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【鋼の錬金術師】ニーナとアレキサンダーがキメラと化した?!詳しく解説

「鋼の錬金術師」は「ハガレン」の愛称で親しまれているダークファンタジー漫画で、物語が完結した現在も高い人気を誇る作品です。しかし作中序盤の少女ニーナと愛犬アレキサンダーが登場する回は、トラウマ回だと言われています。今回はニーナとアレキサンダーがキメラと化してしまった、悲しい物語について詳しく解説していきます。

【鋼の錬金術師】ニーナとは

「鋼の錬金術師」は2001年から2010年まで「月刊ガンガン」で連載されていたダークファンタジー漫画で、原作は荒川弘さんです。全世界シリーズ累計発行部数は8000万部を突破し、アニメ化や劇場版、実写化など様々なメディアミックスもされている人気作品です。

しかし、少女ニーナと愛犬アレキサンダーが登場する回は作中でも屈指のトラウマ回と言われています。まずは、ニーナとアレキサンダーがどのようなキャラクターなのか確認しておきましょう。

ニーナのプロフィール

ニーナは茶色い髪の三つ編みが可愛らしい少女で、年齢は不明です。父親のショウ・タッカーは国家錬金術師で「キメラ(合成獣)」の研究をしています。母親は2年前に家を出たと言われており、父親と愛犬・アレキサンダーと暮らしています。

ニーナの性格

ニーナは健気な性格で、頑張り屋です。作中では明るい笑顔を見せていますが、2年前に母親がいなくなってからずっと寂しい思いをしており、孤独感がつきまとっています。

父親は研究で多忙な日々を送っており、それを理解しているニーナは寂しくても主張することはありませんでした。ほとんど構ってもらえない中でも父親への愛情を忘れず、尊敬の念を持っていました。ニーナは、両親想いの優しい性格とも言えるでしょう。

アレキサンダーはニーナの遊び相手

アレキサンダーはニーナの愛犬で、真っ白の毛の大型犬です。多忙な父親の代わりに、毎日ニーナの遊び相手になっていました。アレキサンダーは優しい性格で人懐っこく、寂しさを我慢しているニーナに寄り添いエルリック兄弟にも懐いていました。

作中ではニーナやエルリック兄弟と楽しそうに遊んでいる姿が可愛らしく、微笑ましいシーンとして記憶している読者も多いでしょう。

ニーナとアレキサンダーが出てくるのは何巻?

ニーナとアレキサンダーが出てくるのは、原作漫画の2巻です。アニメ版は2003年の1期・第7話「合成獣が哭く夜」と2009年の2期・第4話「錬金術師の苦悩」の2回あり、2003年版はオリジナル要素が盛り込まれ、2009年版は原作に近い描かれ方となっています。

【鋼の錬金術師】ニーナとアレキサンダーがキメラと化したシーン(ネタバレ)

「鋼の錬金術師」でトラウマ回と言われているのは、少女ニーナと愛犬アレキサンダーがキメラと化してしまうシーンです。キメラというのは2種類以上の動物を錬金術で融合させることですが、なぜニーナとアレキサンダーはキメラとなってしまったのでしょうか。

エルリック兄弟とニーナ・アレキサンダーの出会い

エドとアルは列車ジャック事件を解決した褒美として、マスタング大佐からショウ・タッカーの情報を得ました。ショウ・タッカーは生体錬成の研究者で、エドとアルは失った肉体を取り戻すヒントを得るために彼の家を訪れることにします。

エドはタッカーの家の図書室で読書に没頭しますが、アルがタッカーの娘・ニーナと愛犬アレキサンダーの遊び相手をしていることを知り、自分も息抜きだと加わります。

タッカーは研究で毎日忙しく、アレキサンダーだけが遊び相手だったニーナはエルリック兄弟と出会い、寂しさが和らぐのでした。2人が帰ることになりニーナは寂しそうに挨拶をしますが、そんな娘にタッカーは「明日は自分と一緒に遊ぼう」と言葉をかけ、ニーナは喜び笑顔を見せます。

父の手によりキメラにされたニーナとアレキサンダー

エルリック兄弟は、また本を読ませてもらおうとタッカーの家を訪れます。すると人の言葉を理解するキメラを錬成したと言われ、彼の隣に見知らぬキメラがいるのを目にしました。

そのキメラはエドに対して「おにいちゃん」と口にし、いるはずのニーナとアレキサンダーが見当たらないことから、エドはこのキメラがニーナとアレキサンダーだと気づきタッカーに迫ります。

タッカーはエドに「君のような勘のいいガキは嫌いだよ」と吐き捨てました。研究成果が出ないまま査定日が近づいていたタッカーは、娘と愛犬を錬金術で合体させキメラにしてしまったのです。

キメラにされても父を想う気持ちは変わらないニーナ

キメラの正体を知ったエドは怒りに震え、タッカーを何度も殴ります。しかしキメラになってもニーナの心は残っており、自分を錬成の道具にした父親に対してニーナは「お父さん、痛い?お父さん、痛い?」と寄り添うのでした。

アルは自分たちでは元の姿に戻せないことをひたすら謝り、ニーナはエルリック兄弟に「あそぼう、あそぼうよ」と切なげに繰り返します。絶望的な状況の中でも父親を想う優しいニーナの姿に、多くの読者が切なさや悲痛を感じました。

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【鋼の錬金術師】キメラにされたニーナとアレキサンダーは死ぬ?(ネタバレ)

父親の手によってキメラと化したニーナとアレキサンダーは、元の姿に戻ることは難しいとされていました。では、その後どうなってしまうのでしょうか。ネタバレを含め、キメラにされたニーナとアレキサンダーがどうなるのか解説していきます。

スカ―により父親ショウ・タッカーは殺される

エドに殴られ続けたショウ・タッカーは軍に連行されることとなり、軍が到着するまで自宅でニーナとともに待つことになります。そんな時に国家錬金術師を狙う連続殺人犯・スカーが現れ、ニーナの目の前で父親ショウ・タッカーは殺されました。

大好きだった父の手によってキメラにされ、記憶が途切れ途切れになり知能も低くなってしまったニーナですが、父親の死を知り涙を流します。

キメラとなったニーナとアレキサンダーもスカ―の手で死亡

ニーナは実の父親によってキメラにされながらもショウ・タッカーの側に寄り添い続け、彼の死に涙を流しました。そんな姿を見たスカーは彼女を哀れに思い、元に戻す方法がないことを察します。

そしてキメラから魂を解放するため、彼女たちを殺すのでした。キメラとなったニーナとアレキサンダーもスカーによって死亡しますが、漫画の背表紙にはニーナとアレキサンダーは天国、タッカーは地獄に落ちる様子が描かれていました。

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【鋼の錬金術師】ニーナの母親もキメラにされていた?(ネタバレ)

エルリック兄弟が初めてタッカーの家を訪れた時、ニーナの母親は2年前に家を出て実家に帰ったと話しています。幼いニーナもその話を信じており、母親が行方不明となった本当の理由を知りませんでした。

ニーナの母親が消えた2年前、ショウ・タッカーは人語を話すキメラの生成に成功し国家錬金術師の資格を得ていますが、実はそのキメラこそがニーナの母親だったのです。そのキメラは「死にたい」と発言した後、何も食べずそのまま衰弱死しました。

妻をキメラにし悲惨な最期を迎えたにも関わらず、エルリック兄弟には悪びれることなく嘘をつき、同じ過ちをニーナとアレキサンダーにも行ったことから、タッカーの恐ろしさが分かります。

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【鋼の錬金術師】アニメのニーナ役の声優は?

「鋼の錬金術師」は2003年と2009年の2度アニメ化されており、どちらでもニーナとアレキサンダーが登場しています。2003年版と2009年版では、ニーナ役を務めた声優が異なります。ここでは、ニーナの声を担当した声優についてご紹介します。

こおろぎさとみさん

2003年版でニーナ役を演じたのは、こおろぎさとみさんです。「少年アシベ」のゴマちゃんや「クレヨンしんちゃん」野原ひまわり役などで知られ、声優の他にナレーターとしても活躍しています。

幼少期は吃音症に悩んでいた時期もありましたが、歌うことが好きで歌っているうちに吃音症を克服することができたということです。

名前(芸名) こおろぎさとみ
愛称 みぃちゃん
生年月日 1962年11月14日
出身地 東京都三鷹市
血液型 A型
身長 146cm
職業 声優・ナレーター
所属事務所 プロダクションバオバブ
主な出演作品
  • 「少年アシベ」ゴマちゃん役
  • 「クレヨンしんちゃん」野原ひまわり役
  • 「おじゃる丸」カズマのママ役
  • 「コミックパーティー」桜井あさひ役
  • 「ポケットモンスター」トゲピー役
  • 「金色のガッシュベル!!」ウマゴン役
  • 「CLANNAD~AFTER STORY~」岡崎汐役
  • 「少女革命ウテナ」チュチュ役

諸星すみれさん

2009年版でニーナの声を担当したのは、諸星すみれさんです。ニーナ役を演じた当時はまだ9歳でしたが、演技力の高さが幼少期から高く評価されていました。

他にも「アイカツ!」星宮いちご役、「約束のネバーランド」エマ役などさまざまな作品に出演しており、女優や歌手としても活動しています。

名前 諸星すみれ
愛称 すーちゃん
生年月日 1999年4月23日
出身地 神奈川県足柄上郡大井町
血液型 A型
身長 151cm
職業 声優、女優、歌手
所属事務所 劇団ひまわり
主な出演作品
  • 「アイカツ!」星宮いちご役
  • 「東京喰種トーキョーグール」笛口雛実役
  • 「ハイキュー!!」谷地仁花役
  • 「プリパラ」ウサチャ役
  • 「アイカツスターズ!」如月ツバサ役
  • 「約束のネバーランド」エマ役

【鋼の錬金術師】悲しいニーナとアレキサンダーの話は漫画の2巻で読める

今回は、人気漫画「鋼の錬金術師」に登場するニーナとアレキサンダーの話について解説しました。ニーナは生体錬成の研究者ショウ・タッカーの娘、アレキサンダーはニーナの愛犬で、父親の手によってキメラにされてしまいました。

元の姿に戻れない絶望的な状況の中でもニーナは最期まで父親に寄り添い続け、哀れに思ったスカーによって殺されてしまいます。読者の間でトラウマ回と言われている、ニーナとアレキサンダーの悲しい話をぜひ原作でチェックしてみてください。

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