【ハンターハンター】カイトとは?!能力や死亡からの転生についても徹底解説！

【ハンターハンター】とは

今回ご紹介するカイトは、「週刊少年ジャンプ」で連載されている人気漫画「ハンターハンター」に登場するキャラクターです。まずは「ハンターハンター」の作品概要やあらすじをチェックしておきましょう。

ハンターハンターの作品概要

「ハンターハンター」は「週刊少年ジャンプ」で連載されている漫画で、現在は不定期で連載中です。1998年から連載されている長寿漫画ですが休載も多く、2年以上の長期休載となったこともありました。

作者は冨樫義博先生で、単行本は2022年11月時点で37巻まで刊行されており累計発行部数は8400万部を突破しています。主人公の少年・ゴンが父親でプロハンターのジンに会うため、自分もハンターを目指し冒険に出るという物語ですが、残酷な展開や描写が多く、緻密に作り込まれた世界観や複雑な設定も特徴です。

ハンターハンターのあらすじ

くじら島で暮らすゴンは好奇心旺盛な少年ですが、両親を知らず父親は死んだと聞かされてきました。ある日森でキツネグマに襲われたところをカイトに助けられ、彼から父親が生きていてプロハンターとして活躍していることを知らされます。

ハンターに憧れを抱いたゴンは「ハンターになって父親に会う」という夢を実現するため、里親・ミトを説得し、超難関であるハンター試験を受けるために故郷を離れ旅立つのでした。

【ハンターハンター】カイトとは

カイトは原作第1話から登場したキャラクターで、キツネグマに襲われているゴンを助けたプロのハンターです。ここでは、カイトがどのようなキャラクターなのかプロフィールや人物像をご紹介していきます。

カイトのプロフィール

カイトはプロのハンターで、ゴンの父親・ジンの弟子でもあります。腰まである白髪のロングヘアに青のハンチング帽、白いセーターが特徴で、年齢は公表されていませんが20代後半と言われています。

また出自についても詳しいことは分かっておらず、カイト本人も自分の出身地を知りません。試験クリア後は大型の生物調査を専門に行っており、ゴンにハンターを目指すきっかけを与え、プロハンターのあるべき姿勢を教えた兄貴的存在です。

カイトの人物像

相変わらずNetflixでハンターハンター観てるけど現在、待望のキメラアント編に突入し1人で盛り上がってますが、カイトの声がシャア（むしろクワトロ寄り？）にしか聞こえず戸惑いつつも慣れました。 pic.twitter.com/VhhxwjcQRN

— 第二十三号 (@kentaro282828) December 21, 2023

一人称はオレで、冷静沈着な性格です。初めて会ったゴンに対して厳しく教えたり、父親のことを話したりと面倒見が良いですが、怒ると怖く、幼少期のゴンを諭すために殴ったこともありました。

ハンターとしての素質が高く、生物調査専門のハンターであることからも、冷静な判断力だけではなく未知への探求心や好奇心も非常に強いと言えるでしょう。クールなキャラクターで、作中ではかっこ良いシーンやセリフも多く、登場シーンが多くはないものの印象的で人気の高いキャラクターです。

【ハンターハンター】カイトの過去

カイトはジンの弟子となって念能力を学び、ゴンと出会い彼がハンターを目指すきっかけとなります。ここでは、カイトがジンと出会った経緯やゴンとの出会いについて解説していきます。

ジンとの出会い

作中では、カイトの出身地や幼少期のことは分かっていません。カイトはスラム街で孤児として生き、食べ物を盗んで自分になついた動物たちと地下水道で暮らしていました。

そんな時にジンと出会い、ジンは動物に好かれるカイトに興味を持ちハンターとしての素質を感じるのでした。そしてカイトはジンの弟子となり、念能力を学んでハンター試験にも合格し、プロのハンターとなります。

ゴンとの出会い

#漫画製作語り
『減算の極み』の話題。冨樫先生のネームは恐ろしいほど上手い。ハンターの１巻の話で説明します。キツネグマのエピソードで、ゴンと子キツネは友たちになる話があった。 pic.twitter.com/scKEFqfv35

— 林迺晴 (@zisak1979) October 29, 2019

カイトがゴンと出会ったのは、第1話でした。「ジンを探し当てる」という最終試験の途中くじら島に立ち寄ったカイトは、キツネグマに襲われているゴンを助けます。その際にはキツネグマの縄張りに入ってしまったゴンに自然の厳しさを教え、容赦なく拳で殴り飛ばしました。

その後ゴンと打ち解けたカイトは彼がジンの息子であることに気付き、ゴンが死んだと思っている父親・ジンが生きていること、一流プロハンターとして活躍していることを伝え、ハンターという仕事についても話します。

カイトとの出会いがきっかけとなりゴンはハンターを目指すことになったため、カイトは物語の重要人物と言えるでしょう。

【ハンターハンター】カイトの念能力

カイトはプロのハンターであり、念能力を持っています。しかし登場シーンが多くはないため、彼の念能力の全てが作中で描かれているわけではなく謎が多く残されています。

カイトの念能力は全貌が明らかになっていませんが、作中では遠距離から近接攻撃までを使いこなしたり、キメラアントの師団を全滅させたりしており、高い実力を持っていると言えるでしょう。ここでは、現在分かっているカイトの念能力について解説していきます。

気狂いピエロ(クレイジースロット)

出勤🫡

おはようございます
なんとか間に合いそうでよかった💦
このまま問題なければ明日は念願！
大人の夢の国🎡神田センターへ✨
そしてあの第2回夜会へ😎
HUNTER×HUNTERのカイトの念能力
気狂いピエロ（クレイジースロット）ってw🤡
それでは今日も1日頑張っていきましょう✊ pic.twitter.com/rhHJc0r1J5

— G10くん🎩😎@オサレ皇帝🤘 (@hiro_kuukai) May 12, 2023

カイトの念能力は具現化系で、能力の名前は「気狂いピエロ(クレイジースロット)」です。1~9番まであるルーレットの出目により使用できる武器がランダムで変わり、武器がしゃべるのも特徴となっています。

武器はどれも強力ですが、最低でも1回使用しないと他の武器に替えることはできず、カイト本人も使い勝手が悪いのか「うっとうしい」と不満を口にしていました。現在までに分かっているのは2番・大鎌、3番・ロッド、4番・銃の3つの武器で、5番以降は明らかになっていません。

2番・大鎌

切れ味の鋭い巨大な鎌で「死神の円舞曲(サイレントワルツ)」という攻撃をします。360度円の範囲の中のものを無差別に攻撃し、すさまじい破壊力を持っています。

しかし無駄な殺生を嫌うカイトはこの武器を気に入っておらず、使い勝手も悪いと言っていました。作中ではキメラアントの師団との戦いで使用され、多数のキメラアントを一瞬で倒しています。

3番・ロッド

3番は、ロッドというステッキのような形状をした武器です。作中ではキメラアント編でのピトーとの戦いで使用されましたが、ピトーとの戦闘シーンが描かれていないため、武器の特性やどのように使うのかは明らかになっていません。

ピトーはカイトとの戦った時に「どんな時間よりも幸せだった」と言っており、ロッドを使用したカイトがピトーを満足させるほど強かったことが分かるでしょう。

4番・銃

4番はライフルに似た形状をした銃で、キメラアント小隊と戦う際に使用されました。相手を正確に射撃することが可能で、作中ではキメラアントを狙撃していき、ユンジュにとどめを刺しています。しかし作中では銃を使用したシーンの描写が少なく、特性や使い方の全貌は明らかになっていません。

カイトの復活に関係した能力もある

クレイジースロットすき。個人的には大鎌が一番すきだなー。#ハンターハンター pic.twitter.com/b2luQyonRY

— やまと@秋アニメは豊作だったね🍁 (@yamato1130) September 15, 2020

作中で明らかになっている念能力は「気狂いピエロ(クレイジースロット)」の3つの武器ですが、ジンがカイトの持つ他の能力について語っていました。

この能力はカイト本人の口からは語られておらず、彼が「絶対に死んでたまるか」と強く思うと発動するというものです。能力の詳細は明らかになっていませんが、ピトーに敗れ死亡したカイトが復活したことに関係していると言われています。

【ハンターハンター】カイトの死亡・転生

カイトはゴンがハンターを目指すきっかけとなり、兄貴的存在として慕われていました。第1話でゴンと出会った後はしばらく登場がなくキメラアント編で再会することになりますが、ここでカイトは死亡してしまいます。

そしてその後、カイトは転生してゴン達と再会することになりました。ここでは、カイトの死亡から転生までの経緯を解説していきます。

ピトーとの戦いで死亡

カイト「ここから逃げろ」
ゴン「でもカイト…腕がぁぁ!!」 pic.twitter.com/OcXdYxptd3

— 水色なるが(ジュナ専) (@NA_RU_GA) December 19, 2023

カイトは、キメラアント編で王直属の護衛軍団長・ピトーと戦いますが敗れ、死亡しています。非常に遠距離からピトーの圧倒的強さに気付いたカイトは、ゴンとキルアを逃がしました。直後にカイトの右腕は切り飛ばされてしまいますが、ピトーとの戦いの詳しい様子は描かれていません。

しかしその後、あぐらをかくピトーがカイトの頭だけを抱えているシーンが描かれており、カイトの脂肪が確定しました。高い実力の持ち主であるカイトが一瞬で右腕を切られ、戦いに負けて殺されてしまったことに衝撃を受けた読者も多いでしょう。

ピトーにより操り人形として復活

てか最新の呪術アニメの真人ハンターハンターのカイトみたいになってたな pic.twitter.com/3f4hmEX95R

— ほ၈ट˝כֿʓན (@Honozaurs) December 17, 2023

ピトーに敗れ死亡したカイトですが、高い実力を持っていたカイトとの戦いを楽しんだピトーは彼を操り人形に改造して復活させます。ピトーは生まれた時から圧倒的強さを持っており、自分と同じもしくは自分よりも強い相手を求めていました。

実際に戦って楽しめたカイトを生き返らせるため「壊れたものは修理すればいい」と考え、新たに「玩具修理者(ドクターブライス)」という念能力を手に入れて彼を復活させたのです。

しかし完全に蘇生することはできず、バラバラになった身体を縫い合わせて動けるようにし、腐敗しないようにすることまでしかできませんでした。そのため復活したカイトの姿はツギハギだらけで彼の意識はなく、身体を修復されただけの操り人形となってしまいました。

その後カイトは女の子に転生

カイトはピトーに殺された後に復活しますが、生き返ったわけではなく肉体を修復されただけの操り人形でした。しかしその後、女の子に転生したことが分かります。

カイトの魂は、キメラアントの女王蟻のお腹の中に残っていたメルエムの双子の妹に宿りました。この女の子は「レイナ」というネズミ型のキメラアントで赤毛の少女ですが、人格はカイトのままで「カイトちゃん」と呼ばれています。

女の子に転生したカイトはゴンとも再会

ハンターハンターのカイトの転生は念能力によるものなのかhttps://t.co/oq0yfTjcRq pic.twitter.com/Q3P9W4sTB2

— うさちゃんねる (@usachannelalice) May 8, 2016

カイトちゃんに転生した後、ゴンとの再会も果たしています。女の子に転生した後も中身はカイトのままなので、剣を振って修行をしたり、師匠を「ジンさん」と呼んでいました。

ゴンはカイトが転生した女の子を見て驚きつつも、死んでしまったと思っていたカイトに再会できた喜びも感じています。女の子に転生しゴンと再会したカイトは、彼にジンに会いに行くようにアドバイスをしていました。

カイトはなぜ転生できた?

死亡したはずのカイトは、なぜ転生できたのでしょうか。転生できた理由としては「カイトには隠された能力があった」「女王蟻に吸収された」の2つの説があります。ジンによれば、カイトの「気狂いピエロ(クレイジースロット)」には「絶対に死んでたまるか」と強く思った時に現れる番号があるということです。

ピトーに腕を切られた後に出したロッドの能力なのか、他の番号の能力なのかは不明ですが、カイトの強い思いで発動した能力によって転生できた可能性があります。もう一つの説は、女王蟻がカイトの脳を食べて吸収されたというものです。

カイトはメルエムの双子の妹と思われる女の子に転生しましたが、カイトの記憶や人格をそのまま残していました。これはキメラアントの女王がカイトの脳を食べたことで、女の子に彼の情報が引き継がれたと考えられるのです。

【ハンターハンター】カイトは一度死亡し女の子に転生していた

今回は「ハンターハンター」に登場するカイトの能力や、死亡後に転生した経緯や理由を解説しました。カイトはゴンがハンターを目指すきっかけを与えた重要人物でゴンの兄貴的存在でしたが、キメラアント編でゴン達をかばってピトーと戦い死亡してしまいます。

しかしその後、カイトの記憶や人格を残したまま女の子に転生していたことが分かりました。物語の重要人物であるカイトの衝撃の死や驚きの転生が気になる方は、ぜひ「ハンターハンター」を読んでチェックしてみてはいかがでしょうか。

その他の関連記事はこちらから