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【ハンターハンター】アベンガネとは?クロロ除念とその後を解説!

アベンガネは、人気漫画「ハンターハンター」グリードアイランド編に登場する念能力者です。登場回数は多くありませんが、数少ない除念能力の持ち主であり、優れた頭脳や発言のかっこよさで注目されているキャラクターでもあります。今回は、そんなアベンガネのプロフィールや能力・強さ、魅力に加え、クロロの除念とその後についても解説していきます。

ハンターハンターとは

今回ご紹介するアベンガネは、漫画「ハンターハンター」に登場するキャラクターです。まずは「ハンターハンター」がどのような作品なのか、概要やあらすじをチェックしておきましょう。

ハンターハンター概要

1998年から「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて連載されている少年漫画で、原作は「幽☆遊☆白書」などで知られる冨樫義博先生です。シリーズ累計発行部数は8400万部を突破し、テレビアニメや映画・ゲーム・商品コラボなど、さまざまなメディア展開もされています。

「ハンターハンター」は、主人公の少年・ゴンが父親・ジンと会うために、父親の職業だったハンターとなって仲間たちとともに成長していく様を描いた作品です。複雑なストーリーや作り込まれた世界観、個性的なキャラクターから根強い人気を誇り、残酷でショッキングな描写も多くなっています。

「週刊少年ジャンプ」で現在連載中の漫画の中では2番目の長期連載作品となっていますが休載を繰り返しており、連載が再開されるたびにSNSなどで話題を集めました。

2022年12月26日発売の2023年4・5合併号の第400話を最後に週刊連載を終了し、第401話以降は冨樫先生の体調を考慮して「週刊連載ではない掲載形態での継続」を発表しています。

ハンターハンター簡単なあらすじ

くじら島に住む少年・ゴン=フリークスは、ある日森でキツネグマに襲われている所をハンターの青年・カイトに助けられます。そして彼から、死んだと思っていた父親・ジンが生きていて、優秀なハンターとして今も活躍していることを知ります。

カイトの話を聞いてハンターに憧れを抱いたゴンは、父親に会うため自分もハンターになることを決意し、試験会場へと向かうため、くじら島を旅立つのでした。

ハンターハンター・アベンガネとは

「ハンターハンター」は、大きく分けて「ハンター試験編」「天空闘技場編」「ヨークシン編」「グリードアイランド編」「キメラ=アント編」「会長選挙・アルカ編」の6つのストーリーで構成されています。

「グリードアイランド編」では、ゴンが父親の手がかりを探る中でグリードアイランドの存在を知り、プレイヤーとしてゲームに参加することになります。そこで、今回ご紹介していくアベンガネと出会うことになるのでした。

アベンガネのプロフィール

「グリードアイランド」のプレイヤーの一人として登場します。グリードアイランドとは、プレイするとゲームの世界に引きずり込まれてしまうというゲームソフトです。

アベンガネは色黒の肌が特徴の青年で、大富豪バッテラ氏に雇われてプレイヤーとして参加し、プレイ開始直後に集団でカードを集めていく通称「ハメ組」にスカウトされ、チームに加わります。

しかしカード枚数がコンプリートする直前になって「ハメ組」で仲間の一人だと思っていたボマーに、リミット付き爆弾「命の音(カウントダウン)」を仕掛けられてしまいました。そしてボマーが持ちかけた「命だけは助ける」という交渉が嘘だということを見抜いて一人チームから離脱しました。

そしてゴン達にボマーの能力と彼が行った行為を伝え、自分にかけられた「命の音」の除念に成功し、ゴン達がクリアを達成するまでボマーに見つからないよう過ごすのでした。

名前アベンガネ
性別男性
職業ハンター、除念師
グリードアイランドでの所属ハメ組
念能力の系統具現化系
ハンターランク不明
初登場巻13巻

アベンガネの性格

とても冷静な性格で、優れた頭脳の持ち主です。「グリードアイランド」では、開始直後にも関わらず誰よりも早くゲームのシステムを理解し、協力することにしたハメ組にて「1時間で暗記しろ」と渡された大量のカードの情報をすぐに記憶するなど、優れた頭脳を発揮しています。

また仲間のフリをしていたボマーが「命の音」を仕掛けた時もチームメンバーが混乱する中一人冷静を保ち、ボマーの交渉が偽りであると見抜いてチームから離脱し、ハメ組の中で唯一最後まで生き残ったのでした。

冷静で頭脳明晰である一方、お金で動く一面もあります。ゲームに参加したのはクリア後に支払われる賞金目当てで、結局クリアは諦めて現実世界に先に戻るのですが、これは幻影旅団から高額な報酬でクロロの除念を依頼されたためでした。

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ハンターハンター・アベンガネの能力と強さ

アベンガネは念能力者であり、他者に掛けられた念を解除する「除念」という特殊能力を持っています。ここでは、アベンガネの能力と強さについてご紹介していきます。

アベンガネの能力

作中では念能力に名称がついているケースが多いですが、アベンガネの念能力の明確な名称は不明です。彼の能力は、自らのオーラを物質化する具現化系に属しています。

「森の精霊の力を借りて、他人が掛けた念を食べる念獣を創出する」という除念能力で、具現化される念獣のサイズや見た目は掛けられた念の強さによって異なるとされています。つまり掛けられた念が強力なほど、念獣のサイウは大きくなり、おぞましい見た目になるのです。

彼の能力にはデメリットや制限もあり、作り出した念獣はもともとの念能力の使い手が死亡するか、もしくは本来の手続きを踏んで念を解除するまで消えません。

また掛けられた念が強いほど巨大な念獣となり、アベンガネにまとわりついてしまいます。さらに、すでに死亡した念能力者が残した念は除念できません。

アベンガネの強さ

作中ではアベンガネの戦闘シーンはほとんどなく、能力が除念であることからも頭脳派と言えるでしょう。強さは冷静沈着さと優れた頭脳であり、ハメ組のメンバーの一人・ゲンスルーが実はボマーであり、メンバー全員に「命の音」という爆弾を仕掛けた際もすぐに状況を把握し、冷静を保っていました。

そして爆弾のカウントダウンが心拍数と連動することを誰よりも早く見抜き、結果的に彼ただ一人が「命の音」から見事逃げ切ったのです。

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ハンターハンター・アベンガネの魅力

作中での登場シーンは多くないものの希少な除念能力を持っており、冷静で頭も良いことから注目されているキャラクターです。読者の中には、アベンガネが印象に残っている方もいるのではないでしょうか。ここでは、彼の魅力について迫っていきます。

魅力①除念師

作中にはさまざまなキャラクターが登場しますが、作中に登場する除念師はアベンガネを含めて4名のみと非常に少なく、貴重な能力であると言えるでしょう。

アベンガネ以外に除念が可能なのは、「会長選挙編」に登場したハンター協会に正式登録されている女性(名前は不明)と「キメラアント編」に登場したヒナ、「暗黒大陸編」に登場したウマンマの3人です。

除念というのは他者によって掛けられた念を外すことができる特殊能力ですが、念を取り除くために自身が念の代償を引き受けるというリスクも生じます。

まだ明らかになっていないだけで、実際には4名以上の除念師がいる可能性もありますが、ハンター協会に正式に登録されている除念師がたった一人であることからも、除念ができるアベンガネは希少な存在であると言えるでしょう。

魅力②群を抜いて頭が良い

作中には頭脳派キャラクターが多く登場しますが、中でもアベンガネは群を抜いて頭が良いです。ハメ組に加入後、新人メンバーに「1時間で覚えるように」と配られた40枚ものカードの詳細情報を誰よりも早く覚えていました。

魅力③発言がかっこいい

作中では脇役として登場しますが、発言がかっこいいという声も多く上がっています。「グリードアイランド」に初めて参加し、開始直後にシステムを理解したことから他のプレイヤーに「来たことがあるのか」と聞かれた際に「初めてさ、だが少し頭を使えばわかることだろ」と返していました。

またボマーが持ちかけた「集めたカードを渡せば時限爆弾を一斉解除する」という交渉条件が嘘であると見抜き「おそらくは嘘(プラフ)であろう 奴等の条件を信じてな…」と発言し、ゴンとビスケにボマーの行為を説明する際には「奴をむざむざゲーム外へ逃したのも致命的だった」と口にしています。

最も有名なのは、クロロの除念で高額報酬を得ようと目論んで発言した「オレは一足先に現実へ戻り除念で大もうけだ」で、したたかな一面がよく分かる名言です。

ハンターハンター・アベンガネのクロロの除念とその後【ネタバレ】

アベンガネは途中でゲームから退き、幻影旅団のクロロの除念のために現実世界に一足先に戻りました。では、なぜクロロの除念をすることになったのでしょうか。またその後幻影旅団に加入したのではという噂もありますが、本当なのでしょうか。

クロロの除念の経緯

グリードアイランドの中で幻影旅団からの依頼を受け、団長・クロロの除念をすることになりました。クロロはクラピカに念を掛けられて能力が使えなくなっており、アベンガネはその念を外せる除念師を探していたヒソカ達と接触します。

グリードアイランド編の最後にはヒソカとともに去る姿が、扉絵ではクロロのところへ向かう姿が描かれていました。

「オレは一足先に現実へ戻り除念で大もうけだ」と発言していたことからも、高額な報酬で依頼を請け負ったのでしょう。その後クロロとヒソカの対決でクロロが能力を使えるようになっていたので、除念は成功したものと考えられます。

アベンガネはその後どうなった?

クロロの除念を行った後、アベンガネがどうなったのかは今のところ不明です。一部では、そのまま幻影旅団に入ったのではという噂もあります。

旅団は希少な除念師が欲しいはずであり、アベンガネ自身もクロロの除念をしたことで相当な念獣がまとわりついているはずなので、クラピカを見つけて念獣を消すための交渉をしたいというのが、その理由です。

幻影旅団はクラピカの情報をある程度持っていますし、旅団がクラピカを暗殺してくれれば念獣も消えることから、幻影旅団にいた方が彼にとってメリットが大きいのではないでしょうか。

しかし「アベンガネは悪人ではない」「旅団メンバーになればクラピカとの交渉はうまくいかない」という理由から、旅団には入っていないという声もあります。

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ハンターハンター・アベンガネの再登場に期待

今回は「ハンターハンター」の「グリードアイランド編」に登場するキャラクター・アベンガネをご紹介しました。アベンガネは作中でも希少な除念師であり、冷静な性格と優れた頭脳も大きな魅力です。

ゲームクリアは諦めて途中でクロロの除念のため現実世界に先に戻りましたが、クロロの除念に成功した後どうなったのかは描かれていません。

クロロの除念をしたことで相当な念獣を生み出したはずであり、クラピカと幻影旅団の決着もまだついていないので、アベンガネが再登場する可能性もあります。またアベンガネの活躍が見られることを期待して、今後の展開を楽しみに待ちましょう。

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