今回は、葬送のフリーレンの人気キャラクター「ヒンメル」について徹底解説していきます。ヒンメルは、公式で行われた人気投票で1位を獲得している人気キャラクターです。フリーレンのことを大切に思い、人々のことを助けてきました。本記事は、葬送のフリーレンのネタバレを含みます。
目次
【葬送のフリーレン】とは
葬送のフリーレンは、2023年9月から放送がスタートした注目の作品です。ここからは、葬送のフリーレンの概要やあらすじについて見ていきましょう。
葬送のフリーレンの作品概要
葬送のフリーレンは、2020年4月から「週刊少年サンデー」で連載されている作品です。原作となる漫画は、現在11巻まで発売されています。原作を山田鐘人先生、作画をアベツカサ先生が担当しており、現在も直接対面したことがありません。
2021年に行われた第14回マンガ大賞では、大賞を受賞し、同年に開催された第25回手塚治虫文化賞では、新生賞を受賞しています。2023年10月には、シリーズ累計発行部数が1,100万部を超えている人気作です。
原作漫画9巻が発売された2022年9月に、テレビアニメ化が発表されました。2023年9月からテレビアニメの放送がスタートしています。初回の放送は、テレビアニメシリーズでは史上初となる金曜ロードショーの枠で2時間に渡り、1話から4話までの内容が放送されました。
人気アニメを数多く手がけているマッドハウスが、アニメーション制作を行っています。OPテーマの「勇者」は、大ヒット曲を連発しているアーティスト「YOASOBI」が手がけました。大人気漫画のテレビアニメ化によって益々注目が集まっています。
葬送のフリーレンのあらすじ
主人公のエルフであるフリーレンたち勇者一行は、10年の時をかけて魔王を討伐し、世界を救いました。討伐後に、国に帰ってきた勇者一行は、パーティー全員で「半世紀流星群」を一緒に見て、また半世紀後にまた一緒に流星を見ることを約束します。
その後、それぞれの人生を歩み始めて、フリーレンは、さまざまな魔法を集めることに没頭していました。半世紀後に再会したパーティーメンバーは、皆年老いていたのです。
エルフで長命のフリーレンにとって、魔王討伐のために過ごした時間は「たった10年」であり、仲間にとっては「10年も」だったのです。再会した勇者一行は、流星群を見るために1週間前から旅に出ました。
50年ぶりに半世紀流星群を見た後、勇者ヒンメルは静かに生涯に幕を閉じました。フリーレンは、ヒンメルの死をきっかけに、ヒンメルのことを知ろうとしなかったことを後悔し、人についてもっと知ろうとするようになりました。
【葬送のフリーレン】ヒンメルとは
ヒンメルは、ストーリーの序盤で生涯に幕を閉じました。ですが、フリーレンの記憶の回想として、ヒンメルは度々登場しています。葬送のフリーレンのもう1人の主人公といっても過言ではないでしょう。
そして、公式で行われたキャラクター人気投票では、ヒンメルは1位を獲得しています。ここからは、葬送のフリーレンの人気キャラクター「ヒンメル」について見ていきましょう。
ヒンメルのプロフィール
ヒンメル#葬送のフリーレン pic.twitter.com/AAovn0i1Jy
— (・∀・)たまご (@anime_oekaki13) October 15, 2023
名前 | ヒンメル |
---|---|
職業 | 勇者 |
種族 | 人間 |
異名 | 勇者ヒンメル |
年齢 | 魔王討伐時25〜26歳、享年75歳〜76歳 |
声優 | 岡本信彦 |
ヒンメルの人物像
#フリーレン pic.twitter.com/BqnRK0Ceaw
— 『葬送のフリーレン』公式 (@FRIEREN_PR) October 20, 2023
ヒンメルは、困っている人や悲しんでいる人を進んで助けます。魔法を討伐し、世界を救うだけでなく、旅の途中で出会った多くの人を助けてきました。たくさんの人から感謝されて、国のあちこちにヒンメルの銅像が建てられています。
ヒンメルの生き方は、フリーレンを始めとするパーティーメンバーの今後の生き方に大きく影響を与えました。長命であることから、人との関わりを避けてきたフリーレンは、ヒンメルの死で人のことを知りたいと思うようになります。
パーティーメンバーのハイターやアイゼンは、ヒンメルの死後には人を助けて育てました。ヒンメルならそうしたに間違いないと真っ直ぐに答えています。
勇者として、とても人格者なヒンメルは、とてもナルシストな性格です。銅像にするためのポーズに悩み、18時間悩んだ末に職人を怒らせました。
50年ぶりに仲間と再会する時にも、念入りに鏡をチェックしています。髪が無いため、身支度に時間がかかるはずがないのですが、ヒンメルなりのこだわりがあるようです。
ヒンメルの強さ・能力
ヒンメルは、ストーリーの序盤で死亡しています。そのため、フリーレンやヒンメルに会ったことのある人の回想シーンでしか、ヒンメルの戦闘シーンを見ることができません。ですが、ヒンメルは、圧倒的な強さで人々を救ってきました。
ヒンメルは、剣を武器としており、瞬発力と攻撃力を併せ持っています。魔法の発動よりも早いスピードで、相手を倒すことができるのが特徴です。魔王の部下たちも、ヒンメルの存在を恐れており、ヒンメルが死ぬまで活動を控えるほどです。
【葬送のフリーレン】ヒンメルの最期
10年の時をかけて魔王を討伐し、ヒンメルたちは帰還しました。ここからは、たくさんの人を助けたヒンメルの最後について見ていきましょう。
ヒンメルは老衰で死亡
フリーレンの序盤数話はそんなに感動しなくて、フェルンと旅し始めてから面白いかもな〜と思えるようになったんだけど、
これ初見にフリーレンの感覚を体感させる演出だったのかヒンメルが最後の旅で風景眺めてだんだんパーティの最後尾に移動する感じ、今になってめちゃくちゃいいなと思えた pic.twitter.com/6gThQvBOUg
— ☗蛇Ⅱ☖ (@daysUlab) October 15, 2023
約束の流星群を見るために、パーティーメンバーと共に1週間かけて、流星群のよく見える場所へ向かいました。ヒンメルは、昔に思いを馳せながら、流星を見れたことに感謝を述べます。そして、ヒンメルは生涯に幕を閉じました。
亡くなったヒンメルは、穏やかな表情で眠っています。パーティーメンバーとたくさんの人に見送られて、葬儀が行われました。ヒンメルとの別れによって、フリーレンの心が大きく動かされることになったのです。
【葬送のフリーレン】ヒンメルとフリーレンの関係
フリーレンの長い人生の中で、ヒンメルが与えた影響はとても大きなものです。葬送のフリーレンでは、ヒンメルと旅をした10年の出来事が度々登場します。ここからは、ヒンメルとフリーレンの関係について見ていきましょう。
ヒンメルとフリーレンの出会い
ヒンメルとフリーレンが出会ったのは、ヒンメルがまだ幼い子供の頃です。薬草を探しに森に入ったヒンメルは、森の中で迷子になってしまいました。そこに偶然通りかかったフリーレンが、村の方向を教えてくれたのです。
方向を指差すだけで、言葉を発することもしないフリーレンに対して、ヒンメルは「冷たい人」と感じました。そんなことを思っている時に、フリーレンはたくさんの花を出す魔法を発動したのです。ヒンメルは、この時に初めて、魔法が綺麗だと感じました。
フリーレンが花を出す魔法を使う場面は、度々登場します。フリーレンとヒンメルにとって特別な魔法であることは間違い無いでしょう。その後、大人になったヒンメルは、魔王討伐のためにフリーレンを探し、パーティーを組むことにしました。
ヒンメルはフリーレンが好きだった?
【コマ紹介】
3話25P#フリーレン pic.twitter.com/maLr4F2fHQ
— 『葬送のフリーレン』公式 (@FRIEREN_PR) October 19, 2023
ストーリーの中で、ヒンメルがフリーレンに対して告白するシーンはありません。人間とエルフという種族の違いから、自らの死後フリーレンを1人にしてしまうことから、告白をしなかった可能性があります。
ですが、ヒンメルは、フリーレンのことを思い続けています。幼い子供の頃に出会ったフリーレンを、探し出してパーティーに誘うほど、フリーレンとの再会を望んでいました。フリーレンは、ヒンメルの思いに気づくことはありませんでしたが、パーティーメンバーにはバレていたようです。
ヒンメルがプレゼントした指輪の意味
過去のアイコンプレゼント🎁#フリーレン pic.twitter.com/tPYqvEzRdS
— 『葬送のフリーレン』公式 (@FRIEREN_PR) July 25, 2023
ヒンメルは、言葉にせずともフリーレンのことを大切に思っていました。全国に自分の銅像を建てたのは、自分の死後にフリーレンを1人にさせないためです。そして、ヒンメルと出会わなければ、フリーレンは人に興味を示すこともなく、寂しい人生を送っていたでしょう。
原作漫画4巻30話では、ヒンメルからフリーレンに鏡蓮華の意匠入りの指輪がプレゼントされました。ご褒美としてプレゼントされた指輪は、フリーレンが好きなものを選んだものです。ヒンメルは、この指輪は、恋人に対して贈られるものだということを知っていました。
フリーレンの回想シーンで、ヒンメルからフリーレンの左手の薬指に指輪がはめられています。フリーレンは、鏡蓮華の花言葉が「久遠の愛情」であることを時が経ってから知りました。ヒンメルの死後に指輪の意味を知ったことで、フリーレンは切ない表情を浮かべています。
【葬送のフリーレン】ヒンメルの名言
遅ればせながら。100キャラ人気投票、
ありがとうございました🙇 pic.twitter.com/KvefYimKeH— アベツカサ (@abetsukasa) December 25, 2022
フリーレンに大きな影響を与えたヒンメルは、ストーリーの中でたくさんの名言を残しています。ここからは、ヒンメルが残した名言について見ていきましょう。
偽物だろうが本物だろうが関係ない
本物の勇者にしか抜けない剣をヒンメルは、抜くことができませんでした。ヒンメルは、少し悲しそうな顔をしましたが、決して落ち込むことはなかったのです。その理由をヒンメルは、「魔王を討伐すれば、偽物だろうが本物だろうが関係ない」と語りました。
君が未来で一人ぼっちにならないようにするためかな
ヒンメル像#フリーレン pic.twitter.com/D2zIWxVqMs
— 『葬送のフリーレン』公式 (@FRIEREN_PR) October 20, 2023
魔王を倒したことで、勇者となったヒンメルたちの銅像が全国各地に建てられました。フリーレンが、ヒンメルに銅像を建ててもらう理由を聞いた時に「君が未来で一人ぼっちにならないようにするためかな」と語っています。
心の支えが必要なのは子供だけじゃない
逃走のフリーレン pic.twitter.com/3T2cnAvYCj
— 『葬送のフリーレン』公式 (@FRIEREN_PR) October 17, 2023
このセリフは、フリーレンが風邪で体調を崩している時に、ヒンメルがかけた言葉です。風邪の時はとても心細く、亡くなった母は小さい頃に、手を握ってくれたと話してフリーレンの手を握りました。
子供だけでなく、何年生きていようと誰でも支えが必要な時があると語っています。強く生きるフリーレンに、もっと人のことを頼って良いということを伝えたかったのでしょう。
【葬送のフリーレン】ヒンメルの活躍を読んでみよう
【人物紹介】
●ヒンメル●
魔王を倒した勇者一行の勇者。仲間大好き。自称イケメン。造らせた銅像のポーズは100通り以上。すでに死亡。#人気投票第1位 pic.twitter.com/tLmfdw1svQ— 『葬送のフリーレン』公式 (@FRIEREN_PR) March 14, 2023
今回は、葬送のフリーレンの人気キャラクターヒンメルについて紹介しました。ストーリーの中で、ヒンメルは死亡してしまっていることから、回想シーンでしかヒンメルを見ることはできません。
ですが、ヒンメルは、フリーレンやヒンメルを知る人の記憶の中で生き続けています。葬送のフリーレンは、現在も連載中です。これからも、ヒンメルの活躍に注目しましょう。