ヱヴァンゲリヲン新劇場版シリーズでのアスカは途中で死亡したのでしょうか?また、使徒となったのではないかという疑問が出ています。ヱヴァンゲリヲン新劇場版は4部作となっており、シリーズは完結していますが、何度見ても謎が解けない部分もあります。この記事では破、Qでのアスカに残された謎について考察していますのでご覧ください。
目次
【エヴァンゲリオン】とは
1995年にアニメとして放送がスタートした新世紀エヴァンゲリオン(しんせいきエヴァンゲリオン)は放送後から反響を呼び、瞬く間に人気作品となりました。
第3次アニメブームのきっかけとも言われている作品です。アニメで使われていたテーマ曲の残酷な天使のテーゼ、魂のルフランは世代を超えた現在でもアニメファンから支持を得ているアニメソングです。
そして、主人公、碇シンジの「逃げちゃダメだ!」やアスカの「あんたバカ?」はエヴァンゲリオン名台詞としても知られています。
エヴァンゲリオンの作品概要
新世紀エヴァンゲリオンは1995年から全26話をテレビ東京系列で放送されたアニメ作品です。庵野秀明が原作、監督を務め、1995年から近年まで作品を発表しています。
- テレビアニメ:1995年の10月4日~1996年の3月27日(全26話)
- 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生 :1986年
- 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に :1997年
- 新世紀エヴァンゲリオン DEATH(TRUE)2 :1988年
- ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 :2007年
- ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 :2009年
- ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q :2012年
- シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| :2020 年
エヴァンゲリオンのあらすじ
時に西暦2015年、両親と離れて暮らす主人公の碇シンジは世間に上手く馴染むことができず、孤独な生活をしていましたが、ある日、離れて暮らす碇ゲンドウから連絡を受け父のいる第3新東京市へ向かいます。
同時に碇ゲンドウの部下、葛城ミサトは車でシンジを迎えに行くが見失います。街で迷子になった碇シンジの前に使徒が15年ぶりに襲来したのです。
ミサトに助けられたシンジはミサトの車に乗り込み父のいる特務機関ネルフへと向かいます。10年ぶりにシンジとゲンドウは再開しますがその場で、ゲンドウに巨大ロボットのパイロットとなり、使徒を殲滅するように命令されます。
しかし、シンジはできる訳が無いと拒みます。そんなシンジの前に現れたのはシンジと同じ14歳のEVA(エヴァ)零号機パイロット、綾波レイでした。
身体中に怪我を負い、苦しむ彼女に姿を見て、シンジはEVA初号機へパイロットとして搭乗し、使徒と戦うのです。
【エヴァンゲリオン】アスカとは
エヴァンゲリオンに登場する人気キャラクターの1人がヒロインのアスカです。容姿端麗で14歳で大学を卒業した程のエリートですが自立心が強く、負けず嫌い、しかし、辛い経験をし孤独を抱えたEVA2号機のパイロットです。
アスカのプロフィール
【氏名】
- 惣流・アスカ・ラングレー(そうりゅう・アスカ・ラングレー):TV・旧劇場版
- 式波・アスカ・ラングレー(しきなみ・アスカ・ラングレー):新劇場版
初めの頃は「惣流」と言う苗字でしたが新劇場版では「式波」に変更されています。
生年月日 | 2001年12月4日 |
---|---|
血液型 | A型 |
年齢 | 14歳 |
身長 | 157cm |
所属 | NERV(ネルフ)のEVA(エヴァ)3号機専属操縦者 |
アスカの人物像
アスカは セカンドチルドレン、第2の少女呼ばれており、EVA3号機のパイロットとして登場します。ドイツと日本のクォーターでアメリカ国籍を持つ帰国子女です。
アスカがまだ幼い頃にアスカの母はエヴァ接触実験の失敗により心神喪失となってしまい、アスカのことを娘だと認識できない状態の中、自殺をしてしまいます。自ら命を絶った母親を見てしまったアスカは心に深い傷を残します。
しかし、パイロットになるために勉強と努力を重ね、日本へ来る前には飛び級で大学を卒業し、エリートパイロットとしてNERVへ入ります。来日後はミサトの家にシンジと共に同居します。
【エヴァンゲリオン】アスカはエヴァ破で死亡したの?(ネタバレ)
アスカがどのような人物なのかをご紹介しましたが、ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破の劇中でアスカは死亡したのではないかと言われています。本当にアスカは死んでしまったのでしょうか。その真相を調べてみました。
アスカは死亡した?①奇跡的に助かった
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破の劇中でアスカは試験中のEVA3号機に搭乗します。EVAが起動した直後、操縦席内のアスカの精神はみるみるうちに侵食されてしまいます。
そして、精神汚染濃度が危険なレベルへと達し、アスカを乗せたままEVA3号機は使徒に寄生されてしまうのですが碇ゲンドウはこのEVA3号機を破壊するようにシンジに命令します。
EVA3号機にアスカが乗っていると分かり、攻撃できずにいるシンジを乗せたまま、EVA初号機はダミーシステムへと切り替わりEVA3号機を攻撃します。そして、アスカは死亡したものと思われましたが、実は奇跡的に助かっていたのではないかと言われています。
アスカは死亡した?②精神汚染されている
エヴァ破の映像なんだけど、アスカがエヴァ4号機にのって暴走しちゃって体を汚染されちゃったわけよ。
それで写真の2枚目に隔離?されてるの pic.twitter.com/TrHiAYUvzE— ゆ (@ninnikusyan) April 26, 2020
もう一説は精神汚染されていると言う話です。上記の項目で奇跡的に助かったのでは、と伝えましたが、上記の画像をご覧ください。
アスカが搭乗していたエントリープラグがEVA3号機から取り出されている様子なのですが、2枚目の画像はアスカが隔離されている様子が描かれています。
そして、劇中ではNERV本部技術開発部のマヤが「神経汚染や身体汚染の確認はできませんでした。処分なんてことはないですよね」とエヴァンゲリオン開発総責任者の赤城へ問います。
すると赤城は「ありえない。貴重な資料だから」と言います。EVA3号機自体は使徒に侵食され暴走したけれど、アスカの肉体は助かった。
しかし、精神汚染は免れることはできなかったのではと言うものです。なぜなら、破の次に上映されたQでは眼帯を付けたアスカが登場していることから、これが精神汚染の影響なのではないかと言われているからです。
アスカは死亡した?③断末魔の叫び声は?
アスカが死亡したと言われている最後の理由ですが、これはEVA3号機が侵食されているときにダミーシステムに切り替わったEVA初号機がEVA3号機を攻撃し始めたのですが、この時にEVA初号機は暴走していたのです。
暴走したEVA初号機はEVA3号機を攻撃し、最後にアスカがいるエントリープラグを噛み砕きます。このシーンでアスカの「ギャー」と言う断末魔の叫び声が聞こえ、EVA初号機も完全に停止したのです。物語を見ているとこれがアスカの最後と連想させるシーンとも取れるのです。
【エヴァンゲリオン】アスカは使徒になった?その理由
試験中のEVA3号機に搭乗したアスカですが、EVA3号機とともに使徒に汚染されてしまいました。その後のヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qでアスカは華麗に復活をとげ、登場します。
しかし、Qを鑑賞した人達からはアスカは使徒になったのではないかと言われています。なぜ、使徒になったたと言われているのかを検証しました。
14年経っても外見が変わらない
理由の1つ目は破の次に公開となったQにヒントがあります。ヱヴァンゲリヲン新劇場版の中での設定で、Qは破から14年後の設定となっています。
しかし、この時に登場したアスカの姿は破の頃と何も変わっていなかったのです。破で登場するアスカの年齢は14歳です。14年後のQで登場する姿は28歳ということです。そう考えると全く歳をとっていないことがよくわかるでしょう。
眼帯の奥が光を放つ
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION:3.333、このタイトルカットの前後が「アスカの青い目→青いタイトルロゴ→青い病室→青い空間の綾波レイ、その目の赤」ってカッティングがめ~ちゃくちゃ気持ちよかった!Q3.33版全然目赤くない! pic.twitter.com/vjuULASosG
— あした (@karasumanime) January 12, 2021
破の次に上映された、ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q でのアスカの様子ですが、冒頭の場面でコードトリプルセブン、エヴァの獣化第3形態をへと変化する場面でアスカが着用している眼帯下の目のあたりが青い光を放っています。
この状態が見られるのはこの時の1度はありません。綾波レイがエヴァMark.09を自らの手で操縦し、シンジがヴィレから連れ去られていく場面でアスカの眼帯の奥が青く光っているのです。
この現象は破でのゼルエル戦で、真希波が裏コードのザ・ビーストを発動させた時に、シンジが活動限界の初号機を覚醒させた時に見られた現象と同じなのです。
この時に赤木リツコは「人でいられなくなる」と忠告しています。エントリープラグの深度が100を超え、精神汚染の危険域に突入すればエヴァとの一体化が加速するのです。この過程から見て、アスカは使徒に侵食されていると考えてもおかしくありません。
眼帯の光が使徒封印用呪詛文様に似ている
空白の14年なんかなぁ…
取り敢えず即購入は確定した。#シンエヴァ #空白の14年 #伏線回収#ヱヴァ #序破急 #アスカ https://t.co/TQvGGF3gfI— ۞e⃟n⃟o⃟k⃟i⃟۞(現役高校生) (@OiX8XmGk01i93OD) February 7, 2023
最後は眼帯に現れる光が使徒封印用呪詛文様に似ているということです。まず、「使徒封印用呪詛文様」とは使徒を封印するための文様なのです。
これがアスカの目の奥から光を放つということは、アスカ自身の一部が使徒化しており、その侵攻を抑えるために使徒封印用呪詛文様が眼帯に刻まれているのではないかということです。この使徒封印用呪詛文様があるから、アスカの全てが使徒にならずにいられるのかもしれません。
【エヴァンゲリオン】アスカは死亡せず生きている
この記事ではヱヴァンゲリヲン新劇場版:破で死んでしまったのではないかと言われていたアスカがなぜ、本当に生きていたのか?そして、なぜ、生きていることができたのか?という疑問を考察しました。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版は序、破、Q、||の4部作がで完結していますので、もう一度新劇場版を鑑賞してみてはいかがでしょうか。
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