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【名探偵コナン】ラムの正体は？判明までの経緯や伏線を解説！目的はなに？

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名探偵コナンでは、黒の組織という重要な組織が存在しています。その中でもラムというコードネームはボスの側近、ナンバー2として非常に重要な人物として名前が挙がっていましたが、ついにその正体が発覚することになりました。今回はラムの正体や目的などを解説していきます。

【名探偵コナン】とは

名探偵コナンといえば、言わずと知れた推理漫画となっています。ご存じの方も多いかと思われますが、まずは作品の簡単な概要やあらすじからご紹介していきます。

名探偵コナンの作品概要

名探偵コナンは、週刊少年サンデーにて1994年から連載されている漫画作品です。青山剛昌氏が原作者であり、現在では連載漫画の単行本をはじめとして、アニメ、劇場映画化、小説や実写ドラマにもなるなど、様々な形で知られるようになった推理漫画です。

サンデーで連載されている原作漫画については2017年で1000話を突破、加えて同年の単行本発行部数の累計は2億以上に到達しています。

主人公の江戸川コナンこと工藤新一は高校生でありながらも名探偵として知られており、その推理に合わせて恋愛漫画としての側面も大きく、周囲の人物の関係性も同時に進展していきます。

名探偵コナンの簡単なあらすじ

天才的な高校生探偵として知られている工藤新一は、警察が解決できない難事件を次々と解決してきました。ある日、幼馴染の毛利蘭と遊園地に遊びに行ったところ、殺人事件が発生します。

その事件については見事な推理によって解決するものの、同じ遊園地で黒ずくめの組織の取引を発見、突如襲撃され謎の薬を投薬されてしまいます。

次に目が覚めると、体が縮んで小学生ほどの外見になってしまっていました。自らの体が小さくなったことが発覚すれば、組織の魔の手が及ぶと踏み、江戸川コナンと名乗って日常で起こる事件を解決しつつ、組織を追い続けます。

【名探偵コナン】黒の組織のラムとは

名探偵コナンでは、様々な事件をコナンたちが解決していく点も大きいですが、何よりも黒ずくめの組織が重要な鍵を握っています。そんな組織では、ラムというコードネームの人物が存在しているのです。

ラムのプロフィール

  • コードネーム:ラム
  • 本名:不明
  • 生年月日:不明
  • 所属:黒の組織
  • 階級:No.2
  • 性格:せっかち

ラムの人物像

コナンを幼児化させた薬を開発した黒の組織のボス、その側近にしてナンバー2という立ち位置に立っている人物です。コードネームは、サトウキビの廃糖蜜を原料とした酒、ラム酒に由来しています。

キャラがセリフの中で名前を呼ぶ際にはカタカナではなく英語表記で「RUM」と書かれることが多く、実際の名前や素顔に関しては組織内でも一部の構成員を除いて一切明かされてきませんでした。

同じ酒の名前を由来としているコードネーム持ちの幹部の中でも唯一存在する別格とされており、実働部隊のリーダー格であるジンをして「RUMからの指示は絶対に成功させなければならない」として逆らう姿勢を見せない程です。

FBI捜査官であり、黒の組織の重要人物でもある赤井秀一も、彼のことは「ジン以上の大物」であると認識しているなど、流石にナンバー2というだけあって重要なようです。

帝丹高校の修学旅行後に、一般人によって工藤新一が生きていたことが発覚したことから、バーボンに対して工藤新一に関しての情報を得るよう催促します。

2度目に催促した際には多少乱暴な文章が送られてきており、いずれの催促文にも「Time is money」と書かれている事からバーボンこと安室にはせっかちな性格であると認知されています。

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【名探偵コナン】ラムの正体

コナンがずっと追い続けてきている黒の組織、その中でもナンバー2という非常に重要な人物という事で、作中でも様々な人物が候補に挙がっていましたが、ついにその正体が明らかになりました。

ラムの正体は脇田兼則

気になるラムの正体は、脇田兼則という人物です。この人物は自称「流れの板前」とする板前料理人です。各地を料理人として転々としていたのですが、現在は毛利探偵事務所の隣にある米花いろは寿司にて板前をしていました。

中年の男性である事と、左目に眼帯をしているのが何よりの特徴であり、一人称は江戸っ子という気前のいい人物で通っており、推理好きという事でバーボンこと安室と共に毛利に弟子入りをしていました。

そんなひょうきんな板前姿はすべて表舞台用の仮の姿であり、ナンバー2のラムとしての本性は帽子を取ったスキンヘッドにダークスーツ、眼帯も相まってマフィアの親玉のような人物です。

ラムとしての彼は常に敬語で話しをしているのですが、組織のナンバー2という肩書もあってかかえってそれが不気味さや冷酷さ、得体の知れなさを演出しています。

ラムの正体は何話で判明する？

https://twitter.com/mosimosimayudes/status/1449978273929187330

そんなラム＝脇田というのが判明したのがいつなのかについてですが、原作漫画では第1066話にて明らかになります。こちらの話数は、単行本が記念すべき第100巻に収録されています。

またアニメに関しても1079話にて登場しその正体が明らかになっていて、とある人物へと変装するラムの姿が描かれているのです。

黒の組織の黒幕の正体も判明

黒の組織の側近、ボスのナンバー2の正体が判明したというのも大変な出来事なのですが、これに加えて更に、コナンが追いに追い続けていた組織のボスの正体も発覚することとなります。

その正体が発覚したのは、原作第1008話でのことです。新一の父、優作と沖矢昴が、17年前にアメリカで起きた事件で残されたメッセージ「PUT ON MASCARA」から、「ASACA」と「RUM」ではなく繋げると推理します。

その結果「CARASUMA」という名前が浮上し、組織のボスは烏丸蓮耶である事が発覚します。のちにスマホアプリ「サンデーうぇぶり」にて作者の青山氏もそう言及されています。

彼は半世紀も前に99歳という高齢でこの世を去った大富豪であり、実際の年齢は40年前の時点で100歳を超えていたとされています。

シルエットのみでしか彼の姿を見ることはできませんが、首筋まで伸びた髪に高い鼻、右手には杖を持ち左肩には自身の紋章にもなっている鴉が乗っています。

【名探偵コナン】脇田以外でラムの候補だった人物

実は脇田はそれまでにも何度か登場しており、かつラムの候補の一人として絞られていた人物でした。そして、候補という事でそれ以外にも疑わしかった人物が2人いたのです。

黒田兵衛

1人目は、黒田兵衛です。彼は警視庁捜査一課管理官であり、大柄な体格と義眼が目を惹きます。組織内でのラムの噂の中に屈強な大男であるというものもあった事、そして隻眼である事が分かっており、候補とされていました。

そして、安室と電話をしていた中で、彼の組織内でのコードネーム「バーボン」と口にしていたことから筆頭候補になっていたのですが、裏で指示を出していたのが真実でありれっきとした公安側の人物です。

若狭留美

もう一人は、若狭留美です。コナンが通っている学校の1年B組の教師をしており、お辞儀をしようとして頭をぶつけるなどドジな一面が目立ちますが、事件に遭遇すると犯人もすくむほどの迫力を見せます。

メガネの片目が反射して見えなくなるなどが候補の理由になっていましたが、その正体は、17年前に亡くなったアマンダ・ヒューズのボディーガードをしていた浅香本人であり、レイチェル・浅香というのが本名です。

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【名探偵コナン】ラムの正体が判明するまでの経緯

黒の組織のナンバー2という大物の正体発覚という事で、それまでには相応に大きな規模での事件が続いていました。続いてはラムの正体が発覚するまでの経緯についてです。

ラムの名前が初登場した回

初めてラムとして名前が登場したのは、単行本第85巻です。少年探偵団をリビングに残してキッチンに移動した赤井が、ジョディ及びキャメルのFBI捜査官コンビに対してあるメッセージを送ります。

それは、自分と同じく黒の組織に潜入している水無より「RUM」という3文字のアルファベットが送られてきたというものです。これこそ、ボスの側近、すなわちナンバー2のコードネームを表していると赤井は話します。

ラムの目撃情報

続いては、ラムの目撃情報です。かつて黒の組織に居り、薬物研究と開発を行っていた灰原の口から、ラムの外見情報がもたらされます。曰く「屈強な大男」「女のような男」「年老いた老人」と一貫性がありません。

加えて、それらすべての外見的情報はすべて偽りで、本当の姿を見たものはボスを除いていないともされています。しかし全員が口をそろえて、左右どちらかに眼帯をしている隻眼の人物である事を語っています。

羽田浩司が残したメッセージ

https://twitter.com/NlGk2c/status/1639571250812178433

17年前にアメリカで発生した羽田浩司殺害事件、そして第90巻で起きた事件に関連性があると見たコナンと沖矢昴は、ケモメカニカル効果を用いてメッセージを解読します。

「PUT ON MASCARA」というメッセージから「P・T・O・N」を除くと「U・M・A・S・C・A・R・A」の8文字が残ります。そしてここから「ASACA　RUM」という文字を導き出し、アマンダのボディガードが隠れていると気づきます。

しかし、その後の工藤優作らの推理から別の推理を行い、ラムではなく組織のボス、烏丸蓮耶の名前が隠されていたメッセージであると判明したのです。

ラムが板前として登場

第92巻の「となりの江戸前推理ショー」にて、ラムの正体である脇田が初めて登場しました。小五郎たちが食事に出かけ、彼が板前として新しく入った事務所隣の寿司店へと足を運びます。

彼は小五郎に対して自身が大の推理好きである事、そして上々の推理を披露するとともに、新聞を見て「若狭留美」の名前を見た時、トンチの利いたものだと反応します。

工藤新一の報道に対する反応

第95巻にて、修学旅行から工藤新一が生きていた事、そして事件を解決した事が広まり、ラムの候補であった3人全員が反応を示します。ただ、この時黒田と脇田は誰か分からないといった反応をし、若狭のみ意味深に笑っていました。

ラムは工藤新一の情報をバーボンに探らせる

名前を聞いた当初こそ知らないふりをしていた脇田ですが、しかし当然工藤新一について投薬をしたことなども知っていた彼は、バーボンに対して工藤新一に関する情報要求を行います。

ラムからのメールを見ていたバーボンに対して、コナンはラムを知っているかと質問、これに対してせっかちな人物だと回答した事かあら、黒田が候補から大きく外れたこととなります。

【名探偵コナン】ラムの正体に関する伏線

幾人かいる候補の中で怪しさがそれぞれにあったラムの回ですが、最終的には脇田が張本人である事が分かりました。そこで、脇田がラムである事を裏付ける伏線をいくつかご紹介します。

眼帯

まずは、眼帯です。灰原からもたらされたラムの外見的特徴では性別や主な見た目などはバラバラそのものでしたが、唯一隻眼であるという事だけは共通していました。

そして、黒田と脇田の2名は眼帯をしていました。脇田が眼帯を付けている理由としてはひどい出来物ができたからだとしており、小五郎から治らないかを聞かれたときも、搔いたらますますひどくなったと返しているのみです。

名前のアナグラム

名前のアナグラムもあります。バーボンに対して送っていた「Time is money」の一文ですが、これは日本語の「時は金なり」となり、ローマ字にして並び替えると「WAKITAKANENORI」になるのです。

ラムとバーボンの関係

バーボンこと安室は、ラムから工藤新一に関する情報を要求するなど手下として動いていました。加えていつもは安室が探偵事務所の下にあるアポロの店員をしています。

そしてラムはその隣にある寿司店で板前をしており、両者とも表の顔として全く知らない間柄ではないように描写されていました。

諸伏高明の反応

長野県警新野署警部、諸伏高明は脇田兼則と安室が初めて出会ったことになる雪山山荘事件にて、安室と昔会った事があるのですがまるで初対面かのように反応をしていました。

また事前に黒田と電話をしており、おそらくは初対面である様振舞う指示が出ていた可能性があります。この時、脇田に関しても知らされていたという線もあります。

灰原と一度も接触していない

ラムの候補者となっている3名の中で、灰原と唯一接触していない人物が居り、それが脇田です。灰原は組織の人物かどうかを感じ取る能力があるのですが、他2人と会ってもそれらしい反応が無かったのです。

【名探偵コナン】ラムの目的

工藤新一の生存が明らかになった時には、その情報をすぐに集めさせようとするなどラムは油断ならない人物である事が分かります。最後に、彼の目的について予測していきます。

コナンを利用してライを捕まえる？

まず、コナンを利用してライを捕まえようとしているというものがあります。先ほど、時は金なりのアナグラムで脇田の名前が出てきますが、実はもう1つ隠されているのです。

それが「TEKI　WA　KONAN　RAI」です。すなわちコナンおよび工藤新一と、そしてライ、すなわち赤井は自分の正体を知っているので、敵対者として捕まえようとしていると考えられます。

新一の情報を集めている？

修学旅行にて工藤新一の生存が確定した際には、バーボンに対して新一の情報を集めるよう2度にわたって催促していました。コナンが新一であると知っているかは明らかではありませんが、新一自身を狙っていそうです。

若狭留美の抹殺？

そして、新聞で見た若狭留美の存在もあります。トンチが利いた名前であるとし、新聞の名前にアナグラムが隠されている事を見抜きます。そして、若狭の正体を浅香として狙っている可能性があるのです。

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【名探偵コナン】黒の組織の黒幕・No.2の正体が判明し今後の展開に期待

黒の組織という巨大な黒幕、そのナンバー2の正体が明らかになり、更に加えてボスの正体までもが発覚しました。今後コナンとの対決が描かれるかもしれませんので、是非とも本誌を見返してみてください。

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