呪術廻戦に登場する主要人物にして2級術師の伏黒恵。十種陰法術という術式を使用しますが、更に奥義である領域、嵌合暗翳庭も使えるようになっています。まだ不完全といった状態ではありますが、どんな事が出来るのでしょうか?今回は嵌合暗翳庭がどんな領域展開なのかを詳しく解説します。
目次
【呪術廻戦】嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)とは
#呪術廻戦 5話
セリフ回しが本当にカッコいい👆
「少しでも多くの善人が、平等を享受できるように
俺は不平等に人を助ける」伏黒の戦う理由と、信念がこのセリフだけで伝わる
覚悟を決めてからの方が眼が澄んでいるのが印象的ふるべゆらゆら~~
伏黒の奥の手はどんなものなのか?
期待高まる🤩 pic.twitter.com/iVCpSoiXPT— アニ熱(アニメ紹介サイト) (@aninetsu) October 31, 2020
呪術廻戦で使用される領域展開はいくつかありますが、その中で伏黒恵が使う嵌合暗翳庭というものがあります。まずは、どんな領域展開なのかを詳しく説明していきましょう。
嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)の意味
— 伏黒恵名言bot (@zyuzyutsu_bot) October 23, 2022
呪術廻戦における領域展開は、漢字の組み合わせになっていますがいずれも中々普通には使うことのない読みや組み合わせとなっているので、すぐには意味が分からない方も多いでしょう。
まず嵌合というのは「軸と穴がはまりあっていること。容器と蓋をはめてあわせること」となり、そして暗翳は「暗い影」という意味を持っています。
つまり嵌合暗翳庭は、暗い影によって容器と蓋を嵌め合わせるかのように領域によって相手を翳の中に閉じ込め、その中で自在に術式を使用するものである、と解釈できます。
嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)は最強?!
伏黒、脱兎調伏!#呪術廻戦絵描きさんと繋がりたい #呪術廻戦ファンアート pic.twitter.com/Ayg8zWQwuJ
— ゴジスパ (@gozspy5555) May 23, 2021
実際に嵌合暗翳庭を発動する伏黒ですが、十分に領域として展開している五条悟や特級呪霊たちのように閉じて展開できるわけではありません。
本人も不完全な領域展開と称しており、同じく閉じない展開をする両面宿儺が居ますがあちらは閉じられるところをあえて閉じないという縛りを設け、必中範囲を底上げしているという紙技的な使い方になります。
実際、特級呪霊を相手にして初展開した際にも不完全で不格好と言っていますが、発動した際には周囲を真っ黒な影が海のように広がり自身の影を生み出します。
その中では十種陰法術で使役できる式神の内、最低でも3体以上の式神を同時に使役し戦わせられます。また、相手に倒されようとも何体でも出現させられるなど術式がさらに自由度の高いものとなっています。
実は最強の領域展開なのではないかとも言われていて、まず影を自身の分身として形にでき、例え本人が攻撃を受けようとも影となって攻撃の回避が可能です。
影自体を自在に操ることも可能ですので、対象を捕縛したり攻撃の手段に用いたりといった多種多様な活用法が想定できます。
続いてはその状態についてです。領域展開を使用可能になると、その領域内での術者の攻撃に「必中効果」が付与され、加えてステータスの向上も可能となります。
これに加えて嵌合暗翳庭の仕様である式神の同時複数使役、自らを影として分身を生み出せるといった点も合わせると、手数と威力が増えた非常に強力な領域展開であると解釈できます。
嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)を使う伏黒恵の術式
https://twitter.com/gotobun_Kodama/status/1350253879695273986?s=20
本来領域展開は特級術師や特級呪霊などが主に使用している奥義であり、呪術師側で使用できる者はほんのわずかです。そんな領域を使える伏黒ですが、本来使える十種陰法術を解説しましょう。
嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)を使うのは伏黒恵
式神 鵺
伏黒 恵 pic.twitter.com/fwcgybU7ZA— ロカ (@hiroc691) February 14, 2022
- 名前:伏黒恵
- 身長:175㎝くらい
- 所属:東京都立呪術専門高等学校
- 出身地:埼玉県
- 術師等級:2級
- 趣味:読書
- 好きな食べ物:生姜に合う物
- 嫌いな食べ物:パプリカと甘いおかず
- 好みの女性:なし(揺るがない人間性さえあれば良い)
- ストレス:人間
- 術式:十種影法術
嵌合暗翳庭を使用する伏黒恵は、東京の呪術高専に通っている1年生です。主人公の虎杖とは同級生になり、そして虎杖が初めて出会った呪術師でもあります。
2級呪術師であり、この階級になると単独での任務の遂行が許可されます。1年生時点でこの等級に位置しているだけあって、潜在能力の高さもうかがえるところでしょう。
元は術師ではなかったのですが、親は御三家である禪院家の一人である禪院甚爾の息子です。その為、血筋としては御三家である禪院家の人物ということになります。
伏黒恵の術式
伏黒恵が使う様々な式神たち👏🏻
ちなみに術式は【十種影法術】🐕玉犬「白」/「黒」
🪶鵺(ぬえ)
🐍大蛇(オロチ)
🐸蝦蟇(がま)
🐸不知井底(せいていしらず)不知井底は鵺+蝦蟇💡
玉犬は…玉犬かわいいよ玉犬🐾#ネトフリアニメ#呪術廻戦 #MAPPA pic.twitter.com/YKW8BbJEH8— Netflix Japan Anime (@NetflixJP_Anime) December 26, 2020
そんな伏黒が使用する術式が、十種陰法術です。これは自らの影を使って式神を操るというもので、禪院家相伝の術式の1つとなっています。
元となっているのが「十種神宝(とくさのかんだから)」というもので、先代旧事本紀の中で登場する10種類の霊力が籠っている宝を意味しています。
自分の手で影絵を作り、その陰から式神を使役し操るというもので、玉犬白と黒、蛙の蝦蟇、象の万象といったように様々な式神を使役します。
最初に使用できるのは玉犬の2匹のみであり、新しい式神を使役できるようになるためには調伏の儀によってその式神を打ち倒す必要があります。
伏黒恵の術式の弱点
This Jujutsu Kaisen scene 😭 pic.twitter.com/IasvGTarZC
— Anime Tweets (@AnimexTwts) June 1, 2022
様々な式神を使役することで多角的に対応することができるという利点があり、これを今回ご紹介している嵌合暗翳庭でも披露していますが、弱点も存在しています。
それは、一度破壊された式神は二度と同じようには使役できないという点です。相手の攻撃によって式神が完全に破壊されてしまうと、全く同じ式神は呼び寄せられません。
ですが、これが単なる弱点のままで収まっている訳ではありません。破壊された式神同士が融合して、新しくかつ強力な式神として使役が可能になります。
劇中では玉犬の白と黒が破壊されましたが、その2匹が合わさることで渾(こん)として復活します。巨大な黒い犬で、額には元となった式神に引きが合わさったように2種類の模様を持ちます。
特級呪霊によって破壊されてしまった玉犬の白と黒ですが、同じく特級であり優れたタフネスを発揮する花御を相手にした際には鋭い爪の攻撃によってダメージを通していました。
伏黒恵が使う十種影法術の式神一覧
呪術廻戦 伏黒恵と玉犬・渾
時間意識してサクッと描いてみました。
相変わらず塗りが下手なので、練習が必要ですねぇ〜#呪術廻戦ファンアート pic.twitter.com/CiF2UTv5gw— だいち (@matubokkuri327) February 18, 2022
- 玉犬「白」「黒」
- 蝦蟇
- 大蛇
- 鵺
- 満象
- 脱兎
- 八握剣異戒神将 魔虚羅
現在判明している十種陰法術で使用できる式神の一覧は上記の通りとなります。ここから破壊された式神は新しく生まれ、白と黒の場合には渾が、鵺と蝦蟇が合わさって井底知らずが生まれています。
その中でも特徴的なのが、やはり魔虚羅の存在でしょう。十種陰法術でも最強の式神と呼ばれていて、全ての事象への対応や呪霊にとって極めて有効な正のエネルギーを持った剣「八握剣」を有します。
十種陰法術では新しい式神を使役する場合にはその式神を倒す必要がありますが、全ての事象に対応できる魔虚羅を使役できるようになった十種陰法術の術師は、歴史上でも一人として存在しないのです。
嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)のシーンをチェック
『呪術廻戦』- 2023 pic.twitter.com/y62CroZuZR
— Jujutsu Kaisen (@JujutsuTwts) August 23, 2022
劇中では、十種陰法術の術式の解釈を広げたことによって様々なシーンで嵌合暗翳庭を使用し、切り札として用いています。最後に、実際に領域展開を用いたシーンを確認していきましょう。
コミックの領域展開する場面
#呪術廻戦
伏黒恵(ふしぐろ めぐみ)の呪術・呪具
領域展開 嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)「呪術廻戦」を無料で読むならU-NEXT!https://t.co/398BYxVNN7 https://t.co/HBhfgWaFon pic.twitter.com/aoreKrECSm
— 呪術廻戦「まとめ」【公式】 (@sougo22) January 20, 2023
まずコミックから見ていきますが、一番最初に発動したのは7巻の58話です。特級呪霊を相手に窮地に立たされる中、五条悟との組手の中でのアドバイスを思い出し、解釈を拡大して初使用します。
続いて2度目に発動したのは13巻の108話、渋谷事変の中です。特級呪霊が発動した領域の中で、七海ら術師たちを助けるべく相手の領域内での自分の領域展開を行っています。
特級呪霊と伏黒とでは、同じ領域展開であってもその質には差が生じていました。伏黒はこの時点では、まだ完全に領域を閉じての展開ができていなかったためです。
それでも展開したのは、領域展開における術式の必中効果を無効にする事です。これによって術師たちを助け、かつ影を介して呪具を届けるといったように仲間のサポートを行いました。
コミック3度目の嵌合暗翳庭はここ
㊗️呪術廻戦20巻発売💫
伏黒恵対レジィ・スター戦から開幕💥
上も影だ!!#呪術廻戦ファンアート #切り絵 pic.twitter.com/0siJ2iuyDG— sυ¡ (@nekowoxxxtai) August 3, 2022
さらにその後、3回目の発動を行ったのが死滅回遊編の中でレジィ・スターとの戦いです。体育館内というある程度の広さのある閉鎖空間を利用した事で、初めて領域を閉じての発動に成功しています。
この回では今までの展開とは見た目が異なっており、暗い影の中に巨大な骨の塊のようなものが浮かび上がっていて、上部からは血管か神経のようなものが周囲へと張り巡らされています。
アニメの嵌合暗翳庭は何話?
具体的なアウトラインは後回し
呪力を練った側から
押し出していきイメージしろ
自由に!
限界を超えた未来の自分を
やってやるよ
領域展開… ''嵌合暗翳庭''
不完全…
ブサイクもいいとこだ
だが今はこれでいい!
もっと自由に…広げろ!
術式の解釈を!!呪術廻戦/伏黒恵pic.twitter.com/HDZyAr1EsD
— 街場の名言・名セリフbot (@moumokunokokoro) August 20, 2022
アニメ第1期はすべて放送されていますが、こちらでは23話で7巻の58話に当たる初の領域展開を披露しています。周囲との連携や合理性を重んじていた中、もっと欲張れといった五条のアドバイスを受けての発動となります。
「不完全だが今はコレでいい!」と開き直りながら使用し、完全ではないながらも影を展開しそこから多数の式神の使役、自分の影の分身の生成といったように解釈を広げ、特級討伐に成功したのです。
嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)もかなり強力
Anime : Jujutsu Kaisen pic.twitter.com/aCLnImsKvm
— Jujutsu Kaisen (@JujutsuTwts) June 14, 2022
伏黒自身が何度も不完全である、ブサイクもいいところなどと卑下していますが、それでも領域が展開できる事、そのポテンシャルは強力なことに間違いありません。作中での活躍が気になる方は、ぜひ本誌、アニメを見てみてください。