どんなキャラクターなのかわからない方もいるでしょう。日下部がどのようなキャラクターなのか、プロフィール・人物像・術式・強さ・頭脳を紹介します。
日下部篤也のプロフィール
東京都立呪術高等専門学校の教師で、狗巻棘(いぬまき とげ)や禪院真希(ぜんいん まき)、パンダたち2年生の担任を務めています。トレンチコートを身にまとったハードボイルドな雰囲気の男性で、腰には刀を差しています。
口にはたばこをくわえているように見えますが、実は棒つきのキャンディです。術式なしで1級呪術師になった実力の持ち主ですが、任務に対してのやる気はありません。
名前 | 日下部篤也(くさかべ あつや) |
---|---|
年齢・生年月日 | 不明 |
身長 | 185cm |
等級 | 1級呪術師 |
所属 | 東京都立呪術高等専門学校2年担任 |
趣味 | 釣り |
好きな食べ物 | トロたく巻き |
嫌いな食べ物 | マグロの目玉 |
ストレス | 任務 |
日下部篤也の人物像
最近の『呪術廻戦』はちょっぴり『ドラゴンボール』っぽくもある。
高専組はZ戦士だし、五条が最初に戦うのもセルゲームみたいだ。
日下部が言ってるこのIFの世界も未来悟飯の話に似てる。 pic.twitter.com/b9aZi6tdKW— 荒ぶる天香ちゃん狐 (@EKUREILU) March 11, 2024
性格は面倒くさがりで、常に気だるい雰囲気を醸し出しています。呪術高専で教師をしているのも「命を落とすリスクがない教職でお金を貰える方が楽だ」という考えからです。
等級は1級呪術師と高い実力の持ち主のはずですが、実は小心者で臆病な性格でもあります。「強い相手と戦って死にたくない」と思っており、普通の人間と同じ感覚の持ち主ともいえるでしょう。
作中では、格上の相手との戦闘を避けるために時間を潰そうとする姿も描かれていました。しかし仲間を敵の攻撃から命懸けで守ったり、夜蛾学長への恩から拘束されていたパンダを助けたりなど、情に厚く義理堅い面もあります。
また宿儺・羂索との決戦では作戦会議の中心人物となり、自らも最前線に立つなどしています。死にたくないのは彼の本音ですが、無責任なのではなく、いざという時は仲間のために戦える男気あふれる人物です。
日下部篤也の術式
1級呪術師ながら、生得術式を持たない珍しい人物です。生得術式ではなく、後天的に身に付けた「シン・陰流」という技で1級呪術師になりました。
シン・陰流は平安時代から伝わるもので、弱者のための結界術を組み合わせた剣技です。京都校の三輪もシン・陰流の門下生の一人で、門外へ技術を伝えることは縛りで禁じられています。
技として判明しているのは「抜刀」「居合・夕月」の2つです。抜刀は正面の敵に対する最速の技で、呪力で覆った刀身を鞘の中で加速させ、簡易領域に侵入した相手に攻撃します。
三輪は静止状態で発動しましたが、日下部は移動しながら使用できます。居合・夕月は、作中では膝立ちの状態で構えただけで発動はされなかったため、詳細は不明です。
日下部篤也の強さ
呪術廻戦読み直してるけど、本誌最新話踏まえると冥冥のこのセリフって最大の賛辞じゃん
1級最強の日下部以来の実力ってことでしょ
虎杖のことめちゃくちゃ認めてんじゃん pic.twitter.com/0i3iLENf9s— えか (@hnioraoo7810) March 15, 2024
1級呪術師であることから高い実力を持っていると考えられますが、どのくらい強いのでしょうか。作中には、日下部の強さがわかる以下のようなエピソードがあります。
- 準1級以上と思われる呪霊を祓った虎杖に「術式なしでここまでやるのは日下部以来だ」と発言
- 偽夏油が放った特級術師の技・うずまきから三輪を守った
- 2024年3月11日発売の週刊少年ジャンプで冥冥・七海・五条が「最強の一級術師は日下部」と返答
1級呪術師は特級呪霊に対応する強者ばかりで、ほかの1級呪術師は術式を持っています。日下部は術式なしでほかの1級呪術師と並んでいることから、相当な実力の持ち主だといえるでしょう。
渋谷事変では瞬時に移動したり地下にいる特級呪霊を感知したりなど、高い身体能力・索敵能力も発揮しています。作中ではまだ領域展開を使用していないため、使用可能かどうかは不明です。結界術として簡易領域は習得しているので、今後領域展開を使えるようになる可能性もあるでしょう。
日下部篤也の頭脳
作中に教師らしいシーンはほとんど描かれていませんが、戦いの際に解説・考察したり作戦会議の中心人物になったりしていることから、優れた頭脳の持ち主だといえるでしょう。
呪術高専の教師をしているだけあって、知識量も豊富なのではないでしょうか。宿儺戦では、宿儺の領域展延や閉じない領域についてわかりやすく説明していました。また、宿儺の繰り出す攻撃を考察し、勝つための方法を考え続けていました。
日下部篤也と渋谷事変
日下部篤也は、呪術廻戦の漫画では渋谷事変で登場した人物です。彼が渋谷事変でどのような活躍を見せたのか解説するので、ぜひチェックしてみてください。
日下部篤也は渋谷事変で戦った?
さまざまなキャラクターたちが激戦を繰り広げた渋谷事変ですが、強い相手と戦いたがらない日下部は戦ったのでしょうか。渋谷事変の序盤では上層部が五条のみで渋谷を平定させると決定したため、日下部とパンダは渋谷駅新南口で待機し、一般人の避難誘導をしていました。
しかし、一般人のみが閉じ込められてしまう帳の中で改造人間が非術師を襲い始めたため、禪院班・七海班とともに帳の中に突入します。そしてビルの上から叫んだ虎杖によって、五条の封印を知るのでした。
パンダは封印された五条を奪還しに行こうと言いますが、日下部は特級クラスの呪霊がいることを感知し「世の中の人間は五条だけではない」と反対します。
渋谷事変で戦い活躍した?
日下部って前から強そうな感じの演出はあったんだよね
渋谷事変で漏瑚の攻撃から生き延びてるし、夏油の仲間達相手にはこのレベルって言ってるし、抜刀であっさり切り伏せてるし、羂索のうずまきも日下部がもしかして防いだ?って感じだったし
そのあとはやる気なくて戦わなかっただけなんだよね pic.twitter.com/edh9gIL1cQ
— 朱色 (@name_akairo) March 12, 2024
原作漫画114話では、夏油一派と交戦しそうになるシーンがありました。五条の封印を知った日下部は、特級クラスとの戦いを避けるため時間を潰そうとしていたところ夏油一派・祢木らに遭遇します。
相手が格下だと感じ取ったため祢木らと戦おうとしますが、同じタイミングで宿儺と漏瑚の戦いが始まってしまいました。命の危険を感じ逃げようとするものの宿儺に見つかってしまい、夏油一派との戦いどころではなくなってしまいました。
しかし原作漫画134話では、偽夏油たちと交戦していた三輪を助ける活躍を見せています。偽夏油は三輪に極ノ番・うずまきを放ちますが、そこに日下部が割って入り、うずまきを受け止めて三輪を守りました。
そして偽夏油や裏梅たちと戦うことになりますが、裏梅の術式によって身動きを封じられてしまいます。裏梅の圧倒的強さを目の当たりにし、彼は心の中で「帰りてぇ」と叫ぶのでした。
日下部篤也は死亡した?
渋谷事変に登場した日下部には、実は死亡説が挙がっています。しかし2024年3月の時点では、まだ死亡していません。呪術廻戦では作中にさまざまなキャラクターが死亡し、日下部も命の危険に何度も陥ったことから死亡説が挙がったのではないでしょうか。
日下部篤也の生死確認
日下部は何度か命の危険にさらされていますが、死亡せず生きています。宿儺と漏瑚の戦いに巻き込まれた際は、宿儺に足止めされた後に漏瑚の隕石の技を喰らい、一時的に生死不明となります。しかしその後、がれきの中からパンダに助けられて生存が確認できました。
偽夏油たちとの戦いでは裏梅の術式で氷漬けとなりますが、九十九由基(つくも ゆき)の登場でピンチを切り抜けました。また渋谷事変後の宿儺との決戦では最前線に立ち、日車のピンチを救います。
宿儺の攻撃を受けて大きなダメージを受けるものの、まだ死亡はしておらず「命に代えても宿儺を倒す」と発言していました。
日下部篤也の希望が叶った
ついに真の実力が!
でも冥冥は躊躇わずに答えてるし悟も”日下部さんじゃな〜い?”って言ってるし。もしかしたら渋谷事変終盤の羂索のうずまきをどうやって防いだのか?自分がずっと長い間疑問だった事が少しでも分かるかもしれない!頑張れ、日下部🤭💡#呪術本誌 #日下部篤也#渋谷事変#うずまき pic.twitter.com/aWvxK4jgsK— カグラ(持病悪化で低浮上💦) (@kagura_wotakoi) March 10, 2024
日下部は渋谷事変に登場し、強敵との戦いを避けたいと思いながらも、仲間を助けるために戦って活躍しました。何度か命の危険に直面しますが、結果的にはまだ生きており「死にたくない」という希望が叶ったことになります。
「死にたくない」という思いから格上との戦いに消極的ですが、宿儺との決戦では最前線に立って戦っており、今後命を落とす可能性がないとは言い切れないでしょう。
日下部篤也の死亡説はデマ?
今回の記事では、呪術廻戦の登場キャラクター・日下部篤也の強さや術式・死亡説を解説しました。彼は1級呪術師という実力の持ち主でありながら「死にたくない」と考えており、格上との戦いを避けようとする弱気なところがあります。
しかし情に厚く責任感もあり、作中では命懸けで仲間を助けるシーンもありました。何度も命の危険にさらされ宿儺戦では最前線に立って戦っていますが、現時点ではまだ死亡していません。
日下部は目立つ存在ではありませんが強さ・人間味・男気を兼ね備え、宿儺戦の作戦会議では中心的役割を担っています。ぜひ、今後の日下部篤也の活躍にも注目してみてください。