進撃の巨人では、言わずもがな主人公はエレン・イェーガーで物語が進んでいるのですが、最終的にエレンは壁内、および壁外人類にとってラスボスとも言える立ち位置になってしまいました。なぜ主人公のはずのエレンがラスボスになったのかを、今回は詳しく解説します。
進撃の巨人とは
／
TVアニメ「#進撃の巨人」シリーズ
ついに完結！
＼The Final Season完結編（後編）
11月4日(土)24時より
NHK総合にてスペシャル放送決定！「お前が言った通り、オレは自由の奴隷だ」
PV第2弾公開🎉
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進撃の巨人と言えば、原作漫画は非常に人気で国外においても支持を集めている作品となっています、最初は概要やあらすじなどをご紹介していきます。
進撃の巨人の作品概要
『進撃の巨人』コミック 第34巻 特装版 Beginning
蒲田のアニメイトへ取りに行ってきました。
遂に完結。暫くは進撃ロスになりそう😅#進撃の巨人#進撃の巨人最終巻#完結 pic.twitter.com/S2RLMofJkI— Omi-Sunshine-Kanan (@sunshine_kanan) June 9, 2021
別冊少年マガジンより12年の間連載されていた、諫山創氏による漫画作品です。2021年に最終話が同誌に掲載され、単行本は合計34巻まで発売されました。
2022年に単行本累計発行部数が1億を超えており、テレにアニメも2013年から放送、その後続編や実写映画が制作され、最終話までを描いたファイナルシーズンが2023年に放送されたことで、10年間アニメが続いた作品となりました。
進撃の巨人のあらすじ
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— 檸檬色 (@lemo___13) July 19, 2023
遥か昔から人類を襲う謎の生物、巨人の脅威から逃れるために、人類は3重の壁を作ってその中で暮らしていました。壁の中で生まれた主人公、エレン・イェーガーは壁の中での生活を、まるで家畜のようだと形容し不満がっていました。
ある日突然、50メートルの壁をも超える超大型の巨人が現れ、壁が破壊されました。これによって壁内人類は、100年越しに巨人の脅威に再びさらされることとなり「鳥かごに捕らわれていた屈辱」を思い出します。
自らの故郷であるシガンシナ区、および母カルラを巨人の侵攻によって失くしたエレンは巨人を激しく憎悪し、一匹残らず駆逐してやると宣言、巨人との戦いを選びます。
進撃の巨人のラスボスはエレン⁈
エレン生首… pic.twitter.com/zWWp83XemG
— 😈K E N T A 🌟Alcohol Again (@tankeeeeee) May 20, 2021
巨人との戦いで数多くの試練を突破してきたエレンですが、その最終的な結末としてエレンが壁内及び壁外の人類に立ちはだかるという結末になりました。その内容について詳しく解説します。
エレンのプロフィール
進撃の巨人って13にすごい拘ってるから、最終巻の表紙も13人映ってるのかなって調べてみたら12人だった。けど、これエレンが前に(こちら側に)指差してるところみると、まるで13人目はあなた(読者)ですって言ってるみたい。以上、中２的考察でした。 pic.twitter.com/OlBXsniWz1
— そばう頭領 (@FbP7NtOCzYGFYnW) April 8, 2021
- 本名:エレン・イェーガー
- 年齢:19歳(最終回時)
- 誕生日:3月30日
- 身長:183cm
- 出身:パラディ島シガンシナ区
進撃の巨人のラスボスをネタバレ
#進撃の巨人#進撃の巨人131
タイバー家の演説で地ならしを発動するって言ってた時はエレンが地ならし発動する訳ないじゃんって思ってたけど、本当に地ならしを発動してしまうなんて… pic.twitter.com/W3aPhCTiqR— 進撃の巨人垢 (@singeki1022) August 15, 2020
進撃の巨人でラスボスになったのは、ほかならぬ主人公のエレンです。元々訓練兵になる前に父親から進撃の巨人、始祖の巨人の2つの巨人化能力を有しており、ウォールローゼへ再び巨人が進行してきたときにその力を発現させました。
その後は更に壁外への侵攻を単独で行い、戦槌の巨人の力の強奪を実行、更には王家の血を引くジークとの接触を果たしたことによって、ついに始祖の巨人の力までもを掌握します。
これまでに類を見ない程の、巨人と形容するのも難しい異形の怪物「終尾の巨人」へと変身したエレンは、始祖の力によって壁の中の幾千万もの超大型巨人を目覚めさせ、世界を滅ぼす「地鳴らし」を発動します。
この地鳴らしによって壁外人類の8割もを死滅させる大災害を引き起こしながらも、最終的には壁内勢力の生き残り、ミカサやアルミンらの尽力によって討ち果たされ、巨人の力をこの世から消し去る形で終幕しました。
進撃の巨人のエレンがラスボスになった理由をネタバレ
#進撃の巨人#進撃の巨人好きと繋がりたい#進撃の巨人３１巻
今更ながらこの世で一番座標を持っちゃいけないのはエレンだと気づいた笑 pic.twitter.com/SlZGk5Wswp— 進撃の巨人垢 (@singeki1022) May 21, 2020
この様に、進撃の巨人では超大型巨人などがラスボス筆頭になるのではないか、などと噂されていた中で、まさかの主人公エレンがラスボスになるという結末になりました。その理由についても、掘り下げて解説しましょう。
ラスボスになった理由①巨人の能力
ここの3人の立ち位置が、後ろには過去に囚われているジーク、真ん中は現在にいるグリシャ、前には未来を見ているエレンって時間軸を表してるみたいですごく好き。#shingeki #進撃の巨人 pic.twitter.com/7VYeboKVYF
— Leno (@LlEeNnOo___) January 30, 2022
エレンは、訓練兵になる前から巨人へと変身する能力を備えていました。作中では九つの巨人の力と形容されている中で、進撃の巨人、そして「座標」とも称される始祖の巨人の力をその身に宿していたのです。
後に戦槌の巨人の力も強襲して強奪することになるのですが、有する巨人化能力の中でも特に特殊なのは、やはり先に挙げた進撃の巨人、そして始祖の巨人の力の2つです。
まず進撃の巨人は、未来の継承者が過去の継承者へとこれから起こる未来を開示することができる、実質的な過去改変能力を有しています。彼はこの能力によって、未来の自分や壁の外への侵攻など辿る結末を見ていたのです。
そして始祖の巨人は、すべての巨人の始祖たる力を発揮する能力です。エルディア人の巨人化、記憶や体の構造の変化など頂点といっていい能力を発揮します。
進撃の巨人の能力によって今後自らと壁内人類が辿る結末を悟ったエレンは、始祖の巨人の力を発揮するべく王家のジークと接触、その力を発揮して地鳴らしを発動するに至ったのです。
ラスボスになった理由②仲間おもい
ラストシーンは最強です
鳥にマフラーを巻かれて、「エレン、ありがとう」のシーン
今まで「不自由」だったエレンが鳥という進撃の巨人の世界の「自由の象徴」に置き換えてある#進撃の巨人最終回 #shikgeki pic.twitter.com/mJMwa2HQs4
— u____アスト (@u___AOT) April 8, 2021
壁外からの兵力の侵攻もあった中で、ついにエレンはジークと接触、更には「道」にて始祖ユミルを説得することも成功し、始祖の巨人の力を活用することで地鳴らしを発動させました。
壁外の人類が総力を結集させた策も悉くを灰燼に帰すほどの、文字通り世界を滅ぼす大量虐殺を発動したエレンですが、その根底にあるのは「生まれ育ったパラディ島と仲間たちを守ること」です。
地鳴らしを発動する前にも、同期である104期訓練兵たちに対して大切に思っていることを打ち明けていたりと、一貫して人類のために戦ってきた仲間たちを優先していました。
途中、アルミンへ暴行を加えたりミカサに暴言を吐くなどの悪役っぷりを発揮したエレンですが、それらすべて最終的な彼らの幸福を願っての行為だったのです。
ラスボスになった理由③パラディ島と外の世界の対立
https://twitter.com/rwk_nr/status/1305336181618388998
エレンたちが生まれ育った島は「パラディ島」と呼ばれています。遥か昔には、始祖の巨人を受け継いだ初代フリッツ王が巨人大戦を勃発させ、壁外人類との敵対の末にエルディア人たちを引き連れてこの島に逃げ込み、現在まで残る壁を作り上げたのです。
壁の外の人類たちは、パラディ島に移ったエルディア人たちに対して「悪魔」と罵るほどの激しい憎悪を向けていました。それは、過去巨人の力によってマーレ人たちを虐げていたことに起因します。
壁の外のほぼ全世界から憎悪を向けられているパラディ島とその民たちですが、エレンはそんな仲間や故郷を守ることを第一としていました。しかし、技術の差によって巨人の力も圧倒的ではなくなっていたのが現状でした。
このままでは本当にパラディ島が壁外からの侵攻によって最悪の滅ぼされ方をしてしまうと踏んだエレンは、地鳴らしによって世界人類の8割を虐殺し、パラディ島への報復ができない状態にしたのです。
そして更なる真の目的として、自らが地鳴らしを引き起こした張本人となり、そしてそれをアルミンたち壁内人類が阻止するという形を取ることで、憎まれているパラディ島の人々を英雄に仕立て上げるつもりだったのです。
果たしてアルミンたちは地鳴らしを止めることに成功し、更にはエレンを殺害することによって巨人の力をこの世から完全に消し去って、当初の目的を果たしたのでした。
ラスボス・エレンは死亡
最終回ですっかり『軍』の上層に居座ってるヒッチとリコ班長。
ヒッチはアニっていう壁内出身の親友がいるしアルミン達への理解も深いからやる気無さげだけどリコ班長は昔から保守派なので割とノリノリそう。 pic.twitter.com/EdmCHlLjOv— 力しソチャソ (@Chicurren_Chang) July 21, 2021
エレン本人の思惑や隠していた目的もあって、最終的には始祖の巨人の力を掌握し全人類の前にラスボスとして立ちはだかりました。そして、死亡するところまでも描かれています。
エレンの死亡シーン
これ本当にお願いなんですが、ミカサちゃんよりエレンの方がよっぽどキス顔してるので表情モデルになったアシさん多分いますよね？
諫山先生がキス顔を描き終えるまでキス顔をしてた時の気持ち等をモデルのアシさんにも先生のおまけで取材して欲しいです
キス顔をお気持ちを pic.twitter.com/5QPCkBgWV1— 獣① (@K_damono_1) March 9, 2021
始祖の巨人の力によって動いていた幾千万の超大型巨人による地鳴らしは、ジークが「道」でアルミンと会い意思を変ええたことでリヴァイに首を斬らせ停止、終尾の巨人もアルミンが超大型巨人に変身する爆風によって首が吹き飛ばされました。
しかし、爆発した首から始祖ユミルが接触したと思われる光るムカデのような生物が出現、エレンも超大型巨人に変身し、アルミン巨人体と対峙します。
エレンが巨人の口の中にいると感じたミカサは、リヴァイとの連携によって口の中に侵入、その首を撥ねることでエレンは死亡、同時に巨人の力が全世界から失われることになりました。
地鳴らしを発動させた張本人であるエレンの首を撥ねたのがほかならぬ壁内人類であったという事実を壁外の人々もその目で見ており、戦後は和平交渉を進める運びとなったのです。
エレンの死に対する評判
ガビとファルコいい夫婦☺️
リヴァイの車椅子押してるの和むｗ
オニャンコポン決まってるね👍 pic.twitter.com/nR45HDFOfT— ガイちゃんNo.63194 (@2nd_46) June 11, 2021
エレンが自らを人類に立ちはだかるラスボスという立ち位置を選択し、そして最後を迎えたことに関しての評判や反響としては以下が挙げられます。
- 進撃の巨人の力を持つエレンがラスボスになるとは思わなかった
- エレンは世界を救う勇者にはなれなかった
いずれも衝撃的なラストの展開には驚きと感動を感じているようで、かつ作品名である「進撃の巨人」の力を持つエレンがラスボスになるというのは多くの作者の度肝を抜いたのだろうと思われます。
進撃の巨人は切なく悲しい最期
最終回白コートのヒストリア、89話『会議』の姿なんだよなぁ。
89話はユミルからの手紙といい、多分色々伏線込められてる気がする🤔 pic.twitter.com/va602ORz7v
— 三村さん (@mmr36rn) June 26, 2021
進撃の巨人は、自由を求めた主人公エレンがだんだんと悪役的立ち位置になり、最終的には思惑もあってラスボスになり死亡する結末を迎えました。単行本では世界のその後も描かれていますので、ぜひチェックしてみてください。
