呪術廻戦の主人公である虎杖悠仁は宿儺の器として呪物である本人の指を取り込むことができる、1,000年生まれてこなかった逸材とされています。その前からも、通常を大きく上回る身体能力を見せるなど出自に謎がある人物でした。今回はそんな虎杖の正体に関して迫っていきます。
【呪術廻戦】虎杖悠仁とは
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呪術廻戦に登場する主人公、虎杖は呪いの王である宿儺の指を取り込むことができる「宿儺の器」出会った事が発覚したことから呪術師の世界に入っていきます。まずは人物像などについて解説していきましょう。
虎杖悠仁のプロフィール
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- 年齢:15歳
- 誕生日:3月20日
- 出身地:宮城県
- 身長:173㎝くらい
- 体重:80㎏以上
- 所属:東京都立呪術高等専門学校一年
- 趣味、特技:カラオケ、テレビ鑑賞、モノマネ
- 好きな食べ物:丼もの、麺類
虎杖悠仁の性格
『 呪術廻戦 』2023
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基本的にどんな人物を相手にしても、フレンドリーに接することができる今どきの言葉で言えば陽キャらしい性格の主人公です。素直且つ人懐っこくもあり、ノリも良いなどコミュ力の高さを登場時からうかがわせています。
呪術高専の先輩や同級生たちともすぐに打ち解けており、特に先輩たちからは「善人」「呪術師には珍しい根明」といったように評されるなど根っこが善人である事は知られています。
少年漫画の主人公らしくなくパチンコなどの賭け事にまで精通しているらしく、特技にあるようにモノマネのレパートリーが多い、料理も高専1年で一番上手であるなど多芸なようです。
【呪術廻戦】虎杖悠仁の強さ・能力
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宿儺の指を取り込むまでは呪術や呪霊のことなど全く知らなかった虎杖でしたが、実際に呪術の世界に飛び込むと特有の能力を実践でも発揮しています。
身体能力の高さ
呪術廻戦①
・五条悟
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特筆すべき一番の能力は誰もが驚愕するほどの身体能力の高さであり、呪術師となる前から超人的という言葉がそのまま当てはまるほどの身体能力を発揮していました。
ざっと挙げるだけでも砲丸投げ30m、50m走3秒台、校舎4階の窓を外からけ破って人外呪霊を蹴り飛ばせるなど、常人の枠には絶対にハマっていない身体能力を有しています。
故に元の高校では「SASUKE全クリア」「ミルコクロコップの生まれ変わり」といったように様々な異名を持っていました。
高すぎる身体能力は呪術高専に入ってからも依然としてトップレベルのようで、白兵戦に秀でている先輩を含めても「東京、京都全員呪力無しの殴り合いをしたら虎杖が勝つ」と自信をもって言うほどです。
術式は持っていない
あれ?虎杖、フィジカルギフテッド的な天与呪縛じゃね? pic.twitter.com/yYB7uN1Fvg
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呪術師にとってほぼ必須である能力「生得術式」に関しては虎杖は有していません。術式は1人もしくは呪霊1体につき1つが原則で、基本生まれながらにして体に刻まれています。
五条が説明した通りの体に刻まれて持って生まれてくるもので、才能が8割といった言葉をそのまま鵜呑みにするのなら、虎杖はほぼ呪術師としての素質は無く術式を持たず生まれてきたということになります。
とはいえ伏黒甚爾のような完全な呪力ゼロという訳ではありませんので、前述した屈指の身体能力に後述する逕庭拳を含めた呪力を込めた白兵戦によって近接戦を得意としています。
黒閃を発動
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✊虎杖悠仁・黒閃✊
虎杖くんは達になりたい😄 pic.twitter.com/PFRryOAQed
— ジク (@jikkujiku) July 9, 2023
京都姉妹校交流戦にて、東堂との蜜月という名の特訓の末に発生した技です。後述する逕庭拳による呪力のズレをなくすための手合わせの結果、特級呪霊である花御都の戦闘にて初めて発現しました。
実際の打撃と誤差0.000001秒以内に呪力が衝突した際に発生する空間の歪みが黒閃であり、呪力が黒く光ることから黒閃と名づけられました。
破壊力は従来の2.5乗という凄まじい威力へと昇華され、発現させた呪術師は呪力の核心に近づくからなのかより高度な呪力操作が可能になります。
逕庭拳を身につける
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虎杖が呪術的な技で最初に身に付けたのが逕庭拳です。元々の身体能力がずば抜けていたために、普通に呪力を込めて攻撃しても遅れて相手に当たることで、一撃で二度の攻撃を可能とする技です。
虎杖の高すぎる身体能力、早すぎる攻撃があってこそ実現するもので、監督した七海によれば「やられる方は相当嫌」五条からも「これは大きな武器になる」と評されています。
ただし東堂からは「特級相手には通用しない」と言われており、虎杖自身の呪力操作が未熟であったための一種の悪癖であったと語られています。
【呪術廻戦】ネタバレ・虎杖悠仁の正体
黒閃/虎杖悠仁 pic.twitter.com/0zWVLyKX0o
— ロカ (@hiroc691) April 11, 2022
フィジカル面では作中トップ、更に宿儺の器足り得る人物であるなど、普通の人間ではない事は明らかであった虎杖ですが、その正体はどんなものなのでしょうか?
虎杖悠仁の正体①宿儺の器
#呪術本誌
今までの戦闘から宿儺が伏黒恵の術式を使う場面が見えなかったのが謎だったけど、ここにきて影の中で魔虚羅を無下限に慣れさせるというとんでも展開きた
ここ至る全てが初めて宿儺と伏黒が戦ったあの時点で始まっていたかと思うと宿儺を先を見据える能力には恐れ入る pic.twitter.com/yzGyodbAJx— 凛桜 (@zyuzyutsu_enjoy) July 9, 2023
虎杖を語る上で欠かせないのが、宿儺の器である事です。本来猛毒であり、かつ呪いの王である宿儺の死蝋となった指を取り込んでも、常人なら即死するところが全く問題なく自我を保てます。
それどころか宿儺に体を乗っ取られる事も無く押さえつけることができる「檻」の役割を担うことができる唯一の存在であり、五条悟曰く「千年現れなかった逸材」だそうです。
五条も千年振りの逸材と語り、そして当の宿儺も虎杖のような器の存在は初めてであるということから、何かしらの特殊な出自や呪術的な能力を持っている可能性が考えられています。
虎杖悠仁の正体②天与呪縛の持ち主?
天与呪縛 pic.twitter.com/ujCySFaqUN
— Asano (@mp0328) May 31, 2021
呪術廻戦においては、しばしば天与呪縛を持つ呪術師が現れます。禪院家の真希、伏黒甚爾、京都校の究極メカ丸といったように、幾人かの天与呪縛持ちがいます。
生まれながらにして呪術的な縛りを受けている人物たちを指すもので、例えば一般人レベルの呪力しか持たない代わりに超人的身体能力を、体の欠損や病弱な身体と引き換えに莫大な呪力と探査範囲を得るなどがあります。
虎杖の場合にも、素の身体能力の超人的高さ、そして宿儺の器であるという2つの事実から、天与呪縛によってこれらを獲得しているのではないかと目されているのです。
虎杖悠仁の正体③脹相の弟
脹相🌧 pic.twitter.com/OCVSEeyubt
— よつめ👨🎤yotsume (@_MEME17) July 4, 2023
呪術界において最悪の呪術師と言われる加茂憲倫が生み出した「呪胎九相図」その1番である脹相が渋谷事変において虎杖が瀕死状態に追い込まれた時「存在しない記憶」が流れ込んできます。
その記憶の中では、既に倒された他の弟と並んで虎杖がおり、団らんして自らを兄と慕っている様子がありました。そしてここから、脹相が虎杖にとっての兄であり脹相の弟が虎杖であるということになりました。
虎杖悠仁の正体④羂索の息子
#呪術本誌
宿儺の方陣で「赫」「蒼」「無量空処」までは適応されてると思ったけど、流石に最初から出しっぱってことはないのかな?羂索は正確には受肉体じゃないけど、領域展開後は呪霊操術も焼き切れてたのと同じだとは思うけど、その場合焼ききれたら方陣を1度解くことになる訳だけど、↓ pic.twitter.com/afBu5EdUlk
— ゆら・D・りば (@Yura_Liba_jjkop) July 9, 2023
そして、羂索の息子である事も分かっています。羂索は現在夏油傑の体を乗っ取って呪霊、呪詛師たちと行動をしている者で、いわば呪術師たちの敵にしてすべての元凶です。
どういう術式なのかは不明ですが他者の体に乗り移ることができる術式を有しており、羂索が乗り移った先では縛りによって額の縫い目は残るものの、その人物が生前有していた術式をそのまま使うことができます。
そして、虎杖の本来の母であるはずの香織が回想で登場した際にも、現在の夏油と同じ額の縫い目があったことから、虎杖は羂索から生まれた息子ということになります。
加えて、先に名前を挙げた最悪の呪術師と言われる加茂憲倫も、脹相の回想から上記2人と同じく額の縫い目が見られたことによって羂索が操っていた人物の一人だったことが判明します。
このことから、出自や母胎は違えども呪胎九相図の脹相らと羂索自身が産み出したと思われる虎杖は、存在しない記憶の通り異母兄弟であった可能性が非常に高くなりました。
【呪術廻戦】虎杖悠仁の家族関係
「虎杖君の兄…………あんま似てへんな」 pic.twitter.com/2wVdB6koNc
— ぴよ堂@呪術本誌 (@1_27mayo) December 21, 2020
呪術師には御三家という名家があるように、それぞれで親などの家族関係が描かれる事があります。ですが虎杖の家族関係に関しては、大雑把な部分しか分かっていません。
おじいちゃん
加茂憲倫女性の姿は「香織」で確定だと思いましたが皆さんどう思われました?
◾️根拠
・爺ちゃんの「死ぬぞ」
→女が人外な事をした証拠、おそらく蘇生・爺ちゃんの「香織が死んだのは」
→絶対に助からない死に方だった、でも不自然に蘇生した#呪術廻戦 pic.twitter.com/TT6QBQZKg5— ソノ@呪術廻戦本誌の考察 (@jujutsu_sono) March 22, 2021
まずは悠仁の祖父である、倭助です。父方の祖父に当たり、息子夫婦が早世してしまったために男手一つで悠仁を育ててきました。
息子夫婦に関して、先述した通り母親が羂索であった可能性が高く、倭助も何かしら知っていたために伝えようとしたのですが、悠仁が聞きたがらなかったために結局伝わることはなく肺がんで亡くなりました。
父親
ネタバレ‼️(呪術廻戦)虎杖の父‼️ pic.twitter.com/34URxVio5m
— しか。 (@ryu80022788) March 22, 2021
悠仁の父は、仁という名前です。こちらもすでに故人という扱いになっており作中でも回想でしか登場していませんが、容姿は悠仁と瓜二つ、眼鏡をかけているので知性的な印象があります。
物腰も柔らかそうな人物で、妻である香織との間に子を設けることができず、その後後妻と再婚、そしてその後妻こそが羂索が乗り移った香織自身だったのです。
母親
#wj16 #呪術廻戦
1話からずっと仄めかされてた虎杖の出生
偽夏油が関わってるのはわかってたけど、まさか母親とは
いや、こいつが産んだとは一言も言われてないけど
仁と香織は一体何者なのか
なんで偽夏油は香織を乗っ取ったのか
さらに謎が深まったな
じいちゃんはどこまで知ってんのかな pic.twitter.com/5gQQIOvLhy— 丼鰤 (@donburi_wj) March 22, 2021
そして悠仁の正体に最も関係しているのが、母親である香織です。一度他界しているようですが再び仁の前に現れ再婚、仁との間に悠仁を設けます。
虎杖が産まれた時点で既に香織の額には縫い目があったことから既に羂索が乗り移っており、更に当人には反重力機構、アンチグラビティーシステムなる生得術式を有していたことまで分かりました。
謎が多い虎杖悠仁の正体!今後の展開に注目
https://twitter.com/kimetsu_info/status/1363847445839376385?s=20
主人公でありながらも、未だにその出自には謎が多く更にはすべての元凶の手によって生み出された可能性が高い事が分かりました。今後の活躍や展開に期待しつつ、是非とも本誌を読んでみてください。